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天が下のすべてのことには季節があり、 すべてのわざには時がある。 ----旧約聖書 伝導の書 |
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取り返しがつかないことなのに、いつまでも考え続ける 「後悔の無限ループ」に落ち込んでしまった方。 呼吸が苦しくなるくらいに「重い罪悪感」に押しつぶされそうな方。 彼との関係が悪化して、憎しみを感じてしまうとお嘆きの方。 いろんな方々が、いろんな苦しみを背負っています。 でも、こんな感情と仲良くしたり、上手に付き合う必要はありません。 一刻も早くサヨナラして、苦しみから立ち直りましょう。 仏教には、 「良いお供養とは、忘れてあげること」 という言葉があります。 いつまでも苦しみを引きずっていては、赤ちゃんも浮かばれません。 じょうずに忘れてあげて、お母さんの元気な姿を見せてあげましょう。 春名寺の言います、 「忘れないこと」 とは、一日に一度か二度、しっかり悲しんであげて、しっかり祈り、 しっかり感謝してあげる時間を持つことです。 そんなメリハリのある一日を過ごしましょう。 あなたは弱虫じゃない 生きていれば、悩み苦しむ時がきっときます。 不幸な出来事やトラブルは、誰にでも訪れるものです。 そんな時、泣くばかりでは何の解決にもなりませんが、 どうしようもない時があるものです。 それは、あなたが弱いからじゃありません。 世間知らずで、問題に対処するノウハウを知らないだけ、 人生経験が乏しくて、苦しみを乗り越える、 心のテクニックを知らないだけです。 何があってもビクともしない、強い心を育てる方法は、 難しいことではありません。 今のピンチは、あなたを育てるチャンスです。 ・苦しみの正体 四十九日が過ぎようとしているのに、まだまだ辛い、苦しい という方は多いです。それどころか、一周忌、三回忌、七回忌が過ぎたのに、 苦しみはますます強くなる、と訴える方のなんと多いことでしょう。 あなただけではなくて、むしろ、苦しむのが普通に思えてきます。 それほど赤ちゃんの命が重かったということで、 私たち女性の心は、小さな命に対して果てしない想いを注ぐのです。 その苦しみは、赤ちゃんへの愛の大きさです。 愛すればこそ苦しいので、愛がなければ苦しみも悲しみも 何もありません。 一度、その苦しみを静かに味わってみてください。 その苦しみは、赤ちゃんの命。 赤ちゃんへの愛。 そして、赤ちゃんの存在していた証。 愛とはさまざまに形を変え、時には甘く美しいものであったり、 時には苦しく悲しく、せつないものであったりします。 確かに言えることは、愛とはあなたの心を豊かにしてくれて、 あなたの人生を実り多くしてくれるものです。 苦しみは愛・・・とは言うけれど とは申しましても、ほんとうに苦しくて耐えきれない、 自分の生命も危ないと思う時があります。 じっと苦しんでいるより、何かしら対策を立てないと、 うつ病や精神障害を発症する場合もあり、 精神的に危機的な状態であることも確かです。 また、家族関係や人間関係にも支障をきたしたり、 肉体的な病気を発症したりする場合もあります。 もう、そんな苦しみ方はやめましょう。 あなたは愛の行方を間違って、自分を責めているだけなのです。 もう、自分を責めて、傷つけて、自ら望んで不幸になるのはやめましょう。 これからは、自分自身を大切になさってくださいね。 春名寺で苦しみを乗り越えるのに効果があったとされるテクニックを、 これから紹介してまいりましょう。 以下の四つの方法があります。 2.プチ立ち直り 3.プチ忘れ去り 4.わたし流マインドコントロール それでは、一つ一つについて説明いたします。 1.のプチ懺悔とは、苦しみを書き出す方法で、自分の感じている内容、 悲しみ、罪悪感や迷いや不安をすべて言葉に直して表現することです。 ノートや日記に書きこんでもよろしいですし、 誰かに読んでもらった方がスッキリすると思うなら、 寺宛てのメールに書いてください。なにも遠慮はいりません。 初めは、文章さえ書けない方が多いと思います。 次から次へと思いが湧いてきて感情が先走り、自分の中で消化しきれず、 表にも出せず、ただ苦しいだけの方が多いでしょう。 漠然と悩んだり悲しんだりして、どんどん落ち込むことがありますが、 少しずつで良いので、少しでも文章にできますと、そこで落ち込みが ストップすることが多いのです。 また、同じ言葉で自分を責め続けて落ち込む場合もありますが、 書き出すことで、それが終了することがあります。 2.プチ立ち直り 苦しみがわいてくる時をジッと観察すると、 始めは小さな苦しさでも、関連することを考えたり、何度も同じ ことを考えたり、いつまでもそのことを考えて、 苦しみが苦しみを呼び、雪だるま式にどんどん膨らむように大きくなって、 やがて手におえない怪物に押しつぶされそうになるのです。 いきなり大きな苦しみが襲いかかってくる訳ではなさそうですね。 どんな手ごわい苦しみも、始めは小さなことがきっかけになり、 どんどん膨らんでいくのです。 