『バカ姉弟1〜5』安達哲 講談社
これもまたイワンさんにお薦めされた本。寡聞にして知らなかったのですが、読んでみてその不思議な面白さがぐぐっとツボに入りました。幼稚園児の姉と弟がなぜか子どもだけで生活しているんです。両親は海外を飛び回っていて、お金には不自由しない状態で姉弟はしょっちゅう外食している。地元の人たちに座敷童子のように重宝がられ可愛がられているので、食べることや生活に困る様子はまったくない。その不思議な生活ぶりがオチがあるんだかないんだか、ゆったりしたペースで展開していく。
読んでいくにつれてちょっとキモ可愛いおねいちゃんの方は天才肌で二人がいくところ商売のヒントになるようなことを与えて二人のお陰で店が一気に繁盛店になったりもする。頑固じじいと知り合ったかと思うと実は高名なピアニストで、直接の教えを受けた姉はめきめきと音楽の才能を花開かせたりもする。最後はなんとピアニストになっちゃったりするのだけど、でもだからといって音楽マンガというわけでもない。
居酒屋さんで働く静香さんが親戚のおばちゃんのように面倒をみに来るのも最初は親族かと思ったら全然他人で、皆が本当に当たり前のように姉弟を可愛がる様は癒される。
ラスト5巻でちゃんと物語は気持ちよく完結していて、いい作品を紹介いただいたなーとまたしてもイワンさんには感謝なのでした。
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