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横浜へ引っ越す
かつて原宿に住んでいたボークにとって横浜への引越しは衝撃的な出来事だった。
オヤジ「虎之介さん、君は浜ニャンになれるかな?」
虎之介「どんな所なんだニャン?」
オヤジ「ここよりも静かで緑の多いところだよ。それに君も堂々としてられるよ。」
実は、ボークは原宿にいた頃は本当は大家さんに内緒で住んでいた。
でも、そのアパートには内緒で他にも2匹いたのだ。でも、みんなお互いに黙っていた。
そんな環境で育ったボークはいつか見つかるかもしれないと、いつもどこか知らない人たちにオドオドしていた。 堂々といられるってどんなに違うのかもそのころは検討つかなかった。
こうして横浜への引越しとなった。
ボークはママニャンの運転で初めて車にも乗った。ボークの食事のお皿とトイレの砂を背負って。横浜に到着するとそこはボークが想像していた以上に自然がいっぱいだった。ボークが今まで見たことのある鳥と言えば、カラスとスズメとハトくらいだ。
でも、ここにはボークが聞いたことのない泣き声のする鳥がいっぱいいた。カモ、ウグイス、キジだ。他にもいるようだ。
それからという横浜での生活は一変した。連日知らない人がうちに来た。うちに来てはボークを撫でようとしていた。ボークは逃げ回った。でもいつしか人見知りをしなくなった。
元々好奇心旺盛なボークは慣れていくにつれ、もっと世界を広げたくなった。ボークはベランダ越しにお隣さんとも仲良くなってきた。2軒隣のおうちとも仲良くなった。どうやらみんな猫のことを嫌いではないらしい。気がついたらここの2階で一番近所付き合いのいい猫になっていた。
ボークは横浜での生活が大好きになった。当分ここにいたいニャン。 |