3番改札口:「不正乗車との戦い」

不正乗車は本当に多いです。
見つかっていないだけであって、本当はかなりの不正乗車が行われているみたいです。
これじゃ、まともにお金を払って乗ってもらっているお客さんに、気の毒だと思っています。

例えば、普通の切符と定期券を組み合わせた、一般に言われるキセル乗車。

−−−−−−−−−580円−−−−−−−−|定期券|
A駅
***************B駅==C駅
最低運賃の切符で入場(ex:150円区間etc)                 B=C間の定期券で出場

この事例は駅でなかなか発見できません。
車内改札をする乗務員の方は、よく見つけて、割増運賃を収受しているみたいですが。

さて、私がよく見つけているのが「偽称購入」と「定期券の他人使用」。

「偽称購入」とは、大人の運賃が必要な年齢なのに、子供の切符を使って乗ること。

自動改札の配置が進んだ鉄道では、なかなか見つけられません。
それは、元々自動改札には大人と子供を見分ける事ができないんです。
それをカバーするため、改札機には係員に知らせるため、
「子供が通ると子供ランプが点灯するようになっています」
忙しいときはどうしても見ていられませんが、時間があると常に監視。

あやしそーなお客さん(これは勘と経験で察知)が来ると、なにげなーく子供ランプを監視。
ランプが点灯次第、声をかけ、
「恐れ入ります、失礼ですが」
と断りながらも、年齢を尋ねます。

うそをつく人は...
「小6ですぅー。」とか、「61年生まれぇ」と、答えますが、次の難関。
「何年の何どし生まれですか?」
嘘をつく人は、ここまで来ると、たいてい詰まってしまいます。
そこでとどめの一言
「詰まるんでしたら、おかしいですね。お金を返しますから、大人の切符を買って下さいね。」

「定期券の他人使用」とは、文字通り、他の人の定期を使って乗ること。

お姉さんの定期を使って、弟さんが出かけてる。というのも立派な不正乗車です。
これも自動改札を見ていることによって、発見できます。
会社によっても違いますが、うちの改札機の場合、
「女の人が通ると、赤のランプが点灯します」

ある日、お客さんが定期券を改札機に通すと赤のランプが点灯。
係員改札から一番近いところで点灯しましたので、「ん?」と見ると、
そこにはれっきとした男の人が。さっそく、
「恐れ入りますが、定期券を見せていただけますか?」
しかし、性別と名前の所をしっかりと押さえています。
「この指、のけてもらえますか?」

観念したらしく、指をどけると、ものの見事?に女の人の定期券。
「これはお客さんの定期券ではありませんよね?」
「こういう事をされると、増運賃の対象になります。」
期間をさかのぼって頂くことになりますので・・・・ざっと10万円は超えますよ。」
「また、この定期券も、無効として回収させていただきます」

「それでもよろしいんですか?」
「すいません、もうしませんから・・・・・」
お客さん、完全にシュンとしてしまい、ちょっと悪い気もしてきまして、
「まぁ、改札入る時だったので未遂ですし、今日の所はちゃんとした切符買って乗って下さい。」
「もうこんな事しないで下さいね。」

と、いった感じで見逃してしまったのでした。
でも、いつも「はちべ」のような駅員に当たるとは限りません。
もちろん、きっちりウン十万円、払わなくてはいけなくなることも考えられます。
かるーい気持ちでやっても、見つかったら最後、とんでもないリスクが待っています。
「ゆめゆめ、不正乗車はなさらぬように・・・・」

さて、最初に書いたキセル乗車。
これを無くそうということで、改札機との連携により、
キセルをできなくするシステムが導入されるようになってきました。
次回はその辺りから・・・・

3番改札口 おわり


改札口インデックスへ  トップページへ 改札口#2へ 改札口#4へ