小泉さんとチェコ

少し前にチェコネタ掲示板で話題にのぼっていたけど、
小泉今日子さんが今チェコにはまっているらしいというお話。
昨日たまたま小泉さんの公式サイトに遭遇した。
そしたら、「画像つきエッセイ」というところに、彼女がいかにチェコに惹かれていったかがつづられていたよ。

読んでいて、「そうそうー」って思わず口に出てしまいそうだった。
チェコに関心を持ち始めた人が、チェコについて知ろうとすると
こういう状態に陥るんだよね! やっぱし。

  えー、高校のとき生物でやった遺伝ってチェコ人の研究なんだぁ

  カフカもチェコ人ー?

  原爆ドームを作ったのもチェコの人ー?

  「遠き山に日は落ちて」ってチェコ人が作ったんだぁ?

などなど。

人生の思い出のピンポイントにチェコが潜んでいる。
遠い国だと思っているのは本人ばかりなり。
ほんとはとても身近にひそんでいるなり。

トイレ論

トイレに行くと、びっくりする。
わたしのバイトしているところの女子トイレは、とてもきれい。
とくに洗面台はすごい。
押すとぷしゅーっと音を立てて泡立ったせっけんが出てくる。
で、水が自動で出てくる。水は温度調節ができるので、お湯にもなる。
で、洗ったら背後にあるペーパータオルでふける。
ペーパータオルの隣には温風で手を乾かす機械もある。
で、せっけんやタオルが切れていることはない。
トイレ天国。

今日びっくりしたのは、洗面台でせっけんのアワアワをぷしゅーしゅーしゅーと、
手のひらに乗り切らないくらい使っていた人がいたこと。
あんなに泡はいらんだろ。

そういえば、この間はペーパータオルを一人で5枚くらいとって、がしがし手を拭いていた人もいた。
スーパーのビニール袋をたくさんがめるおばちゃんみたいに、がんがんペーパータオルをひっぱっていた。
そんなにいらないだろ。
わたしはいつも、「一枚のペーパータオルでいかに手を拭ききるか」にチャレンジしている。

チェコのトイレは、チップをとられるのがふつうだ。
場所によっては、チップを払ってトイレットペーパーをもらう、ってところもある。
個室の中にはトイレットペーパーは備え付けられていないのだ。
で、チップを払っておばちゃんからもらうトイレットペーパーは、30センチくらいしかない。
最初はびっくりした。
これで足りるのかな、と。
でも、よく考えたらあたしたち使いすぎなんじゃないの。備え付けてあるとがんがん使ってしまう。

チェコ人から与えられた30センチのトイレットペーパーでおさまる程度にトイレをすることにした。
それこそ、チェコ人に近づいたって感じ。

友人へ

ぱっと見たときチェコかと思う文字列。

 ・チョコ

でも、日常でよく見かけるので、すんなり読める。逆にチェコを見たときにチョコかと思うほど。
 ・チェロ
音楽の話題で見かける。チェコも知る人ぞ知る音楽大国なので、「あ、チェコ?」って勘違いしやすい。
 ・チエコ
スナックの看板みたい。字のバランスも違うので、チェコじゃないな、とわかる。
 ・チャコ
そもそもチャコってなんだ? 家庭科で使ったチャコペンシルのあの「チャコ」だろうか。「チャコの海岸物語」のチャコはなんだろう。チェコかと読み間違えたときに、いちばん不機嫌になる文字列。

わたしの友達はいつまでたっても「チェコ」をおぼえてくれない。
いつも「チャコ」と言うので、もういちいち訂正しないことにした。
でもここではっきり言っておくが、チャコとチェコは絶対に違う。

花粉症

チェコでロシア人のルームメイトと話していたとき、
花粉症をどうやって説明するか困っていた。

すると、そのロシア人の子のお母さんも花粉症だと言う。
「花に対してアレルギーを持ってる」って表現をしてた。
相変わらず自分では作文ができないわたしだが、
そこですかさず「ヤー・タケー(わたしも)」と言ってみた。

