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2000/10/30公開

旅の雑談その28


スイートテン・
ダイヤモンド

マイルド8

一泊500Rsで   
   泊まる理由

カンボジア援助の
Tシャツセールス

援助のお金の使い道

汎有Tシャツ



スイートテン・ダイヤモンド
 「家を増築した。」とある友人が言いました。「部屋を一つ増やした。」のは、「妻のグランド・ピアノを置く部屋をつくるため」でした。「なぜ突然?」と聞くと、実は「結婚10周年を迎えたから、スイートテン・ダイヤモンドの代わりにグランド・ピアノ(中古で200万円也)とその部屋を妻にプレゼントする。」とのこと。「釣った魚に餌を与えていない」私は、妻の冷たい視線を感じながら、驚きと感心しながら聞いていました。

 さて、早いもので、我が家も結婚8年目に突入しました。我ながら、よく続いてるものです。冗談で「結婚10周年のプレゼントは何がいい?」と聞くと妻は「10日間ほど一人旅がしたい。」と言いました。そして、「2年後には次男も保育園だから、子供達には手が掛からないし、10日間くらい私がいなくても平気でしょ?」と言い、「モンゴルにしようか、ラオスもいいって聞いたし・・・。」「10日間の一人旅はグランド・ピアノに相当するわ!」とすっかりその気になってしまいました。
 2年後、結婚10周年には妻の希望はかなえられるのでしょうか。

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マイルド8
 近年、中国のコピー商品(特に安価にコピーできるCDやコンピューターソフトなどのデジタル商品)が問題になっていますね。著作権など法整備の問題か、意識の問題か分かりませんが、コピー商品は一面では中国の経済発展に影を落としているようです。正規の商品が売れずに、正規の値段の数分の1の価格で購入できるコピー商品が氾濫すれば、新しく何かを作り出そうという気運は広がらないでしょう。
 現在のアメリカの好調さの一因は、国を挙げてのPATENT(特許)戦略によるところが大きいという事です。「発明や開発した者の権利を保護しないことには、新規産業の発展はない」ということです。だから、アメリカは中国のコピー商品に対しても強い態度で対応しているみたいですが、日本の場合、「言っても無駄」と諦め模様のようです。

 さて、中国を旅していた頃。当時私は多少タバコを吸っていました。現地タバコは安かったですし、親しくなった人から、よくタバコを勧められたりしました。禁煙禁煙とうるさい日本や欧米と違い、タバコを吸うのが当たり前、タバコのポイ捨ても当たり前、という感じでした。
 ある時、(北京だったか上海だったか思い出せませんが)街を歩いていると何だか懐かしいパッケージのタバコが目に入りました。そう、マイルドセブン(以前の)のようなパッケージで、思わず足を止めました。日本のタバコは高いのだろうな、と思い値段を聞くと思ったより高くなく、かといって現地のタバコほど安くはありません。不思議に思い、もう一度パッケージを見ると「7」のマークが「8」になっていました。

 マイルド・エイト!!
 中国的で笑ってしまいましたが、以後フィルムなど外国製品を買うときは"Fuji"が"Fujii"になっていないかなどと慎重になったことは言うまでもありません。

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一泊500Rsで泊まる理由
 ネパール・ポカラのホテル・パゴダの宿泊料は一部屋500Rsでした。長期滞在なので550Rsを500Rsに下げてくれました。他のホテルでは半額くらい(あるいはもっと安く)で泊まれるところはいくらでもありました。

 ある日「何がなんでも安く泊まりたい」という旅行者がホテル・パゴダを訪ねてきました。
 「他のホテルで一泊100Rsくらいで泊まれるのに、どうして値引きしてくれないのだ」とオーナーに食って掛かっていました。どうもごねれば言い値までマケさせられると思っているのでしょう。すごく態度が横柄で、私の嫌いなタイプの旅行者(人を見下した目で見て、態度がでかい)でオーナーがどう対応するか見守っていました。オーナーは「そんなに安く泊まりたいのなら他のホテルへ行って下さい。安い部屋はいくらでも見つけられますよ。」と断っていました。

