ギター屋がお送りする独断と偏見の訳詩のコーナーです。
母と子の絆のエピソード
デイドリーム・ビリーバー
Teach Your Children
青春の光と影
オン・アンド・オン

母と子の絆のエピソード

「母と子の絆(Mother And Child Reunion)」

No I would not give you false hope
On this strange and mournful day
But the mother and child reunion
Is only a motion away,

oh, little darling of mine.
I can't for the life of me
Remember a sadder day
I know they say let it be
But it just don't work out that way
And the course of a lifetime runs
Over and over again

No I would not give you false hope
On this strange and mournful day
But the mother and child reunion
Is only a motion away,

oh, little darling of mine.
I just can't believe it's so,
and though it seems strange to say
I never been laid so low
In such a mysterious way
And the course of a lifetime runs
Over and over again

But I would not give you false hope
On this strange and mournful day
When the mother and child reunion
Is only a motion away,
Oh, oh the mother and child reunion
Is only a motion away
Oh the mother and child reunion
Is only a moment away
出典

 1972年の初頭から春にかけて、ポール・サイモンのこの曲が大ヒットしていた。
文化放送をキーステーションに放送されていた「オール・ジャパンポップ20」でも1位を5週くらい続けたと記憶している。
ジャマイカで主な録音をし、アメリカに戻ってコーラスなどをダビングしたという。
レゲエのリズムを取り入れたヒット曲としては最初のころだったのではないだろうか。
この年の終わりにはジョニー・ナッシュが「I Can See Clearly Now」を全米1位のヒットにするが、白人でレゲエのリズムを取り入れた曲としてはエリック・クラプトンの「I Shot The Sheriff」よりも2年早いので、やはり彼は先見の明があった。
 ところで、この曲の英語のタイトルの「Mother And Child reunion」だが、どういう意味なのだろうと長年の疑問だったが、インターネットの「Song Meanings」というサイトを見ていてなぞが解けた。
それによると、ポール・サイモンがあるとき中華レストランでメニューを見ていたとき
「Mother And Child Reunion」
という料理の名前が書いてあった。何のことはない、鶏肉と卵のスープだった。
かれは、「あっ、このアイディアいただき」と、自分の作る曲名にしようと思いついたそうだ。
 歌詞の内容としては、人は一生のうちで誰かと永遠の別れをする。それでも心で思えば会えるんだということを言いたいのだと思う。
歌詞の最初のところを訳すと、
「君に見当違いの希望を与えようとは思わない。こんなにも奇妙で悲しげな日に
でも、母と子の再会はちょっとしたことでかなうんだ」
というような意味になる。
歌詞の中で、「Let It Be」とか「Little Darling」というキーワードが出てくるが、ビートルズの歌詞の一部ということで、ビートルズの解散を暗喩しているのではないかという説もある。ポール・サイモンはビートルズの再会を願って歌詞にこのようなキーワードを盛り込んだのだろうか。
 ちなみに、1970年の初頭から春にかけて、明日にかける橋とレット・イット・ビーがビルボードチャート1位になっており、ビートルズもサイモンとガーファンクルもこの年に解散の道をたどっている。

デイドリーム・ビリーバー

Oh I could hide 'neath the wings of the bluebird as she sings
The six o'clock alarm would never ring
But it rings and I rise, wipe the sleep out of my eyes
My shaving razor's cold and it stings

Cheer up, sleepy Jean, oh what can it mean
To a daydream believer and a homecoming queen?

You once thought of me as a white knight on his
steed
Now you know how happy I can be
Oh, and our good time starts and ends
With a dollar one to spend
But how much baby do we really need?

Cheer up, sleepy Jean, oh what can it mean
To a daydream believer and a homecoming queen?
Cheer up, sleepy Jean, oh what can it mean
To a daydream believer and a homecoming queen?

Cheer up, sleepy Jean, oh what can it mean
To a daydream believer and a homecoming queen?
Cheer up, sleepy Jean, oh what can it mean
To a daydream believer and a homecoming queen?