誰かとチェコ語会話するとき、聞き取れてもうまく返事の仕方がわからないとつい使ってしまう。
「ヤー・タケー」。

同じチェコ語を勉強していた友達は、ブルノ旅行中、寝言で「ヤー・タケー」って言ってました。

ペラペラへの道

昨日お風呂で、チェコ語を使ってみた。
会ったことのないチェコ人に電話をする、という設定で。

前から思っていたけど、
通学路とかお風呂とか一人で妄想の世界にいるとき
チェコ語はスラスラと出てくる。
おいおい悩まないでいけちゃうぞ、って自分でも驚くくらい流暢にチェコ語作文ができて、そのまま口から出る。

でも実際にチェコ人を目の前にしたり、授業でクラスメイトに囲まれていたりすると、一気に調子が狂う。
言わなくていいことを言ってしまったり、いつもなら出るはずの単語がでなかったり、さんざんである。

お風呂に入ったり、道を歩きながら独り言でチェコ語を話しているときは、
やっぱりリラックスしてるんだろなぁと思う。

外国語ができるかどうかは単語や文法だけでなく、
目の青い人や知らない人を前にして、
どれだけ日常の自分でいられるか、というのもかなり関係していると思う。

見栄っぱりなわたしの場合は、それを克服するために、
実践と基礎学力をしっかりしなくては、と思う。
思うことは思う。わかっちゃいるんだが。

ZIMA

よく飲み屋にいくとZIMAという青いランプが光っている。
見るたびに「寒さ」だ、と思う。

「ZIMA」っていう名前のお酒があるけど、
チェコ語で「zima」という単語は、「冬」とか「寒さ」という意味です。
たぶん語源は同じところからきてるはず。
ZIMAのページを探そうとしたけどみあたらず。。。

あぁ、なんでヤフー・アメリカにアクセスするだけでドキドキしちゃうんだろう。

某友人は、ZIMAのランプをみて「IZAM」と間違えていました。

メルティー・ラーブ、メルティー・ラーブ、メルティー・ラーブ♪

そこがヘンだよ、日本人

「ここがヘンだよ、日本人」というテレビ番組がある。
いろんな在日外国人が日本人について議論しちゃう番組。
チェコ人は出ていない。
たぶんこれからも出ないだろう。

日本人は外国人からあれこれ言われるのが絶対すきだと思う。
この番組のタイトルを見たときも、うまいなー、と思ったもの。
きっと外国人がみんな日本人に注目してるって思って、晴れがましくなっちゃうんじゃないかと思う。

でもチェコ人は絶対こんな番組楽しくないんじゃないだろうか。
他の国の人にいろいろ干渉されて、
挙句の果てに国が占領されちゃった過去をもつ国だし。
もうそういうのは辟易って感じじゃないかしら。
ましてや、他人にいろいろ指摘するなんて、
自分がされていやだったことをするような気がするんじゃないか。
でも日本じゃそういうの喜んでる、っていうのがおもしろい。

ま、しょせんテレビの見世物だからなぁ。
でも、たぶんチェコ人はこの番組に出たり、見たりしないで、
「そんなんやってるんだ・・・」って流すんじゃないだろうか、と思う。

たまたま知人から聞いた話だが、
実際に日本で暮らすチェコ人が出演のオファーを受けたそうだが
やはり断っていたらしい。
そりゃそうだろな。

もしチェコ人が今後出るとしたら、
英語ペラペラの極度にアメリカナイズした人ではないかと思われます。

ロシア好きさんの愛情

ロシアの宇宙ステーションが落ちてくるってニュースを見た。
何年か前にもこんなニュースがあったような気がする。
誰かが勝手に空に投げたものが、何にも知らない自分んちを壊したら、腹が立つだろうなぁ。

