
| − |
<お経>と聞くと、私達は何やら訳の分からないことが書かれているとしか思っていませんが
少しかじってみると、「どうしたら成仏できるか??」が説かれている物語だということに
皆さんも気付かれると思います。
釈尊が一切衆生を救うために仏の教えを種々の物語としたものだったんです。
とは言いましても、
〜 妙法蓮華経方便品第2 〜
・爾時世尊 従三昧 安詳而起 告舎利弗 諸仏智慧甚深無量 其智慧門難解難入…
(にじせそんじゅうさんまい あんじょうにき ごうしゃりほつ しょぶつちえじんじんむりょう
ごちえもんなんげなんにゅう…)
爾の時に世尊、三昧より安詳として起ちて 舎利弗に告げたまわく、諸仏の智慧は甚深無量なり
其の智慧の門は難解難入なり…
と、漢文を読み下すことになるので少々難しいんですけれど!…。
では、「お経が何故沢山あるのか??」と言いますと、釈尊が衆生の理解度に合わせて物語を語ったからなんだそうです。
私達も世の中の事をチビちゃんに説明しようとする時、3歳の子供を相手にする時と10歳の子供を相手にする時では
説明の仕方が変わりますよね。それと一緒なんだとか……。
…その物語が数多くあったために、多くの宗派も生まれたわけです。
= 諸経の王経 =
法華経の正式名は、<妙法蓮華経> といいます。
一般的に仏法で<蓮華>は王位を表す、という点から考えますと、法華経は最高位のお経だと考えられるのだとか…。
釈尊は多くの物語の最後に本当に語りたかった教えを「法華経物語」として残したということになりましょうか。
またこれによって、釈尊は出世の本懐 (この世に生まれた目的)を遂げたともいわれますから、
<法華経>には最高の教えが詰まっていると考えられます。
「蓮華の位」は諸仏にも与えられていて、観音菩薩の蓮華王の位に位置するのは,
千手千眼観音とか…。
それで、京都の観光名所の一つである三十三間堂は千体に及ぶ千手観音が安置されているところから
<蓮華王院>といわれるようですよ!。
これは阿修羅立像で有名な奈良・興福寺の国宝館からの請け売りです!)
この国宝館は奈良公園の中にあって詳しい説明も目に出来ますから、
一度足を運んでみてはいかがでしょう!。
= 全ての生命の成仏を説く =
では、その法華経には何が説かれているのでしょうか??。
法華経に終始一貫している思想は どんな生命でも成仏できるという<絶対の平等観> です。
それは生まれたばかりの赤ちゃんであろうが老人であろうが、極悪人であろうが、女性であろうが、頭でっかち(!?)であろうが
欲張りであろうが、怠け者であろうが、嘘つきであろうが、最初は仏法を信じないで誹った人であろうが、
また感情を持たない草木でさえも、法華経の教えによって最終的には必ず仏になることが語られています。
子供の頃、「嘘をつくと三途の川で閻魔さまに舌を抜かれて地獄へ堕とされるわよ!?」と、よく母にいわれましたが、
そんな嘘つきが途中では地獄に墜ちたとしても最後は必ず成仏することが約束されているわけですから、
考えてみれば凄いことです!?。
でも……だからって、嘘をついていいことにはなりませんよね!?。因果でちゃんと痛い目は見るらしいですから……。
ただ、今までの教えでは救えなかったそうした生命さえも救ってしまうのが教えが語られているお経が法華経です。
法華経は8部28品(ぽん)から成り立っていて、前半を迹門・後半を本門として物語が展開します。
仏法用語はかなり難解ですが、こんな流れになっているのか、と眺めてみて下さい。
で〜〜!、詳しいことがお知りになりたい方は……、お勉強下さいませ!?。
<無量義経> 開経 迹
門
十
四
品
巻
第
一序品第一 「如是我聞」 ・法華経がいつどこで説かれ、どんな衆生が連なったかが
語られる。・不思議な瑞相が起こる。 方便品第二 開示悟入の説法
「諸法実相・十如是」・釈尊にとっての第一は一切の生命の成仏であることが
語られる。
※仏の一大事因縁 / 開三顕一の法理巻
第
二譬喩品第三 法説周への授記 ・舎利弗の来世における華光如来の記別を示す。 <三車火宅の譬> ・四大声聞への説法(迦葉・迦栴延・須菩提・目腱連)が
行われる。信解品第四 <長者窮子の譬> ※無量宝珠・不求自得 巻
第
三薬草喩品第五 <三草二木の譬> ※草木成仏 ※現世安穏・後生善処 授記品第六 譬喩周への授記 ・四大声の成仏が約束される。 化城喩品第七 <化城宝処の譬> ・因縁周に対する説法が行われる。。 巻
第
四五百弟子受記第八 因縁周への授記 ・因縁周の成仏が約束される。 <衣裏珠の譬> 授学無学人記本品第九 下根の声聞への授記 ・<三周の声聞>以外の成仏を示す。 法師品第十 五種の妙行 ・受持・読・誦・解脱・書写の実践を勧める。 見宝塔品第十一 虚空会の儀式
(第十一〜第二十二)・珍宝で飾られた巨大な宝塔が出現して、
釈尊の本格的な説法が始まる。
※三箇の勅宣 / 令法久住 / 六難九易三変土田の儀式 巻
第
五提婆達多品第十二 提婆達多の成仏 ※悪人成仏 竜女の成仏 ※女人成仏 勧持品第十三 「二十行の偈」 ※三類の強敵 安楽行品第十四 四安楽行 ・身・口・意・誓願の安楽行の四つの方法を説く。 <髪中明珠の譬> 本
門
十
四
品従地涌品第十五 地涌菩薩の出現 ・四菩薩(上行・浄行・無辺行・安立行)を導師として
出現する。
※略開近顕遠 / 動執生疑巻
第
六如来寿量品第十六 法華経の眼目
「久遠実成」・釈尊は久遠の昔から地涌菩薩を教化してきたことが
語られる。
※広開近顕遠「三妙合論」 ※本因妙・本果妙・本国土妙 <良医病子の譬> 分別功徳品第十七 ・功徳の浅深不同を区別する。 随喜功徳品第十八 「五十展転」 ・初めて法華経を聞いて歓喜する人の功徳を語る。 法師功徳品第十九 ・六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)が清浄になることを示す。 巻
第
七常不軽菩薩品第二十 「二十四文字の法華経」 ・威音王仏時代の不軽菩薩の故事を語り、
全ての生命の仏性を顕わす。如来神力品第二十一 「結要付嘱(別付嘱)」 ・滅後の弘通を上行菩薩に付嘱する。 嘱累品第二十二 「総付嘱」 ・全ての菩薩に滅後の弘通を付嘱する。 薬王菩薩本事品第二十三 ・薬王菩薩の焼身供養の故事を語る。 妙音菩薩品第二十四 ・妙音菩薩の供養とその功徳・神通力を語る。 巻
第
八観世音菩薩普門品第二十五 ・観世音菩薩の説法・弘通を語る。 陀羅尼品第二十六 諸天善神の加護 ・二聖・二天・十羅刹女等の誓願を語る。 妙荘厳王本事品第二十七 ・外道邪見の妙荘厳王を法華経に導いた浄徳夫人と
浄蔵・浄眼の故事を語る。普賢菩薩勧発品第二十八 ・東方の普賢菩薩の問いに対し、法華経を
4つの法として要約する。<普賢経> 結経