まほろば日誌6

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5月3日
「ポエトリーステージ」の報告です。暑いほどのいい天気。部活優先でコマ切れの手伝いしかアテにできないカミさんも今日は朝から大丈夫。じゃ、仕入れお願いね。おれはその間に会場作り。おっと、そろそろ講師の入沢康夫さんご一行が「伊香保温泉号」に乗り込む時間。同行の八木幹夫さんのケータイに電話。あっ、八木さん?みなさん乗れました?ああ、トミさん?予定通り乗れたんだけどさあ、道路が混んでるらしいよ。おお、そうだ連休の真っ最中だったんだよね。うっかりしてたなあ。まあ、こうなれば仕方ないね。ときどき電話するから位置を知らせてね。今回も遠い人から先に着きました。なんと、広島から「スタジオ・マラパルテ」のお二人。ちょっと周辺観光にでかけていただいて、おれは会場作り続行。今回はキャンセルも少なく、当日予約がいくつか入るという展開。おかげさまで満員です。さて、一行はどこまで来てるかしら。ああ、いまね、高崎インター。ふむ、30分遅れでなんとかなりそうだね。おなじみの顔ぶれを中心に続々と集まっていただきました。大橋政人はタクシーで乗り付けて、ここは交通の便が悪いよなあ。あのね、車王国群馬で、運転しない方が少数派だと思うんだけど。あらかじめドリンクをセルフにしておいて正解でした。皆さん談笑しながらお待ちです。開演予定時間を10分ほど過ぎたころ、田んぼ道をこちらに向かってくる一団を発見。手を振るボク(突然、ボクになりましたが)。先導は八木忠栄。八木幹夫、井川博年、土肥あきこ、大石陽次に囲まれて入沢康夫さんが到着しました。ささ、ひとまず奥へ。45分遅れで開演。熱気むんむんのなかで、静かに入沢さんは「詩の奥にひそむもの」について語り始めました。あれ、マイクの音量が足りねえかも。主催者としては、ちょこまかと調整したり、写真撮ったり。入沢さんはきちんと資料を用意されて、話すほどに熱意が伝わってまいります。中沢新一を引き合いに語った、憑依するもの、あるいは精霊たちの作用についての考察は刺激的でした。休憩の時間には、あちこちで挨拶しあい笑いあい。これもいい時間なんですよ。盛大な拍手で無事終演。さて、懇親会の準備に少々お時間を下さいね。八木幹夫さんは、お手植えのボイソンベリーの生育具合をチェックしてるみたい。ちゃんと育ってるでしょ。さて、懇親会も20人という盛況ぶり。同行4人とも「民宿しおざわ」にお泊まり予定ですが、まだ時間はあります。ん、そう言えば同じバスに乗り遅れて次便で向かってるはずの雲嶋幸夫さんはまだだなあ。井川さん、忠栄さんも調子がでてきて、入沢さんもにこやかに飲んでおられる。民宿のお迎えの車がきて、皆さんを送り出した直後だったね。雲嶋さん登場。まあ、夜だからね、迷ってたみたいね。また迎えにきてもらうからさ、それまで飲んでてよ。居残り組でまた大盛り上がり。大石さんは大橋さんの古い友人。二人で桐生の大橋宅までタクシーで帰っていったよ。「まほろば」お泊まりは、井上敬二、井田秀樹、飯島章の3人。諒子ちゃんがベロベロに酔ってる。翌日は、新井啓子さんと井田、飯島が入沢さんたちを案内してくることになってた。おれは後かたづけしなくちゃだからね。ようやく通常営業態勢に戻して一服してると雲嶋さんがやってきた。帰りのバスにも乗りそびれたらしいのね。なぜそうなったか、おれには分かったけど、とにかく次の便に乗せるため「やすらぎの湯」まで送ったよ。夕方、少々お疲れ気味の入沢さんと、まだ元気そうな面々が帰ってきた。記念撮影をして皆さんをお見送り。入沢さん、ありがとうございました。土肥さん、「まほろば行句会」の句帳・短冊ありがとう。他の皆さんもまた遊んでね。以上、とりとめのない報告記ですが、これにて。
4月26日
土曜日は、群馬詩人クラブの幹事会に使ってもらった。ボランティア学芸員の須田さんたちは、午前中から詩集の整理。ども、すんません。おかげで少しずつダンボール箱が減ってるんだよね。幹事会終了後、井田秀樹、飯島章、井上敬二、狩野努が居残りで「土曜会」。おれも腰を据えて飲み始めたらお客さん。うーむ、今夜は男ばかりが来る日だなあ。飲み会も女性が一人でも入ってると話題は違うんだけどね。また敬ちゃんと議論になっちゃったよ。夜も更けてお互い酔いもまわってるからねえ。もうあかん、寝ようぜ敬ちゃん。翌日は地域の道路愛護だった。ひさしぶりに猛烈な二日酔い。見かねたカミさんが、あたしが行くわよ、と言うのでごそごそとベッドへ。いつもの時間に二頭の犬を連れて「まほろば」へ。敬ちゃんだけまだ寝てる様子。とにかく夕べのテーブルを片づける。風を入れて一服してると敬ちゃんが起きてきた。水だろ?そうすね。敬ちゃんを見送って、近くの公民館へ犬の狂犬病予防注射を受けに行く。道路愛護はカミさん、犬の注射はおれという見事な役割分担でしょ。犬だらけの中に行くと、うちの二頭はおとなしいのね。なんだよ、やっぱり弱虫なんじゃねえか。さて、今度の土曜日は「ポエトリーステージ」。例によって当日参加もOKです。お待ちしています。
4月19日
日本人2組、5人の人質事件は、この国がどんな国なのかを教えてくれたね。結果的に全ての解放窓口になった「イスラム聖職者協会」のクバイシ師の発言には頷いたね。「日本政府は人質の解放を望んでいないかのようだ」と言うんだね。これは図星だろうね。それにしても、人質となった5人は被害者だよね。言うまでもないことだけど、その人や家族の思想信条全てをひっくるめて、自国民の生命財産を守るのが政府の役目だよね。迷惑だの自己責任だの言う筋合いは政府には最初っから無えんだよ。解放の見通しが出てきたとたん、すさまじいマスコミ操作が始まったね。公安OBや自衛隊OBの御用評論家をいっせいに各マスコミに配置して狂ったように人質、家族を犯罪者扱いにしちゃったもんね。おれは言っときます。この5人は、イラク国民(テロリストとは何だ)と国際社会(米英及び有志連合侵略軍を除く)のために日本人(自民・公明政権ではない)の立場から勇敢に行動した英雄たちですよ。おれは国民の一人として、彼らに迷惑を被ってもいないし、心配して損したとも思ってないよ。まして、金と手間なんて言うやつの気が知れねえよ。税金と役人はこういうときにこそ使うもんだぜ。なんだか戦時下のような陰湿な雰囲気が漂い始めたね。厭だ厭だ。
4月12日
