『さあ、気ちがいになりなさい』フレドリック・ブラウン 著 星新一 訳 早川書房 

フレドリック・ブラウンは坂田さんたちの漫画化した『フレドリック・ブラウンは二度死ぬ』のおかげで読んだ作家だった。古書で入手できた本『天使と宇宙船』『発狂した宇宙』2冊だけど。
今回の本は日本のショート・ショートの草分け、星新一氏が訳した本の復刻版。長いこと絶版になっていたらしい。
私が前に読んだ本に入っていた話もあれば、未読の分もあり、しかも本の装丁もいいし、厚さといい大きさといいとってもいい感じで買いなのだけど、しかも、解説が坂田さんなのだ〜〜!
通勤路の書店に予約を入れておいたので珍しく早々に入手。買ってすぐ車の中で坂田さんの解説だけいそいそと先に読んだ。帰ってゆっくり読めばいいものだけど、子供のときもよく買った本、借りた本、待ちきれずに帰る道々読んだもんだった;全然変わってないじゃん。
この解説がまた、坂田さんのブラウン好きが行間から伝わってくるような名解説で、そうか、ずっと入手困難本の復刻、これはホントにスゴイことなのだなーというのが伝わってきたし、ブラウンの魅力の解説としても、なるほどなるほど、と大頷きなのだった。そんで、坂田マニアとしては、坂田作品に生かされたブラウンの魅力みたいのも色々想起できて、そこもまた面白いのだった〜〜。
ブラウンのファンの人もそうでない人も、未読の人も既読の人も、坂田ファンなら是非手に取りたい一冊と強力にお薦めする次第である。
発行の早川さんには一読者として感謝感謝!!

『行け!稲中卓球部』古谷実 著 講談社

ゴラムさんお薦め本〜。よく話には聞いていたのだけど、いつも書くように青年誌モノは巻数が多いのと、絵が好みとかはないので(すみません)なかなか買うまで行かず、今まで読まずにきました。そのくせ読むとげらげら受けてしまうのだけど;
ともかく下ネタお下劣ギャグ満載なのだけど、もう、どうしようもない前野君と井沢君の二人が段々可愛く見えてくるから不思議。出てくる女の子達がこれは性格はともかく絵的にカワイイのも救い(救いって;)。
Hなネタもぎりぎりのところで押さえてある部分があってそれも良かった。連載当時、周囲が面白い面白いと言っていたのも分かるなあ。。でも途中巻からややマンネリで、飽きてくるとこもあったので、人気あったとはいえ、長い連載だったなあ・・と感心。笑いを長く続けるのは相当大変なことだと思う。