★チェコ雑記★

日本の善良なる若者たちへ

バスや電車に乗るとき、いつもおびえる。
「お年寄りには席を譲りましょう」
と、どこからともなく掲げられたスローガンが頭を離れないからだ。
お年寄りが席の前に立ったら…
席を譲ること自体はやぶさかではないが
狭い車内で目立つ。それが少しこわい。

だから、そんなにスムーズに譲れない気がする。
妙に緊張する。
しかも、せっかく譲ったのに
「年寄り扱いするな」
と言われることもあるらしい。
そしたら恥ずかしいし、悪いことしたような気がする。

あー、どうしよっ。
寝てるふりのほうがいいかな。
断られるかもしれないしっ。
寝てて気づかなかった、ってことにすれば、怒られもしないだろう…

というふうに
日本の善良なる若者は、バスで、電車で一度は悩むのではないかと思う。

しかし、わたしはチェコで発見した。

「お年寄りに席を譲りましょう」
というスローガン自体が適切ではないのだ!

チェコに限らず、欧米の若者は
席を譲るかどうかでこんなに苦悩していないらしい。
実際に、わたしがチェコで席を譲る若者を見たとき
すべての謎が解けた。

ああ、このチェコ人は
「お年寄りに席を譲りましょう」という精神ではなく
「困っている人には手を貸しましょう」という精神から
席を譲っているのだと。

日本にいたときはそんなことよりまず与えられたスローガンが頭に浮かんでしまっていた。
そっかそっか。お年寄りには席を譲りましょうって言ってるけど、違うんだな。

あたりまえすぎるほどあたりまえだが、
この若いチェコ人のおかげで
わたしはインターナショナルな善良な若者になれそうである。

外苑前の本屋にあるチェコ
最近、自分の中のチェコ熱が冷めつつある。
以前と変わらずいい国だとは思う。
でも、みんなにその良さが知れつつあるし、
自分の中でも未知の部分が減ってしまった。

魅力とは、何も知らない、ということかも。

先日、外苑前の青山ブックセンターに行った。
店の奥へ進むと、なんとチェコアニメのコーナーが。
トゥルンカやシュバンクマイエルの書籍にビデオ、それに「ひなぎく」のDVDなど、
うはうはの品揃え。
しかも、そこにあったテレビでトゥルンカの映画をサンプル上映していた。
どうも芸術系の本が充実していた店らしかった。

あのチェコビデオの陳列の前にいたら
チェコアニメがもう当たり前のもののような気がした。
みんなが知ってるもののような、
小さいころからもうずっと見てきたもののような、
そんな感じ。

不思議な空間だった。ちょっと怖かった。

飛行機とわたし
飛行機に乗るといつも
機内食でそばが出るのはなぜだろう。

カップに少しばかりのそばが出る。
わさび、のり、ねぎ、つゆ、と全部そろっているのに、
そばはほんの少し。
しかも、パンやライスが主食としてあるというのに、さらにそば。
あれは何だろう。

さらに、飛行機は落ちるものである。
上空何千メートルってところをすごいスピードで飛んでいる、
ってそれ自体すっごく危ないんじゃないかって思う。
それなのに、飛行機の中では、
ファーストクラスとかエコノミークラスとか
階級差があって、
エコノミーでファーストのことを思うと、貧富の差を感じさせる。
なんか妙にヨーロッパの貴族社会とか啓蒙専制主義なんかのことを思い出したりする。

エコノミークラスでも
精一杯のもてなしを受けるが、それがなおさらだ。
あの狭い座席にシートベルトで縛り付けられているのに、フランス料理っぽい名前の機内食。
だのに、そこにそば。
本当はとても庶民的な空間なのに、
背伸びして高級感を出そうとしている感じがとてもむなしい。

そして何より、飛行機を怖がるわたしは
そんな料理を温かくしたり、映画を流したりしないで
そのぶん安全運転をしてほしいと思ったりする。
料理なんか食ってる場合か。落ちるかもしれないのに。

チェコで着るべきTシャツ
チェコに旅行中、ロゴTシャツを着ていた。
日本ではどうってことないTシャツだったけど
チェコでは着るのが少しためらわれた。
なぜなら胸に入っているロゴは
「Dusseldolf」と書いてあったからだ。

これじゃあドイツのデュッセルドルフへ観光に行ってきたみたいじゃないか。
で、現地のおみやげ屋さんで地名入りのTシャツを買って
喜んで着ちゃってるみたいじゃないか。

