第5章 アインシュタインの方程式

逆説の相対性理論 第3部に戻る

第4章 ブラックホ−ルへの道に戻る

第6章 ブラックホ−ルへの道2へ行く

アインの細道 3部作

アインシュタインのテンソルに至る細道が見つかりました。3部作でお送りします。H13.9.7


アインシュタインの方程式

 「散策」「ブラックホ−ルへの道」と数式のジャングルになってしまって申し訳ない。ブラックホ−ルは近いようでまだ遠い存在だった。その前にアインシュタインの方程式があり、その前に計量テンソル(メトリックテンソル)がある。第4章は勇み足だった。

 ところでここ(アフィン渓谷)では計量テンソルが登場すると容貌が一変する。計量テンソルとは本文にもあるのだがS^2=-(CT)^2+^2+^2+^2のテンソル風表現、S^2=ηυνXυXνのηυν(クロネッカ-のデルタ)を元にしたテンソルである。

 ηυν(クロネッカ-のデルタ)を一般相対性理論に拡大したgυνがどんな性質を持つのかで登場するのがクリストッフェルのカッコ***}、リ−マン−クリストフェルのテンソルRαβ,μυ、リッチのテンソルRμυ、スカラ−曲率R、ビアンチの恒等式等々の奇岩群(?)であり、それらの最終形態にアインシュタインのテンソルRλμ−(1/2)gλμRが登場する。

 例によって数式が主体の読みやすくはない文章が続くが、(5-5)クリストッフェルのカッコ***}あたりから如何に精緻に巧妙に考えられてきたかがわかると有り難い。

 とは言え いよいよこの章から論理のほころびが目立ち始める。こんなことも知らんのか、作者(パクパク)はアホやとビ−ルのつまみにするのも一興だろう。


5−1)おさらい

−2)計量テンソル  

5−3)間隔Sと次元

5−4)dS^2=gυνXυXνこと

5−5)クリストッフェルのカッコ {***

5−6)リ−マン−クリストフェルのテンソル Rαβ,μυ

5−7)リッチのテンソル Rμυ    スカラ−曲率

5−8)ビアンキの恒等式

−9)アインシュタインのテンソル Gλμ

5−10)この章の終りに 

        ちょっと一服「アフィン渓谷の散策」 

        アインの細道 3部作

アインシュタインのテンソルに至る細道が見つかりました。3部作でお送りします。H13.9.7

               アインの細道 第1部   H13.9.7作

               アインの細道 第2部   H13.9.13作

               アインの細道 第3部   H13.9.28作


 5−1)おさらい

 行列を使ったロ−レンツ変換は第2部第7章に詳しく紹介した。ここではそれをテンソルの流儀にあわせて展開してみる。これまでのおさらいみたいなものである。まず下記の式からT,T'に注目する。

 X’=(X−VT√(1−V/C   正変換

 T’=(T-XV/C)/√(1−V/C)  正変換

CTT’CT’するようまとめる。

X’=(X−VCT/C)√(1−V/C   正変換

 CT’/C=(CT/C-XV/C)/√(1−V/C) 両辺をC倍して

CT'=(CT−XV/C)/√(1−V/C) 正変換

CT=X X=X CT’=X’ X’=Xとおいて整理すれば

 X’=(X-XV/C)/√(1−V/C)  

 X’=(−XV/C+X√(1−V/C   

A=1/√(1−V/C)、B=(−V/C)/√(1−V/Cとおけば

’=AX+BX  X’=BX+AX   となる。ここは単に置換置換するだけ!