ファルージャで米軍のしてることは報道の中心から避けられてる。恐ろしい数字だぜ。死者600人以上、負傷者1000人以上。武装勢力掃討作戦だって?これだけ殺しても抵抗が続いてるのは何故なのかね。人口30万人といえば前橋より大きいなあ。今は一時的な停戦に入ったらしいけど、全市を包囲して壊滅させるつもりなのかね。これは大量虐殺と違うかい?おそらく、そこに日本人3人は人質としていることだろうね。「危険とわかってるところに行く方が悪い」「金と手間をかけさせられたんだから解放されても罰金だ」「目立ちがりのおかげでいい迷惑だ」「自己責任で行ったんだから仕方ない」「政府の言うことを利いてりゃいいのに」残念ながら黙って聞いてるとこういう反応が多いね。この国に絶望しちゃうよ。結局、国でも会社でも組織的思考のなかには個人の救済ってのは含まれてないんだよ。何が個の尊重だよ。そこから思考すれば全く反対の立場が見えてくるのに、とっさにみんな組織的思考に逃げ込むんだね。そして、今あの3人を国中が見殺しにしてる。おれは自分に想像力(大したことはねえけど)があることがツライぜ。巨悪に荷担してるような気がしてユウウツだよ。初夏のような陽気。ちょっと、ふて寝します。
4月4日
今回は何故か1日早い更新。ほら、春休みだからさあ、家庭の都合があるのよ。阪神タイガース3連勝。巨人も家庭の事情かしらね。たぶん、チーム編制に不満のある人たちがいるんじゃないのかなあ。まあ、4月は最下位でしょうね。それよりもパリーグだよ。ロッテが単独首位だぜ。北海道日ハムもいいね。ううむ、西武に負け越しちゃったけど内容はいいぜ。今日は、桐一高からドラフト1位で入った正田が打たれたのは残念。まあしかし、北海道の皆さん、これがバリーグの野球ですよ。応援してくださいね。なんて、パリーグ広報担当みたいだね。朝から雨。花冷えの静かな日曜日でした。先月の忙しさから予想はしてたけど、ぱったりと閑になっちゃった。まあ、鋭気を養っておくとしよう。久米宏の「ニュースステーション」が終わったね。だいぶ前に「プロ野球ニュース」が終わったときのような感じだね。あれは、たぶんプロ野球からサッカーへとスポーツ人気が移ったように思えたからだろうね。久米宏が最後に「私はイラク派兵に反対です」なんて、真面目顔で言ってたね。あれは、反戦平和という戦後思想がもはや大衆レベルで失効したことを告げてるような気がしたね。世の中変わったのさ。憲法改正賛成派が6割近くもいるんだってねえ。真偽は不明だけど、活字になれば信じるのが大衆だからね。強え国になったもんだよ。
3月30日
2週続けて更新遅れ。昨日はカミさんと軽井沢までドライブ。吾妻から北軽井沢を抜けたけど、国土交通省は着々と道路を造り続けてるぜ。八ッ場ダムができると吾妻渓谷も河原湯温泉もダム湖の底になっちゃう。この道路も平行して走るJR吾妻線も水の中とはね。北軽井沢の別荘地帯は閑散としてる。ふむ、どんなもんじゃろと、その一角を偵察。まあ、管理人が換気くらいはするんだろうけど、家って住んでないと傷みが早いのになあ。ここから観る浅間山は雄大だねえ。からまつの林を過ぎて、からまつの林に入りぬ。軽井沢駅前のアウトレットの店がカミさんのお目当て。買い物が苦手なおれは、ひたすら待つのね。喫煙所で軽井沢ファッションをチェック。向かいの店の窓ガラスに無惨に老いようとしてるおれの姿が映ってる。ちょっと風が冷たくなってきたね。碓氷軽井沢インターから高速道路で帰宅。すっ飛ばすのが怖くなって安全運転。それにしても、藤岡ジャンクションあたりの道路網の流れるような姿は不思議だね。文明ってのは勝手に進んでいっちゃうんだよなあ。その夜は巨人・デビルレイズ戦を観ながら晩酌。昼間は阪神がヤンキースを敗ったね。これも新時代かもね。センバツは桐一が大敗してから観ない。前橋も桜が咲いた。いつも通る道ばたに大きなパンダのぬいぐるみが捨ててあった。夜ならびっくりするだろうなあ。
3月23日
ちょっとバタバタしてる。19日は富沢一族(すげえでしょ)に葬式ができちゃったのね。で、朝から忌中払いまで一日がかり。まあ、それでもずいぶん簡素化されたんだよ。自宅葬なら一族、隣組で3日がかりで、みんな手伝いに行っちゃう。で、子どもたちもみんなお呼ばれで食事したもんだよ。結婚式もそうだったなあ。そうして、自然に子どもたちも地域の関係を覚えたもんだけどね。今はもう、みんな暮らしぶりが違うからね。おれだって、たまに顔をだすだけだから子ども、孫なんてさっぱり分からねえよ。この日は中上哲夫さんの「高見順賞授賞式」だった。残念を通り越して寂しくなっちゃったよ。こうして地域のしがらみの中で老いていくしかねえのかね。翌日は夕方からパーティー予約が入ってた。ボランティア学芸員の須田芳枝さん関根由美子さん、バタバタしててごめんね。本当に助かります。日曜日も客足が途切れず、カウンターに釘付け。いいことなんだけど、ちょっと頼まれてた原稿があって気もそぞろになっちゃうよ。やっぱり自宅にもどった深夜にやるしかないんだよね。月曜日は雪模様。夜更かしすると時間が足りない、積もらないうちに仕入れ。午後は詩作教室。まだバタバタしてるのは、パソコンに何かが侵入したらしくて、お助けマンとやりとりしてるのね。今日も朝から教わった操作をカタカタ。うーむ、まだおかしいんだよなあ。いつも閑なのに、今日は空き時間がとれねえんだよね。Kちゃんを放ったらかして、えい更新。
3月15日
週末はちょっと忙しかったぜ。連チャンでパーティー予約が入ってたからねえ。年度末は地域のグループの会議やパーティーがけっこうあるよね。それが、なんとなく「まほろば」へ向いてくる年とそうでない年があるみたいで、今年は向いてくる年みたいなのね。おかげさまで、月末にかけて予約がけっこう入ってるよ。「花のいのちはけっこう長い、女ですもの・・・」というCMソングがあって、なるほどなあ、と思ってる。どうも「まほろば」のお客さんたちは、見事にこのコピーを体現してるみたいなんだよね。みんな、この高度情報社会のライフスタイルをしっかり身につけてるし、その先端イメージに向かって突っ走ってるもんね。もはや、ケータイを手放せないのは若者だけじゃないよ。おばさまたちのあざやかなメール打ちには感動するね。ん?おれってケータイ持ってなかったな。いいんだよ、おれは1日中電話のそばにいるんだからさ。唐突だけど、このところ竹田青嗣を読んでる。なるほど、こういう流れで現代思想の先端イメージを眺めれば分かりやすいよな。「人間の生は目ざすべき目標も意味もない」なんて、いいね。ふむ、誰が何をやっても、もはや思想が指し示すものは無いということね。なあるへそ。
3月8日
