エ−テルを否定する簡単な実験
マイケルソン−モレ−の実験(以下M−Mの実験)は本文にあるようにその真偽より扱われ方が問題である。エ−テルの否定と光速度が一定である事を証明する実験はM−Mの実験だけではない。M−Mの実験が唯一無二の証明ではない。エ−テルの否定に限ればその証明は無数にある。
例えば現在月にはアポロ11号、14号,15号やロシアのルナ17号,21号により計4枚の反射鏡が据えられており、地球と月の距離の測定に使われている。地球からレ−ザ−光線を発射し反射して返る時間から距離を算出する。もちろんこの観測はM−Mの実験とは無関係であるが、エ−テルがあるか否かの理論に転用することは簡単である。もしエ−テルがあるとすれば地球と月間の距離の測定がものすごく複雑怪奇になることは想像できるだろう。
また重力波検出のために直線で約4kmのパイプの中をレ−ザ−光線が走る装置を作っているらしい。これもM−Mの実験とは無関係であるが、エ−テルがあるか否かの理論に転用することは簡単である。4kmも離れていればエ−テルの風でレ−ザ−光線は曲げられ、的(反射鏡)から外れるだろう。
あるいは静止衛星と地上局の関係を考えても良い。エ−テルの流れを無視するほど強く幅のある電波を出すなら電話料金がたちまち跳ね上がる。
エ−テルがあれば光がどのくらい曲がるか具体的に考えよう。

地球は自転しながら公転している(図)
公転の速度は秒速30kmにもなる。
つまり地球に秒速30kmものエ−テルの風が吹いていることになる。
この風は地球が自転しているため夜の12時には西から東の風になり、昼正午には東から西の風になる。もちろん地球の自転による風もあるが、赤道付近でさえせいぜい秒速400m程度のそよ風(?)なので無視する。
秒速30kmとなると光速度の0.01%、100mで約1cmの差となって現れる。ディック東郷ことゴルゴ13は300m先の標的を狙う時、昼か夜かで約3cm標準を補正しなければならない。?
我々でも標準器つきの望遠鏡で100m先の墓の上に置いたマ-ジャンパイを見れば、夜の12時と昼の12時では約2cm狂うことになる。真夜中に火の玉が出るか否かは知らない。
もちろん墓が真南か真北にあり、望遠鏡をがっちり固定したとしてである。
夏休みの自由研究にどうですか? でもこんな宿題を受け取った担任の先生は大いに困りそうですなぁ。