| ■ 歯の寿命 |
No.10 / 3月15日(月)2004年
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8020の旗の基、歯科医は日本人が80歳で最低20本の歯を残すよう努力していますが、まだ10本にも達していないのが現状です。もっともこの運動が始まってまだ日が浅いのと置かれた歴史環境で致し方ないのかも知れません。
現在80歳を迎えるお年よりは1924年生まれという事は大正14年生まれです。成長期は良き時代に恵まれた反面、第2次世界大戦と敗戦の混乱期を経験した世代でもあります。そして、戦後の復興と繁栄を一線で支えてきた人たちです。
しかし、ゆとりのあまり無かった時代を生き抜いて来られたわけですから、歯ブラシに時間を割く余裕もままなら無かったのでしょう。
若い頃からしっかりしたプラークコントロールを怠っていますと、80歳はおろか40・50代には何らかの形で歯周病が顕著になってきます。そして膿が出ると共に歯がぐらぐらして自然に歯の脱落を来たします。無くなった歯の変わりに入れ歯をしますが、無くなるに従って入れ歯は大きくなり、やがて総入れ歯になって終了します。
世界一の長寿高齢化社会にもなったところで、ついでに一生自分の歯で過ごせたら良いですね。
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| ■ やはり予防 |
No.9 / 2月1日(日)2004年
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虫歯や歯周病は一旦進んでしまうと元に戻すのは難しい病気です。虫歯には金属やプラスチック又はセラミック等を詰めたり被せたりするのですが、所詮補修に過ぎす真の回復には成りません。歯周病にしても進行抑制は出来ますが、失われた骨や支持組織を元に戻す事は難しいのです。
その為、口腔疾患を起こさないように日頃から歯科医や歯科衛生士と相談しチェックなどして予防策をとることが重要です。しかし、患者さんの殆どは口腔疾患を引き起こしてから来院される事が多く、止む無く補い、噛めるようにして口腔機能の回復を図る事が主な仕事となっている現状です。
それでも再び悪くならない様にするにはどうしたら良いか患者さんと供に考え、実行して戴ける様お願いしています。虫歯や歯周病に成らない様に、そして、いつまでも健康を維持してもらうのが狙いです。
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| ■明けましておめでとうございます。 |
No.8 / 1月お正月2004年 |
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
サルの顔を眺めていると、どこか懐かしい顔が浮かんできます。もともとヒトにそっくりで、特に歯の形はまさにそのまんまです。「一本足りない。」のは人間かも知れません。
いつまでも仲良く暮らしたい仲間です。
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| ■ 口の働きと脳との関係 |
No.7 / 12月10日(水)2003年
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末梢の組織や器官と脳との関係は切っても切れない関係、例えば手を良く使うと脳が活性化するとか、良く噛むと頭が良くなると言ったものです。
実際、歯であれば歯根膜にある受容体や、口の周りの筋肉にある受容体などが脳に神経を介して情報を送り、脳が統合・処理を行い、再び末梢にフィードバックさせる機構を持っていまして、噛んで食べたり、息したり、喋ったりすること全てがこの神経筋機構に組み入れられています。
良く噛むと、唾液が十分に出て食塊形成や消化を助ける他、汚れや細菌を荒い流してくれるので虫歯や歯周病になりにくく成ります。
それに加え、噛む事で脳の伝導物質アセチルコリンが増加し、脳の働きが活性化されます。
臼歯を抜いて噛めなくしたラットの脳のアセチルコリン量を測定すると低下が認められ、長いこと噛めない状態でおくと神経の伝導も低下し、記憶力低下も起こすように成るようです。
一生自分の歯で噛める事が望ましいですが、歯を失っても義歯で噛めるようにすべきでしょう。
痴ほや脳梗塞などで不自由に成っても噛めるようにリハビリをする事でより良い状態にする事も可能です。
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| ■ 歯が沁みたら |
No.6 / 10月19日(日)2003年
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冷たい水を飲んだり、歯を磨いたときに歯が沁みたご経験はありませんか。
この沁みた状態が歯の神経の知覚が過敏になった結果で知覚過敏症と言われるものです。時として、冷気に触れるだけでも沁みることがあります。
この原因は複雑ですが、大きく3つに別けられます。
1. 虫歯が進行し、神経に刺激を与えたときが主ですが、虫歯治療をした後の反応性
のものも考えられます。
2.歯に外傷とか、かみ合わせの悪さで干渉があった時にも神経過敏がおこります 。
時として歯に亀裂を作ることが有りますが、そのときの沁み方はかなり強いです。
3.歯周病が原因で歯が2時的に沁みることがあります。歯は歯ぐきと骨に支えられて
いますので、その支持組織の状態が悪くなると過敏になります。
ですから、上記の3つの原因をチェックして、それに見合った処置をしますが、知覚過敏症と思ったら、まず歯ブラシで歯ぐきのコントロールをして3かどうかチェックしてみて下さい。1,2なら来院したほうがいいでしょう。
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| ■ 予防は治療より勝る。 |
No.5 / 9月24日(水)2003年
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歯と歯周の病気は生活習慣病の一つとして位置付けされ、主に口の中の汚れが原因とされています。その予防の為、ほとんどの方が誕生以来毎日食後と就眠前のブラッシング習慣を身につけています。それでも、予防には毎日の家庭でのケアの他に定期的な専門医による診断とケアが欠かせません。
