人名録
※ネタバレを含みますので、未読のかたはご注意ください!
※また、間違った情報に気付かれた時は、ご一報いただけると助かります
<あ行>
・愛古掘衛門【あいふるほりえもん】(第1話)
部下と共に十三を酒に酔わせて、勝手に証文を作り陥れようとした。
だが、危機を聞きつけて乗り込んで来た喜亀之介に「殿様遊戯」を持ちかけられて、その
証文を破り捨てられてしまう。
でも喜亀之介いわくは、危機一髪だったのは愛古達の方。
(十三を本気で怒らせておきながら骨折で済んだので…峰打ちでもこの破壊力です)
ちなみに命名は危機之介御免の編集者のかただそうです。(富沢先生談)
・伊沢【いざわ】(第6話)
平賀源内の失墜を図った佐野の部下。第5話にて、蛇毒にて男女6人を殺害していた実行犯
の一人と思われる。悪事を源内によって暴かれた途端、すぐに佐野を裏切り自白した。
・ウタ【うた】→喜多川ウタ<か行>
<か行>
・喜亀之介【ききのすけ】→富士見喜亀之介<は行>
・喜多川ウタ【きたがわうた】(第2話〜)
浮世絵師を目指している絵師(イラストレーター)の女の子。実は後の喜多川歌麿。18歳。
黒覆面に攫われた友達・なっちゃんを助けてもらったのが縁で、喜亀之介たちと親しくなった。
口癖は「〜ス」。ほんわりふわふわした印象があるが、身体を張って友達を助けようとしたり、
身ひとつで上京して浮世絵師を目指したりと、行動的で芯のしっかりした子。
ちなみに浮世絵というのは、実際には「江戸時代に成立した、人々の日常の生活や風物などを
描いた絵」全般を指し、木版画(錦絵)だけでなく肉筆画も含まれるらしい。
なのでウタは「錦絵師」または「版下絵師(木版画の原図を描く者)」を目指している浮世絵師
ということなのかも知れない。
・源内【げんない】→平賀源内<は行>
<さ行>
・サト【さと】(第4話)
悪趣味な若旦那・得市に騙されて、橋から身投げしたところを喜亀之介達に助けられた。
喜亀之介達の力を借りて、冥土茶屋で得市への復讐を果たす。
・佐野【さの】(第5・6話)
御老中・田沼意次の部下の一人。
田沼の補佐役である平賀源内の存在を疎ましく思っていた。
そこで源内の献上品だった「こんふぇいと」に蛇毒を盛り、源内が田沼の毒殺を図ろう
としたように見せかけて、源内を失脚させようとしたが、八角の知らせや喜亀之介達の
活躍によって計画が阻止され、逆に捕らえられてしまった。
・尺取【しゃくとり】(第8〜10話)
火薬で人を殺すことに快楽を覚える、凶悪な殺人鬼。額には罪人の証である犬の刺青がある。
かつて禁じられた尺玉を作ってお縄になったが、その後、5人の人間1人1人に尺玉をくくり
つけて爆発させるという凶悪な犯罪を起こし、永らく投獄されていた。
だが3809日目の夜、田沼暗殺を企てる者の使いだった仮面の男によって娑婆に出され、その
計画に荷担した。
肩に担げるサイズの尺玉では満足できず、六尺玉を使って江戸の町ごと田沼を吹き飛ばそうと
したが、喜亀之介らによって阻止され、最後は花火によって自爆した。
・十三【じゅうぞう】→柳生十三<や行>
<た行>
・田沼意次【たぬまおきつぐ】(第9話〜)
実際の登場は9話からだが、5話から既に名前の出ていた江戸の偉い人。御老中。
老中(ろうじゅう)とは江戸幕府および藩の職名で、将軍直属の幕府の閣僚らしい。
意次は当時の閣僚達の中心となって、江戸の実質的な政権を担っていた模様。
・天神八角【てんじんはっかく】(第5・6話、第11話〜)
生まれてからずっと、情報を集めた蔵「八報」にひきこもっている情報屋。神社の次男。
伝書鳩を使って同様にひきこもっている人達と情報交換をして、江戸の最新情報を蔵の
外壁の掲示板で人々に知らせたり、売買交渉の仲介をしたりしてくれている。
・得市【とくいち】(第4話)
高飛車屋の若旦那。女性を騙しては心中と偽って身投げさせ、その様子を愉しんでいた
悪趣味な男。直接手を下していないということで法の手を逃れていた。
だが喜亀之介達の策略によって、冥土茶屋でその報いを受ける。
<な行>
・なっちゃん【なっちゃん】(第2・3話)
ウタの大事な友達。まだ売れていなかったウタの絵を、初めて認めてくれた人。
家族のくいぶちを稼ぐために女郎屋に勤めていたところ、黒覆面に攫われた。
<は行>
・八角【はっかく】→天神八角<た行>
・花【はな】(第7話)
喜亀之介の恩師である日向先生の孫。祖父と2人暮しをしていたらしい。
祖父が百地屋に騙され、多額の借金を負わされてしまい、祖父と共に危うく自殺しかけたが、
