4月22日 by FukumotoAtsushi
5月13日 by hydrangea912
○アマゾンレビュー
○読書メーター
09/08/16:ほそい 興味深い。日本の雇用関係法制の一貫性のなさと実態への合致しなさは抜本改正が必要ということを痛感する。ただ、この本で理想とされていることは現状の労使関係からすると革命的なまでの変革が必要なわけで。なかなか難しい気がする。でも良い本ですよ。
08/19:かずよし 今まであまり語られなかった視点
08/25:takizawa 本書の特徴は、「過度に保守的にならず、過度に急進的にならず、現実的で漸進的な改革の方向を示そうとした」点にあるといえる(はじめにより)。例えば、非正規労働者問題には、長期的には賃金制度改革が望ましいが、現在の賃金制度を前提にすれば、期間比例原則を採用するのが好ましい、といったように。日本にはコーポラティズムの思想が薄いが、巻末での提言にあるように、経済財政諮問会議に労働者代表・消費者代表を加える形で民主主義を徹底させることが必要(声の届いていない程度が余りにもアンバランスなため)。
08/28:ishii-hiro ひとまず読了。良書。 たとえば派遣法改正という単純な規制緩和か強化かという立ち位置でなく。 いわゆる非正規労働者問題(というネーミングがミスリードになっていることも本書は指摘されています。)は、正規労働者の過大な負担と表裏一体から始まるという今までの議論の敷衍から始まる本書は、現代社会の有用な補助線だなあと、ひっかかり。もう少し丁寧に整理する予定。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/ 筆者ブログに、より的確な書評が引用されています。
08/30:安眠練炭 理想論を押しつけるのでなく、いかにして理想の状態に近づけるかというプロセスを提示しているのがいい。
09/08:ottohseijin 日本と他の国の労働契約の大きな違いは、ジョブ型とメンバーシップ型。日本独自の雇用システムは、日本の社会と一体なわけで急な変革は無理がある。
10/09:sunasand 日本の雇用システムを歴史的背景や海外のシステムを参照しながら説明し、問題提起と改善策を提案する。平易な書き方だが少し難易度が高い。
11/01:Dr.Pooh 文章はシンプルで読みやすいが,内容が理解できているか不安。あとで再読する。
11/26:小祝 こういう冷静で整理された議論がもっと必要。
10/01/20:milia639 日本の労働問題全体を俯瞰して、地に足のついた議論をおこなっている。現在では問題のある制度も、それが合理的であった歴史的経緯を無視して強引に変えることはできない。そこを押さえているところが健全で誠実。問題解決を誰かに委ねるのではなく、労使双方のあらゆる立場の、つまり雇用形態、年齢、家族構成、収入などが異なり、利害の対立するステークホルダー同士の議論によって解決すべきであるという「産業民主主義」の主張に著者の情熱を感じ、感銘を受けた。お上ではなく、私たち自身がパイの配分を調整しなければならない。
02/19:おおかみ わずか二百数ページで現代の労働問題について深く切り込んだ、完成度の高い新書。文体は平易だが中身は濃密なので、じっくり読んだ。名ばかり管理職やホワイトカラーエグゼンプション、偽装請負といった諸問題の根源を探り、著者の専門であるEUの労働法制を適切に紹介しつつ、現実的な解決策を提示する。とりわけ優れているのが、日本での法整備がいかなる経緯を辿ってきたか、歴史的背景をしっかりと説明しているところ。ある程度労働法に詳しい人でも、より深い考察ができると思う。
02/28:Neko_pantI 勤続年数による賃金制度は日本の強み。でも活かせる場所は減り、仕事の専業化も必要だと叫ばれている。本書を読むと、市場の変化に対応すべく立案された政策は、外的要因の介入や妥協により、戦後後手に回り続けていたことが分かる。日本の労働環境を見つめ直すのにお勧め。
03/18:蒼1228 法整備の歴史から、諸外国との制度の違いまで薄い新書なのに説明されていて勉強になりました。新卒一括採用で、職業訓練を企業内で行っているのはそれそろ大規模な変革が必要ではと思った。
