2004年度支部長事務局長会議報告

日時:9月11日()・12日()

会場:東京虎ノ門パストラル

太田  茂

会議の議題は大きく2つありました。一つは社会福祉士会の発展に関すること、そしてもう一つは「地域包括支援センター構想における会の課題と展望」ということでした。

「とうとうその時が来ました!!」 〜地域包括支援センター構想〜

これは、地域包括支援センター構想における権利擁護について講演を行った、前社会福祉士会副会長の池田恵利子さんの言葉です。

「地域包括支援センター」とは何か? これは今後、群馬県社会福祉士会にとってとても重要な事項となるため、まず先に報告します。

今まさに、介護保険制度の見直しが論議され、支援費制度の介護保険への統合が話題となっています。高齢者介護研究会(座長:堀田力氏)の報告にも、地域包括ケアシステムの必要性があげられ、在宅介護支援センターの機能強化が必要としています。そして、その他の研究会や審議会でも、包括的な地域ケアの提供・継続的なケア体制・地域を支える基盤整備・普遍的なシステム構築等が強く求められています。しかし、現実の在宅介護支援センターは問題点が多いとのことでした。

そこで、いわゆる営利事業に組しない真に必要な支援を行う「地域包括支援センター(仮称)の創設」が厚生労働省で論議・検討されているとのことです。

そして、この地域における総合的なマネジメントを担う中核機関「地域包括支援センター」に3つの機能を持たせる。それは、@総合的な相談窓口(地域の実態把握や権利擁護)、A介護予防マネジメント(新たに予防給付を設ける)、B包括的継続的マネジメント(介護以外の様々な生活支援)があげられました。設置主体は市町村。対象圏域は2.5万人に1ヶ所(全国5千ヶ所)となるとのこと。法案が成立すれば、平成18年度より施行予定。

ここで重要な事は、総合的な相談窓口に誰がつくのか?ということです。この会議で講演を行った老健局計画課中井孝之補佐の話では、この相談窓口業務を行う者は「社会福祉士」でなければならない、との事です。この業務に関しては、業務独占となるのです。そして、保健師やスーパーバイザー的ケアマネイジャーとの連携で支援センターの業務を行う。

中井補佐は「社会福祉士はこの業務を受けられますか?」と投げかけます。社会福祉士の専門職としての裁量性と力量が問われています。社会福祉士だからと言って誰でもいいという訳にはいきません。それなりの経験と力量が求められます。社会福祉士会は社会福祉士の力量の確保と担保を保障できますか?と問われているのです。

「とうとうその時が来ました」と池田さんが力説しました。生涯研修・成年後見制度や権利擁護等の活動が認められ、社会福祉士に今まさに期待が寄せられているからです。

今後、この「地域包括支援センター」について関心を持ち続けていただきたいと思います。

 会の発展に関しては、会員の加入促進につきます。本部として30%そこそこの加入率では、専門職団体として問題です。その他、会費の問題や本部と支部との関係等が話し合われました。群馬県社会福祉士会としても会員の加入率を再度50%以上に上げたいと思います。いろいろな御意見やアイディア等、御協力をお願いします。

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