
アリス;え〜 このちょっと一服も前半少し変えております ハイ!
テリス;そう緊張しなくても良い。
アリス;この会話が読まれていると緊張するわ。
テリス;緊張を解くためのコ−ナ−だから我々が緊張したら意味がない。
アリス;そうね 気取らず普段どおりで行きましょう。
テリス;この「お互いの時計が遅れる」ことが理解できないから相対性理論に疑問を持つようになる人は多いらしい。
アリス;相対性理論は間違っていると主張する本に40年、50年と悩みつづけた人が紹介されているし、そこまででなくてもどう扱うべきかわからない人は多いでしょうね。
テリス;作者も最初はわからなかった。40年、50年と悩みつづけた人の文章を読んでなお分からなくなった。作者と違って筆が立つのでえらく疲れたらしい。
アリス;無理ない話、「相対的に考えたら逆になるからお互いの時計は遅れる」では分かる方がどうかしているわ。でもそれは解釈本の著者のせいばかりではない。数式を使わないで説明しようとすると表現できなくなる。どうしても不正確になる。良心に恥じないよう工夫を凝らすのだが誤解を招く言葉がどうしても混ざってしまう。
テリス:だから「相対性理論は間違っている」と言う本や論調には神経質なほど拒否反応を示す。数式や図式、資料で完全に論破できると豪語する大先生もおられる。
アリス;読者こそ良い面の皮、もうどうでも良いや。間違っていようと正しかろうとそれでオイラの生活は変わらない。バカにするなら無視するまでよペンペン
テリス;自分にあった本で自分なりに理論構築なんて夢の夢、このHPの作者はそれに真っ向から挑戦する。なにしろ中学生がロ−レンツ変換を導くのは当たり前と豪語する。
アリス;それは何でもありのメディア、HPを使えばこそ可能なのだ。作者の本が出ることはまずないし、あえて出れば別のものに化けてしまうわけだ。
テリス;それと作者は「相対性理論は正しい」と仮定しているだけだ。正しいとすればどこまで追求できるかHPで実験している。それに作者は「相対性理論は間違っていると主張する本」に感謝している。主張することに賛成できないが疑ってかかると言う科学的精神は健在だとも述べている。どこを問題にしたら良いかの指標にもなる。
アリス;それにしても辛いラ−メン宣言はしたけどちょっと辛すぎない。これだけ数式が次々に出ると一気に読むとまず分からないだろうし、じっくり読んでも分からない人が出てきそう。
テリス;そこで我々の出番だ。この「お互いの時計が遅れると言うこと」を要領よくまとめて読者が理解する手助けをする。「双子のパラドックス」とか他のものもやりたいが今回は省略させてもらおう。
アリス;どうやってやるの?
テリス;シュミレ−ションをする。「お互いに時計が遅れることは論理的物理的に不可能だ」とする説を展開し、そこから何を変更すれば矛盾がなくなるかを展開する。まず不可能説を実演したまえ
アリス:あなたがアリスの時計は5分送れていると指摘する。ならば私が見ても私の時計は5分遅れているはずだ。それ以外、考えられない。
テリス;省略しすぎだ。最初の確認、第2の確認をベ−スにやり直しなさい。
アリス;うむ、「お互いの時計が遅れる」こと「お互いに時計が遅れることは論理的物理的に不可能だ」ということ、どちらも2つの時計と2人の観測者と2つの確認を必要とします。確認とは2つの時計を同時に観測し、遅れや進みを確認することです。よろしければ2人の観測者はわたくしアリスとテリス、2つの時計は安物ですがアリスとテリスの腕時計で代用させていただきます。 てな 調子で どう?
