● 本読み覚書き〜子ども時代〜 編 ●
子どもの頃から本が好きでした。ここは本の話、子供時代編です。手元にない本が多いのですが思い出すままに・・。(実家にはまだあると思うのですが遠いもので〜) 【江戸の笑いばなし】(手元にない為)詳細不明 家にあった子ども向きの本。江戸時代を舞台にした笑い話で最初の話は記憶に拠ればこういうのでした。
「腹を空かせた人食いオオカミが街道筋で獲物を待っていると
向こうから、タッタッタッタ・・と足音がする。
しめしめ、と大きく口を開けて待っているとやってきたのは 一人の飛脚。
オオカミの口に入ってもタッタッタッタッタ・・と走り抜け
そのままお尻から出てタッタッタッタ・・と走り去ってしまった。
オオカミ、それを見てひとこと。 ”フンドシをしてれば良かったわい”」
これが非常にばかばかしくて、おお気に入り。
ほかに「まんじゅうこわい」とかも入っていたような気がするので、落語とか民話の寄せ集めだったのかもしれません。
読んだのは小学4年生頃で、遠足の道々、友達に語って聞かせた記憶があります。
(私はその女の子が当時非常に好きだったので受けを狙ったらしい・・妙な子どもだった・・?)他に、なぜか一冊だけあった『古典落語』の上巻も大好きで「長屋の花見」「目黒のさんま」とか入ってましたが隣のくまさん、は
っつぁん、ご隠居さんの話など面白くて繰り返し読んだ覚えがあります。他にどんな本だったか、江戸の艶笑話の本なんてのも家にあって、これは子どもにはちと分からない笑いだったりもしたんですが、なんとなく読んでました。
殿様の早打ち太鼓の話など思い出すと笑えます。(Hの仕方が分からない殿様に家来が「合図をするから・・」という。。。)【小公子】バーネット/少年少女世界文学全集(小学館)より
子供用に家に揃っていたのは小学館の全集でした。坂田靖子さんは岩波育ち(?)だったようですが、そういう意味では私は小学館育ちです。全集に入ってる中で気に入った話は繰り返し読みました。
『小公子』はともかく挿し絵が綺麗で。なんせレースの襟にサッシュベルト、ビロードの服に波打つ金髪・・(笑)橋本治さんも昔、いつか自分にも迎えが来るんだ、なんて思っていたという話がありますが、子供心に憧れをそそる話でしたね。【飛ぶ教室】ケストナー/少年少女世界文学全集(小学館)より
外国の少年達の寄宿舎生活、というのはまたツボの話でした。
お家が貧乏でクリスマスに家に帰れない優等生の話にはいまだに号泣します。弱虫、と思われていた少年が傘ひとつで屋根から飛び降りて見せる、とかどの話も大好きでした!
【聊斉志異】少年少女世界文学全集(小学館)より
中国編で入っていたのがこれ。たくさんある話の一つが映画「チャイニーズ・ストーリー」の原作としても使われてますが、幽霊やもののけがごく身近な存在として書かれていて、なんともふしぎな話でした。
全集には4編くらい入っていたのかな・・月光の夜、魚の浮き袋を蹴鞠にして遊んでる人たちに混ざって蹴鞠する話とかをよく覚えてます。社会人になってもう一回読みたいと思い、全部一度揃えたのですが、漫画家になった友人に贈ってしまい、今は手元にありません。坂田さんの「アジア変幻記」シリーズを読むと、聊斉志異のふしぎな味を思い出します。【生きている首】当時小学校の図書館にあった。詳細不明。
SFシリーズに手を出したのも小学4年か5年生くらい。
首だけが液体の中で生かされる、というおどろおどろしい話もインパクトがありました。
あと、アシモフの「われはロボット」の子ども向きのを読んで非常に面白く感じ、SF好きだ〜〜、と思った覚えがあります。日本では眉村卓さんや筒井さんの子供向きのを読んでいたんじゃないかと・・。図書館にあったシリーズの装丁の感じまで覚えてるのですが、出版社や何かは記憶にない。ちょうど、テレビでも謎の転校生、タイムトラベラー、などSFドラマシリーズが人気出たりもしたと思うのですが、あの頃のわくわくした感じ、忘れられないですね。