大学に入ってまもなく、ロシア語の先生がロシアについての授業で、引用した言葉が印象的だった。
正確にはおぼえていないが、一部ははっきりとおぼえている。

ロシアは知にて測り得ず

その後、ロシアにまつわる話を聞くたび、
あるいはチェコにあった共産主義時代の話を聞くたび、この言葉に納得する。

もし宇宙ステーションが落ちてきても、ロシアが打ち上げたって聞いたら「あー」とわたしは思うだろう。
ロシアじゃなくてアメリカだったら本気で怒り狂うけど
ロシアだったらわたしの怒りはわかないかも。
それは「知」ではロシアには通じない気がしているからだ。

日本の知識・理屈で話をしても、ロシアに日本の気持ちをわかってもらうことはできないと思うからだ。

ロシア好きだという人、ロシア文学に心酔してる人に何人か会ってきたが、
みなどこか遠くを見ていた。
遠くを見ながらロシアを語ってくれていた。
あの人たちには何が見えるんだろう。
そんなふうに遠くを見させてくれるロシアに、えもいわれぬ不思議を感じずにはいられない。

がんばれ

バイトでアンケートの集計とかやってるんだけど
何百通、何千通と見てると、そのアンケートの回答者の心理状態まで予想するようになってしまった。
かってに想像して楽しんでるだけ、とも言う。

ずっと選択式のアンケートで、最後に「なにか一言どうぞ」という欄を設けると、
ありがちなのが、「がんばってください」という一言。
一見、応援してる好意的な回答者に見えるけど、
無難に「がんばってください」と書かれたアンケートをこうも大量に見てくると
「がんばってください」というのは

応援はするけど、私は実際に力にはなれません。だからそっちで勝手にがんばってください

という意味に思える。

自分が「がんばれ」って言うときも、だいたいそうだ。
何かしてあげたいけど、わたしじゃ何の手助けもできないときに、がんばれーって使う。
ほんとに応援したいときは、何も言わずにさっさと手を貸す気がする。

そんなことを考えてたら、チェコ語の「がんばれ」の言い方を思い出した。
チェコ語だと「Drzim vam palce!(ドゥルジーム・バーム・パルツェ)」というんだそうだ。
直訳すると「わたしがあなたの親指をささえてあげるわ!」。なのかな。
先生に聞いたときは、
物事がうまく行ったときなど、親指を立てて指紋を見せるジェスチャーをする。英語だと「good!」みたいな。
あれのことよ、と言っていた。
「がんばれ」は命令形だけど、チェコ語の場合は「私が〜します」って言い方だ。
何の力にもなれないから勝手にがんばれって意味には聞こえないだろうな、とぼんやり思った。

別に日本が嫌いなわけじゃないけど、わたしは「がんばれ」って日本語はとても使いにくい。

いやいや、言ってもらう分にはうれしいんですよ。

苗字

さっき本屋さんで夢占いの本を立ち読みしていたら
筆者の苗字がわたしと同じだった。

わたしの苗字は一般的にそう多くないのだろうが、
現実で同姓の人を見つけるより、ドラマの中とか小説の中に見つけることのほうが多い。
たぶん、さっきの夢占いの本にあったのも占い師さんの芸名(?)とかペンネームなのだろう。

この苗字、
自分としては、ちょっと画数多いしバランスもとれないし、いまひとつ野暮ったい名前だったのに
小説の登場人物や占い師の名前につけられてるっていうのは
何かイメージを湧かせる名前なのかも。
ちょっと見直した。かっこいいのかも。ぐふ。

さて、本で読んだけれど、チェコ人の苗字を見ると
動詞の過去形から来た名前が非常に特徴的なんだそうだ。
有名な詩人にネズバル(Nezval)という人がいるのだが
彼の名前は小文字で始めれば「招かれなかった」という意味だし、
和訳も出ている小説家フラバル(Hrabal)の名前も
「穴を掘った」という意味になると見た。

