ルノーのベーシックなミドル・クラスであった8/10の後継車
として1969年に12はデビューしました。それまでの8/10と
の大きな違いは、駆動方式がRWDからFWDに変更されたこ
とです。OHV4気筒1289cc(54hp)のエンジンをフロント・オ
ーバーハングに搭載し、フロント・サスペンションにはダブルウィ
ッシュボーンとコイルを採用するなど、グレードがかなり向上し
ました。翌1970年には、高性能版として12ゴルディーニが追
加されました。これは8ゴルディーニの後継車で、エンジンは一
クラス上の16TSに搭載されていた1565ccクロスフロー・ヘッ
ド付OHVをベースに圧縮比アップ、ツインチョーク・キャブレター
2基装着等により125hpを発揮、その他5段ギア・ボックスや
4輪ディスク・ブレーキを採用するなど、ノーマルの12と比べて
格段にチューン・アップされたモデルとなりました。
ルノー公団は、以前からレーシング・ドライバー養成のための
ワンメイク・レース、通称’ゴルディーニ・カップ’に積極的で、こ
の12ゴルディーニも1971年シーズンから参戦し、その他フラ
ンス国内の各種イベントで活躍しました。
その後、12ゴルディーニは1975年に生産中止となり、かわ
ってルノー5アルピーヌがモータースポーツのベース車となりま
した。 |
GALLERY
|