水辺ウオッチング

1997.03.22 更新

水辺ウオッチングD スズガモ
 冬の三番瀬にたくさん群れているのはスズガモです。シベリアの方からやってきて日本で冬を越す渡り鳥で、10月の半ば頃から姿を見せ、3月頃から北へ帰りはじめます。三番瀬には、日本に渡って来るスズガモの3分の1にあたる約10万羽がいるといわれています。行徳の塩浜海岸がスズガモのウオッチングポイント。間近には小さな群れがいて、遠くの方に大きな群れが見えるはずです。水面に浮かぶ黒い点々は、ほとんどがスズガモ。双眼鏡で観察してみてください。新浜の保護区や谷津干潟で休憩していたスズガモたちは、夕方になると三番瀬に出てきてエサをとります。水中に顔を付けてゴソゴソやっている姿が見られるでしょう。
 何万羽もの大きな群れが一気に飛び立つとき、ものすごい羽音がして、一瞬空が暗くなるほどの迫力があります。(ミズガキ通信 第8号より)
水辺ウオッチングC タヌキ
 先日、江戸川放水路の右岸でタヌキの足跡と思われるものを発見しました。 最近、市川の北部でタヌキを目撃したという情報が多いそうです。行徳と比べて、まだ雑木林などが多い北部には、タヌキの住める環境が残っているのでしょう。
 タヌキは森や林の、川や沼に近い所に住んでおり、昆虫やミミズ、カエル、ザリガニ、木の実などを食べています。また、都市化した環境でも、残飯や人家の庭になるカキの実なども食べたりするということですから、放水路付近もタヌキが住める環境なのかもしれません。
 しかし、これが本当にタヌキだったら、市内ではいちばん南の目撃例です。放水路に行ったら、注意深く探してみてください。そして、目撃した人はご一報ください。(ミズガキ通信 第6号より)
水辺ウオッチングB タマシキゴカイの卵嚢
 三番瀬を歩いていると、ニワトリの卵くらいの大きさのゼリーみたいな塊が見つかります。これはタマシキゴカイの卵嚢(らんのう)です。卵嚢は一端から出ているひもで親の穴にくっついていて、波で流されないようになっています。たくさんの卵が卵嚢の中で育ち、大きくなると寒天質をやぶって出てきます。干潟はゴカイがどんどん穴を掘ってくれるおかげで活性化します。また、鳥や魚のえさにもなり、干潟を支える大切な生き物といえます。(ミズガキ通信 第3号より)
水辺ウオッチングA ウミアイサ
 頭髪を逆立てて、ヤツはロッカーか??? カモたちの群の中でもひときわ目立つウミアイサ。後頭部でツンツンしているのは冠羽と呼ばれる細い羽根。オスの頭部は光沢のある黒、目が赤く、くちばしも鮮やかに赤い。かなり長い時間潜って魚をとる。冬鳥としてやってきて、内湾や岸近くの浅瀬に、1、2羽の小さな群でいることが多い。三番瀬でも見られます。(ミズガキ通信 第2号より・写真は山渓フィールドブックス4 野鳥より)
水辺ウオッチング@
 行徳野鳥観察舎にクロツラヘラサギが来ています。くちばしが黒くて、おしゃもじのような形をしている鳥です。干潟や湿地に生息し、浅い水中にくちばしを入れて左右に振りながら魚や甲殻類をあさっています。とても珍しい鳥なので、ぜひ見に行ってください。(ミズガキ通信 創刊号より・写真は山渓フィールドブックス4 野鳥より)

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