つまり、苦しみはわいてきても仕方がないけれど、 早い段階でそれ以上考えないようにして、膨張するのを防げば よいのです。 そんなことは分かっているけど、どうしようもないの・・・ と、お困りの方へ、次の方法をお教えいたしましょう。 苦しみがわいてきた時、人の体はどうなっているのでしょう。 心臓の鼓動が早くなり、呼吸も早くなります。 人が苦しんでいる時は、自律神経のリズムが速くなることが 観察されています。 さらに体の一部にとても力が入っているものです。 このように、人の心と身体は密接な関係にあって、 複雑に連動しあっているものなのです。 そのことを利用して、身体を制御することによって、 心の苦しみを押さえることはできるのでしょうか。 答えは「Yes」です。 身体の緊張を上手に解き放てば、苦しみの感情が軽くなることは、 科学的にも解っています。 これで苦しみをストップさせる方法が見えてきました。 苦しみがわいてきた時は、ゆっくり深呼吸をしましょう。 深呼吸は、速くなった自律神経をゆっくりに戻します。 顔の筋肉が引きつっていますので、顔をにっこりしてみましょう。 次に首を左右に動かしてみたり、肩を上下させてみたりして 身体の力を抜きましょう。 腕や脚を、ゆっくり揺すってみてリラックスします。 緊張していた全身の筋肉から、緊張を取り除いてやるのです。 そうして、注意を肉体に向けていると、いつのまにか苦しみは 薄れているものです。 もう苦しみは手ごわい相手ではありません。小さいままの苦しみは 容易にゴミ箱へ捨てられますから、ポイして蓋をしめましょう。 そして、明るいことを考えましょう。 天国の赤ちゃんが、こちらを向いて笑っている光景を 思い浮かべましょう。あの子はいつでもあなたの傍にいます。 あなたを見守っておいでますよ。あなたを応援しています。 そんな可愛い天使に「ありがとう」って、言いましょう。 これで「小さな立ち直り」ができました。 やがてまた苦しみがわいてきても、また一からやり直します。 深呼吸して、にっこりして、首や肩や足や手をゆっくり動かして、 全身をリラックスさせます。そして、明るいことを考えます。 あなたは一日のうちに、何度も何度も「小さな立ち直り」を 経験します。そうして手ごわい大きな苦しみから、少しずつ立ち直るのです。 3.プチ忘れ去り 一般に、真面目な人や誠実な人、良心的な人ほど苦しみが 深くなり、落ち込みがひどくなる傾向にあります。 ついつい真面目に悲しんでしまうのです。逆に楽しいことが あると、不謹慎と思って、楽しさを押さえることもあります。 また、真面目な人は反省することがとても上手で、 「あの時、ああすればよかった、こうすればよかった・・・」 と、過去のことでやり直しができなくても、延々と考え込んで しまいます。 苦しみは苦しみを呼び、反省は苦しみを呼び、心は落ち込むばかり。 そして連鎖のように苦しむ習慣を作ってしまうのです。 決してあなたが真面目だからダメというのではありません。 真面目な性格は、とても良いことで、人としての美徳です。 でも天国の赤ちゃんは、自分のためにそんなに悲しんでほしくないでしょう。 早く立ち直ってほしいと願っているはずです。 元気を出してほしくて、応援しています。 苦しみを乗り越えて、明るい心を取り戻すことは、 ちっとも悪いことではないし、不謹慎でもありません。 冷たい女でもないし、母親失格でもありません。 あなたは、これ以上自分を追い詰めなくても良いのです。 苦しみを乗り越えるには、気分転換をしたり、気持ちの切り替えが 大切です。それは一時的に悲しみを忘れることです。 「忘れる」と言えば、無責任のようですが、そうではありません。 積極的で前向きに忘れることは、良いことなのです。 春名寺のお勧めする気分転換の方法としては、 とにかく手や身体を動かすことです。動いていると心が軽くなります。 散歩をしたり買い物をしたり、スポーツをすることなどもよい気分転換に なります。 苦しみの最中にいると、何もする気が起きないものですが、 それでも何とか机の上を片付けたり、お部屋を掃除したり、 食事の後片付けなどの単純な作業を無心にやれば、 その作業が終わったら、苦しみも忘れてスッキリします。 何でも良いのです、窓ガラスを拭いたり、トイレをピカピカに磨いたり、 お風呂のカビをゴシゴシこすったり、編み物をしたり、などなど。 手は第二の脳と言われています。頭の方の脳が働かないなら、 第二の脳に働いてもらいましょう。 やがて頭の脳も刺激されて、元気が出てくるのです。 また、ある時フッと襲ってくる苦しみがあります。 仕事中や通勤の電車の中で、急に思い出して、苦しみがどんどん ふくらんで、呼吸困難になることがあります。 そういう時も、大きくふくらむ前に「一時的に忘れる」ことが たいせつなことです。でも、仕事中は散歩もできないし、 電車の中ではスポーツもできないですね。 自由な時間でない時も、体を動かすことは有効なのですよ。 首を回して、首のコリをとったり、肩を回して肩こりをとったり、 両腕をギューッと伸ばしたり、小さく、周囲に迷惑をかけない 範囲で体を動かしましょう。 