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Status:2003-12-04公開 ▼2003-12-04更新

はじめての茶道

始め慣れること

2003年7月からお茶のお稽古を始めました。大人になって何か始めるのはエネルギーがいります。わたしに関して言えば、やってみたいことがあっても、始めるからには続けなくてはという思いが強く、なかなか始められませんでした。何か新しく始めると最初は当然できないので、その感情を味わいたくなかったのかもしれません。なかなか、やっかいなのです。いろいろ始めた今、言えることは、「始め慣れ」した方がよいということです。もし、いくつかやりたいことがあったら、受講料が安いなど始めやすいことから始めてみるいいと思います。わたしは、1ヶ月の間に、茶道と書道を、その月謝のためにパソコン教室の先生を始めました。まさに「始め慣れ」です。お手前の順番がおぼえられない、思うように書けないなど、できないという感情にも慣れました。これは、わたしにとって大きな収穫です。始めたいことはたくさんあるので、臨機応変にそれぞれの配分を変えながら、新しいことを始めたいと思っています。

ペース配分が大事

いくつかのことを同時に始め、続けることができるようになったのは、優先順位をつけられるようになったからです。優先順位なしに、常に全力で取り組んでいたら、息切れしてしまいます。茶道、書道、パソコン教室にかける時間の配分は、週や月単位で違っています。2003年10月からは、高校の「情報科」の教員免許をとるために、通信教育を始めました(詳しくは情報の先生の免許をとりますで書きます)。レポートの締め切り前はレポートを優先させ、他にかける時間を減らし、レポート提出後は教える時間を増やしました。このように多少でも時間のコントロールができるようになったのは、見本になるような友人が何人かいるからです。休みが水曜と日曜の友人がいます。彼女は、水曜日をお稽古日と決めたかのように、多いときで4つのお稽古(茶道、書道、フラメンコ、長唄)を入れていました。別に、不定期の活動もあって、舞台に立ったり、第九を歌ったり多彩です。「いったい、どうやっているの?」と、ついに聞いたのも一緒に食事をした水曜の夜でした。憶えている限りの彼女の答えはこうです。「茶道は月3回だけど先生のご都合でしばらくお休み、書道は家で書いて持っていく、フラメンコをがんばるのは発表会前、第九は年末だけだけど今年は出ないし。」なるほど、全部がんばっているわけじゃないんだ。これは発見でしたが、すぐには真似できませんでした。それから1年経ち、ようやく優先順位をつけるコツがわかってきました。

型がなきゃ、型破りになれないでしょ

茶道の先生のご自宅は、お寺(ご主人がご住職です)の敷地内にあります。静謐で境内に入ると自然と背筋が伸びます。

2003年9月24日のお稽古の際、先生が活けられた床の間の秋明菊(しゅうめいぎく)の写真です。色は白です。

始めたばかりで、歴史ある茶道を語ることなどできないのですが、始めてよかったと心から思っています。きっかけは、「型がなきゃ、型破りになれないでしょ」という歌舞伎役者の中村勘九郎さんの言葉でした。わたしは何も型を持っていないので、型無しだなと思いました。そこで今年は何か型を身につけようと考えていました。そんな折、週刊文春の阿川佐和子さんの「この人に会いたい」で、裏千家15世千宗室鵬雲斎お家元ご自身とお家元の「一碗からピースフルネスを」という世界平和を願う理念を知り、茶道を始めようと決めました。茶道を始めて5ヶ月、茶道の深い精神性に触れたかどうかもわかりません。型が身につくのにも時間がかかりそうなので、今は長生きしたいと思っています。長生きして、その先、さらに先を見たいし行きたいのです。

写真は、2003年9月24日、床の間に先生が活けられた秋明菊(しゅうめいぎく)です。先生の許可を得て掲載しました。本ページは、今後、茶道を通して得たことを中心に書くつもりです。

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