ここでは、個人的におおハマリしてる作品等を順次ご紹介していきます。
コミックが主にはなっていくと思いますが、分野、年代、もろもろにこだわらず、気の向くまま挙げていきます。さあて。何が出てくるのやら。


9月 

角田緑作品『書店でGO!』マガジン・マガジン『花に嵐 書店でGO!2』二見書房『アイはどこへ行った?』フロンティアワークス『きみのとなりで眠りたい』二見書房

BLといえば、最近は掲載誌の関係で、一回の作品の中で必ずHシーンを入れないといかん、みたいなお約束があるらしくて、なんだか簡単にすぐヤってしまわれるわけなのですが、角田さんの「書店でGo!」シリーズは最初掲載誌が「小説ジュネ」で、ページ数も短く、そういう制約がなかったせいもあって、ともかくほとんどHシーンがありません。とことん焦らされます。2になると小ジュネがいったんなくなった後、掲載誌を「シャレード」に移行して描かれたらしいのですが、わたくし申し訳ないことにこの掲載誌を読んでいたわけではないので、掲載誌の傾向が分かりませんが、ともかくこちらもほとんど出てきません。そこが非常に焦らされる感じでイイです。ラストにようやく、、に至っては主人公が感動のあまりうるうるしていたりして、そりゃーここまで焦らされれば、良かったねえ!みたいなもんでしてw

あと、シンプルな線で絵が好みなんですよねー。主人公は美形で、シャイで、簡単に心を開かないタイプ。この主人公が時にはじらう表情がたまらなく好きで、なんだか何度も読んでしまいました。はい、むっつりスケベと呼んでください。「アイはどこへ行った?」では割と最初から出てくるんですが、メンタルな面でめでたし!になるまではけっこう長いです。まだ作品数は非常に少ない方のようですけども、今回「シャレード」でも新作の連載が始まっていたのでまたまとまるの楽しみですv

8月 

『箱の中』『檻の外』木原音瀬 著 草間さかえ挿絵 蒼竜社

痴漢の冤罪を受けて刑務所に入ることになった主人公・堂野崇文。やっていないことをやったと認めた方が服役しなくて済んだのだが、最後まで争って敗訴した。周囲は実際に罪を犯した者達ばかりの中で心を閉ざしていたが、その中で殺人を犯し服役している喜多川に助けられていく。人を愛したり愛されたりすることを知らなかった喜多川が徐々に堂野に愛を求めていく流れや、刑務所の中のリアルな生活ぶりが、ストイックに押さえた筆致で描き出されていく。
「檻の外」は二人がそれぞれに刑務所を出てから再会、その後の話。結婚して幸福な生活をしていたはずの堂野の幸福は思わぬところから壊れて・・・。二人の孤独な男の人生がじっくり編みこまれた名作だと思います。

8月 

『クマとインテリ』(basso 著・茜新社)『リストランテ・パラディーゾ』(オノ・ナツメ著 太田出版)『ラ・クインタ・カーメラ〜5番目の部屋』『さらい屋五葉』(オノ・ナツメ著 小学館)

 

ミクシィの方で少女マンガ研究家のヤマダトモコさんのブログで前から書店で気になっていた作家さんの名前を見つけ、これはやっぱ買いなのですね!と一冊読んだら、めちゃくちゃハマりました。この独特の絵、話。ページを繰るとイタリアの街角の世界に自然に入り込んでいけてしまう。ちょっと死語かもしれないけど、ハイセンスなのだ、ともかく。「さらい屋五葉」はがらっと変わって日本の江戸時代?なのだが、やはりすっと江戸時代(すみません、古典に詳しくないので時代考証してませんが)に入っていける。このたった4冊の間でどのくらいの時間が経ってるか分からないが、初期作品から最新作の間でも画力は相当上がっている。でも初期作品から圧倒的に上手いし、誰の真似でもない独特な雰囲気。この作家はスゴイ。お薦めです!