これを行列で書けば

これをテンソルの流儀で書けば   μ=gμααとなる。

このμ、Xαはベクトルを表す。テンソル形式ではベクトルの次元は直接現れない。上の例では2次元であるが同じ形式で3次元、4次元,5次元....を表すことができる。

 さてここで逆変換をテンソルの流儀で書くとα=gαμ’Xμとなる。すると

μ=gμαα

=gμααμ’Xμ

δμαμとなる。

ただしδμα=gμααμ

δμαμαなら1、μαなら0となる記号(クロネッカ−のデルタ)である。

注意しなければならないのは単にαμと書くとμαの対称行列を示すことだ。

μδμαμを行列で書けばδμαは所謂行列Eに相当し

δμα=gμααμを行列で書けば下記になり逆変換αμも行列式から求まる。

A^2−B^2=1はA,Bの式を計算すれば明らかだろう。

これで逆変換は=AX’−BX’  X=BX’−AX   となる。置換置換してもとに戻すと

 X=(X’+VT’√(1−V/C   逆変換

 T=(T’+X’V/C)/√(1−V/C)  逆変換

一方、’=AX+BX  X’=BX+AX を お互いに足し算、引き算して

’+X’=(A+B)(X+X  ’−X’=(A−B)(X−X) となる。

そのままかけ合わせると

^2−X^2=(A^2−B^2)(X^2−X^2) となる。

A^2−B^2=1だから

^2−X^2=X^2−X^2

置換置換してもとに戻すと

(CT')^2−X’^2=(CT)^2−X^2となる。

ただこれはぎゃくにX’^2-(CT')^2=X^2-(CT)^2とすることも可能である。

 5−2)計量テンソル(メトリックテンソル)

第3部第2章「特殊相対性理論との統合」 a)異文化との接触で いきなり

>S^2=ηυνXυXν かつηυνはミンコフスキ−型計量テンソル

>υ=ν≠0ならば ηυν=1,υ=ν=0ならば ηυν=−1 ,ν≠υならばηυν=0 である。

とした。これは明らかにS^2=-(CT)^2+^2+^2+^2のテンソル風表現である。それは良いのだが逆の形式S^2=(CT)^2−^2−^2−^2についての考察がない。これでは擬似科学の言う通り、変換不変量を「ナンの根拠もナシにS^2=-(CT)^2+^2+^2+^2のSとした。」と言う主張に真っ直ぐ対抗できない。第2部の最初で悩んだように変換不変量はもともと伸縮しない「空間の棒の長さ」からの直感的な(非科学的な)類推に根拠を置くとしか言えない。それは我々が空間的3次元の世界にいるのだが何らかの手段で2次元とか1次元に移行する幼稚なSFの世界から脱却できていないことでもある。

それはさておき S^2=-(CT)^2+^2+^2+^2において

S^2>0;空間的  S^2=0;ゼロベクトル  S^2<0;時間的

と言う奇妙な説明が登場する。どうも我々が変換不変量Sと呼んだもの、実はこれが距離の概念の延長と捕らえているらしい。それにしてもこのネ−ミングはまずい。特にゼロベクトル! ベクトルとは大きさと方向を持つ量であるから大きさ0のベクトルと勘違いする(オマエだけだ! はぁ〜?)

勿論 X=C,T=1,Y=Z=0でもS^2=0である。ゼロベクトルはベクトルの成分が0を意味しない。

別の本では「間隔」と言う解説がある。「1m間隔で線と引く」と言った場合は間隔は距離であり「2秒間隔で点滅する」と言う場合は時間である。間隔は距離と時間の両方の感覚を持つ....このSを扱うテンソルを計量テンソルと言う。

ここは最初に述べたように「馬には乗ってみる」ことにする。

そして、両方の感覚(距離or時間)を持つ間隔Sを扱うのが計量テンソルである。

 

さてS^2=-(CT)^2+^2+^2+^2にS^2テンソルの流儀で書けばS^2υνXυXνを微分形式にすれば

dS^2=-(CT)^2+^2+^2+^2   dS^2υνXυXν

でなければならない。ロ−レンツ変換においてηυνミンコフスキ−型計量テンソル

である。そして我々が存在する空間におけるS^2はS^2<0;時間的間隔Sである。少なくともこれは特殊相対性理論では成り立つ。

そこで一般相対性理論における間隔SのS^2もS^2<0;時間的間隔Sであるとし、dS^2=gυνXυXνであるとするとき、ηυν≠gυνであるわけだが、ηυνが持っている性質の一部はgυνでも成り立つ。

うまく証明は出来ないのだが(ダレか ヤッテ!!)その性質とは下記の<0,>0の条件である。

そしてυνに対してgυνυν=Eとなる対称反変テンソルgυνを考えておく。物理的意味より数学的な意味を持つ。→5−5)にσλσλ=1が登場する。

υνυν=1(=E)  5-2-1)式

 5−3)間隔Sと次元

結局計量テンソルはS^2=ηυνXυXν つまり S^2=-(CT)^2+^2+^2+^2で表される間隔Sの概念を一般相対性理論にまで発展させたdS^2=gυνXυXνのgυνのことである。そして空間が曲がっているか否かはυνを調べれば良い?