07/19:udonkun すぐ買って読んだ。すごく重要なことを書いてるのだが、なぜだかすごい読みにくい。複雑な内容を手軽に抽象化せずにそのまま提示してるからかなと愚考。病気持ちなのでジョブ型の正社員は広がって欲しいけど、前途は多難だろうなあ
11/16:とうふ 法律に関わる内容になってくると難しく読みにくかった。労働問題についての本
12/24:yamikin 法制史を踏まえた今日の雇用問題に関する分析がメイン。我が国の雇用は年齢、職業、正規/非正規と複雑化しまくっている。そんな社会で最適な法制度を整備するのはとても困難だ。確かにそういった多様性や複雑さは社会学や思想で語られてきたが、だからこそこれらの学問には現実への「適用限界」があるのではないか。複雑さゆえに分析はできても「作戦」は立てられない。労組が一部の労働者のみの既得権益保護に終始しているゆえにそれを拡大していくべきではあるのだけど、今日ますます弱まる組合が拡大していく可能性などあるのだろうか。
12/25:幸生 なんか違った。
1/11:siadhz 本屋で買った。難しかった…俺がばかなだけか
11/1/30:リョウ 雇用関係についての本。岩波新書だけあって堅いけど、奇を衒ったものではなくあくまで雇用システムについてどのような点が問題なのか、他国ではどうなっているのかといったいろいろな視点から分析している。
(岩波新書だけあって堅いけど)
5/4:coolk 職業教育の必要性を唱えているが、同一賃金同一労働型の給与体系への変更を主張しているのではないか。
8/13:ドルココ 現代の雇用システムは「職務のない雇用契約」から成立し、それこそが労働問題の根源である。また、正社員と非正規労働者間での利害の再分配こそが、市民一人一人に問われている問題である。法制史を丁寧に検討しながら、労働問題の構造を解き明かす一冊。労働問題を語るなら必読。。
10/30:koromo 冷静・客観的で説得力のある良著、だと思いました。
12/30:soku 派遣、偽装請負、労働供給事業を対比させつつ、いずれも結局は似たようなもんで、むしろ、問題は他にあるという視点は実に新しく、伝統的な労働法の視点からは大きく外れている。しかしながら、実務者にとっては非常に頷ける点が多い。ただ論点が段々広がっていき、賃金構造、社会保障、最後には政策過程論にまで至るのを読むと、風呂敷が大きすぎるような気がする。でも、こういう独特で面白い視点をもった作者を独法で抱えていながら政府や厚労省のブレーンで有効活用できていない現状はもったいないと思う。
12/01/14:badtripping 著者はさすがEUが専門なだけあって、納得させられる処方箋の提案があった。良書。
01/26:だるい。 新書らしい新書。赤い人たちの「シホンカガー」でもなく、ケーザイな人たちのような他人に思いをはせないでもなく、労働という問題に真っ向から取っ組み合いをしかけてるような本。/現実はクソだと思ってるど、それを認めた上でどうすればマシになっていくかって議論したいよね。前途多難だけど。/カビの生えたクソ授業をするぐらいなら、大学の一般教養でこの本使えればいいのにね。アカデミアでは難しいかな。/あと、作者のブログが面白い。本もブログで知って買った。
02/06:naka-naka 現代の労働社会が半ば盲目的に築かれてきたものだと思っていた自分は酷い無知であった。日本国内でも多くの議論があったことを本書を通じて初めて知ることが出来た。EUを比較に用いてそれぞれの労働社会の構造を浮かび上がらせようとしているところも素晴らしかった。近いうちにもう一度読もう。
03/04:夢読み 日本は確かに、職能給から職務給への転機を迎えていると思う。しかし容易には進まないだろう。それは従業員側の抵抗ではなく、会社自身がそういうことをしたくないと思っているだろうから。職務給になり、明確なジョブディスクリプションを今の会社が作れるかというとそれは無理だと思う。