よしだよしこ・コンサート報告から。朝起きたらうっすらと雪が積もってた。ゲッ、客足にひびくかも。3月だというのに寒波襲来というわけ。犬の散歩をしながら空模様をチェック。うーむ、平野部は晴れ、背後の榛名山系を雪雲が通過中と見た。どうやら晴れそうだわい。やれやれ。カミさんは買い出し、おれは客待ちしながら会場セッティングプランを練る。常連さんもほとんどは夜のコンサートに来ることになってるからね、まあ、とても閑です。よし、そろそろ。カミさんは料理にかかり、おれは会場セット。一番乗りは埼玉のちくまご夫妻。蚕小屋ライヴというイベントハウスをやってるよしこさんファン。まあ、たいがい遠い人の方が先に来るよね。開演まで「やすらぎの湯」でもいかが?と、いうことで、温泉に行ったのはいいけど、そこから戻ってくるのに迷っちゃたんだよね、蚕小屋さん。4時到着予定のよしださんからケータイが入った。ちょっと迷いそうな場所にいるなあ。二度目の電話で位置判明。通り過ぎてますよお。運転手の佐久間クンと二人でよしださんはやってきた。ようこそ、「まほろば」へ。田んぼの中の「まほろば」には、今は誰もいません。ほどなく、中澤睦士登場。いつもありがとね。やがて、続々と車が入ってきます。予約は50人以上、これに当日の都合で増減の電話がしきり。今回はセルフスタイルの立食パーティー。たちまち熱気あふれる会場風景となったぜ。常連さんにはよしださんのCD「ここから」をガンガン聴かせてあったからね。ノリノリで開演。ここは自衛隊の村。よんださんは反戦歌も唄う骨太フォークシンガーなんだよ。戦場の女をテーマにした「砂の唄」はいいぜ。自分の生き方を唄った「虹の王国」、「ドーナッツマン」も好きだね。最後にお客さんとして来ていた「ガーネット」の二人と即席ジョイント。大合唱のエンディングだったぜ。皆さん、ありがとうございました。さあ、それから常連を中心に居残り組で打ち上げ。夜は更けて・・・。佐久間クンの運転でよしだよしこさんは帰って行った。ありがとうございました。またいつか。昨日、今日と静かなイベント疲れ。関口将夫さんからエアメールが届いた。ポルトガルの小さな漁師町で夕日を眺めているとか。鳥の絵の切手の通価単位は不明。ユーロかしらね。
3月1日
「受験生ブルース」「帰ってきたヨッパライ」「風」「チューリップのアップリケ」そして、新宿フォークゲリラのガリ版反戦歌集など。60年代末から70年代初め、おれは二十歳前後のガキだった。ガソリンと催涙ガスの匂い、人の波と旗の波、怒号と肉体のぶつかりあう音などがたちまち蘇ってきちゃうぜ。練馬の下宿にいまも親しい友の引っ越しを手伝いに行ったとき「なごり雪」が流れてた。これから東京に住むというのに「東京で見る雪もこれが最後ねと・・・」なんて歌詞だったからね、よく憶えてるぜ。労働歌とフォークと春歌と、デモ帰りに安酒場に陣取って歌ったなあ。「おい、あんちゃんたち、気に入ったぜ、がんばんなよ」なんて、ヤクザのおじさんに奢ってもらったこともあったぜ。確かに何も怖くなかったけど、何も持ってなかったし、何者でもなかっただけのことだった。ん?いまはどうだっていうのかしらね。これは青春の思い出なんかじゃない、と、しこしことソーカツしようとしてきたはずなんだけど、嘘だな。よしだよしこさんは、72年にフォークグループ「ピピ アンド コット」のメンバーとしてデビューした。おれは、そのグループを知らなかったけど、縁あって「まほろば」に来てくれたんだよね。23年ぶりにライヴ活動を再開したというのね。そのときいただいたCD「ここから」を聴いたのが今回のコンサートにつながったというわけさ。なつかしい力が湧いてくるような歌だと思うよ。まだ席はあります。是非来てね。
2月23日
昨日は森林組合の総会、今日は確定申告と、やらなきゃならないことが重なったぜ。総会の方はお昼までに終わらないかなあ、なんて思ってたんだけど、これはこれで丁々発止のやりとりがあるんだねえ。株主総会と同じで、シャンシャンと済ませたいところなんだろうけど、発言を求める人もいます。まあ、出席者の都合にあわせてお昼には無事散会したけどね。確定申告も慣れたものさ。数字さえ整理しておけば担当職員がカタカタと入力してくれるのね。今日なんて誉めてもらいたいほどバッチリだったぜ。内容かい?もちろん、健全な赤字経営だよ。順番待ちのあいだに支払いに一軒。なんだか予定がスムースに片づくと気分がいいね。午後は床屋さんから仕入れに回る。これも途中までてきぱき進むんでルンルン気分。これって主婦の充実感と同じかなあ。ちょっと最後の2軒で目的の買い物ができなかったのは残念だったけどね。先週からADSLに切り替えた。ランボードの組み込みと設定がめんどうだったけど、なんとかなるもんだね。確かにはえーや。だけど、ダイヤルアップの感覚があるからねえ。すぐに接続を切りたくなっちゃうんだよね。はて、FTPも設定変更しなきゃだったのかな。ちょっと不安がよぎったぜ。
2月16日
閑だと書いたら、気の毒にと思ってくれたらしくて、ちょっと忙しかったぜ。写真展も詩の仲間の他にもけっこう観にきてくれたよ。久しぶりにやってきた伊藤信一さんに尋ねてみた。前女の先生だからね。文芸部とかあるの?一時期消滅したけど、復活して、今は3、4人の部員がいて、ボクはその顧問です。ふうん、前女でそんな状態なんだあ。ボクは県下の文芸部の事情は詳しいですよ。約10校で20〜30人が活動してますよ。ええー、県下70校でそんなものなのお。詩の国、群馬じゃなかったっけ。いや、詩の国、群馬にしてそうなのか、と考えると絶句するね。たまにいらっしゃる、70歳代の二人連れの男性がいます。この方々とお話してると別の感慨があるのね。おれたちの青春時代は、文芸と言えば詩だったよなあ。なんて、言うんですよ。嬉しいような、哀しいようなお話でしょ。まあしかし、近頃流行りのケータイメールなんて、話しゃあいいのに猛スピードで文章を打ってるよね。これって、文学の一歩かもしれねえじゃん。手短に、インパクトのあるメールを送るべえ、なんてことからスゲエ天才詩人が現れるかもね。今度の芥川賞の二人にもそんな匂いを感じてる人がいるみたいだね。その二人の作品が掲載されてるということで「文芸春秋」がバカ売れしてるんだってね。文壇も商売上手だよなあ。おれも買ってこようと思ってるもん。
2月9日
先週は閑だったなあ。ニッパチは客商売は閑と決まってるけど、何故か常連さんもパッタリ来ねえのね。こういうときはグレちゃうね。食材の余りをツマミに独り酒さ。プリプリとかハウンドドックとか、ガンガン聴きながら酔っぱらっちゃうのね。こういうことしてると、お客さんて来るものなんだよ。あら見てたのねえ。邪魔してごめんね、なんて言わなくてもいいのよ。皆さんに来ていただかなきゃ潰れちゃうもの。で、昨日の日曜日は忙しかった。どうやら常連さんもそれぞれ出来事があったらしいのね。あのYさんは風邪で寝込んでるらしいし、Iさんはご不幸とか。おれ、ここで待ってるだけだけど、お客さんにも都合があるということさ。今日も冷たい北風が吹いてる。休みの日も2頭の犬の散歩から始まる。両手で2本の引き綱を持ってると、いきなりのダッシュで腕が抜けそうになっちゃう。大型犬の引きは強いぜ。で、このごろは2本の綱を結んで身体で支えてる。分かるかしら?こうして寒風のなかを犬に引かれて歩くのさ。それから「まほろば」でコーヒーを落として飲む。同じ店でも休みの日は違うんだよなあ。開店中はお客さんのものだと思ってるからかしらね。さて、詩でも書くとするか。