 オーナーは「宿泊客が少なくて1人でも多く泊まって欲しいけど、ああいう旅行者は泊めたくない。ああいうのに限って、部屋を汚すし色々トラブルを起こすから。」と言って笑っていました。
 「何故そんなに高い部屋に泊まっているのだ」と客引きから聞かれることがよくありましたが、「安心して泊まれる」ことは値段以上に大事です、私にとって。

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カンボジア援助のTシャツセールス
 先日、リュックを背負った若者が「こんにちは、カンボジアの恵まれない子供達に援助するために、回っています。Tシャツを買ってくれれば、その一部が援助に回りますので、買って下さい。」と訪ねて来ました。私はこの手の類は「お涙ちょうだい・良心に訴え型」詐偽だと思っているので、断っていましたが、なかなか帰ってくれません。

 「どこの誰だか分からない人間は信用できない。」と言うと、証明書のようなカードを見せて
 「きちんとした団体の者です。」と言い、
 「本当に援助に使われるのか?」と聞くと
 「勿論です。」と言い、
 「それなら、こんな詐偽まがいのことをせずに自分で働いたお金で援助すればいいでしょう。」と言うと答えに詰まっていました。
 「君は援助しようとしている国、カンボジアに行ったことはあるのかい?」と聞くと少し間を置いて
 「これから募金が集まれば行きます。」

 もし本当に援助したいとしても、募金で集めたお金で旅費を工面しようなどという考えの人間に、私は寄付をする気は全くありません。本当に援助団体であれば良いのですが、詐偽集団(例え売上の0.1%でも寄付にまわせば詐偽にはならないのでしょう)だとすれば、援助をだしにして人の良心に訴える卑劣なやり方だと思いませんか。

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援助のお金の使い道
 援助の話をもう少し。
 ラジオで聞いた話を思い出しました。
 例えば、某有名国際援助団体が募金等で集めたお金のどれくらいの割合が実際の援助に回るのしょう。

 実は集まったお金の90%は組織維持(事務所の家賃や職員の給料・宣伝費など。)に使われ、実際に援助に使われるのは僅か10%あまりだそうです。
 しっかりした組織でないと(書類作成などの事務的な仕事に沢山の職員が必要)国からの援助も得られないため、組織が肥大化していき、組織維持だけのための団体になっていくようです。
 ボランティア中心の団体でも30%が援助に回れば良い方だそうです。
 最近問題になっている特殊法人と同じようなもので、当初の目的から離れ組織維持だけにお金が使われる・・・。

 援助のお金も相手国の一部の人間だけを潤わせているのでしょう。
 ポカラで毎日ビリヤードで博打(他の場所ではカード博打)をしていたリッチマン(店のオーナーがそう呼んでいた)は外国の援助で作る道路を請け負う土建会社のボスでした。リッチマンは工事がストップしても気にすることなく遊び呆けていました。援助のお金で一日中ビリヤード博打に興じているリッチマンの姿を見ると、一部人間の私腹を肥やすだけの援助なんかする必要はないと思いました。

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汎有Tシャツ
 最近、「漢字Tシャツが流行りの兆し」という新聞記事がありました(2000年8月)。アメリカでエキゾチックでカッコイイということで流行りだしたのを日本に逆輸入ということらしいですが、そういえば旅行中に面白いTシャツを着ている旅行者がいました。

 インドでは「No money,No one rupys,No change money,No hasisi,No rikshar 」そして最後に「No problem」と書かれたTシャツを見ました。なんだかんだとつきまとうインド人に疲れた旅行者の心を掴んだのでしょう。
 そしてこれが中国では汎有(メイヨウ)攻撃(なんでも汎有・ないで片づけられる)に疲れたある旅行者が「汎有"汎有"」と書いたTシャツをこれ見よがしに着ていました(市場経済の導入で「汎有」でトラブルになることは減っているのでしょう)。
 旅行中、例えばケニヤでは「ポレポレTシャツ」(ポレポレ=のんびり)、タイでは「マイペンライTシャツ」(マイペンライ=だいじょうぶ・気にするな)などその国の気質にあった一言Tシャツがお洒落です?

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