オペルの中型主力車であり、ワークス・カーとしてラリーに参戦
していた初代アスコナの後継車として、アスコナ(B)は1975
年にデビューしました。しかしながら、このモデルは、カデットより
ひと回り大きなボディにカデットとほぼ同仕様のエンジンを搭載し
ていたため、オペルのモータースポーツ活動は、より軽量なカデ
ットをベースに行われることとなりました。
ところが、カデットがモデルチェンジを機にFF化されることとなっ
たため、オペルのワークス・ラリー・チームであるGMユーロハン
ドラーは、アスコナをベースにラリーのホモロゲーションモデルを
製作することとなりました。 そして1979年、まずグループ2仕
様のアスコナが登場しました。エンジンはSOHC1996ccにウ
エーバー製ツインキャブレター装着により185hpを発揮し、ボデ
ィについては大型のオーバーフェンダー装着により、ノーマルと
比べて大幅にトレッドを広げたものとなりました。 このグループ
2仕様のアスコナはワークス・チームの手により、主にヨーロッ
パ・ラリー選手権(ERC)に積極的に参戦し、ドイツ人ドライバ
ー、J・クラインが見事1979年ERCチャンピオンに輝きました。
ホモロゲーション・モデルについてはより強力なグループ4仕様
の開発が進められ、1979年11月にアスコナ400がデビュー
し、翌1980年からのワークス・ラリー活動はアスコナ400で行
われることとなったため、アスコナ(B)による短いワークス活動
は終焉を迎えました。
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