ここでは、個人的におおハマリしてる作品等を順次ご紹介していきます。
コミックが主にはなっていくと思いますが、分野、年代、もろもろにこだわらず、気の向くまま挙げていきます。さあて。何が出てくるのやら。
3月
『きみはペット1〜14完』小川 彌生 著 キスコミックス 講談社
ドラマ化もされた人気作品ですが、今回完結したということで友人に借りて一気読み。いやーさすがに人気コミックだけあってひっじょうに面白かったです。
東京大学とハーバード大学を卒業し新聞社に勤める主人公・スミレは外ではバリバリのキャリアとして一目置かれる一方でクールでとっつきにくく、男性からはやや恐れられる存在。が、実際は非常にナイーブで人付き合いが苦手なだけ。そんな彼女が職場でセクハラしてきた上司を殴ったことで左遷され、さらには婚約者は浮気相手に子供ができたと言って破談に。自分より背も低く収入も低い彼は劣等感ゆえに別の女性に走ったのだった。すっかり気持ちが参ってるところ、会社からの帰路でダンボール箱に寝ている美少年を拾う。
人懐っこい彼は借金取りから逃げてきたと言う。ちょっと自棄になっていたスミレは少年に「ペットとしてなら部屋においてやる」と言ってしまう。あっさり承諾した少年に昔かわいがっていた愛犬の名前「モモ」と名づけ、その日からスミレとモモの飼い主とペットという不思議な関係が始まった…。
美人でスタイルもよく、高学歴、高収入、有能なスミレが人から羨まれながらも人間関係に不器用で傷つきやすい様子は、同じような悩みをもつ読者の共感を生んだと思います。
ペットであるモモこと合田武志はモダンのダンサーでどんどん世界に認められようとしているが、ストレスによる神経症を持っていて彼自身がスミレの癒し的存在であることが必要だったりする。
スミレと交際する同じ新聞社の三高で申し分ない彼・蓮見さんとモモとスミレ、蓮見に思いを寄せる福島さんなど4人の関係が危うく展開してラストまで。
スミレの妄想モードやプロレス好きなところなどクールビューティの筈がギャップがあって笑える場面も多く、本当に面白い作品でした。
2月
『長い長いさんぽ』須藤真澄 著 ビームコミックス
愛猫ゆずとの生活を描き続けてこられた須藤さん。そのゆずとの最後の生活を描かれたコミックス。涙なしでは読めません。特に愛猫のいる方は読むのがしんどいかもしれないですが、心に沁みる一冊です。
ゆずの冥福を心より祈ります。
http://www.enterbrain.co.jp/jp/p_pickup/2006/yuzu/index.html
1月その2
『診療再開 小さく弱い人たちへ』松山花子 著 ホーム社発行 集英社 発売 EYESコミックス
静かな田園地帯にひっそりたたずむ浜崎医院。そこではなんだか頼りない浜崎先生と美形助手の藤木忍がいいんだか悪いんだかのカウンセリングを行う。訪れる人たちの悩みは様々・・。「やさしくしないで」で一気にファンになった作者の新刊だーとほいっと買ったらやっぱり面白かった。浜崎先生にはとんでもないどんでん返しも待っている。癒されたい人にはお薦めの4コマギャグ漫画。
(ところで松山さんとしか思えない絵で違う筆名のボーイズ誌掲載のストーリー漫画を見かけた気がする。あれは似てる絵だったのか、それともやっぱ松山さんの別名だったのか・・)→気になって検索したらやっぱご本人でした。Hシーンがあると別名を使っておられるらしい。気持ちは分からないでもないですけども・・絵が一緒ならすぐ分かるのでは・・;
1月
『其は怜々の雪に舞い』石原 理 著 ビブロス BBCコミックス
石原さんの硬質な絵が好きだ。といいながら、コミックはまだそんなに読んでいない。古書店で見つけていかにも面白そうだったので購入。やー、面白かったです、アタリ。
時代は大正の終わり。画家である出泉と出版社の編集者である南の二人が主人公。二人が出会うちょっと不思議な物語の主役は雪山で失踪した作家・鳥鷺と、その作家の友人であり同じく作家である乙貝。失踪前は絶縁状態にあった二人。雪山失踪後になぜか乙貝の家から次々に見つかる鳥鷺の新作原稿・・・どこか辻褄の合わない状況に首を突っ込んだ二人は、二人の作家の秘められた、精神的な結びつきを知る・・。
雪に残された赤い椿のイメージや、大正時代の雰囲気がよく伝わってきて、非常に好きな話でした。
BBCコミックだとけっこうHなのか?と思ったら、そうでもないので、Hシーンが苦手な人でもお薦めできます。文学的な香りを漂わせつつ、出泉のキャラが飄々としていて堅くなり過ぎない世界に仕上がっています。新年早々、いい作品読んだな〜と満足。
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