ここでは、個人的におおハマリしてる作品等を順次ご紹介していきます。
コミックが主にはなっていくと思いますが、分野、年代、もろもろにこだわらず、気の向くまま挙げていきます。さあて。何が出てくるのやら。
3月
『おおきく振りかぶって』ひぐちアサ 著 講談社 アフタヌーンコミック
これもまた「図書の家」の小西が激賞していたコミック。書店でも棚に目立つ位置にあったので5巻まで一気買い。しばらく忙しかったので積んだままになっていたのだが読んだらやっぱり面白かったのでその後見つけた6と積んだままの間に出ていた新刊7巻を買った。
面白い〜〜〜。これまでになかったタイプの野球漫画だと思う。まずは秀逸なキャラクター設定。主人公は、野球が好きで好きで、投げることに執着するピッチャー、三橋君。中学時代は祖父が学園の経営者なので、ひいきでエースナンバーを背負っているとチームメイトに思われ、コントロールは良いのに球威がないためにへぼ投手と疎まれ、卑屈な性格になっている。なのに投げることにはとことん執着しているのだ。すぐ泣くし、ダメダメと思われる三橋君、こんなキャラは今までにないと思う〜。
次が相当に頭の良いキャッチャーの阿部君。この子は逆に中学時代、球威のあるピッチャーと組んでいて、それはそれで嫌な思いをしていたので、自分を信じてついてくる三橋君をいいエースにしていくことを誓っていく、その過程も凄くよい〜。
あとはスタミナたっぷりで頭の良い女性監督であったり、理論派の野球部教師だったり、まとめ役のキャプテンだったり、それぞれキャラ設定がきちんとしている。
登場人物が多いので、若干相手チームとのキャラの違いが見分けづらい時もあるのだけども、配球の駆け引きなど、野球ってこんなに面白いのか!と改めて思った。昔、「ドカベン」を面白く読んでいたんだけど、この作者も相当読み込んでいたらしい。かの野球漫画へのオマージュも感じたりする。
この春にはアニメ化もされて、ますます人気は沸騰中。かなり長い物語になりそうだが、これからも目が離せない。
2月
『へうげもの1〜4(続)』山田芳裕 著 講談社
「図書の家」の岸田が激賞していたコミック。書店でも棚に目立つ位置にあったので4巻まで一気買い。タイトルからはさっぱり内容が分からなかったのだが。読み始めてすぐ引き込まれた。お、おもしろいっ!
話は戦国時代を生きる一人の男、古田織部を主人公にしている。タイトルは「ひょうげもの」の意。武人として織田信長、豊臣秀吉に仕え、出世の道を模索しつつ、部類の「数寄者」。茶道具、ファッションなどに鑑定眼をもち、良いものを一目見て見抜く才をもつ古田は、名品の数々への執着と武人としての生き方の狭間で揺れる。その揺れ具合が面白い。
戦国モノをこのような主人公の目で描いた作品と言うのは初めてではないだろうか。ファッションリーダーとして常に粋に新しいものを取り入れていた信長、猿真似の秀吉、二人の主君の対比も「ひょうげもの」の目で描かれる。まだ連載中なのでこの先どう展開していくのか、非常に楽しみな作品だ。
1月
『普通の人々』松山 花子 著 幻冬舎コミックス
ごくごく普通の会社員が転勤を命じられた先、それは少数派、人と違うことが普通である人たちの町。大多数と同じであることに安心を見出すような主人公は、そこでは異端者として常に告発される危険をもっていた。。。。価値観を転倒させることで見えてくる、現在社会のあり方、ジェンダーとは何か、普通ってなに?といった小難しいことを考えさせられてもいい作品、、なのだが、あんまり深いことはおいといて、とりあえずバカばかしさに、あははケラケラと笑って読みたい。
おたくであること、マニアであること、でどちらかというと学校社会では少数派であった筈の私だけども、同好の士が常に近くにいて、マンガ好きであることでいつも友人が心を割って話せる友人が複数いたもので、あまり孤独というのを感じたことがなかった。大学に入るとむしろ、自分がいかに普通の人間かということで、変人ばかりの友人達の間にあって、自分の普通さが寂しかったくらいなもんで(笑)そこでは確かに、普通の感覚といかに違うかということの方が、存在感を示せるようなそんな世界だったから、逆にいえば、ここで描かれたような逆転の構図というのも実体験で心理的には既に経験済みの様な気がした。
自分の好きなもの、欲しいもの、やりたいことを人におかまいなく決めていくこと、は既に私にとっては普通の行為ではあるなあ。。。
|