虫歯や歯周病の無い方は口の中のそのようなの病気が起こらないように、虫歯や歯周病の生じて治療した方は再び病気が起こらない様にしなくてはならないからです。
実際、虫歯や歯周病に一旦かかってしまうと、きちんと治療をしなくては成りません。
しかし、元通りに再現するのは難しく、高度で高額な医療が要求される上、真の再生となると現状では難しいようです。
そのようなことから、治療も大事ですが予防は更に大事です。これからの歯科医療は予防に重点をおきたいものです。
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| ■ 残暑お見舞い申し上げます。 |
No.4 / 8月25日(月)2003年
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地球の反対側のフランスでは異常な暑さのため、200人ものお年寄りが亡くなったとか。日本はお年寄りにとっても過ごしやすい夏でしたが、うちの向かいのお宅のお年寄りが昨日亡くなりました。お年も召すていましたが、ご病気が原因でした。一生は病気では無く、寿命で納めたいものですが、未だに虫歯や歯周病さえ克服出来ないもどかしさを感じます。くれぐれもご自愛下さい。
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| ■ 名医と良医 |
No.3 / 7月27日(水)2003年
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長いこと患者さんとして来て戴いた方が、お仕事の関係で急遽東京の方に転居されることになりまして、新天地に新たな歯医者を紹介して欲しいと言ってきました。
まずは知合いの歯科医を2件と名の知れた先生をリストアップして、その中から選んで戴こうとお見せしたところ、有名な歯科医でなくてもいいから先生の気心のしれた先生が良いと言うのです。それならと名医をはずして知合いの歯科医のどちらかを選んでもらう事にしました。そうしたら技術の優れた先生はどれだと聞いてきましたので、恐らく彼のほうであろうと推測で紹介してしまいました。歯科医は同じような教育とトレーニングを積んでいるので一様のレベルであると付け加えたのですが。最近読んだ歯科関係の雑誌に「名医」と「良医」と言うのが載っていました。
名医と言うと大学病院か大病院に居て、学識も高く、人並み外れた技術と才能を持ちえた方のことを指すようです。そのような医師に診て戴くに越したことは無いと思いますが、特別の病でもなければ一般には縁が無さそうです。それに比べ、「良医」は専門的分野で特に長けていることも無く、何でもこなさなくてはならない田舎の医者であったりするのですが、一人一人の患者の身になって診療して戴ける良さがあります。
卒業して臨床に入ってのこと、臨床家として生きるなら全ての分野で70点の及第点の取れる歯科医になるようにと先輩から言われた事を思い出し、今更ながら意を新たにしています。
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| ■「8020」運動のポスターを見たことありますか? |
No.2 / 7月18日(金)2003年
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「80歳にになっても20本の自分の歯でかめるよう」にと言うことの8020運動(ハチマルニイマル運動)が歯科医師会全体で展開されています。
長生きし人生を幸せに生活出きる基は健康です。
体を健康に保つには食、食物を体内に取り入れる歯の役割を再認識し、自分の歯で噛み砕き、滋養にし、健康の基を築き、そして維持していく。これは80歳になってからのことではなく、年齢を問わずに今から歯のことを再認識して、日ごろより自己管理と定期的な検診等で、80歳になっても20本以上の健康な歯で安心できる食生活と楽しい人生を味わいましょう。等と書いています。
20本の歯が残っていると言うことは、28本の歯の上下左右の奥歯を二本づつ、計8本が無くなって、前歯と小臼歯だけで噛んでいる状態で、高カロリー食の不要な80歳には毎日硬い肉と食べることも無くそれ程不自由さを感じさせない程度だそうです。
けれども、80歳で20本の歯を維持している方は珍しく、現状は残存歯が7本の全国平均で 8007とのことですので、まだ目標の3分の1しか達成されていません。
ですから、目標達成には患者さんも医療側も大変な問題を数多く克服して行かなくてはならないでしょう。 28本(親知らずを入れない)−8本=20本以上残したいものです。あなたの歯は今までに何本失っていますか?無くなった歯に×を付け残った歯を数えてみませんか。
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| ■ 初めに |
No.1 / 7月15日(水)2003年
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子供のころから学校の授業で先生の話される余談が何よりも好きでした。何十年も経った今では記憶も大分薄らいできて、先生のあだ名をまだ覚えているという程度ですが、それでもいくつかの余談話は記憶に鮮明に残っています。
授業で先生の話された余談の話こそ生きた教育なのかも知れません。
ホームページも本来何を書いても自由で屈託の無いものなのですが、職業を前面に出したページですとありきたりの事しか載せられません。そのため、いささか堅苦しく、通り一遍な内容になりがちです。そんな不満を解消し、生きたページにする為に「はだしか・ドット・コム」を書こうと始めました。
学問的では無く、権威もエビデンスも無く、時として間違いもありますが本音が書けるページでありたいと思っています。
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| No.11以後のはだしか・ドット・コミニュケーション・・・> |
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