荷物を少なくしようと
厳選して持っていった衣類の中にこんな罠があろうとは。

チェコの夏

チェコに行っているとき、
広い芝生の上で、ご婦人が日光浴しているのを見た。
街中のちょっとした植え込みだったのに、
ご婦人は水着だった。
しかも、うつぶせに寝て日焼けしてる。
海か。と思ったけど内陸国。
あー、じゃ海のかわりか。
でも、すぐそこには道路でトラックが走ってるのに。
さらに、よく見たら、トップレスのご婦人も発見。
きゃっ。
しかし、隠すそぶりもない。

文化の違い、ってーかなんてーか。

ああいうのを見ると、自分は日本人だなーと思う。
いきなりトップレスのおばさんが公園で日光浴しているのを
外国だからといってすんなり受け入れられないものですね。

チェコのコーヒー、スロバキアのコーヒー

チェコでは
今でこそ、コーヒー(チェコ語だとkava)で
ふつうのコーヒーが出てくるのだが
少し前までは
kavaと言ったらトルココーヒーが出てきてしまうらしかった。

トルココーヒーはひいた豆をそのままお湯に入れて
煮出してそのままカップに注ぐのみもの。
底まで飲み干そうとすると、
口の中に豆が入ってじゃりじゃり。

トルココーヒーじゃなくてふつうのコーヒーが飲みたいときは
「エスプレッソ」と注文しなければならなかった。
わたしも一昨年チェコにいたとき
「プレソ・ス・ムレーケム(エスプレッソ、ミルク付き)」を注文していた。
でも全然エスプレッソじゃないコーヒーを飲んでいた。

今回チェコに行く前にはスロバキアにいたのだが
スロバキアで急に雨に降られたとき、近くにあった喫茶店に入った。
コーヒーを注文すると、ミルクは?と聞かれたので
ミルクも、と答えると、カフェオレが出てきた。

これがスロバキアスタンダードなのだろうか。
それとも、お子ちゃま扱いされたっ?

クイズ・ミリオネア

チェコからの帰りの飛行機で手に取ったチェコの新聞に
クイズミリオネアの人気について迫ったページがあった。

チェコでもミリオネアやってたのよ。
「ミリオナージェム」という名前で。
わかるところだけ読んだんだけど
ドキュメンタリーぽいところが人気
とか書いてあった。
なるほど。

でも、チェコの「クイズ・ミリオネア」には「ファイナルアンサー?」っていう決めぜりふはありませんでした。

日本とチェコ人

チェコに行ってきました。

チェコと日本を行き来するのって大変なことなのだ、と感じています。

たまたま帰りの飛行機で、
わたしの両脇にはチェコ人の女の子が座っていました。まだ若い女の子。
団体で来ていたみたいなんだけど、席はバラバラになってしまっていたみたい。
それでわたしは二人の女の子の隙間に座ることになっていました。
わたし的にはちょっとうれしかったケド。

二人とも高校生くらいで、
入国カードの書き方もわからなかったり、英語もまだ使い慣れていない様子。
チェコ人が日本に来るなんて
何か日本の団体から招かれていたのでしょう。

私の左側の女の子は、
手元にノートを持っていて日記か何かを書いていました。
ふと見ると、一ページまるまるにボールペンで
「JAPONSKO」という字が。日本という単語ですよ。
絵が添えられていたり、文字が飾られていたり。
ああ、日本を楽しみにしてるんだなぁ。

12時間という長いフライト。
成田に着陸したとき、
私の左側に座っていたチェコの女の子が、
私の右側のチェコの女の子に向かって小さく
 「Jsme tady(イスメ・タディ)」
と言いました。

それは日本語にすれば、「着いたね」とかそんな感じかしら。
直訳すると「わたしたちはここにいます」。
この、チェコ語初級でもわかるたった2語を聞いたとき
わたしもなんだかじーんと来てしまいました。

そう。自分のことを思い出しました。
荷物の重さ、飛行時間の長さ、飛行機の窮屈さ、乗り換えの面倒さ、旅先での不安…
そうしてわたしが着いたチェコ。
それよりもずっと前から、
田舎で、地図帳だけで遠い国に抱いたあこがれ。

チェコの女の子たちが、似たような気持ちで遠い国日本にあこがれているとしたら
わたしはすごくすごく光栄なことに思います。

チェコの音楽
わたしは音楽には詳しくない。
なにしろ甲斐の山猿なので、音楽なんて高尚なことはできないのだった。
身近な文化は、
棒きれと地面でできる絵画と、あとせいぜい本まで。
ピアノやレコードプレーヤーなんて買えないし、買おうとも思わない家だった。

そんな環境で育ったので
チェコは音楽が有名な国だというのに
いまひとつ味わえていなくて口惜しい。
なにがよい音楽なのかわからないからだ。

少し前までは、チェコに行く人というのは音楽をやっている人が多かった。
今でも、チェコに旅行する人はオペラやコンサートを見に行く。
チェコ出身の音楽家も多い。
実はほんとにチェコの音楽家ってすごいんじゃないだろうか。
でもわたしはそれについて述べるほどものを知らない。

