足の裏ツボ療法(漢方理論を応用した) 足の裏のツボへ戻る
『手のツボ』もこの足の裏ツボ療法を参考にしてください。 手のひらのツボへ戻る
(たにぐち書店 織田啓成著より)
●足の裏のツボは全身と直結している。
足の裏をマッサージしたり、揉んだりなどの刺激を与えると気持ちのよいものです。今や足の裏のマッサージは、
流行になっています。足の裏には肝臓や腎臓などの内臓や、目や鼻などの器官につながる反射区(関連区)という
いわゆるツボがたくさんあります。足の裏のツボに刺激を与えると、内臓や諸器官に反射して、血液循環をよくし、
また、神経に適度な興奮や鎮静が起こって、活性化し元気づくのです。
●小さい部分に全体がある。
漢方医学には「小は大を反映する」という考え方があります。つまり、耳や手、顔などの小さい部分に、肝臓や
腎臓、心臓などのいろいろな臓腑や目や鼻、関節などの組織器官とつながるツボ(反射区)があるというのです。
もっと極端にいいますと、細胞一つでさえも、全身の組織器官と関連しているというのが、漢方医学の考え方です。
それは漢方医学の基本には陰陽・五行論という理論があるからです。陰陽・五行論では人体をひとつの宇宙と
考え、自然界と深い関連があると考えています。
●すべて五臓六腑に帰着させてとらえていく。
「人体は五臓六腑を中心として、あらゆる組織器官がその生理機能を営んでいる」という考え方、とらえ方が漢方
医学の特徴です。つまり、目や鼻、耳、皮膚、筋肉、骨、血液、脳などの組織器官、そして精神・感情にいたるまで、
五臓六腑を中心として、生理機能が遂行されているということです。そして、その五臓六腑と末端、末梢の組織器官
とを結びつけているのが、漢方医学特有の“経絡”で、経絡の機能を担っているのが、“気”“血”“水”です。
したがって、これらの組織器官の働きに気、血、水の過不足が起こりますと、全体的なバランスの乱れが起こり、
さまざまな症状が現れます。
からだのどこかに症状が現れた場合は、まず五臓六腑のうちのどれに原因があるのかを考えます。これも漢方
医学の考え方の特徴です。
●首に現れる内臓の反射を利用
さまざまな症状を五臓六腑に帰着させることは、漢方理論を勉強しないとわかりません。肝経とか胃経とか経絡が
わかる人は理解できるでしょうが、経絡のわからない人はどの臓腑の反射区(ツボ)用いてよいかわからないと思い
ます。そこで簡単な判断法で反射区(ツボ)を用いる方法を述べましょう。
内臓の状態は、背骨に即反映されます。背骨全体に投影され、首の骨のところにも現れます。この骨の歪みは
筋肉系とも連動していますから、運動制限として現れます。つまり、五臓六腑の姿は首の筋肉にも現れ、その首の
筋肉の緊張の仕方で首の運動が制限されるため、それを見ることで、どの臓腑が関連しているかがわかります。
首の運動制限を調べることで、どの反射区(ツボ)を刺激したらよいかが判断できるのです。下図を参考にしながら
一度お試し下さい。前ページの足の裏のツボももちろんです。
| 1.肝臓系・ストレス系 | |
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口を大きく開いたときに、あごの関節が左右どちらかに違和感を感じる。首を横に倒したときにどちらかに倒れにくかったり、つれたりする。これは肝臓に負担がかかっています。 治療区として右足の肝臓区、左足の脾臓区にたたいたり、 あるいは揉んだりと2〜3分ほど刺激を与えてみてください。 そして再び調べると前より楽になっているはずです。これをくり返しているうちに、肝臓と関連する症状が改善していきます。 よく口を大きく開けたときに、左右どちらかのあごの関節が開きにくい、ガクガクというと訴える人がいます。それは肝臓の負担からきている場合が多いのです。早いうちなら、変形していませんから、肝臓のツボを操作することで簡単に改善してしまいます。そのまま歯の治療を受けると、歪んだままの噛み合わせになり、変形が慢性化して、元に戻らなくなってしまいます。 |
| 2.循環器・婦人科系 | |
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両肩を上に持ち上げたとき、どちらかが上げにくい、あるいはこわばっていたり、つったりする。手の小指の先と、親指の先をくっつけて輪を作るとき、左右どちらかがやりにくい(他の指が左右いずれかで大きく動いてしまう方がやりにくいことにもなります)。これは循環器系、あるいは婦人科系に問題があると考えられます。鬱血があったり、疲れていたり、冷え性の人や、血行不良のある人は心臓区、心臓関連区を、婦人科系に問題がある人は子宮区、卵巣区を、2〜3分ほど刺激してみてください。冷え性の人は刺激しているうちに、冷えが解消され、体が温まってくるはずです。 |
| 3.消化器系 | |
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首を左右に回した時に、いずれかに違和感がある人、また両腕を肘を伸ばして上に持ち上げ耳につくようにします。この時、左右いずれかの肘が伸びにくい人、あるいは耳につきにくい人は、左右の胃区を2〜3分ほど刺激してみてください。胃に症状のある人、膝の前外側の傷む人、手のひらに湿疹や違和感、痛みのある人は試してみてください。 |
| 4.呼吸器系 | |
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首と頭の付け根(首の上の方)を中心として、頭を後ろにグーッとゆっくり倒していった時、左右どちらかに傾いたり、つったり、こわばりをどこかに感じる人。両肩を後ろに引いた時、左右いずれかがやりにくかったり、こわばりなど違和感を持つ人は左右の肺区、腹腔神経叢・横隔膜区を2〜3分ほど刺激してみてください。カゼをひきそうな時、カゼを引いてる時、カゼを引いた後、後遺症を残さないためにも、大変有効です。花粉症にも有効です。 |
| 5.泌尿器系 | |
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首と頭の付け根(首の上の方)を中心として、頭を前にグーッとゆっくり倒していった時、左右どちらかに傾いたり、つったり、こわばりをどこかに感じる人。両手を真横に開き、両手首を内側に倒していった時、左右いずれかがやりにくい人は、腎臓区〜尿管区から膀胱区を2〜3分ほど刺激してみてください。 |