【長文ポスト】コーナー投稿

お名前

Janta

アドレス

sciitgv@hotmail.com

タイトル

The DEAD 06/15/03 Bonnaroo Music Festival, Manchester, TN

日時

Wed, 18 Jun 2003 20:23

メッセージ

The DEAD

06/15/03 Bonnaroo Music Festival, Manchester, TN

 

 サマーツアーのキックオフに第2回ボナルー・ミュージック・フェスティバルを選んだThe DEAD。8万人収容の会場がタイダイで染まる。

 Touchが始まる前、バンドが出てきたときの歓声のすごさは、今までに行ったどんなライブでも聞いたことのないものだった。みんな待っていたのだ。イントロが始まった瞬間、それがさらに大きくなり、デッドヘッズのエネルギーが爆発する。1曲目がTouchだったことは、デッドがロードに帰ってきたことを象徴するものだと思う。初めから大合唱だ。Freindはボビーがギターをアコースティックに換えて、アコギの優しい感じを前に出したもの。「ワーキングマンズデッド」や「アメリカンビューティー」を彷彿させる。そして、Alabamaはやると思わなかった。ドライブ感溢れるこの曲は、ジミーのギターがすごい。そして最後のViolaで1セット目が終わるが、わりとあっさりした感じ。ちょっと短かったように感じたので、もうちょっとやって欲しかった。前夜に降った雨で地面がぬかるみ、前の方は皆泥だらけだ。前に行こうとしても、みなその場を離れずステージ右から30mくらいのところでストップ。

 セカンドセットのBoxはフィルが熱唱。僕はこの歌が大好きで、いろいろなことが頭に浮かんでは消えていった。デッドを知ってから14年。ついに見た…感極まって涙が流れる。ところが次のBlackで、ジミーが美しい調べを何度も奏でるが誰も歌わない。メロディーまで弾くことになって、ボビーのことを何度も見るんだけどボビーはギターに夢中で知らん顔。だんだんつらくなってきて、ロブがソロを弾いて助け船を出しても歌は始まらずに、インストのまま終わってしまった。えーっ? と思っていたら、ボビーがSugarを弾き出した! オーディエンスも何がなんだかわかんないうちに、わーっ! となって盛り上がってる。ジミーのソロの中で、一番すごかったのがこの曲。前日にデレク・トラックスとウォーレン・ヘインズのABBを観てたまげていたのに、ここでのジミーは聞いたことのないかっこよさ。ボビーの歌もよかった。 

Space / Drumz>Dark Starぐらいから、まわりにいた人たちがバタバタ倒れ始める。ただのいきすぎなんだけど、Dark Star終わるまでしゃがんだまま顔を手で覆ってたり。実はこの日、僕はスターウォーズのパクリでDark StarとプリントされたTシャツを着ていたのです。小さなミラクル。ミッキーとビルは体全体を使って、数々の打楽器を打ち鳴らす。静かに力強く始まったジョアンのChinaは美しいもので、他の曲でも彼女のヴォーカルがバンドを支える鉄筋のように感じることが度々ありました。Stephenはオーディエンスも大合唱。全体が一気にハッピーになり、輝いているような感じ。みんな笑ってる。倒れていた人たちも復活し始めた。そしてEleven。これもここで聞けるとは思っていなかったのでびっくり。フィルのベースが、まるで生き物のように音を紡ぎ出していく。そのままRiderに突入し、オーディエンスが踊りまくる。グロウスティックが飛び交い、タイダイを振り回し、両手が高々と上げられた。怒濤のエンディング。期間中に観たどのバンドよりもすごかった。貫禄が違う感じ。しばし放心状態。

 アンコールのAtticsは、ジョアン、ボビー、フィルの3人で合唱。荘厳で美しい歌だった。ジョアンとボビーが歌い上げる時、パワーを感じた。そして静かに歌が終わり、ショウが終わった。少し崩れた満月が黄色く光るテネシーの夜。いくつものライターが灯され、立ち去るものは少ない。でもショウは本当に終わりだった。

※zep注:Jantaさんから写真もいただきました。

↓クリックすると巨大化します。