メタボリックシンドローム              健康情報に戻る
 
内臓脂肪蓄積ににより、様々な病気が引き起こされた状態を「メタボリックシンドローム」(メタボリック症候群)」といいます。
生活習慣病と呼ばれている主な疾患に「肥満」、「高血圧症」、「糖尿病」、「高脂血症」などがあります。これらの疾患は別々の原因で発症するというよりも、肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が犯人であると考えられています。
 メタボリックシンドロームの人は、動脈硬化の危険因子である上記4疾患を重複して発症していることがあります。最近の研究でこれらの危険因子の重複により動脈硬化のリスクが高くなることが分かってきました。
 軽症であっても「肥満(高BMI)」、「高血圧」、「高血糖」、「高中性脂肪血症」または「高コレステロール血症」の危険因子を2つ持つ人は、まったく持たない人に比べ、心臓病の発症リスクが約10倍に、3つ4つ持つ人ではなんと31倍になることが分かりました。このように、たとえ異常の程度は軽くても複数の危険因子が重複しているケースでは、動脈硬化が起きやすいのです。
動脈硬化の鍵・アディポサイトカイン
 脂肪細胞から分泌される生理活性物質を総称してアディポサイトカインといいます。
 *アディポネクチン・・・・・善玉アディポサイトカインで、動脈硬化を予防します。
 *PAI−1、TNF−α・・・悪玉アディポサイトカインで、動脈硬化を促進します。

 正常な状態では、これら善玉、悪玉アディポサイトカインの分泌はバランスよく保たれていますが、内臓脂肪が蓄積した状態では不思議なことにアディポネクチンの分泌量が減り、PAI−1、TNF−αが過剰に分泌されます。
この分泌の乱れが生活習慣病を招き、動脈硬化を進展させると考えられています。

(注) PAI−1(Plasminogen Activator Inhibitor−1):血管壁内皮細胞及び肝臓から放出されるポリペプチドで、血漿          や血小板に存在する溶解阻止因子。
    TNF−α(Tumor Necrosis Factor−α):腫瘍壊死因子(サイトカイン)

判断基準(労災保険認定)
血圧 収縮期(最大)血圧
または拡張期(最小)血圧
140mmHg以上
90mmHg以上
肥満 BMI 25以上
血糖 空腹時血糖
ヘモグロビンA1c(HbA1c)
110mg/dl以上
5.6%以上
血中脂質 総コレステロール
HDLコレステロール
トリグリセリド(中性脂肪)
220mg/dl以上
40mg/dl未満
150mg/dl以上
上記3項目のうち1項目でも該当していると適用
その他の判断基準
ウエスト 男性
女性
85cm以上
90cm以上
ウエスト/ヒップ比 男性
女性
0.9以上
0.85以上
体型 リンゴ型
洋ナシ型
内臓脂肪型肥満
皮下脂肪型肥満は基準外
メタボリックシンドロームになりやすい生活習慣
食事は満足するまで食べる。
間食をよくする。
料理に砂糖をよく使う。
濃い味付けが好き。
緑黄色野菜をあまり食べない。
アイスクリームを好んで食べる。
運動の習慣がない。
タバコを吸っている。
普段から階段を使うことが少なく、エレベーターなどに乗ってしまう。
10 ストレス解消にお酒を飲むことが多い。

動脈硬化の危険因子となるメタボリックシンドロームが注目されてきた今こそ、その予防改善(血圧、肥満、血糖、血中脂質の改善)に役立つものがございます。ご相談ください。