だが 間隔とは何か?

通常 空間は座標つきで表現される。2次元空間とか3次元空間とか表現される。そうしないと計算も考察も出来ない。つまり空間とは区分割りされた倉庫のようなものであり、いろんな物質を収納できる。そして物質の位置を断定するのに必要な数値の種類を次元を言う。

次元が変わること 特に低くなる場合は、次元を省略することである。無視することでもある。無視して差し支えないので無視することである。棒の長さは、棒自体は伸び縮みしない前提であるから測定時間は無視してX,Y,Z3次元空間の座標からSを割り出せば良い。このSは長さと呼ぼうと間隔と呼ぼうとあるいは第2部のように変換不変量と呼ぼうと差し支えない。

4次元空間となると特殊相対性理論の効果で「長さが縮む」ことがあるわけだから、3次元から4次元へのアップは純粋な長さの概念から外れる。3次元から4次元 あるいは4次元から3次元への移行を速やかにして長さの概念を保つにはS^2=-(CT)^2+^2+^2+^2で表される間隔Sの概念が都合が良い。ただ都合は良いのは数学的形式においてである。次元のアップダウンでいらない次元を無視してうまく繋がる意味では都合が良い。物理的にはそれから他の公式を導く意味ではうまくない。3次元から4次元へのアップは純粋な長さの概念から外れるのだが変換不変量としての概念は残っている。

さて一般相対性理論に移るとSは変換不変量としての役割さえも放棄する!。ただし局所系では変換不変量の性質を保つこととなる。

読者において、間隔Sとはある場合は長さ(=距離)であり、ある場合は変換不変量であり、ある場合は時間であり、ある場合は変換不変量にはならない厄介な代物であり、感覚的にしかわからないとしておいてもらいたい。→ナニガイイタイ! マァマァ....(^ヘ^)

 5−4)dS^2=gυνXυXνこと

反変ベクトルの共変微分 υAμυAμAλΓμλυである。

変ベクトルの共変微分 υBμυBμBλΓλμυである。

そして2階共変テンソル(=計量テンソル)gυν共変微分は

λυνλυν−Γσυλσν−Γσνλυσ

である。

λυνυBμのキレイな拡張になっている(数学的に)。

特殊相対性理論における計量テンソルηυνでは当然ληυν=0である。

それと同じく一般相対性理論における計量テンソルυνでもλυν=0である。つまり

0=λυν−Γσυλσν−Γσνλυσ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 5−5)クリストッフェルのカッコ***

添え字λυνをλμνに置き変える。そしてλμνを交換して次の3式を作る。

0=λμν−Γσμλσν−Γσνλμσ 5-5-1)式

0=νλμ−Γσλνσμ−Γσμνλσ 5-5-2)式

0=μνλ−Γσνμσλ−Γσλμνσ 5-5-3)式

ここでもミンコフスキ−型計量テンソルηυνの性質の一部反対称テンソルηνυは元のテンソルηυνと同じと言うことが計量テンソルυνにも適用できると仮定する。つまりυννυである。よってσννσ,gσμμσ...とすれば式がかなり見やすくなる。

もうひとつアフィン係数ΓσμλΓσμλΓσλμと仮定する。

ここで添え字をλμνの順に統一して式を書きなおすと

0=λμν−Γσλμσν−Γσλνσμ 5-5-1)'式

0=νμλ−Γσλνσμ−Γσμνσλ 5-5-2)'式

0=μλν−Γσμνσλ−Γσλμσν 5-5-3)'式

5-5-1)'式−5-5-1)'式を計算するとΓσλνσμが消えて

0=λμν−∂νμλ+(Γσμνσλ−Γσλνσμ) 5-5-4)式

5-5-4)式−5-5-3)'式を計算するとまたΓσλνσμが消えて

0=λμν−∂νμλ−∂μλν+2Γσμνσλ 5-5-5)式

2Γσμνσλνμλ+∂μλν−∂λμν 5-5-5)'式

ここでσλを両辺にかけると(注意;σλσλ=1)

