★コストニツェ★
クトナー・ホラはプラハの東。聖バルボラ教会で有名な美しい地方都市です。 しかし、それよりもっと刺激的で深遠な名所が。それがセドレッツ・コストニツェ(納骨堂)。
13、14世紀にペストや宗教戦争で大勢の人が亡くなって もともと教会・墓地だったセドレッツに遺体が集められました。 でもその数はあまりに多すぎて、埋葬しきれずに骨だけそこに集められていました。 遺体の数は七万体にのぼりました。
あるとき、教会に一人の盲目の僧侶がやってきました。 大量の骨を見ているうちに、これを並べてみてはどうだろう、と思ったようなのです。 僧侶は骨を並べ、教会にある聖杯や十字架、燭台のかたちに組み立てました。 大きい骨、小さい骨、曲がった骨、頭蓋骨・・・ それぞれの形を生かして、几帳面に並べられた骨は もはや芸術の域に達していました。 当時ここを治めていたオーストリア貴族の紋章、天井や壁の装飾、シャンデリアまで・・・ たくさんの骨がそれぞれの特性を生かして部屋中を埋め尽くしています。
恐怖か、驚嘆か、賛美か。 そのいずれも必要とせず、今でも静かに骨たちは眠っています。
◇リンク◇ シュバンクマイエルの映画「コストニツェ」
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