クワ馬鹿なコラム |
| 2010.6.12(土) 下見の成果・オオクワ採集記 | |
| 小歯のオオクワの大顎は丸い。 オス 38.1mm | |
今年の下見で見つけたポイント。 樹皮捲れの木が10本以上、ただ、簡単に廻れるポイントではなく、夜間の場合に見つけられるか不安なため、昼間の採集行。翌日からの天気予報は雨続き、梅雨入り前の駆け込み採集となりました。 |
|
![]() |
![]() |
![]() 大顎を折られたヒラタが・・・ 大物が潜んでいるかも? |
![]() |
![]() |
![]() 被りが深く期待の木 |
![]() 地元では初めて見つけた根台場の森 |
![]() |
| 1km四方ほどの里山で一部が公園になっており公園内は遊歩道が整備されていますが、車やバイクでの捜索は不可能、広範囲の徒歩での捜索になります。その為、これまで10年近く可能性を感じ、足を運んでいましたが、どうしても駐車場近くの範囲しか廻れずにいました。 転機は昨年夏。 一度マウンテンバイクで駐車場から反対方向へ抜けてみました。その時、沼地と笹藪の向こうにくぬぎ林を確認しましたが、とても藪こぎをしてまで行く気にはなりませんでした。 そしてこの春、再び下見に出かけました。山道から見えるくぬぎ林は日当たりが良さげで、ロケーションは最高。問題はアプローチ、近づけなければ話になりません。急がば回れ、よく見るとくぬぎ林に隣接するように杉林があり、そこから入ることにしました。 |
|
| すると予想通り、樹皮捲れの木が何本か有り、とくに良さそうな木が1本、「オオクワが住むならこの木」というのがその時の印象でした。 | ![]() 見えない相手と掻き出し棒の感覚を頼りに格闘するT氏 |
| この日、仕事を早めに切り上げて、夕方4時頃からの採集。T氏と現地で落ち合い、いざ出発。 何本か樹液木を確認しながら、期待の木へ。頭上数メートルの場所に樹皮捲れがあり、都合の良いことに、隣の木に蔓が巻いてあり、その蔓が「足場にしてください」と言わんばかりに、そのクヌギに渡っています。 一目、樹液はまだ早い感じですが、樹皮捲れを確認。程良い穴も開いており、住んでいてもおかしくないが、何にもいません。 が、小さい穴にライトを当てると何か違和感が・・・。 曲線に光る黒い影。 光の加減か、虫かゴミかも分からず、角度を変え何度も見ましたが、分かりません。 何かの虫のお尻の曲線か、でもクワガタならこんな丸い曲線の大顎を持つのは小さなオオクワしかありません。 判断付きかねて、一応写真を撮りました。 そしてT氏からピンセットを借りて、挟もうとしたら素早く奥に入られてしまいた。その瞬間、「オオクワや〜」と思いましたが、時既に遅し、私にはどうすることも出来ない状態になってしまいました。 |
|
![]() この穴にいました。 |
|
![]() うっすらと見える丸いライン |
|
| そこで選手交代、掻き出し名人T氏と交代です。私の見立てに半信半疑のT氏でしたが、掻き出し棒でつついていると何か当たる感触が。下で私は写真の確認をし、画像を拡大し、樹上のT氏に画像を見せました。オオクワに間違いない。 | |
| 穴は中でどうなっているか分からず、諦めかけた時、掻き出し棒につつかれたオオクワが飛び出して来ました。38.1mmの小歯のオス。 あと1cmでも奥に入っていたら、見つけることは不可能でした。 ライトを当てても奥に入らなかったのは、寝ていたからでしょうか。ただ、ピンセットが当たったときの動きは本当に素早かった。 |
![]() 38.1mmの小歯のオス |
|
今回は期待通り、「オオクワは一番条件の良い木に住む」というセオリー通りの採集でした。こんな事は滅多にありません。 今回の教訓、「小歯のオオクワの大顎は丸い。」 |
|
|
2010.615記 |
|
|
トップページ |
||
|
初めてのオオクワガタ |
|
採集下手の下見の極意 |
|
|