Γσμν(∂νμλ+∂μλν−∂λμνσλ/2 5-5-6)

が得られる。なお参考書ではもっとややこしい方法で

Γσλν(∂λμν+∂νλμ−∂μνλσμ/2 5-5-7)式

となっている。この式はアフィン係数Γσλνを計量テンソルのみで表したもの

Γσλν={λσν}=(∂λμν+∂νλμ−∂μνλσμ/2

と定義され{λσν}をクリストッフェルのカッコと言う。

式から{λσν}={νσλ}が簡単に分かる。

クリストッフェルのカッコ{λσν}はアフィン係数Γσλνを計量テンソルのみで表したものである。

5−6)リ−マンクリストッフェルのテンソルRαβ,μυ

  曲率テンソルはアフィン係数で出来ている。そのアフィン係数は計量テンソルで表せる。と言うことは曲率テンソルは計量テンソルで表されるわけである。

前章では曲率テンソルをBαλ,μυ=∂μΓαλυ−∂υΓαλμ+ΓβλυΓαλμ−ΓβλμΓαλυとした。

これをクリストッフェルのカッコ{λσν}で表すと

Bαλ,μυ=∂μλαυ−∂υλαμλβυ}{λαμλβμ}{λαυとなる。(ハズ)

この曲率テンソルは特にリ−マンクリストッフェルのテンソルと呼ばれRαβ,μυと表現される。

Rαβ,μυ=∂μβαυ−∂υβαμβλυ}{λαμβλμ}{λαυとなる。5-6-1)

ここでクリストッフェルのカッコを展開できるだろうが、展開しても大した意味はない。リ−マンクリストッフェルのテンソルの利点はテンソルとテンソルの関係が簡単に出て来ることである。

一応 参考書に基づくとRαβ,μυ=gασRσβ,μυとすれば

Rαβ,μυRμυ,αβ 5-6-2)

Rαβ,μυ=−Rαβ,υμ 5-6-3)

Rαβ,μυ=−Rβα,μυ 5-6-4)

 Rαβ,μυ+Rαμ,υβ+Rαυ,βμ=0 5-6-5)

らしい(^^;;)!! ドコガ カンタンヤネン!

 この上記 5-6-2)5-6-5)

Rαβ,μυ=(1/2){∂μβυα−∂υβμα+∂υαμβ−∂μαυβ} 5-6-6)

から証明される。この5-6-6)

Bαλ,μυ=∂μΓαλυ−∂υΓαλμ+ΓβλυΓαλμ−ΓβλμΓαλυ 前章の曲率テンソル

からΓ(アフィン係数)を0として(ただし∂μΓは0ではない)

Bαλ,μυ=∂μΓαλυ−∂υΓαλμ

としておいて、

Rαβ,μυ=gασRσβ,μυ

=gασμΓσβυ−∂υΓσβμ 5-6-6)'

とする。→理由は後で!!

一方

Γσλν(∂λμν+∂νλμ−∂μνλσμ/2 5-5-7)式 から

右辺は左辺の係数σλνに含まれないμを含むからこれをαに置換え

Γσλν(∂λαν+∂νλα−∂ανλσα/2として

5-6-6)'式の右辺に合うようにΓσβυΓσβμを作る すなわち

Γσβυ(∂βαυ+∂υβα−∂αυβσα/2−−−λβに置き変える。

Γσβμ(∂βαμ+∂μβα−∂αμβσα/2−−−υμに置き変える。

よって5-6-6)'式は

ασμΓσβυ−∂υΓσβμ

μ(∂βαυ+∂υβα−∂αυβ)/2

υ(∂βαμ+∂μβα−∂αμβ)/2

ただしυνυν=1(=E)  5-2-1)式 の変形ασσα=1を使用する。

(1/2){∂μβυα−∂υβμα+∂υαμβ−∂μαυβ} →5-6-6)