出典

ああ、できることなら青い鳥の翼の下に隠れたいよ
そしたら 6時の目覚ましもならないだろうし
でも 結局毎朝目覚ましがなり
眠たい目をこすりながら僕はおきる
そんな調子でひげをそると顔を切っちまうんだ

「元気を出して 眠そうなジーン」
まったく なんだってんだ
いつも夢ばかり見てるやつと女王様ってわけか

君は僕を白馬にまたがった騎士のように愛してくれた
なんて僕は幸せなやつなんだ
僕たちの楽しい時間は始まって そして終わる
1ドルくらい使う間に
でも 僕たちにはいくら必要なんだろうね

「元気を出して 眠そうなジーン」
まったく なんだってんだ
いつも夢ばかり見てるやつと女王様ってわけか

 この曲は1966・68年に人気のあったモンキーズの最大のヒット曲で、日本でもCMに使われたり忌野清志郎が結成したタイマーズのカバーも有名ですね。
この歌詞の中で出てくる「Homecoming Queen」ですが、「Homecoming」とは主に北アメリカの高校や大学の同窓会のことで、そこでは美人コンテストが行われたりするのだそうで、ですからこの「Homecoming Queen」というのはそのコンテストの優勝者という意味なんですね。
 作者は1961年からキングストン・トリオに加盟したジョン・スチワート(John Stewart)です。2008年1月に68歳で惜しくも永眠しました。
彼はこの曲を1971年発表のソロアルバム「The Lonesome Picker Rise Again」でセルフカバーしています。
モンキーズに比べてカントリータッチに仕上がっています。
タイマーズのカバーは、「ずっと夢を見せてくれてありがとう」という感じで、最後は彼女への感謝で終わっていますが、これはメロディーが持っているハッピーな感じからそう解釈したんでしょうね。

Teach Your Children

Crosby, Stills, Nash & Young

You, who are on the road must have a code that you can live by.
And so become yourself because the past is just a good bye.
Teach your children well, their father's hell did slowly go by,
and feed them on your dreams, the one they picks, the one you'll know by.
Don't you ever ask them why, if they told you, you will cry,
so just look at them and sigh and know they love you.

And you, of the tender years can't know the fears that your elders grew by,
and so please help them with your youth, they seek the truth before they can die.
Teach your parents well, their children's hell will slowly go by,
and feed them on your dreams, the one they picks, the one you'll know by.
Don't you ever ask them why, if they told you, you will cry,
so just look at them and sigh and know they love you.
出典

今人生を歩んでいる君たちには
生きていく中で規則が必要なんだ。
だから、自分をしっかり正すんだ。過去なんてすぐに消えてしまうものだから。
子供たちによく教えるんだ。
お父さんの苦しみはゆっくり過ぎていった門だよ
夢を語ってやるんだ。
子供たちが共感する夢もあるだろうし、そうじゃないものもあるだろう。
「なぜだめなんだ」なんて聞いちゃいけない。
その答えを聞いたらきっと嘆くだろうから。
そんなときはじっと見つめてため息をひとつつく。
そうすれば、子供たちが親を慕っていることがわかるから。

君はまだ若いから親たちの世代が年老いていく恐れを知る由もないだろう。
だから、君の若い力を彼らに貸してあげるんだ。
君たちの先輩は死ぬまで真実を追求するだろう。
親にちゃんと伝えてごらん。
束縛された子供時代なんてゆっくりだけど過ぎていくもの。
親に自分の夢を語るんだ。
期待に沿うものもあるだろうし沿わないものもあるだろう。
「なぜわかってくれないんだ」なんて言っちゃだめだ。
その答えを聞いたらがっかりして泣きたくなるだろう。
そんなときは一呼吸おいてじっと見つめてため息をつく。
そうすれば、親が君たちを愛していることがわかるから。

1971年の夏にラジオでこの曲はよくかかっていました。
映画「小さな恋のメロディー」の挿入歌でヒットしましたが、クロスビー・スティルス・
ナッシュ&ヤングのアルバム「Deja Vu」に収録されています。
ライブアルバム「4 Way Street」のバージョンも楽しいです。
ちょうど春の今頃にぴったりのさわやかなカントリーフォークの曲ですが、歌詞がこんな
意味だったとは今までちっとも知りませんでした。

青春の光と影(Both Sides Now

Joni Mitchell
Rows and flows of angel hair, and icecream castles in the air, and feathered c anyons everywhere,
I've looked at clouds that way,
but now they only block the sun.
They rain and snow on everyone.
So many things I would have done,
but clouds got in my way.

I've looked at clouds from both sides now,
from up and down, and still somehow,
it's clouds illusions I recall.
I really don't know clouds...at all.

Moons and Junes and ferris wheels, the dizzy dancing way you feel
as every fairy tale comes real; I've looked at love that way.
But now it's just another show. You leave 'em laughing when you go
and if you care, don't let them know, don't give yourself away.

I've looked at love from both sides now,
from give and take, and still somehow
it's love's illusions I recall.
I really don't know love at all.

Tears and fears and feeling proud, to say "I love you" right out loud,
dreams and schemes and circus crowds, I've looked at life that way.
But now old friends are acting strange, they shake their heads,
they say I've changed.
Something's lost but something's gained in living every day.