2月2日
土曜日、立木早夫妻が寄ってくれた。月に一度は昭和村の別荘に来るという。まあ、どんな形でも田舎に居をかまえると隣人とのつきあいが始まるね。地域の新年会の話など聞くと、まだ昔ながらのしきたりが残ってるらしいのね。元旦は朝から地域の人が集まって一日中お酒を飲んで過ごすとかさ。まあ、おれんちのところだって似たようなもので、娯楽の少ない時代には何かと集まって酒を飲むのが楽しみだったんだろうね。このごろはあっさりしたもので、会議が済むと皆さっさと帰っちゃう。もちろん、おれもね。ひさしぶりに「朝まで生テレビ」を観た。もっと小林よしのりに発言させろよ。いずれにせよ、憲法を改正して軍事力を背景にした外交ができなきゃ話にならん、という方向になってきてるね。「剥き出しになった世界の現実を『戦争』以外の何で解決できようか?」(小林よしのり・戦争論2)。ううむ、侵略戦争も革命戦争も武力で決するしかないもんなあ。確かに戦争に善悪はねえよ。かつての左翼だって、行き着いたのは世界戦争だった。ふむ、なんだか絶望しちゃうね。最近は現実主義者が勢いづいちゃってさ、理想を語る者は馬鹿扱いだもんね。なめなさんなよ、こういうのが突然テロリストになっちゃうんだから。
1月26日
「軍隊が武装して行くってのは戦争なんだ、とおれたちの世代は思ってる」と、常連のYさんは言ったぜ。戦争末期、太田の軍需工場で連日P51の機銃掃射に見舞われた人だよ。だから二度と戦争は厭だってんじゃねえのね。お客さんの機嫌を損ねることもないから、やんわりとイラク派兵の是非を問うてみた。しょうがあんめえや。ということなのね。この前は同級生のSクンとやりあった。人道支援に行くって言ってんだから信じればいいんじゃねえの。なんて、小泉みたいなことを言うのね。えっ、本当にそう思ってんの?おれはいささかムッとしたね。まあしかし、日頃顔を会わせている人たちの反応はこの国の民意でもあるわけだ。生きるってことは、周囲に適応することだからね。普通はこれさえ守っておれば身の安全は確保できる。どうも、異論を唱える雰囲気じゃなくなってきてるということだろうね。既成事実の積み重ねに弱いのか、もともと操作されやすい国民性なのか、イラク派兵容認派が増えているという世論調査が発表された。この数字も怪しいとおれは思ってるけどね。もう準戦時下だね。こういうときの心構えを研究しなくちゃいけねえなあ。それよりも先の見えたこの平穏な日々を楽しむべきかしらね。今日はゆっくりと「やすらぎの湯」に沈むことにするよ。
1月19日
ちょっと忙しい週に突入。明日は午前11時から新年会の予約がひとつ。これを2時間ほどできりあげてもらわないと2時からの講習会に遅刻しちゃうんだよね。食品衛生の講習会だからねえ、行かないわけにはいかないのよ。で、今日から準備しておかないとバタバタしちゃう。犬の散歩をしてから仕入れに走る。今日は、月に一度の「詩作教室」だからね、それまでに戻ってこなきゃ。たいした商売じゃないけど、けっこう忙しくすっ飛んでる日もあるんだよ。さて、5人の作品をじっくりと4時まで。おれは個人誌が長いから合評形式というのは新鮮だね。思いこみって、あるでしょ。それによって生まれる単純な間違いなんかは直ぐに見つかるもんね。それとは別に面白い情報も当然集まるよ。ここには陸上自衛隊の第12旅団司令部があるんだけど、なんでも新潟方面に向けて榛名山中を新道路が走ってるらしいんだよね。知らなかったぜ。どうも「自衛隊が作った」という話になってるらしいんだよね。昨今の厭な雰囲気は本物なのかも知れねえよ。おれたちの知らないところで着々と動いているもののひとつかも。探検に行かなくちゃ。「やすらぎの湯」は諦めて明日の仕込みをしてたら友人の和尚さんがやってきた。このお寺さんの話も面白いんだけど、またの機会にしとくよ。あっ、もう夕食の時間だ。
1月13日
更新が1日ズレちゃったけど何かあったわけじゃありません。今週は嬉しいニュースがあったぜ。中上哲夫さんが「エルヴィスが死んだ日の夜」で高見順賞を受賞したんだよ。20年来のおつきあいをしてもらってる詩人だからねえ、本当によかったよ。思えば、故清水節郎を通じて知り合い、井川博年、辻征夫、八木幹夫など、余白句会の面々と知り合うことになったのも中上さんのおかげなんだよね。何度もおれんちに泊まったけど、その度に誰かを連れてきてくれたのね。辻さんが来たのもそんなある日だったわけさ。来訪記念に画用紙に下手な俳句を寄せ書きしてパチリと撮った写真があるんだよね。井上敬ちゃんの写真展を企画しようとしたら、辻さんの面白い写真がいくつもでてきた。「まほろば」に最初に大量に寄贈してくれたのは辻さんだった。奥さんの了解をいただき、追悼小企画展を開催します。これから毎年1月は「辻征夫を偲ぶ月」として続けていくつもりだよ。辻ファンの皆さん、了承して下さいね。これから一ヶ月間の「まほろば」は、詩人たちの写真で一杯だよ。ふむ、まさに詩の館という雰囲気だね。敬ちゃん、ありがとう。今日は地元の新聞社の企画で「まーやの家」の矢嶋陽子さんと対談。同世代の似たような仕事をしてる人だったよ。3月生まれの魚座同士で子ども無しというのも同じだったぜ。リンクしとくからね。「まーやの家」にも行ってあげてね。本格的な紅茶喫茶店らしいよ。
1月5日
大晦日は早終い。帰省してる弟一家を交えて家族で年越しというわけさ。おれは故郷の長兄という立場だけど、いっこうに家長意識が芽生えないんだよね。閉店してからKちゃんがやってきた。Kちゃん、悪いけどもうカンバンだよお。30分だけという約束でお酒1本。なにしろ酔っ払いだから尻が重いのね。なんとかお引き取り願って自宅へ。弟たちに一言。諸君、お互い歳だ、今夜はゆっくりやろうぜ。そのつもりだったんだけど、一番先につぶれたのはおれだった。紅白もK1も観てねえよ。明けて新年。二頭の犬の散歩のついでに村々鎮守様に初参り。午後は地域の新年会。早々に退散してカミさんの実家へお年始。まあ、例年通りの元旦です。とはいうものの、弟は東京に家を建てたし、義弟の長女は結婚を前提にした彼氏を連れて来てたし、確実に変化が起こってるわな。義弟は娘の彼氏がお気に召さないのか、あっという間に酔いつぶれて寝ちゃった。帰宅すると、おれもそのままダウン。2日、3日は昼間だけ営業。4日も閑なんで早終いしちゃったよ。まあ、営業してる方が体調はいいんだけど「まほろば」中心すぎるとカミさんの機嫌が悪くなるね。静かにお説教されました。はい、家庭のこともちゃんとします。先ずは、外れっぱなしの表札を付けた。これだもんなあ、呆れられるわけだ。
