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■建設業倒産予知の実例。
初級編システムで実際の倒産事故の検証
■それでは、ここで、関係専門工事会社で実際に遭遇した倒産事故をこの初級編システムで検証してみましょう!
データ収集先(財)建設業情報管理センター(CIIC)
〇 経営事項審査結果通知書記載数字を利用
自分でできるやさしい与信管理システム(初級編)について
このシステムを使った実例
倒産事故関係会社
サンプル
1 N建設・一部上場会社(会社更生法を2002年に申請した会社)
2
3
優良会社
1 Z工務店・茨城県内でも有数の規模の会社であり、無借金経営会社
それでは、早速、財務分析比率の比較をしましょう。
@
自己資本比率から見ていきましょう。
◆標準の比率は20%以上多いほどよい。
倒産事故会社 N建設 自己資本比率 9.45%
優良会社 Z工務店 自己資本比率 47.6%
◎
倒産事故会社はすべて比率が1桁台ですが、優良会社は、標準の20%台はおろか、それをはるかに超えております。
倒産事故会社の自己資本がいかに低いか、負債がいかに大きいかこの辺がよく解ります。
A
次に有利子負債構成比率を比較しましょう。
◆標準の比率は30%以下で低ければ低いほどよい。
サンプル
倒産事故会社 N建設 有利子負債構成比率 45.74
優良会社 Z工務店 有利子負債構成比率 8.72%
◎
倒産事故会社は3社とも標準の30%をはるかに超えており、多額の借金を抱えていることが窺えます。
それにひきかえ優良会社は、無借金経営の超優良健全企業であることが、わかります。
B
次に当期純利益率を比較しましょう。
◆標準の比率は1%以上で高いほどよい。
サンプル
倒産事故会社 N建設 純利益率 0.1%
優良会社 Z工務店 純利益率 3.06%
◎
倒産事故会社は3社とも標準の1%をはるかに下まわっており、赤字経営もしくは、内部留保利益の薄い会社、赤字累積会社等推察できます。
それにひきかえ優良会社は、無借金経営の超優良健全企業であることが、わかります。
C
次にキャッシュフロー比率を比較しましょう。
◆上限6.7%標準2.5%以上がよいとされております。
サンプル
倒産事故会社 N建設 キャッシュフロー比率 1.5%
優良会社 Z工務店 キャッシュフロー比率 3.21%
◎
倒産事故会社は3社とも標準の2.5%をはるかにしたまわっており、資金が逼迫しており、運転資金等も借り入れで賄わなければならない状況が推察できます。それにひきかえ優良会社は、資金の潤沢さがよくわかります。
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