となるわけである。

 理由→このΓ(アフィン係数)を0にできるのはアフィン係数はテンソルでないから局所的には0にできるからである。早い話 局所的にアフィン係数を0にして関係を求めたわけである。これは座標変換でもある。そしてこのΓ(アフィン係数)を0にする座標を測地系とか測地座標系とか言うらしい。

5−7)リッチのテンソル

リ−マンクリストッフェルのテンソルRαβ,μυを縮約して

RμυRυμRαμ,υα=∂μΓαυα−∂αΓαμυ+ΓαμβΓβυα−ΓβμυΓαβα 5-7-1)

となるRμυまたはRυμリッチのテンソルと言い

μυRμυRとなるRをスカラ−曲率と言う。  5-7-2)式−−−−−んっ?

まず 5-7-1)式を導く。元の式は

Rαβ,μυ=∂μβαυ−∂υβαμβλυ}{λαμβλμ}{λαυとなる。5-6-1)

である。ここでαとυについて縮約をおこなう(υをαに置き変える)と

Rαβα=∂μβαα−∂αβαμβλα}{λαμβλμ}{λαα

とりあえずこれがRβμである。すなわち

Rβμ=∂μβαα−∂αβαμβλα}{λαμβλμ}{λααである。

上式のβυに置き変える 置換1

Rυμ=∂μυαα−∂αυαμυλα}{λαμυλμ}{λαα

上式の第3項{ }{ }を入換え

Rυμ=∂μυαα−∂αυαμλαμ}{υλαυλμ}{λαα

上式のλβに置き変える 置換2

Rυμ=∂μυαα−∂αυαμβαμ}{υβαυβμ}{βαα

λσν}={νσλ}であるからそれを{βαμ}、{υβμ}に適用する。

Rυμ=∂μυαα−∂αυαμμαβυβαμβυβαα

これを展開すると5-7-1)式になる。 証明 おわり!

RμυRυμ=∂μΓαυα−∂αΓαμυ+ΓαμβΓβυα−ΓβμυΓαβα 5-7-1)

う〜む 間違いではないのだが いきなり理解しようとすると置換1、2があるから混乱する。本だけ見て間違いないと確信して読みこなす人は、はたしているのか?。 格言「テンソルは化ける!」

 スカラ−曲率R=μυRμυ? 誰か 教えて...!  ハッキリ言ってわからない。

5−8)ビアンキの恒等式

  演算子[X、Y]を [X、Y]A=XYA-YXA と決める。ただしX,Yとも演算子である。

すると[μυ]AαμυAα-υμAα=Rαβ,μυAβとなる。

この概念を拡張して[λ、[μυ]]Aαを考える!!  ウ〜 ヤヤコシそう!