丁度訪れた喜亀之介達によって助けられた。
・日向先生【ひゅうがせんせい】(第7話)
喜亀之介が昔通っていた寺子屋の先生。島町に、孫の花と2人で住んでいる模様。
尋常でない量の書物を所有していて、中には貴重な本も多い。
それらの書物を喜亀之介たちに手伝ってもらって整理していたところ、通り掛った百地屋に
目をつけられ、不当に高額な盗賊除けの契約を結ばされてしまう。
喜亀之介が見たところ、全財産が1両あるかないかという家計にも関わらず、契約料として
5両、契約を解除するならその手数料として3両を請求され、悲観して危うく自殺しかけた
ところを、喜亀之介達に救われた。
・平賀源内【ひらがげんない】(第4〜6話、第8話〜)
神出鬼没な謎の多い男。「実に興味深い」という口癖の通り好奇心旺盛のようで、博識。
特に薬物や浮世絵にはかなり詳しい。また、水の上を走る道具や、遠見眼鏡を作ったりと、
色々変わった物を作っているらしい。(田沼談)また、土用のうなぎの普及にも既に取り
組んでいる。(八報情報)
御老中である田沼意次から、かなりの信望を寄せられている。だがその分、敵も多い模様。
正気の時は聡明な切れ物だが、自前の温室で栽培している怪しい草花で作った煙草を愛用
していて、しばしばユラったり傾いたり、絵がまともに描けなかったりしている。
・富士見喜亀之介【ふじみききのすけ】(第1話〜)
遠州、相良(さがら)藩のしがない小役人である富士見鷹之介の次男。24歳。
定職に就かずに、普段はぶらぶらしているのだが、人の危機を聞きつけると「その危機、俺が
引き受けた!」と首を突っ込まずにはいられない。
危ない状況に血が騒ぐ、なかなか危険な質らしい。
だが義理人情に厚く、度胸があって、土壇場の機転が利く頼もしい人。
またすごく兄想いで、不器用でも真面目に頑張っている兄上を尊敬している様子。
父・鷹之介、母・茄子、兄・富鶴之介との4人家族らしい。
・富士見富鶴之介【ふじみふかくのすけ】(第5・6話、第12話〜)
富士見鷹之介の長男、喜亀之介の兄。父と同じく、相良藩に勤めている。
真面目で勤勉実直そうだが、「不覚!」が口癖のうっかり者で、いつも不運に見舞われて
ばかりいるトラブル・メーカー。
でも両親からの風辺りが厳しい喜亀之介をさりげなくかばったりと、優しい兄らしい。
「毒味の危機」では平賀源内から田沼意次への献上品である「こんふぇいと」の毒味役に
任命されたが、腹痛によりその役目をまっとうすることが出来なかった。
その事を後悔しているためか、現在「大役」に燃えている。
・富士見鷹之介【ふじみたかのすけ】(第5話)
喜亀之介、富鶴之介の父親。気の強そうな母親と対象的に、穏やかそうな印象の人。
直接名前は呼ばれなかったが、八報の掲示板の記事にその名前が書かれていた。
ちなみに母親の名前は本編ではまだ登場していないが、茄子というらしい。初夢の縁起物
である、一富士二鷹三茄子が名前の由来とのこと。(富沢先生談)
<ま行>
・みっちゃん【みっちゃん】→柳生十三<や行>
・百舌【もず】(第2・3話)
麟次郎の部下だが、実は女郎を攫っては異国に売り飛ばす悪党、黒覆面の一人(主犯)だった。
一度は逃げおおせたが、喜亀之介達の策によって「ももいろふんどし」だという噂を広められ、
隠れ家がばれて捕まった。
そして最後は女郎達の代わりに、怪しげな異人達に売り飛ばされてしまった。
・百地【ももち】(第7話)
盗賊除けを商いとする百地屋の主人。十三が父親に聞いた話によると、百地屋は太平の世に職を
失った忍びの者(元忍者)らしく、百地の守りは鉄壁だと自負している。
だがその経営の実体は、不要になった武具・忍具の類を盗賊除けとして高額で売りつけ、契約料
が払えない場合はやはり高額な解除手数料を請求するという、悪徳商法だった。
騙された日向先生の無料での契約解除を賭けて、ありったけの盗賊除けを施した家から「百地之歩」
という草子を盗んでみろと、喜亀之介たちに挑戦するも、仕掛けの弱点を突かれて、喜亀之介達に
解除されてしまい賭けに敗れる。
喜亀之介達の温情によりお上に訴えられずには済んだらしく、最後は改心した模様。
ちなみにこの百地という名前は、実在した忍者の一族として知られている。
「百地は戦国時代、伊賀の上忍で藤林・服部と並ぶ御三家として有名なお方。一般には服部が一番
知られていますかね。忍者ハットリくんとか服部半蔵とかで。かの石川五右衛門が弟子だったと言
われるのは初代の百地丹波さんだそうです。」(きばまほろさん、情報感謝です!)