あぁ、違いの分かる人間になりたい。。

チェコ語を学ぶ(中級編)
チェコ語学習は最初に大きい大きい山があって
それを越えたら楽になる
という話を前に書いたけど
そういえば、チェコのサマースクールでも
初級、中級で教わる文法事項は同じだ。
文法を覚える、ということより
何度も練習する、ということに重点が置かれていたんじゃないかと思う。

上級だったら、文法事項はおさらい程度で
ひたすら作文、聞き取り、そしてディスカッションだった。
日本ではそんなに段階がわけられるほど学習者はいないと思うけど。

さて、妙にコストニツェの反応がいいので
(やっぱりな…)
日本初コストニツェ特集をやりたくなってきました。
少々お待ちください。
スキャナー買うまで。。。

ホテル
外国に行って知ったのだが、
大きなホテルの前にはいくつもの国旗が飾られていることが多い。
旅行者を歓迎してるって意味なのか。
日本でよく見るビジネスホテルや温泉旅館には見かけないので、
ホテルが旗を飾るっていうのはチェコに行くまで知らなかった。

で、先日横浜へ出かけたときのこと。
地図では、山下公園のほうに行くと
大きなホテルがいくつもあるみたいだった。
わたしが歩いていた道にも
ヨーロッパみたいに国旗がいくつか飾ってあるホテルがあった。

どこの国旗だろう。

なんとなく見てしまう。
すると、フランス、イギリス、日本、そして…
おお、チェコの国旗ではないか。
そこには4つの国の国旗。
しかし、なぜかフランス、イギリス、チェコ、日本。

しかも。
チェコの旗は上下逆さまに飾られていた。
ありゃ。
なんとなく4つの国も任意に選び出されたものかな、って感じがしたけど
チェコの旗なんか逆さまだよ。

でも、ふつうこんなもんだよね。
チェコの旗かどうか、調べないとふつうわからないだろう。
どっちが上かなんてのも、もっと調べないとわからないことだろう。

…でも、指摘したところで上下なおしてくれるんだろうか。
そっちのほうが重要だ。
見つけた以上、そのホテルに今度メールでも書いてみようかしら。

インターネットにて
asahi.comの中に、世界の天気コーナーがあった。
プラハの天気もあった。
たぶん、ニュースサイトや検索エンジンだったら、どこもあらかたのせているんだろうな。
すごいな、インターネット。

しっかし、朝日新聞、
「東欧」って表現はどうかと思うけど…
ここの新聞ったら、
以前も、フロイトの記事の中で「旧チェコ」って書いてたりして
なんだかあぶねーなぁって思っていた。
時事ネタを伝えるメディアなのに、
センスが古いんじゃないかと疑ってしまうわ。

で、プラハの天気ですが
先週見たら、
週の前半は最高温度27度、後半は最高気温17度。
まー、相変わらず寒暖の差が激しそうなプラハですね。
今月後半、ついにチェコ行ってきます。へへ。

チェコとアメリカ
連続投稿ですが。
チェコの雑誌を見るチャンスがあったのですが、
どうもホッケー選手がもてはやされている感じ。
確かに長野オリンピックくらいからヒーローなのかも。
アメリカで成功しているチェコ人。

チェコはドイツやロシアに対して、歴史的な面から嫌悪感を抱いているようですが、
それに対して、アメリカっていいイメージなんじゃないかと思うときがあります。
チェコ人が移民していったのもアメリカだし、
共産党体制だったころ、チェコの人々を応援していた人々もアメリカやカナダにいました。

関係あるかわからないけど
そういう部分でアメリカはとてもかっこいい国なのかも。
みんなからあこがれられている国。
そりゃ強気にもなるかも。

サッカーから
ページを変えてみました。
そしたら過去ログ一ページ分消えた疑いが。
…取り戻す力はわたしにはありません。
ま、いいか。

某友達が教えてくれた話。
ゲームセンターにあるサッカーの対戦ゲームで定番のものがあるんだそうですよ。
で、そのシリーズが
1、2、2000と出ていて
今日シリーズ3を見つけたので試してみたら
国別対戦のチームの中に
「チェコ」ができていたんだそうな。
しかも、そこのゲーセンには
早速「チェコ」を使って対戦してくる人がいたらしい。
試合を挑まれたその友達はこてんぱんにやっつけた、と言っていました。

そのゲーム、
たぶんわたしも見たことがあると思うのですが、
国別の対戦ゲームになっていて
いつもフランスとかブラジルとかドイツとかそんなんばかりでした。
ついにサッカーゲームの世界にもチェコが登場。
うーん、こうやってじわじわと普及していくのか、チェコよ。