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買ってはいけない金融商品


TVでよくCMしている生命保険

今回は、「買ってはいけない金融商品」です。今週は「買ってはいけない金融商品」です。生命保険編は今回で最終回にします。来月以降は商品先物取引等の証券会社、生命保険会社以外の投資について考えていきたいと思います。

 生命保険編の最終回は、最近各社が盛んにTVCMを流している新商品についてお伝えします。国内大手生命保険会社の「○◎人生」と「ライフ△カウント■□」の2つの商品です。 


 「○◎人生」や、××バリュープランと呼ばれている保険商品では、「3大成人病になった場合にはそれ以降の保険料をいただきません。」とTVコマーシャルをして、一躍有名になりました。
 例の、「何とかしナイト」って言う、まるでおやじギャグの様なセリフは、本当に何とかして欲しいと思います。
さて、肝心の保険の内容ですが、この「3大成人病になった場合にはそれ以降保険料をいただかない」という契約ですが、全く同じ保険料でその様な契約をする筈はありません。その分は保険料が上昇するのは当然の事です。
 まあ、この様な特約を考える事は自由化もしれませんが、3大成人病になっていない人は確実に負担が増えることを承知の上で加入しなくてはいけません。
 毎日不摂生な生活をしているので、3大成人病になる自信がある人は、加入しても良いかもしれませんが、健康的な生活をしている人は、余分な保険料を払うだけだと思います。 


  もうひとつの「ライフ△カウント■□」では、私達が払い込む保険料は、アカウントと呼ばれる勘定にすべて投入されます。このアカウントから、保障部分の保険料を特約保険料として保険会社に払い込んで、保険料に充当され、残りの部分は積立金となります。なお、積立金に適用する予定利率は3年ごとに見直す仕組みです。
この積立金は、保険料払込期間満了時に、生涯の保障(終身保険に相当)となります。

正式名称は「3年ごと利差配当付利率変動型積立終身保険」だそうです。

この保険のの特長は保険会社によれば「毎回の保険料は一定で契約内容をその都度見直すことが出来る事です。ライフサイクルに合わせて、必要保障額やニーズは年々変わっていくものです。毎年ご契約内容を、そのときどきの必要保障額やニーズに合わせて見直すこともできる」という事です。

 この様な宣伝を聞いてしまうと、非常に加入者のライフプランを考えて生命保険を設計する様に聞こえますが、実際には従来からの保険を売っていたセールスレディがこの様な保険を売る訳ですし、本当にこの保険の柔軟性を生かしたプランが提案されるか、非常に疑問です。

 それどころか、この保険の真の狙いは従来の保険をこの新商品に転換させて、生命保険会社の抱えている「逆ざや」を解消する事にあります。
この保険の保険会社にとっての一番のメリットは、3年ごとに運用利率を見直しますので、保険加入者に支払う様に約束した予定利率と、現在の実際の運用利率の差である「逆ざや」は出ない仕組みです。
 生命保険会社がもし、運用に失敗してもその結果だけは加入者の負担となる商品です。


 以上の理由で、この2つの商品は保険会社があれだけの費用を掛けて宣伝する様な、加入者に有利な保険では無い事がお判りになったと思います。先月もレポートした様に。安易に以前加入していた生命保険をこの様な保険に転換しない様にしてください。
 もちろん、この商品と以前の保険を比較して、是非この様な保険に加入したい人もいらっしゃると思いますので、その様な人は自己責任で加入してください。