12月29日
忘年会は詩人を中心に14人。まあ、多いに超したことはないけど、丁度良い人数かしらね。昭和村に別荘を持つ神奈川の詩人、立木早さんが参加予定だったけど、雪で来られなかったのは残念だったなあ。利根郡昭和村と北群馬郡榛東村と並べると後者の方が山んちみたいだけど、昭和村は沼田市エリア、榛東村は前橋エリアなのね。まあ、それはどうでもよろしい。詩人の宴会は議論中心だけど、この夜は比較的温厚な面々だったせいか、気がつけばへろへろで吠えまくってたのは店主だけだったかしらね。お酒4升とビール1ケースを空けて、おおい、もう3時だよお。お泊まり、6人。この人数だと布団が足りねえなあ。こたつを真ん中に布団敷き詰めて雑魚寝だね。育ちのいい「銀猫」の井上悠は、ぼくはどこで寝ればいいのでしょう、なんて言ってる。どこでも潜り込んで寝るんだよ、悠ちゃん。ううむ、飲み過ぎたなあ。睡眠不足の日曜日。例によって宴の翌日は閑なのね。せっせと年賀状書きをしていたら頭の芯が疲れてきちゃったよ。脳の体力?も衰えるのかしらね。どうすんだよ、これから先。今日は睡眠十分。高血圧で朝からエンジン全開のカミさんにせかされながら「まほろば」の大掃除。ふむ、例年にない順調な年末作業じゃないか。さて帰宅するか。
12月22日
大雪の土曜日。一足早い「クリスマス会」を開いた。カミさんの発案で常連の奥様たちを中心に仮装パーティーということになってた。この日は朝から寒波襲来。吹雪模様だからねえ、お客さんは来ないし、キャンセル続出かしらと心配しながら準備にかかったよ。おれ、ちゃらちゃらと便乗営業するのは嫌いなんだけど、そんなこと言ってたら潰れちゃう。もう今夜は盛り上げるぞお、と先ず自分のテンションを上げるんだよ。で、飾り付けして、自宅にあったカラオケ運びこんでテスト。独りカラオケってのは惨めだねえ。奥様ばかりなんで殿方の応援も頼んであったのね。ちょっと後込みしてた中澤睦士登場。続いてナース姿のNさん。おっ、これはいい滑り出し。やがて降りしきる雪の中、続々と怪しげな扮装の男女が集結してくれたよ。英語派遣教師のナイスガイ、ジョシアもやってきた。Yさん、Oさんは娘の女子校の制服で登場。これには絶句したね。井田秀樹は宣言通りのタイガースルック。Hさんの持ち込んだ仮装グッズも大好評。クラッカー鳴らしてシャンパン開けて、さあ、いくぞお。外は大雪。たちまち全員プッツンモード。いゃあ、ひさしぶりに狂喜乱舞の宴となりました。夜は更けて、お帰り組が出る頃には記録的な積雪になってた。タクシーのフロントが埋まりそうなんだよね。運ちゃんがおれにブツブツ言うのね。しょうがねえじゃん、とにかく送ってよ。お泊まり男女5人。例によって何があったか当館は関知しません。
12月15日
今日は「詩作教室」があるので午前中に歯医者さんへ。おれ、歯の悪さには自信があるのね。まあ、ほぼ1年置きに歯医者さんのお世話になってる。どこで腐乱死体になっても歯の治療後を調べれば分かるそうだけど、おれのなんて一発だぜ。ここの院長先生は同年輩なんだけど、現在入院中なんだよね。どうやら退院になりそうだけど、こういう仕事もストレスが溜まるんだろうね。何が言いたいかというと、代わりに奥さんが治療することになりますね。これがねえ、少々手荒なんですよ。麻酔さえ射てばヘーキとばかりにヒューヒューガリガリだからね。となりの患者さんも呻いてたぜ。仕入れに寄って「まほろば」へ。教室はYさんが復帰して5人。全員、必ず1篇は作ってくるんだからエライよ。ちょっとおれは書けない状態に入ってるんだよなあ。いまさらゴルフに例えるのは癪だけど、ティーショットの1打でそのホールの仕上がりは分かっちゃう。詩も最初の1行で見渡せるよね。つまり、それでもう厭んなっちゃう状態だね。ゴルフならラッキーなスーパーショットで立ち直るということもあるけどさ。サダム・フセインが捕まったらしいね。小泉もブッシュも運が強いねえ。正義は勝つということですよ。この勢いで次ぎはイラン、その次は隣りの国というわけか。もう止まらねえだろうなあ。
12月8日
二度寝、三度寝する定休日は極楽だね。朝7時、カミさんの起床時間を確認して寝る。次は、庭木の手入れを頼んでいる広橋さんが来たのだろう。まだいい、寝る。安眠とはこういうもの、何の問題もない朝というのは素晴らしいなあ。やがて二頭の犬が正しい散歩の時間を告げ始める。風のない暖かな日。とにかく犬の散歩が先。まあ、世間様とは3時間遅れの朝だね。呑気なものさ。父はもともと職人仕事が好きで、職人さんが来ていると一緒になって手を出す性分なのね。今日も張り切って手伝ってる。でも、この一件はカミさんの意向が最優先だからね。おれは口出ししない。大きなソルダムの木を2本とも根本から切り倒してるのもカミさんの指示だろうからね。しっかし、こんなに育った木を切っちゃうかねえ。父はそれをせっせと燃やしてる。うーむ、さりとておれとしては、庭造りそのものに関心がないからねえ。郵便局と酒屋に用足し。午後は歯医者。仕入れを済ませたら時間がある。そうだ床屋に行かなくちゃ。これで日没。一家団欒は大切。家族であっても自分勝手はいけません。同じ時間に一緒に食事をするだけで、ひとまず平和は維持されるのですね。あれ、なんだかつまらねえこと言ってるねえ。ちえ、そこいらのものを蹴飛ばしたくなったよ。
12月1日
東京より先に現地でやられたね。イラク戦争のことばかり書くつもりはないんだけど、こういうことはリアルタイムで発言しておかないと卑怯だと思ってる。これで出口のない戦争に巻き込まれたね。犠牲者がでるとさ、その死を無駄にするな、という方向に舵が切られるよね。見てなさいよ。マスコミもたちまち同調してさ、バラエティ番組がだんだん減ってきてさ、勇ましい発言や記事が躍りだすぜ。嫌なんだよなあ、世間話まで勇ましくなっちゃうのってさ。戦争は外交の失敗だっていうじゃない。政府の使命は国民の生命、財産を護ることでしょ。戦争は災難じゃなくて、時の政府の失敗なんだってことは確認しておかなきゃね。もう、ああだこうだ言っても遅いね。おれは一人で対策を練ることにするよ。これからは大きな声をあげちゃいけない。静かに自分の中に思いを沈めるんだよ。これからどんな詩が書かれるのか興味があるね。そうね、いま前面にでているのは女性詩人たちだからね、お手並み拝見というところだね。おれかい?だからさ、静かに作戦を練るんだよ。もう詩なんか書かないのがベストだけどね。さて、気を取り直すとしょう。客商売は陰気になっちゃあおしめえだよ。ハッピーな企画を練らなきゃ年が越せねえや。