あと個人的に衝撃的だったのは、苗字が形容詞という人。
ノビー(Novy)さんは「新しい」さんだし
シュチャストニー(Stastny)は「幸せな」さんだし
特にびっくりしたのは「粗末な」さんとか「不幸な」さんもいるってことだった。
苗字ってわかっていても、いやでもイメージが沸いてしまうだろうに。

そのへん、チェコ人に聞いてみたい。
名前でからかわれたりするんですかーって。

週末は何を

学校でチェコ語の授業を受けていたとき、困る質問がいくつかあった。

それはチェコ語がわからないというのではなく、日本語で聞かれても困るような質問だ。
そのひとつが
 「週末は何をして過ごしましたか」。

ほとんど毎週末、わたしはたいしたことをしていなかったので この質問はすごく困った。

「寝ていました」とか「バイト」とか「特になにも」とか答えた。

でも先生がいい顔をしてくれないので、なるべく違うことを言いたかったんだけど、
当時はほんとにとりたててなにもしていなかった。

クラスの友達もだいたい答えに困っていたみたいだった。
そんな毎週毎週、出かけたりしないよねーとか話していた。
チェコ人は毎週毎週何かしてんのかしらねー、とか。

今なら毎週末出かけたり、何か食べたり、誰かと会ってるから、いろいろ話せるのになぁ。

思えば大学生のうちは、時間は有り余るほどあって
週末や休日を大事にするって発想はなかったなぁ。
休みの日はひたすらバイトしていたし。

だんご三兄弟・チェコ編

何年か前に「だんご三兄弟」という歌が流行っていたとき
チェコ人の先生と「だんご三兄弟」をチェコ語にしたら、という話をしていた。
もちろんチェコに「だんご」はないのだが
チェコでだんごにあてはまるのは「クネドリーキ」だろう、と先生が言った。

チェコで主食というと、じゃがいも、クネドリーキ、米の順だそうだ。
チェコの本では、クネドリーキは蒸しパンみたいという説明がよくされるけど
見た目は焼く前のクッキー生地みたいだ。
小麦粉と卵と・・・で、蒸して作る。でも蒸しパンほどふくらんでいない。
これを煮込み系のお料理に添えて、食べる。
昨日、まだ早めに器にもってしまったお雑煮のもちはクネドリーキに似ていた。
固さとか汁につけてあるとことか。
あのときの先生の言葉を今ごろ実感。

デモ、って。

チェコではチェコテレビの社長が変わって
デモが起こっちゃったことがありました。
そりゃもう市民10万人が参加して大騒ぎ。

あ、デモは戦争とは違いますよ。>チェコ=戦争多いって思ってる人々
それにしても、10万人もデモに参加するってすごいよなぁ。
日本でいうと、GLAYライブくらいに匹敵する関心の高さか。

さて、ホルベックさんの通訳をしたときのこと。
実演のことを英語で「デモンストレーション」って言うじゃないですか。(日本語でも)
だから、最初は、ガラス削りの実演のことを
チェコ語で「demonstrace(デモンストラツェ)」と訳していたら
「デモンストラツェというと、デモ行進のことが頭に浮かぶからやめておくれ」
といわれたのを思い出します。

特に今、日本じゃデモが一般的でないことを感じる。

チェコ人の国民性

チェコ人の国民性を思いつくままあげるコーナー。

  • 気むずかしい
  • 政治ネタ好き
  • 皮肉ネタ好き
  • 人前ではおしゃべりではない
  • 仲良しさんとは人が変わったようにおしゃべり
  • チェコのことがすき
  • ロシアのことが嫌い
  • やさしくあたたかく親切
  • けっこう適当
  • 小銭をかせぐのが好き
  • 切手を集める
  • どこかいつも敵対心をもつ
  • お茶が好き
  • ねばり強い

また思い出したら書きます。異論反論はメールで。笑