7月、イワンさんお薦めの本を継続して。
『ペット』1−5巻(完)三宅乱丈 著 ビッグSコミック 小学館
『ぶっせん』の三宅乱丈作品。めちゃくちゃ面白かったです!!この画力と構想はスゴイ。今頃読んで一人で騒いでなんですが、多分連載当時は話題になっていたのかな。ちょっと分かりにくい面もあるからそこまではヒットしなかったのだろうか。私には掛け値なしに面白かったし、名作だと思えましたが、連載で読むにはちょっとツライかも。まとめて読ませてもらったからこそ話にぐっと入り込めてよかったのかもしれません。
日常生活を送るには一見不適応の子どもたち。それは彼らが他人のイメージにシンクロできる能力を持っているがために、他人には分からないところで怯えたり恐れたりの奇矯な行動をしてしまうから。彼らは同じ能力をもっている組織の人間に見出され、使われるようになる。他者の記憶に入り込み都合よく作り変えてしまうほどの能力。能力者たちと企業の黒い思惑が複雑に入り込んで進む。高い能力を持つが上に不適応であった彼らに精神的に安定できる(イメージの中の)場を作り出したことで、気持ちの上で里親にも似た強力なつながりが生まれた。それはどこかホモセクシャルにも似た関係。
ラストは当時はどうやら賛否両論だったようだが、私には非常に感動的だった。
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