03/12:deerglove ヨコとタテの比較。ちきりんもそんなこと書いていたっけ。閉塞感にとらわれがちな雇用や賃金の問題も、EU諸国の事例やかつての日本の歴史を紐解いてみればヒントがみつかるということですね。
03/13:ま〜やん さすが、厚労省の元官僚。久々に読んで面白い本でした。ホワイトエグゼンプションの当初の目的がそんなことだったとは。
04/05:Rusty さすが、色々と気づきを与えてくれる良書。法制的な面からアプローチし、あまり感情的になることなく、冷静に議論してあるように思う。 欲を言えば、もはや形骸化して力を持たない労働組合(労働者側)が、下からどのようにして影響力を高めていくか、その実践方法についても踏み込んで欲しかった。
04/16:tktn 労働組合の話がためになった。
05/22:すのす 恥ずかしながら今やっと読了。雇用はすなわち生活に直結する問題なわけで、原理原則や理論上の帰結だけをゴリ押すのではなく、あくまで現実の実態に即して考えていかないといけないことを再認識した。また、日本でのこれまで歴史やヨーロッパ各国の取り組みも触れられていて、法学や経済学のアプローチとはまた違った見方が勉強になった。偽装請負のところや生活給の部分が目からウロコ。また読みたい。
○楽天みんなのレビュー
2009/10/31 購入者 著者は元労働省官僚の研究者です。現在、派遣切りなどが大きな問題となっていますが、著者は日本型雇用システム(新卒一括採用、年功賃金)の不備を指摘、同一労働・同一賃金の導入を訴えています。なかなか現実には難しいこととは思いますが、とても参考になりました。
2009/11/13iamNEO 社会保険労務士として、勉強せねばならない分野かなぁ、と思い、購入。労働法、正しいことは分かっていても、お金が大きく絡むから、何とも難しいよなぁ…。
2012/02/26 購入者 労働を取り巻く様々な問題が、きっちりと歴史的経緯やデータを押さえて解説されています。著者の考えや提言に必ずしも全面的に賛同するわけではありませんが、この問題を考えるのであれば最低限理解しておくべき内容なので、おすすめします。
○ブクログレビュー
2009/9/22 : sugarlb2 ロジック、マクロ かなりよかった
11/7 : whitebaords 目の覚めるような、全てが腑に落ちるような読んでよかったと思える、ためになる本。
2010/1/7 : ヒロさん 一言でいえば、ボリューム満点。そして、労働関係の書物に慣れてなかったり、労働法についての知識がなければ完全に理解することはできない。そんなわけで、大体の内容しかわからなかった。・・・読むなら気合入れて読まないといけないけど、それなりのものは得られるだろう。
6/12 : 講義で紹介した本 2010年前期集中の指定参考書とします!
7/2 : teshima 日本の労働社会の、本当の問題点は何かということを論じ挙げ、そのうえでの解決策を提示といったスタイル。日本の現状については、良く分析されていると思う。ただその解決策として述べられているのが、非正規雇用者も含めた新しい労働組合結成らしいが、はたして本当だろうか。もっとダイナミックな方策が求められると感じる。官僚出身者らしい、手堅い慎重な策ばかり述べられている印象。細かい法律論も多く、そのあたりはよくわからなかった。
11/5 : mmuto0114 これは面白かったなー 先輩に勧められて読んだ。やっぱり、ものを知ってる人はどれがいい本かも知っているようだ。日本の労働問題を、労働市場の観点からぶった切る本です。あ、別に過度に左とかいうことはないので。笑 ずっと行政制度とか法律の問題として捉えてた問題を、違う観点から論じられてびっくりした。一つの観点に偏りすぎると、見えるはずのものも見逃してしまう。とりま、労働問題やるなら一回読むべき本かと思います。(´∀`)
2011/5/21 : natsu1160 私自身が派遣で働いているということもあり、そうか!という発見の多い本でした。この内容で700円は安いです。
6/5 : kamikami3594 日本の労働の現状を分析しつつ、どのような政策を取るべきかを論じた本。