I've looked at life from both sides now,
from win and lose, and still somehow
it's life's illusions I recall.
I really don't know life at all.
出典

幾重にもなびく天使の髪
空に浮かぶアイスクリームのお城
そして、鳥の羽のような柔らかな渓谷があちこちに
私の目には雲がそのように見えた
でも、雲は太陽をさえぎるだけ
雨や雪をすべてのものに降らせる
私にはたくさんのことができたはず
でも、雲は私にいつも邪魔をする
私は雲を両側から見る
上からとしたからと
そして、まだどうしても
私には雲は幻としか思えない
雲って何なのかぜんぜんわかっていないんだと

お月様と6月と観覧車、くるくる踊りながら回っている
そのように御伽噺も現実にかなう
私の目には愛がそのように見えた
でも、それはただの物語
笑いたい人は笑えばいい
でも、そんなことを気にしてるからって、人に言っちゃだめ
人に流されてはだめ
私は愛を両側から見る
与えることともらうこと
そして、まだどうしても
私には愛は幻としか思えない
愛って何なのか、ぜんぜんわかっていないんだと

なみだすること、びくびくすること、そして、「あなたが大好き」と同道といえること
夢や、将来の計画や、みんなと馬鹿騒ぎをすること
私は人生をそのように捉えていた
でも、最近旧友は私によそよそしく振舞う
彼らは首をかしげながら私は変わったという
毎日生きている中で失ったものもあるけれど得たものもある
私は人生を両側から見る
勝つことと負けること
そして、まだどうしても
私には人生は幻としか思えない
人生って何なのかぜんぜんわかっていないんだと

ジョニ・ミッチェルは「サークル・ゲーム」や「ウッドストック」などのヒッピー・ムーブメントの象徴的な曲の作者ですが、画家でもあり、ジャズへの造詣も大変深い、幅広い支持を得ているミュージシャンです。
この「青春の光と影」は、1968年にフォークシンガーのジュディー・コリンズのレコードで大ヒットしました。

オン・アンド・オン(スティーブン・ビショップ)

On and On
Stephen Bishop
Down in Jamaica
They got lots of pretty women
Steal your money
Then they break your heart
Lonesome sue, she's in love with ol'Sam
Take him from the fire into the frying pan

On and on
She just keeps on trying
And she smiles when she feels like crying
On and on, On and on, On and on

Poor ol'Jimmy
Sits alone in the moonlight
Saw his woman kiss another man
So he takes a ladder
Steals the stars from the sky
Puts on Sinatra and starts to cry

On and on
He just keeps on trying
And he smiles when he feels like crying
On and on, On and on, On and on

When the first time is the last time
It can make you feel so bad
But if you know it, show it
Hold on tight
Don't let her say: Goodnight

Got the sun on my shoulders
And my toes in the sand
My woman's left me for some other man
Aw, but I don't care
I'll just dream and stay tan
Toss up my heart to see where it lands

On and on
I just keep on trying
And I smile when I feel like dying
On and on (9x)
出典

ジャマイカあたりじゃ
かわいこちゃんがわんさかよってきて
お前はすってんてん
挙句の果てには
心はずたずたにされちまう
さみしがりやのスーは
サムの野郎にほれてる
炎の中から彼を連れ出し
フライパンに投げ込む
そうやって彼女は
なきたいときにはにっこり微笑むのさ
オン・アンド・オン
それが彼女の流儀さ

かわいそうなジミーは
月の光に照らされて
一人ぽつんと座ってる
恋人が誰かとキスしてるところを
みてしまったんだ
だから手紙を一筆書いて
空から星を盗んで
シナトラのレコードをかけて
とうとう泣き出しちまった
オン・アンド・オン
そうやって
顔で笑って心でなく
それが彼の流儀なのさ

これが最初で最後って時
そんなときは、なんだか心臓が飛び出しそうなくらい気分が悪くなるよな
でも それがわかってるなら
態度に示すんだ
へその辺りにぐっと力を入れて
彼女に「お休み」なんてせりふを言わせるなよ

俺はといえば
肩に日を浴びて
砂浜に足先をつけて
俺の彼女は俺を捨てて
どっかの野郎のところに行っちまいやがった
何だよ 畜生
そんなのなんでもないぜ
そっちがその気なら
俺はこうやって夢見心地で
日光浴だ ざまあみろ
俺のこの心を空にぶん投げて
それがどこに落ちるか見届けてやる
オン・アンド・オン
そうさ こうやって
死にたくなっちまうようなときは
にっこり微笑むのさ
オン・アンド・オン
それが人生ってもんだ
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