[λ、[μυ]]Aα

=∇λ[μυ]Aα-[μυ]λAα

第1項は簡単である

λ[μυ]Aα=∇λ(Rαβ,μυAβ)=∇λ(Rαβ,μυ)Aβ+(Rαβ,μυ)∇λAβ

第2項は、またまた計算に失敗するのだが結果は

[μυ]λAαRαβ,μυλAβRσλ,μυσAα

となるそうだ(丸写し)....よって

[λ、[μυ]]Aα=∇λ(Rαβ,μυ)AβRσλ,μυσAα 5-8-1)式

である。上式の左辺[λ、[μυ]]Aα=はジャコビの恒等式で常に0である。よって

=∇λ(Rαβ,μυ)AβRσλ,μυσAα 5-8-1)'式

λμυについて順序を入換えたもの

[λ、[μυ]]Aα=∇λ(Rαβ,μυ)AβRσλ,μυσAα

[μ、[υλ]]Aα=∇μ(Rαβ,υλ)AβRσμ,υλσAα

[υ、[λμ]]Aα=∇υ(Rαβ,λμ)AβRσυ,λμσAα

を作った場合、全部合計しても0でなければならない。如何なるσAα,Aβでも成り立つためにはσAα,Aβの係数は常に0でなければならない。

この内σAα の係数については

Rσλ,μυRσμ,υλRσυ,λμ=0が成り立つ。5-6-5)式 参照

一方この内 Aα の係数については

λ(Rαβ,μυ)+∇μ(Rαβ,υλ)+∇υ(Rαβ,λμ)=0 5-8-2)式

が成り立つ。これが有名なビアンチの恒等式である。

5−9)アインシュタインのテンソル Gλμ

ビアンチの恒等式∇λ(Rαβ,μυ)+∇μ(Rαβ,υλ)+∇υ(Rαβ,λμ)=0をα,υで縮約する。

第1項λ(Rαβ,μυ)は単純にα,υが消えてλ(Rαβ,μυ)→∇λRβμになる。

第2項はRγβ,υλ=gγαRαβ,υλとした時Rγβ,υλ=−Rγβ,λυである( 5-6-3)式 参照)からRαβ,υλ=−Rαβ,λυである。! よって∇μ(Rαβ,υλ)α,υで縮約すると−∇μRβλとなる。

第3項は仕方ないからそのままαをυにしておく。

λRβμ−∇μRβλ+∇υ(Rυβ,λμ)=0 5-9-1)’式

意味はないのだが本に合わすためβをτにしておく どうも意味のない置換が多くて(グチ)

λRτμ−∇μRτλ+∇υ(Rυτ,λμ)=0  5-9-1)式

さてこれから「これにgλτをかけ、添え字μをもち上げると」(原文)

λ(Rλμ−(1/2)gλμR)=0となる。 5-9-2)式

ここでgλτは共変微分が0となる性質を使った(原文)

この章 最大の謎...で, ともかくこの(Rλμ−(1/2)gλμR)をアインシュタインのテンソルλμと言い

λμRλμ−(1/2)gλμRと表す。

?????????????

 

5−10)この章の終りに 

う−む! 多少問題があるとはいえ、アインシュタインの方程式までたどり着くハズだったのだが 5-9-1)式から5-9-2)式への移行方法がわからない。まぁ 分かったところで直感的に解釈せよとなるとまた悩むけど.....!

アインシュタインのテンソルからアインシュタインの方程式まではあっけなく終るから(アインシュタイン自身は、気に食わないと言ったけど) アインシュタインの方程式はアインシュタインのテンソルをちゃんと導けないと今後困る。

このHPの特徴は読者の迷惑を省みずに計算式をちゃんと載せることだ。計算式を使わずに理屈だけをゴロゴロ並べることは擬似科学への迷路に通じる。第一 計算式を使わないと間違いを発見できない。次に 別の論理展開を作ろうとすれば、数式は良い道しるべになる。そして 今わからなくとも将来わかるかもしれないから、知的在庫品(?)としての価値がある。

それにしても残念! ただ諦めは悪い方だからナンヤカヤひねくり回している。その内解答が見つけるだろう。 やはり アインシュタインは偉かった!?

 

この章は書いていて面白かった。なんとなくオドロオドロしい世界なのだが、ついに化け猫が正体をあらわし始めたようだ。なにしろテンソルはよく化ける。そう言えばお盆だ!。

化け猫はかわいそうだ。せめて「となりのトトロ」にでてくるバスネコ(?)にしよう。ナゼか 気に入ってる。

どうもその化け方(?)がわかる間はついて行けるが わからなくなるとバスネコは電線の上を走っている?。5−7)リッチのテンソルは2回も化けてる 化けすぎだよ アンタ!!

5−5)クリストッフェルのカッコ***}における添え字λμν交換により3式5-5-1)〜5-5-3)を作る工程。

5−8)ビアンキの恒等式での同じように添え字λμυについて順序を入換える方法

これらはテンソルならではの手法だろう。

 

冒頭でも述べたように「アホやな こうすれば良いジャン」とわかったらメ−ルを下さい。

HP開設以来、初めて2ヶ月もアップ出来なかった。その間に「丹毒で入院」とか、夏風邪を引いたとか、暑さでバテタとか、「渡る世間は鬼ばかり」がうるさかったとか、イロイロあったけど、とにかくアップした。今後 残暑でまたまたバテる予定(?)だけど、ともかくもうちょっとアインシュタインのテンソルを考えて行く。そんなわけだから、次のアップは何時になるか見当がつかない。多分涼しくなってからと思う。

そんなわけでこの「第5章 アインシュタインのテンソル」は終る。

ご清聴ありがとうございました。

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