・三六規定(労働基準法第36条の時間外労働規制)は1週間の労働時間の上限(原則40時間)と定めているが、時間外労働を含めた上限を定める必要がある。
・日本は整理解雇(リストラ)の条件が非常に厳しく、個別解雇の条件が非常に緩い。そこで企業から退出を迫られることなく使用者に対して発言できる担保としての解雇規制を考えるべき。
・日本では均衡処遇=同一賃金同一労働の原則が適用されていない。これは同じ内容の労働に同時間従事しても、正規労働者か非正規労働者で賃金に格差が出ることである。
・2000年代に入ってもフリーターはバブル期と変わらない「夢見る若者」として扱われた。その中で非正規雇用問題も、アルバイトは「若者の就労意識の欠如」、パートタイマーは「夫婦間のアンペイドワークの問題」といった言葉で片付けられてきた。
・労働組合=正社員組合になっているのは危うい。非正規労働者を含めた集団的合意形成と共に、特定の人の利害のみを代表しない、使用者から独立した労働者代表組織が望まれる。
この他にも、生活保護制度を救貧という観点でなく、就業促進を図れるものにするよう主張するなど、単なる人道主義に陥らないバランスの良さも評価できる点。
7/9 : zippo1985 想像以上に良書だった(・Д・*)。
7/27 : Ak_n 雇用と労働の社会システムを法学・政策学的視点から詳細に論じた上で、産業民主主義の再構築へと架橋する、骨太の労働論。
ここ最近読んだ数冊の中ではダントツで面白かった。
まず、いわゆる「労働問題」についての解説が的確である。さらに、法学や政策学に基づく決してブレることのない視点が、筆者の論の強度を生んでいる。
そして何よりも、全体を貫く主張がある。個々の問題の解説とそれに対する解決策が必ずセットになっており、しかも提示されている解決策はたいへん現実味がある。また、最終章において「産業民主主義の再構築」を掲げ、それらの解決策実現の土台となる包括的枠組みの提案を行うことで、個々の論点の補完を行うとともに、全体をまとめあげる役割も果たしている。これらの論点はすぐにでも議論の起点となっておかしくないだろう。
最終章で論じられる「産業民主主義の再構築」が、わたしとしては非常に魅力的である。
筆者の提案の要旨は、既存の労働組合を正社員・非正規労働者すべての利害代表組織として再構成し、使用者側からの独立を徹底すること、そして労使協議制の確立と労使双方の政策決定参加の推進を行うべきだ、という点にある。
ここで、「労使双方の政策決定参加」に関し、コーポラティズムが言及されていることに注目したい。コーポラティズムとは、「集団」がそこに属する人々の利害を代表する形で政治運営に関わっていく、といった考え方である。
コーポラティズムに関して個人的に良いなと思う点は、「利害」・「集団」の2つのキーワードが入っていること。
労働は、ときにわたしたちの生死に直結する問題となるため、自己と他者の利害が顕著に現れるところである。さらに「労働組合」という「集団」は、比較的互いの顔が見えやすく、熟議・熟慮が成り立つ範囲としてもかろうじて成立しうる。ゆえに、政治を「利害の調整」という観点から考えると、このような集団単位(立派な共同体だよね、きっと)を基盤にした政治というのは、どんな個人・集団を基盤とした政治よりも、きわめて現実的に考えられるものだと思う。
9/7:neutralerstadt この本は……難しいです(笑)
目新しいと感じたのは、最低賃金の成立背景つまり、家計を補助する学生や主婦が主だったためにその低賃金で良かった(所得主筋は男性である)が、もはやその性格は過去のものとなり、フリーター等はその補完的性格である最低賃金で生活を営まなければならない状況にあり、これは現実社会と醋齬をきたしている。
それともう一つ。労使の団体交渉について、労働組合への加入は管理職を除く正社員であり、利害関係者として管理職や非正規社員は排除されている点。
これだと労使間協議の際、利害を主張できない非正規社員が真っ先に不利益を被ることになる。
しかも、一企業では非正規社員数と正規社員数の比率が逆転しているところもあり、そのような少数の(正規社員の)主張が労働組合全体の主張といえるだろうか、疑問を禁じ得ない。