11月24日
急に冷えこんんできたね。からっ風は、まだ本格的じゃないからいいけどさ。それにしても「イラク戦争」はどうなるのだろうね。なんだか第四次世界大戦(東西冷戦を第三次世界大戦と位置づける意見あり)の始まりみたいな感じがしてきたぜ。弱肉強食、競争社会なんて、もっと疑っていいと思うのに、いっせいにそちらに向かって行っちゃってるよね。こういうのはケダモノの論理でしょ。人類全体が思考停止しちゃったのかねえ。生き残るためには弱者を滅ぼしていいのかよ。一国、あるいは一民族の指導層というのは、それなりの見識を持ってると、なんとなく思ってたけど、違うみたいね。「暴力には暴力で応じるのだ」なんて、ブッシュとブレアが並んで息巻いてたね。爆弾と一緒にチョコレートを落とせば解決すると本気で思ってるみたいなんだよなあ。狂ってるぜ。「それが俺と何の関わりがあろう?紅の戦旗が」と、藤原定家に寄せて安西均は書いた。もう紅もヘチマもないけど、世界のことなんぞ関係ねえや、という心境にはなるわな。戦争は災難なんだという庶民感覚ね。まあ、知識人の本質もそこにあったことが分かって、それからは知識人=傍観者ということになっちゃったのと違うかい?そのうち東京も攻撃されるでしょう。そういう政府を容認してるんだからね。おれだってテロは心配だけど、それよりも、ちょっとケガしたおふくろの方が心配だもんね。
11月17日
金曜日は「まほろば」を閉めて「歴程祭」にでかけた。15時の高速バスだとちょっと遅いかしら、と10時30分のバスにした。このバス、あまり利用客が少ないと廃止されちゃうかもしれないので、せっせと利用しなきゃね。13時過ぎ、新宿着。まだ時間はあるし、ひとまずアパートに帰るか。なんてつもりで、30年前の住居に向かうことにしたのね。もちろん「アルタ」は無かったけど、自然と西武新宿駅へ足は向く。中井駅下車。山手通りへの階段を上れば近いけど、それじゃあ景色がつまらない。商店街をぶらぶら行くのさ。山手通りを横断して2軒目。ふうん、あるじゃん。木造のボロアパートは鉄筋コンクリートになってるけど、そこそこの適応力で残ったんだなあ、と思ったよ。しばし眺めて、さらに直進。両側の家並みは変わらないねえ。この前来た「落合斎場」でトイレを拝借。早稲田通りに出て中野まで歩いた。ちゃんと目的はあったのね。「まんだらけ」でガロ系のマンガをみつけようとしたんだけど、ここも売れ筋中心だなあ。ちょっとがっかりして他の店をのぞいてたら、角にマニアックな店があったぜ。ユズキカズを一冊ゲット。さて、ラッシュの前に飯田橋へ向かうとしよう。あっ、嵯峨恵子さん。受付ご苦労様です。ちょっと早めだったかなあ、と辺りを見回すと入沢康夫さん。いきなりのご挨拶、失礼しました。愛煙家のおれとしては喫煙所のそばが居心地がよろしい。同じく煙草吸いの荒川洋治さん発見。おお、久しぶり。でっかい声で応えてくれたよ。誰にともなくうながされて入り口から壁際を伝って末席へ。やがて入沢さんの司会で開式。第41回「藤村記念歴程賞」の受賞者は、吉本隆明、井坂洋子のお二人。吉本さんは車椅子だね。井坂さんはショートカットが素敵でしたよ。粟津則雄さんの選考経過報告、吉本さんについては芹沢俊介、井坂さんについては荒川さんが語り、最後に受賞者のお二人が挨拶した。おれは、それらを静かに聴きつつ会場チェック。井川博年、八木幹夫、鈴木一民さんなどの顔を確認。白石かずこさんの乾杯で祝宴。井坂さんの周りの人垣がなかなか解けなくて挨拶が遅くなっちゃったよ。二次会に行くつもりだったんだけど、砂子屋書房の田村雅之、原田道子さんらと逡巡するうちに、井川、八木さんたちも合流するということになって新宿へ。まあ、田村さんに引き連れられて「ナベさん」に行ったということです。井坂さん、入沢さんごめんなさい。集結メンバーです。田村雅之、原田道子、井川博年、八木幹夫、池井昌樹、藤田晴央、東京新聞熊井、図書新聞佐藤。終電まで盛り上がり、さてそれではおれも、と立ち上がったら田村さんがダメだというのね。それから2軒。武闘派田村におつきあい。どうやら皆、始発待ちの酔っぱらいと気づいたね。おれはもう寝たいよ。一人、歌舞伎町のカプセルホテルに潜り込んだら地震が来た。午前4時なんだよね。それにしてもこの夜は妙にデジャビュに襲われたなあ。どこで寝ようがかまいはしないのだ。心底そう思いながら眠りに落ちた。
11月10日
日曜日は、犬の散歩をしてから隣りの公民館に衆議院選挙の投票に行った。おれ、いつから「革命的棄権主義」をやめたんだっけ。地域社会は恐ろしいもので「国政選挙は行かなくてもいいけど、たとえ白票でも村会議員選挙だけは行っとくれ」と母に言われたことがあったなあ。それで、その通り基本的には白票を投じてきたんだよね。まあ、選挙権は認めてるということになるから革命派失格だろうな。別にここで書かなくてもいいことだけど、青春の誇りとして絶対に支持できない政党が三つある。で、ときに白票ではなく名前や政党名を書いてくるようになったのね。つまり、人並みに堕落したわけさ。なんとなく客足の切れない日曜日。開票特番を「不思議ワールド」の杜虫然夫妻と見始めた。出口調査では民主党圧勝という結果が出てた。ふむ、面白い。民放の論調は政権交代の可能性までありそうな気配。まあ、CMの合間にNHKで確認しようかね。そこへ、主婦二人組。選挙行った?あたし行かなあい。ほら、これ見てえ。ひらひらと選挙権なびかせるのね。ま、いいでしょ。開票が進むうちに様子が変わってきたねえ。夜中の2時まで観てて損しちゃったよ。なんだよ、出口調査と違うじゃん。これって、11時頃には分かってたんだろうね。ちぇ、民放の演出に乗っちゃったよ。しょんべんして寝よっと。ひさしぶりの雨の朝。なぜか、かなしいような、むなしいような気分で寝てたみたいなんだよね。
11月3日
