コミュニケーションでは、言語だけでなく、文化や習慣が壁になることもあります。バイリンガル教育の盛んなカナダでは、バイカルチャーの為にフランスに留学させるという話もあるほど。写真は、イースターの人形劇。手作りの大きな舞台で、小学生から高校生の有志が劇をしました。年齢を超えたチームワークやリーダーシップという人との関わりを体験するよい機会でもあります。英語を知っているだけで外国に友達が出来るのではなく、人としてのマナーや優しさ、話題も必要なのです。

「国際理解」に、他国の多様性を学ぶと共に自国の文化への理解も深め、それを発信することも含めたいと思います。ここは、異文化の紹介とともに、当教室生による日本情報の発信のページです。海外の学校と交信していますので、英文記事は、それらの人々への情報提供の一部として作成しています。

英米の文化や習慣、行事は、英検の長文のテーマに取り上げられたことがあるだけでなく、高校生の英語の教科書にも出ています。子供クラスで絵本(米国の子供達に教えるために作られたもの)を使ってアウトラインを掴んでいると課題文を理解する上で大きな助けにもなります。


 イースターとは

イースターは、キリストの復活を祝うもので、3月21日後最初の満月に次ぐ日曜日がEaster Sudayです。キリストが捕らえられたのは、過ぎ越し(旧約聖書:出エジプト記)の祭の時でした。イスラエルでは、羊をほふってその祭を祝うのですが、イエスご自身がその羊になられたというわけです。

卵は復活の象徴で、キリストの贖いの血の印を表すと言われています。(英米風物資料辞典)

イスラエルに行くと、キリストが十字架を担いで歩かれたヴイアドロローサ(悲しみの道)の後部は土産物が建ち並びゴルゴダの丘は、ローマ軍によって削られ、今は教会が建っています。園の墓を訪れると、そこには、キリストが埋葬されたとされる墓(日本とは異なり、洞窟状で石の扉がある)があり「蘇られたので、ここにはおられません」と書いてあります(写真)。

過ぎ越しの祭(Passover)=パロ(王)の心がかたくなでイスラエルの民を出国させないために、血を戸口にぬっていない家では初子が死にますが、息子を亡くしてついには、王も民を行かせます。ところが気が変わり途中で追ってきて、民の前には紅海が広がり行く手を阻まれますが、神に命じられてモーセが杖をかざすと風がおこり、海に道が出来て民は逃れます。(映画 King of Egypt アニメなので家族で鑑賞できる作品です)

イースターの絵本
★The Easter Book(Golden Super Shape Book)
★What is Easter?(Harper Festival)簡単な英語で分かりやすい
★Hooray! It’s Passover!(A Trophy Picture Book)
Celebrate−A Book of Jewish Holidays (All Aboard Book)
★Easter (Kangroo Press)
世界のイースターが分かるリソース的本



 Thanksgiving Day 感謝祭

(写真:プリスクールのオープンクラスで、イースターエッグを製作中☆)

英語教室の秋の行事というとハロウインが多いのですが、私は、trick or treat?(お菓子くれないといたずらするぞ)よりも、give thanks(感謝する)や友情をテーマとする感謝祭を取り上げたいです。(ハロウインでは、家を間違えた仮装した邦人留学生が"Freeze"を"Please"と聞き違えて射殺された事件もあり、トラブルが多いです。)

1620年9月16日信仰の自由を求めて英国から清教徒(Pilgrims)が出航しました。長旅の果てに11月21日に米国マサチューセッツ州プリマスに到着しますが、家もなく寒さと病で亡くなる者達もいました。彼らにnative American(インディアン)がmapleシロップの取り方や有毒な草と薬草の区別、とうもろこしの栽培法等教えてくれ、翌年の秋の収穫をnative American達を招いて神への感謝の祝宴を開いたのが始まりです。初代大統領ワシントンの呼びかけを経て、1863年、リンカーン大統領の時代に、法律により正式に国民の祝日となりました。カナダでは、10月、アメリカでは、11月の第4木曜日が感謝祭です。(写真 Plymouth plantation)

平和な国に暮らせていること、家族や友人がいること他色々、感謝することを数え上げたら、きっと心がhappyになれるのでは・・・


 クリスマス

★クリスマスは、天地万物の創造主なる神のひとり子、イエスキリストのお誕生を祝う日です。アダムの罪により人類は死すべきものとなりましたが(旧約聖書の創世記:サタンに誘惑されて神様から食べてはいけないと言われていた実を食べてエデンの園を追放されました。エデンの園:ユーフラテス川とティグリス川に臨みピション川とギホン川の接する所)贖いのためにみ子キリストが天よりこの地上にいらして下さいました。これこそ神様から私達へのプレゼントで、互いに愛し合うことの大切さを教えてくださったキリストにならい、私たちも贈り物を交換するのです。自分の欲を満たすだけの贅沢なクリスマスではなくて、世界にいる貧しい人や弱い人々のことも思いやれたら、心温まるクリスマスが過ごせるのではないでしょうか。(写真:クリスマス劇)