もちろんその他、主にEU諸国の取り組み事例を紹介し、それをEU礼賛主義ではなく、模倣する際の注意点や批判もあり、丁寧に書かれているにも関わらず読解力の無い(労働問題は全くの門外漢な)僕には理解の難しい点が多く感じました。
偽装請負問題も分かったようで分からない、一知半解の状態で、もう少し社会勉強をしてから読むと面白いのではないかと思いました。
キャバ嬢の労組結成がタイムリーな話題となってるので、これから数年に労働問題のパラダイムを迎えるのは間違い無いと思います。。
2012/3/19 : あおかび 世界に類を見ない日本型雇用システム。これら日本独特の労働社会問題をどのように解決させるか、諸制度や機能の歴史的背景、欧州との比較などを含めて詳細に説く。ワーキングプア、非正規労働者など近年の労働諸問題解決に繋がるヒントも多いが、具体的な手法や提案をさらに訊きたいところ。
3/26 : ty1258 現在の労働問題に関するバイブルともいえる書 「2012日本の論点」の紹介から読んだが、この本に出会えてよかった。ほとんどのページに付箋を付けてしまうほどの良書 但し、文章はやや難解。
○メディアマーカー
toshi1108 2009.7.22 1刷 帯 日本型雇用システムの問題点 非正規社員と正社員問題の根底 EU労働政策との比較で
poka_n 面白いかも。労働問題を考える際に。労働組合の有効性は、ぼくもよくわからない。あればあったでイイのかもしれないのだが、存在する会社にいたことがないからな…。
familydoc 欧米では、特定の「職務(ジョブ)」を明確にし、その「職務」だけを行う労働を求めるのが雇用だが、日本では「職務」を決めずに一人の「人」を会社のメンバーとして雇う。不景気などで特定の「職務」の必要性が減れば、社員を別の「職務」へ移すから、「人」は長期にその会社のメンバーを続ける(→長期雇用)。また、「職務」が一定しないから、「職務」遂行能力で給与を決められない。そして日本の企業は「生活給」の考え方に立つから、子育てや教育費のかかる年代には給与が増える代わりに、20代の単身者の給与は低い(→年功賃金)。
marubegratto 一読しただけでは、理解し難い。それは読み手である自分自身の知識が不足している影響なのかもしれない。ただ、全体的に物凄く濃い内容なのは確か。良書。惜しいのは、難しい言葉を敢えて多用している感じかも。労働問題が注目を集めている現状だからこそ、多くの人達に伝わるようにして欲しかった。
kumagai ここ数年、労働を冠する親書が多く出ている。その意味で、新自由主義における経営者主体からの脱却が図られているのだろうか。
harpoon 労働から社会保障までの社会システム設計をどうつくるかという視点で書かれた本。広い視野とバランスのよい評価をしていて、ポイント高し。
mirai-radio これはイイ本。
pingoo 20ページ程度の序章で日本型雇用システムの問題点を簡潔にまとめてあってわかりやすい。現行の雇用システムに関して急激な変化ではなく現状を踏まえて漸進的に問題を解決して行くというスタンスを取って解決策を提示しており、急進的な改正案の問題点も示してあるのもよい。本書全体としてみると社会情勢や判例など歴史的経緯をきちんと説明している分、昨今の新書にしては読み応えがある内容となっている。
quazism ・日本型雇用システムの三種の神器→長期雇用制度(終身雇用制度)、年功賃金制度(年功序列制度)、企業別労働組合の3つだそうだ。・男性正社員の過重労働の原因とは→彼らに課せられている過重責任。
shika 日本型雇用システムにおける契約とは、職務・職能に対するものではなく、メンバーシップ契約である。(p.4)ホワイトカラーエグゼンプション:労働時間の上限と時間外手当をきちんと峻別して議論すべきである。(p.34)
oecoecoec 日本型雇用の特質がメンバーシップ契約的な雇用契約にあるとして、ワーキングプア、非正規労働など諸問題の本質を探りつつも、現実論的な立場からあるべき産業民主主義の姿を提言する。中級者向け。