<や行>
・柳生十三【やぎゅうじゅうぞう】(第1話〜)
天下の柳生家の三男。道場の師範代を勤め、武闘派グループ「十三派」を率いている。24歳。
その整った顔立ちや、前髪で大抵表情が隠れているせいで一見クールな印象があるが、実は感情
豊かでぶち切れることもしばしば。血の気の多い、ある意味喜亀之介以上の危険人物。
当初は喜亀之介を十三派に勧誘していたが、今では3人でブラブラしていることが多い。
上に宗俊(むねとし)、俊睦(としむつ)という2人の兄がいる。
小さい頃から田沼の屋敷に出入りしていて、現在も剣術の指南役として顔が利く。
(兄・宗俊の話によると、柳生家は家康公の剣術師範を勤めるなど、由緒正しいらしい)
・柳生俊睦【やぎゅうとしむつ】(第8〜10話)
柳生家の次男で、十三の兄。
剣術に優れ、その実力は十三いわく「鬼並みの強さ」「おそらく宗俊兄や親父よりも強い」。
普段は優しく気さくな人柄で、十三にも「睦兄ィ」と呼ばれて慕われていたが、その内面には、
実力がありながらも顧みられない武家の次三男としての立場に、やるせない苛立ちを抱えていた。
そんな中、田沼暗殺計画を企てる者に必要とされ、荷担してしまったらしい。
凶悪な殺人鬼・尺取を牢から出した仮面の男の正体は、俊睦だった。
「今の世の腐敗を正すため」という大義名分のもと、江戸の町民を巻き添えにしてまでも田沼を
暗殺しようとしたため、計画の阻止を源内から依頼されていた喜亀之介達と対立する。
「のうのうと生き無駄に死んでいくよりも俺は新時代の礎になることを望む」という信念のもと、
十三と決闘するが、狙いをわざと外して自ら十三に斬られ、最後は花火の爆発に巻き込まれた。
墓石の図案はウタが考えたもので、酒樽の台に徳利の塔、上に杯の笠を載せた形をしている。
なお彼のモデルとなった柳生家八代藩主の二男、俊睦乏斎の墓は実際にこの形をしている。
(奈良県の「芳徳寺」に柳生家歴代の墓地があって、このお墓も現存しているそうです)
・柳生宗俊【やぎゅうむねとし】(第8話)
柳生家の長男で、十三の兄。
厳格で気位が高いらしく、弟達の事は「穀潰し」とみなして疎んじている模様。
(俊睦はしばしば彼のお財布をくすねていたらしいので、仕方ないかも知れないですが…)
柳生家の家名に強く誇りをもっていて、再び将軍家の指南役に返り咲くことを目論んでいる。
<ら行>
・蘭【らん】(第8・9話)
老中・田沼の傍に常に仕えている女性で、その身の回りの世話などを甲斐がいしく行う。
物静かで、田沼に何を言われても「おっしゃる通りでございます」とたおやかに答えている。
・りんじろう・りんりん【りんじろう】【りんりん】→若松麟次郎<わ>
<わ行>
・若松麟次郎【わかまつりんじろう】(第2・3話)
旗本である若松家の次男。愛称りんりん。武闘派集団「麟次郎派」を率いている。
みっちゃんこと十三と茶塔の出会い系で知り合ったが、互いに男と分かって険悪に。
その後黒覆面の事件でさらに敵対するが、実は自分の部下の犯行だったと分かり、
逆上した部下に斬りかかられたところを十三に救われ、最後には和解した。
喜亀之介とは前からの知り合いだったらしい。
→TOPへ戻る