テリス;良い。
アリス;2つの確認で重要なのは確認者が異なることでございます。最初テリスが「アリス君の時計は5分送れている」と指摘したといたします。この時の観測者はテリスでございます。わたくしアリスは「あら そう 念のためにあなたの時計をみせて」「良いよ」とかなんとか言って今度はアリスがお互いの時計を観測しなければなりません。これを第2の確認といたします。なお最初の確認と第2の確認との間に時間差があるか否かは本質的な問題ではないと思いますので時間差があるものとして論を進ませていただきますが「論理的物理的に不可能だ」と主張される方々の了解をあらかじめいただきたく存じます。
テリス;チャトなら返事を待つところだが、良い。許す。それからどうする。
アリス;「論理的物理的に不可能だ」と主張される方々のご意見はこの第2の確認結果が「わたくしアリスの時計がテリスの時計より5分遅れている」しかないはずだということでよろしいでしょうか?
テリス;よろしい! それでどこを変更したら「お互いの時計が遅れる」ことに導けるかな?
アリス;第2の確認結果が「わたくしアリスの時計がテリスの時計より5分遅れている」しかないためには隠された2つの条件を付加しなければなりません。
テリス;ひとつではないのか?
アリス;黙って聞け コラ! ほほほ、失礼しました。ひとつはアリスとテリスの距離が近いこと、もし私が光で5分かかる距離にいれば、お互いの時計が5分遅れると観測されるわけです。これはご理解いただけますよね
テリス;なるほど そこも一言断らないとまずい部分だ。
アリス;全部しゃべらせろ! またまた失礼しました。「お互いの時計が遅れる」ことの真の意味はこんなことではございません。そこで私達は最初の確認、第2の確認とも”観る”と言う概念を使うことにしました。”観る”というのは例えば光速度で5分かかる距離でも所要時間0で情報を伝える架空のシステムを使うことです。これでアリスとテリスがどんなに離れていても一瞬でお互いの時計が”観える”わけでございます。距離によっての進み遅れは除外されます。
テリス;うまい よくまとめている。
アリス;ありがとう。さてもうひとつの条件はわたくしアリスとテリスが同じ系に属していることです。例えばアリスとテリスが基準系にふたりとも居ると、同じ基準系のシステムで測定しますから最初の確認、第2の確認とも同じ結果しか出てまいりません。テリスがわたくしの時計を5分遅れていると観測したならわたくしの観測結果もアリスの方が5分送れているとしか出てまいりません。
テリス;それで
アリス;しかるにテリスを基準系に残したまま、私だけ慣性系に乗って行ったとします。基準系と慣性系は相対速度が光の速度の少なくとも4割はある、つまり時間の流れがあきらかに違うものとします。 するとテリスによる最初の確認はテリスの居る基準系でアリスの時計とテリスの時計を同時に観たことになりますが、私アリスの居る慣性系では同時に観たことにはならなくなってしまいます。これを「同時性の相対性」と読んでおります。詳しくは図で説明いたします。オイ テリス 図、図
テリス;よいしょ
アリス;この青い線はテリスが最初に測定し確認した時のわたくしアリスの時計情報が伝わった線を示します。私の時計が遅れるのは単純に固有時間の遅れに起因しております。赤い線はアリスがテリスの時計を測定した2番目の確認でテリスの時計情報が伝わった線を表します。私が慣性系に乗っており、2つの時計を同時に観たため、慣性系の同時、つまり青い線に比べ斜めの線でしか情報を集められなかったことを示します。その結果テリスの時計が5分遅れたように観測されるのです。 と言う所でいかかですか?
テリス;上出来、でもちょっと図にのっている
アリス;それはシャレ、それとも悪口?
テリス;ふくれない ふくれない 美人台無しだから 「論理的物理的に不可能だ」と言う主張に”観る”と言う概念と観測する系の違いを付け加えたら無理なく「お互いの時計が遅れる」ことに移行できる。それでもまだ納得しない人がいるかもしれないが、考えるヒントにはなる。いや良かった。良かった。
アリス;でもテリス 「ふくれない 美人台無しだから」と言うことはふくれなければ私アリスは美人、きれいだということですよ。いや良かった。良かった。
テリス;むむ しまった!
アリス;気が変わらない内に サ−
チョンチョン