カミさんと二頭の犬を連れていつもの散歩コースにでかけた。山の中の貯水池なんだけど、今日もその手前に日本軍(憲法を改正して自衛隊を国軍とするのだ、と小泉クンが言ったらしいね)の兵士が見張りに出てた。いつもは通してくれるのに、今日はダメだという。なんでさ?いや、爆破作業をしてるんで近づけないですよ。ふーん、ところであんたもイラクへ行くの?えっ、いっ行きませんよ。若い兵士は、とんでもないとばかりに否定するのね。まあ、やはり現場の士気は低いね。昨日、米軍のヘリが撃墜されて15人も死んだの知ってる?ええ、知ってます。ちょっと青ざめて答えたもんね。うーむ、極秘情報によれば、ここ陸自第12ヘリ旅団からも派遣される隊員がいるらしいからねえ。撃墜されたのと同型の輸送ヘリが毎日飛んでるけど、離陸直後のヘリってのろまにみえるもんなあ。なんだか、冗談言っちゃあ悪い気分になっちゃったよ。薄気味悪いことだけど、政府は戦死者がでることを望んでるんじゃないかなあ。もし、ここの隊員が戦死したら、ここの空気はどう変わるんだろうね。ちょっとユウウツになるよ。まあ、おれたちは、たかが犬の散歩だからね。ごくろさん、と引き返してきたよ。振り替え休日の3連休だけど、消費者は賢い。かえって飲食店は閑なんだよ。おれんちだけかと思ってたら、そうでもないらしいのね。休日の仕事をしながら開けてたけど、もう閉めちゃおっと。
10月27日
土曜日は「高崎現代詩の会」の「現代詩ゼミ」でつかってもらった。ガラにもなく講師を務めさせてもらったけど、直前まで「まほろば」のマスターだからね、急に気取ったって間に合わねえんだよね。こういう日は貸し切りです。で、こんな日に限って来ちゃうお客さんているんだよね。この前も貸し切りだったのよ、なんて言うのね。その人たちがさ。まあ、いいでしょ。おれんちはいつも繁盛してるっていう誤解もね。その夜は「土曜会」。いつものメンバーで夜更けまで。翌日は天気晴朗なれどお客無し。ううむ、こういうときは、と詩集の礼状を書き始めたらお客さん。まあ、こんなものなんだけど、それから夜の9時までオーダーが続くんだから不思議なもの。団体さんが2組と常連グループに隣りの公民館のイベント帰りという内容。頼みのカミさんは部活の大会でお疲れ。いつも閑なんだから、ここは頑張りどころなんだけど、哀しいかな疲れてくるのね。プロ野球、日本シリーズもチラチラとしか観られなかったよ。それにしても、少年野球のお父さんたちは巨人ファンなんだろうね。ほとんど興味も示さずにお飲みになってる。パリーグなんて眼中にないから、こういうときは消極的に阪神を応援するか、観るまでもないという風情。おれ?きっぱりとダイエーを応援してる。今日は朝から籾摺り。連日の寝不足で米袋が重かったよ。それでなくても米って重いのね。まさに主食の重みなんだけど、まあ、豊かな国のどうでもいいことのひとつか。
10月20日
先週は閑だったなあ。いくら景気が悪いったって行楽の秋だぜ。あっそうか、だからおれんちは閑なのか。日曜日のお客さんには傷ついたね。カップルで来て、彼氏は車の中で待っててさ、彼女だけ資料室で30分ほど過ごしてさ、それで、ありがとうございましたって帰ってった。まあ、よくあるパターンなんだけど、せめてコーヒー一杯くらいは飲んでって欲しいのね。話題を変えます。夜中に衛星TVで古い映画をやってた。やたらと富士山と桜が出てきて、どうだ美しいだろうと言わんばかり。これが、確かに美しいのには困ったね。1937年に制作されたドイツ人監督の作品だった。途中から観たので、あれこれ言えないんだけど、当時の風景と時代背景が伝わってきて面白かったね。昭和12年だからねえ。そうか、同盟国はドイツだったんだよなあ。この気品あふれる美しい女優は誰かしらと思いながら観てたら、おお、原節子ですか。共演のドイツの女優さんもキレイだったけど、負けてなかったねえ。まあ、この狭い国土じゃ日本は食えないから満州国を経営するのだ、という国策映画だけどね。ラストシーンは、若い夫婦が近代農機具(コマツのブルドーザーでプラウを引いてた。実用品とは思えないね)で大地を開拓している場面。中央には関東軍の歩哨が立ち、やがてアップ。にっこりと彼が微笑むんだよ。すげえよなあ。人のやってきたことってさ。
10月13日
「沖至歓送詩と俳句とジャズの会」に行ってきた。商売も大事だけど、一応自由業だからね。自分で自分を縛ってちゃあ自由業とは言えないものね。往復「伊香保温泉号」を利用した。午後3時に家のそばの「広馬場」から乗車。ふうん、8人も乗ってる。まあ、これじゃあ少なすぎるけど、乗客としては楽だよね。高速道路の風景は自分で運転してると視野が狭くなっちゃう。こういう風景だったんだなあ、と、のんびり眺めるのは悪くないね。30分遅れの6時前に中央線に乗った。西荻窪北口で会場の見当をつけて、ちょっと一杯。いいなあ、一人で知らない居酒屋で飲むのって。さて、そろそろ、と、会場へ向かったんだけど、あれ、迷っちゃったよ。店先のお姉ちゃんに尋ねてみたけど、田舎じゃないから分からねえのね。確かに迷わなければ3分の場所だった。もう始まってたよ。ステージの横が入り口だからね、ちょっとたじろいちゃったよ。井川博年さんが奥の方で手招きしてくれた。近づくと、帽子を被ってうずくまるような姿勢で中上哲夫さんが握手。やあ、ホント久しぶり。八木忠栄、鈴木一民、土肥あきこさんの顔も見える。「分裂機械」の井原秀治、ヤリタミサコさんの間に座ってた。休憩では、川端進、関富士子さんなどと話す。あっ、青木栄瞳さんですか、初めまして。沖至さん演奏で次々と出演者が上がる。井川さんのオーバーアクションつきの俳句朗読はどこかで観たなあ。ヤリタさんの朗読もどこかで聴いたような気がするけど、もちろんそんなはずはないんだよね。トリは白石かずこさん。ヨイショじゃなくて、さすがに聴かせるね。入りは、ほぼ満員で50人弱かな。さて、二次会へ。川端、中上、増田幸太郎さんなどのそばに座る。電車の都合から引けて、井川さんたちと一緒におれも退散。駅前で別れて、目の前のサウナへ。おれ、ホテルよりこういうところが好きなのね。爆睡。翌朝は、のんびりと湯上がりのビールと朝食。新宿始発10時30分の高速バスも8人の乗客だった。韓国の女性3人のにぎやかな会話が不思議な気分だったなあ。予定通り昼過ぎには帰宅。そのまま「まほろば」を開けたよ。と、そこまでは良かったんだけど、翌日から歯が痛みだした。今日なんて、もう最悪。祭日だから歯医者さんも休みだからね。とても営業する気分じゃなかったんだけど、痛みをこらえながら「辻征夫詩集成」を読み始めた。小雨から本降りになり、そのうち嵐模様。お客さんも来ないし、今日はこれを読みなさいということだろうね。北風に変わり、冷たい秋の日差しが戻ってきた。「新版・辻征夫詩集成」読了セリ。
10月6日