そうすると、スッと苦しみが消えて行くものです。 ゆっくり深く深呼吸をすることも効果があります。 背筋を伸ばして姿勢を正しくすることや、足の位置を変えるだけ でも効果があります。 とにかく意識を「苦しみ」から、体のほうへ向けるのですね。 「一時的に忘れる」ことを繰り返して、大きな苦しみを 少しずつ乗り越えることは、今後の人生でもとても役に立ちます。 真面目に、真剣に深く考え込むことばかりでなく、時には 「忘れる」ことが大切な場合もあるのです。 誰かにイヤなことを言われたり、仕事の失敗があったり、 不慮の事故や災害にあっても、いつまでも落ち込むより、 じょうずに忘れて、気持ちを切り替えて、早く立ち直った方が ずっと良いのです。そのような「強さ」を与えてくれるのが、 「忘れる」ということです。 後悔は、するなと言う方が無理で、どうしても後悔の言葉が 心の中を占領して、暴れまくって落ち込んでしまうものです。 この状態から立ち直るには、それ以上のプラス思考で補ったり、 明るく上昇するような言葉で心を元気付ければよろしいのです。 ただ、プラス思考はむずかしいです。良いイメージを脳裏に描く イメージ法がありますが、これもむずかしいですね。 後悔や不安や悲しみなどのマイナス思考は、心の内側に向かって 落ち込んでたまりやすく、心に積もります。 特に女性はその傾向が強いです。それに比べてプラス思考は、 外に向かって明るい影響を与え、周囲も明るくしてパーッと 散ってしまいます。発散しやすくて内側にはたまらないのですね。 イメージ法も、良いイメージは消えやすく、代わりに悪いイメージが どんどん沸いてきたりするものです。 書店にプラス思考やイメージ法の本はたくさん出版されていますが、 裏をかえせば、それらがいかにむずかしいかということを表しています。 それで春名寺では、おまじないのようにプラスの言葉を繰り返すことによって、 プラス思考や前向きの明るい言葉を心に定着させ、 落ち込みや不安を解消する方法をお勧めしています。 良い意味でのマインドコントロールですね。 マインドコントロールと言えば、オウム事件で有名になりましたが、 悪く使えば猛毒サリンでさえ地下鉄にまいてしまうという、 おそろしいイメージがあります。また、新興宗教などでも、 入信のために利用されるなど、悪い面ばかりが知られています。 それだけ効果のある方法ですから、悪いことに使わず、善い目的のために 使えば、他のどんな方法より絶大な効果が得られる場合があります。 繰り返す言葉の中に、悪いことやマイナスのことを入れなければ、 悪い方向に走ることなく、安全にコントロールできます。 例として、以下の文を書いてみます。 「赤ちゃん、いつも天国から見守っていてくれて、 ありがとう。ありがとう。 今日も無事に過ごせたことに感謝します。 あなたの優しさと、仏様の恵みにより生かされている幸せに感謝します。 おかげで私はだいじょうぶです。元気で健康に過ごせることに感謝します。 ありがとうございます。ありがとうございます。 あなたを愛しています。 ありがとう。」 この言葉を百回ぐらい言ってみましょう。 おまじないのように繰り返し、祈ったならば、きっと心が温かくなりますよ。 この文を原型として、あなたなりの愛情表現や、前向きの言葉を 加えていき、あなたなりの祈りの言葉を作り上げてください。 「ありがとう、ありがとうございます」が、とても多いことに気づかれた ことでしょう。感謝の言葉は、プラスの言葉の中でも最終的に来る 最強のプラスの言葉ですから、「ありがとうございます」は、 たくさん言いましょう。愛することと感謝することで構成された プラスの言葉は、あなたの心を元気に、 前向きにコントロールしてくれるでしょう。 また、心のコントロールとは別になりますが、 「ごめんなさい」と謝る時間が、 どうしても必要な方がおいでるかもしれませんね。 無理に押さえなくてもけっこうです。 時間を決めて、その中で思いきり謝罪して涙を流してあげましょう。 いつまでもズルズルと謝り続けないで、時間がきたらサッとやめることも 大切ですよ。 二分間ぐらいは、赤ちゃんへの謝罪と懺悔の時間にして、 十分間ぐらいを、感謝の祈りの時間となさってはいかがでしょうか。 時間配分は、このくらいが適当と思いますが、あなたの感覚で もっと謝罪の時間を増やしたいと思うなら、増やしてけっこうです。 ただし、時間の半分以上を謝罪に使わないことと、 前半を謝罪、後半を感謝の祈りとすることを守ってください。 前にも書きましたが、この苦しみは赤ちゃんへの愛が、対象を誤って 自分を苦しめる方向へ向かっているのです。悪いことばかりでなく、 この苦しみがあるから、やがて人の苦しみを理解してあげることができます。 人のほんとうの優しさが分かったり、人に優しくしたり、 人を許すことができたり、この苦しみから学ぶことは多いです。 そして永く付き合うことになりますから、上手にコントロールできる ようになったら良いですね。 --------文章・宇山 |
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