★クリスマスツリー:昔、近所の宣教師さんのお宅に行った時、本物の木に飾りがしてあって、とっても素敵でした。ツリー(常緑)は、永遠の命(キリストを自分の罪の救い主として信じ受け入れるものが頂けます=福音)を表しているそうです。ツリーを飾る習慣は英国王室がしたものを米国市民がまねてするそうになったとか。お正月の飾りをする日本では、クリスマスを過ぎると慌しく片付けるツリーですが、あちらでは、年が明けても、町には、まだクリスマスの装飾が。25日を過ぎたハワイのクリスマスショップでは、翌年のクリスマスに向けて、セール品を求める大勢の人でにぎわっていました。

☆欧米でクリスマスツリーをかたづけるのは、年明けの1月6日だそうです。クリスマスから数えて十二日目の夜を十二夜と呼び、1月6日はエピファニー(Epiphany=Manifestationのギリシャ語から。顕現節)と呼ばれていて、イエス・キリストが人間の形を借りてこの世に現れた(顕現)ことを祝う日で、クリスマスツリーなどの飾りは、このエピファニーまではそのまま残しておくそうです。これより早く片付けるのも、遅くなるのも縁起が悪いこととされているそうで、米国のロックフェラーセンターや英国のオックスフォードストリートなどのイルミネーションも、この日まではつけられたままだとか。




 The 12 days of Christmas

ナンセンスな歌詞なので理解しづらいのですが、その背景を知る時に興味ひかれるかもしれません。(「パディントンの不思議なクリスマス」他絵本の文化的背景にもなっています)
この歌は、英国でカトリックが禁じられていた時代に子供たちに信仰を伝えるものとして作られたもので、隠された意味があります。

true love=神様 me=信者
1 a partridge in a pear tree=イエス・キリスト

2 turtle love=旧新約聖書(約=契約の意味)

3 French hens=信仰、希望、愛(1コリント13:13)

4 calling birds=四福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書。福音書=キリストの誕生から昇天まで公生涯を描いた

5 golden rings=モーセ五書(モーセによって書かれた旧約聖書の最初の5つの書。創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記

6 geese a-laying=天地創造。_は六日で天地万物を造られ七日目に休まれた。(創世記1:1〜2:3)

7 swans a-swimming=聖霊の7つの賜物(信仰、いやし、奇跡を行う力、予言、霊を見分ける力、異言、異言の解き明かし)(1コリント12:9〜10)

8 maids a-milking=八福=山上の垂訓(心の貧しい人は幸いです。天の御国はその人のものだからです。悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。柔和なものは幸いです。その人は地を相続するからです。義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。心のきよい者は幸いです。その人は神を見るからです。平和をつくる者は幸いです。その人は神の子供と呼ばれるからです。義のために迫害されているものは幸いです。天の御国はその人のものだからです。(マタイ5:3〜10)

9 ladies dancing=聖霊の実(愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制)(ガラテヤ5:22〜23)

10 lords a-leaping=十戒(奴隷であったイスラエル民族がエジプトから脱出後、指導者モーセがシナイ山で神様から与えられた10の戒め。「私の他に他の神々があってはならない。自分のために偶像を造ってはならない。主の御名をみだりに唱えてはならない。安息日を覚えてこれを聖なる日とせよ。父と母を敬え。殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。隣人の家を欲しがってはならない。(出エ20:3〜17)

11 pipers piping=キリストの忠実な11人の弟子。(12人いた弟子からキリストを裏切ったイスカリオテ・ユダを排除。ペテロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、(アルパヨの子の)ヤコブ、シモン、(ヤコブの子の)ユダ)(ルカ:6:13〜16)
映画「天使にラブソング」やTV「ホワイトハウス(感謝祭の編)」でも出てきました。

12 drummers drumming=使徒信条。使徒信条は、「私たちは聖書をこのように信じています」ということで、キリスト教徒の信仰の内容をあらわしています。いつ頃作られたかはよくわかっていませんが、4世紀(紀元300年代)には、教会で普及し始めたと言われています。キリスト教徒の信仰内容であると同時に、異端や異説とを分ける意味も持っおり、」カトリック教会とプロテスタント教会共通です。「我は、天地の造り主、全能の父なる神を信ず。我は、そのひとり子、我らの主、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり、おとめマリヤより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、よみにくだり、三日目に死人のうちからよみがえり、天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。かしこより来たりて、生きるる者と死にたる者とをさばきたまわん。我は、聖霊を信ず。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、身体のよみがえり、永遠の命を信ず。アーメン」



 各種パーティ

★オープンパーティ★異文化理解をテーマに 
春:イースター、夏サマーフェスティバル、冬:クリスマス会の年3回

★英語パーティ★(教室生対象)
春:イースターパーティ、秋:感謝祭仮装パーティ、クリスマスパーティ


 リンク集

 日本のアマゾン
1500円以上は送料がかからないし、洋書店や現地価格より安いものも多い。小さな子供でも絵を読み取ることはできるし、ママとのスキンシップやコミュニケーションタイムとして、子供の情緒も育む絵本は、子育てに是非取り入れたいものです。ここで紹介の絵本を見つけることもできます。
 ワールドビジョンジャパン
実績があり信頼できる慈善団体です。世界の子供たちの可愛い笑顔に出会えます。子を持つ親の一人として、貧困や戦争の中にある子供たちに心が痛みます。世界が平和でありますように。

 英語育自帳
私のブログです。英語教育のこと、異文化のこと、他徒然に書いています。


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