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フロントスピーカー(ダッシュマウント)
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| スピーカーは表面と裏面の動きが常に対になって働いています。 ・・・つまり、背面の空気の流れ(背圧)が乱れていると直接表面の音色に影響します。 特に、ダッシュボードにスピーカーが付いている場合には裏側の環境が非常にイビツで反響音も乱れています。写真ではそれを吸音しています。 さらに重要なのは、このダッシュボード自体が非常に共振しやすいという事です。画像で見えないのですが、ダッシュボードの内側には5cm四方、もしくは2.5cm四方の制振材を沢山散らして貼り付けてあります。 これによって余分な共振音の発生が抑えられ、車内は静かに、またスピーカーの再生能力にも大きく寄与します。 |
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| こちらはスピードメーターをハズした内部の様子です。 ダッシュボードは薄く、共振しやすいばかりか、空洞も多く、対処する箇所が沢山あるのがわかります。 ダッシュボードは共振してノイズを増幅するスピーカーと化しています。 そこで、制振材を貼り付け、その次に吸音材を入れています。 吸音材はその剛性を利用してある程度押し込むようにしています。これによりダッシュボードに張りと堅さが生まれ、押さえつけによる制振効果も相まって静音化はより効果的になります。 また万が一の制振材の脱落防止にもなっています。 ダッシュボード内部の吸音はスピーカーの背面音だけでなくエンジンルームからのノイズや、その他の騒音を整理出来ます。 車の快適性が大きく上がる施工箇所であると言えます。 |
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| これは助手席の前の部分、グローブボックスの写真です。 この車の場合は助手席前のダッシュボード内部にエアバックが内蔵されています。 吸音材はそれらを避けて配置されています。 グローブボックスやオーディオの入ったセンターコンソールはフタを開けることでダッシュボード内部に制振材貼り付けと吸音材を配置させるための窓となります。 したがって、ダッシュボード自体を取り外したりする非常に大がかりな施工は必要ありません。 |
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スピーカー本体
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スピーカー本体は多くの場合、フレームが振動等に負けて「鳴く」症状があります。 少し見えにくいのですが、これを制振し(MT−5を貼る)→さらに免震(リキッド・ラバーを重ね貼り)をすると、再生能力がワイドレンジに広がるケースが多い事を確認しています。 特に底面へのアプローチは豊かな低音の再生・安定にも効果的です。 低音の「腰砕け感」が気になるスピーカーはリキッド・ラバーの枚数を増やします。 また、のちに記しますがマウントネジの部分と取り付け対象との間にはリキッド・ラバーを挟みスピーカーのコーンのエッジ部分付近の免震と制振を強力に行います。 |
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スピーカーのマウントは最後に行うのですが、フロント側の最後の処理として掲載します。 ここではリキッド・ラバーをボディとスピーカーとの間にはさんでいます。 このスピーカーはフレームの鳴きが酷かったこともあり挟み込むリキッド・ラバーは2枚入れてあります。※枚数はスピーカーの形状に左右されます。 スピーカー穴の周りにそった大きさの輪を作り、その輪の中にスピーカーを落としこんでネジ止めしています。 リキッド・ラバーはその性能を出す為にあまりネジを締めすぎずに使いましょう。スピーカーがネジ止めのトルクにより、少しだけ沈めば十分なトルクで締まっていると言えます。音を確認しつつ締めればなお確実です。 この方法は車からの振動やスピーカーから回り巡ってきた不要振動をシャットアウトし、スピーカー自身の共振も抑え、細やかな再生を可能にします。 これにより解像度は大きく向上することでしょう。 |
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リア・スピーカーまわり
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ドアスピーカーの内部を吸音する事も解像度を上げるポイントです。 ただし、ガラスが下がって来る箇所は避けます。 この車の場合ですと、「サイドインパクトビーム」という金属管の高さまでガラスが降りてきます。 吸音材の厚みを利用してパーツの間にはさめば、そこからズレる事はありません。逆に言うとソレくらいの厚みをもたせて入れると良いです。 デッキによってリアの低音の長さが、「長すぎる」という場合にはドアの鉄板部分に制振材を少しずつ張って調整すると良いでしょう。 |
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最近の車はドア内部での水分に強く、またこの吸音材もポリウレタンフォームを原料としているので、水はけや蒸発性に優れています。
しかし、車によって塗装の状態等が悪い事もあるので、内部空間の両端から下部に向かっては「水の経路」として必ず開けておきます。 |
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リア・スピーカーのマウントでもスピーカーとマウント部品との間にリキッド・ラバーを挟みます。 多くの車の場合は内張りとスピーカーの隙間が空いていませんので、挟む枚数は一枚になるでしょう。 |
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既に記しましたように、MT-5やリキッド・ラバーは単体でも優れた効果を発揮しますが、MT-5の接着性を利用し「重ね貼り」すれば小さな面積で非常に効果的です。 この方法ですと、金属+ブチルゴム、アスファルト系素材のように重た過ぎたり、剥がせなかったり、サウンドのさじ加減が出来ない・・・事もありません。 また重要なのは、デッドニングにおいて剥がせないという事は車の整備性に重大な影響を与えてしまうという事です。 ドア全体をガチガチに固めない素材で施工する事をおすすめ致します。 ※これはやってしまうと後戻りができません。 また、極端にドアに対して重量が増すデッドニングをするのも避けたいものです。(ドアヒンジが重量で歪み、「ドア下がり」の状態になります) |
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発熱に対する注意
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オーディオのアンプ部は手で触れない程度の発熱を伴います。 このため、その真上には吸音材は詰め込まないようにしてください。 また、制振材についても長期的にみればリキッド・ラバーも乾燥してしまうので、避けた方が良いでしょう。 MT-5について熱に強い素材でもあり、乾燥しても性能劣化が起こりにくいようですので、この箇所を制振させたい場合はMT-5を使用してください。 |
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ドライバーについて
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ダッシュボード・マウントの車の場合、スピーカーの取り付けネジとガラス面との余地が少なくうまくドライバーが入らない事もあります。 この様な場合には左の図のように折れ曲がった先が短いL字ドライバーを用いれば楽に作業が進みます。 このような工具はカーグッズ店で500円台位から販売されているようですので、該当する車にお乗りの方は一つお持ちになると良いと思います。 |