土、日の2回公演で村の演劇教室の発表会があった。社会教育の一環で好評につき継続中だったんだけど、とうとう今年でお終いらしいのね。うちのカミさんも最初から出演していて、丁度「まほろば」のオープンと重なってた。そんなわけで、何かと利用してもらってたんだよね。最後だから観にきてよ、とカミさんに言われたからじゃないけど、「まほろば」に集合したお客さんと一緒に初演を観に行った。会場は隣りの公民館だから、いつだって行けたんだけど商売を優先してたわけさ。ここに人が集まるときは、うちにも寄ってくれるからねえ。会場は超満員だったぜ。出し物は寺山修司作「人魚姫」演出小平人資、出演「榛東笑女歌劇団」。いつもビデオで観てたんだけど、演劇はちゃんと舞台で観なきゃね。一足先に「まほろば」に戻ったらお客さん。ほらね。翌日は打ち上げパーティーを受けてた。早々と貸し切りモードにして準備にかかる。20人のパーティーだけど、カミさんと二人で丁度いい人数だね。深夜まで大騒ぎ。うーむ、これで解散ということは、またひとつパーティーが減っちゃうんだよなあ。「まほろば」も6年目の営業中だけど、なにごとも節目ってのはあるんだよなあ。深夜、ひとりでしみじみと後かたづけをした。秋だねえ。
9月29日
土曜日は群馬詩人クラブの「現代詩シンポジウム」だった。パネラーになってたので「まほろば」を閉めてでかけたよ。会場は前橋総合福祉会館だったけど、その前に前橋文学館へ寄った。第10回萩原朔太郎賞受賞記念展「入沢康夫のバックグラウンド」を観るためにね。それにしても土曜日のお昼だというのに前橋の街は閑散としてる。路上パーキングに停めて広瀬川の脇を歩いたけど人通りはほとんど無いもんねえ。企画展だけの入館料を払ってゆっくり1時間。おれ一人だからじっくり楽しめたけど、この時間に喫茶のお客を含めて3人じゃあ、おれんちと変わらねえぜ。入沢さんからは今月10箱も寄贈していただいてる。まだ開封してないけど、どんな貴重資料がでてくるか楽しみだよ。あっ、正座したつもりです。入沢さん、ありがとうございました。芳名帳に記帳した。どんな人が来てるか頁を繰る。ふむ、このあたりは記念講演の日だろうな。知ってる名前がいくつか。10月19日までですよ。皆さん、出かけてくださいね。車ですぐの会場入り。こちらの喫茶はにぎやかでした。関口将夫さんとコーヒー。そこへ大橋政人登場。ここ禁煙だってさ、吸えるとこに行こうよ。川島完さんが秘密結社の集まりみたい、と言ってた通り、詩人クラブの仲間ばかり40名ほど。これは予想外の多さだったなあ。パネラーは他に、新井穎子、新井隆人、飯田光子。関口さんの司会で、まあ、仲間内の気安さもあって時間を持て余すということもなかったね。懇親会は「まほろば」まで登ってくれるということで、おれは一足先に大橋政人と出た。車で30分もかからないんだけど、遠いことは遠いからねえ。まあ、土曜会も含めて10人くらいかと思ったら、20人も来てくれた。支倉隆子さんも寄ってくれたからねえ。で、カミさんと二人で大忙し。もう、貸し切り状態なんだけど、こういう日は一般のお客さんも来ちゃう。時間差で、土曜会の居残り組がいるところに地区の少年野球が14人も入ってきた。こんなもんなんだよなあ。実は、今週はとても閑だったのね。懇親会も土曜会も面白い話題があったんだけど、この日のお泊まり3人、と報告しておくだけにとどめます。
9月22日
台風は東の海上を通過したらしい。内陸のこのあたりは雨も止み、吹き返しの風もなかったよ。おかげで、二頭の犬が散歩、散歩とやかましいのね。まあ、待てと衛星TVでメジャーリーグを観る。マリナーズ大敗。ちぇ、散歩に行こっと。ようやく涼しくなったね。雨に洗われて榛名がきれいに見えるよ。週明けに、うちで個展をしたこともある荒木明雄さんが亡くなった。美術の先生で剣道の有段者。がっちりとした体格の同年輩だったからねえ。人ごととは思えないよ。胃ガンと大腸ガンの検診結果が届いた。このところ2年連続で胃の精密検査にひっかかってた。今年は両方異常無し。やれやれ。仕入れを済ませて午後は詩作教室。秋の陽は短いね。5時に終了して、ちょっとぐずぐずしてたら真っ暗になっちゃったよ。いつもその後にこれを書いてるんだけど、そろそろ夕飯の時間だよなあ。ううむ、今日も「やすらぎの湯」には行けそうもねえなあ。
9月15日
ポエトリーステージの報告から。朝から会場のセッティングにかかる。例によってキャンセルと当日予約の数をにらみながら椅子を並べるのね。テーブルと植木の移動が大変。伸び放題の植木のひとつがバランスを失ってるのに気づいた。普通に置くと倒れちゃうんだよ。これは余計な手間だったなあ。そこへ知らずにきたお客さんが一組。奥の部屋ならまだ影響無し。タイミングよく中澤睦士登場。今回も受付をお願いね。そうだ、迎えの井田秀樹に電話。列車の時刻表でバタバタして川崎さんに迷惑をかけてた。どう、到着した?OKね。ふー、一安心。今回はTV、ラジオの影響か初めての参加者が多かった。こういう人にとっては「まほろば」は分かりにくい立地だったんだよなあ。開演直前まで道を尋ねる電話がしきり。到着した川崎さんは、お疲れの様子。オーダーを受けながらの客入れ。いつもこの時間は大混乱なのね。ふと、気づくと、川崎さんはすでにスタンバイ。定員一杯のお客さんを誘導しつつ開演。主催者としては、じっくり聴いていられないのはいつものこと。ときおり笑いを誘いながら、川崎さんの講演は整然と進行。おれは、マイクを用意すべきだったか、暑いけどエアコンの調子は大丈夫かしら、遅れて来る人はいないかしら、飲み物の用意は、などとクルクルと考えちゃうのね。川崎さんは、最後に詩の解釈にはひとつの答えしかないのではなく、いくつもの答えがあると説いて締めくくったね。活発な質疑応答があって閉演。川崎さんは伊香保温泉に移動予定だったけど、次々と挨拶にやってくるお客さんに丁寧に応じていたね。ありがとうございました。伊香保へも井田ちゃんに送ってもらった。ありがとね。それから、県内外から参加してくれた皆さん、ありがとうございました。さて、会場を元に戻す頃には満杯の駐車場もまばらになり、なんと、先日来たばかりなのに道に迷ったというたまみさん登場。「波」の水島美津江さんとおともだちの田中さんに合流。お泊まりだから、とにかくお風呂に行っといでよ。さて、お待たせの有志懇親会。新井穎子、金井裕美子、関口将夫、中澤睦士、広橋喜久、井田秀樹といったところ。いつもなら大橋政人がいるはずなんだけど、「ガーネット祭り」と重なっていて、たぶんいまごろは大阪で怪気炎だろうね。そこへ、温泉組と飯島章が合流。それにしても、水島、田中、萌木の美女3人は酒豪だねえ。さすがの飯島もたまみちゃんには負けたかも。たまみちゃん、2時だよお。翌朝、らぶ2とりりーを連れて「まほろば」へ。美女3人は芝生のテーブルでくつろいでた。遠目には、なんとも華やいだ眺めでしたよ。ほどなく再登場の飯島と一行は周辺観光へ。おれは、祭りの後の閑散とした雰囲気に浸ることに。戻ってきた一行を見送るのと入れ違いに団体さんが入ってきた。たちまち、大混乱。いっぺんに20人以上の飲食だからね。丁度カミさんが戻ってきたのも以心伝心というやつかしらね。製氷器の氷が切れるは食材はなくなるは、いや、剣道の皆さんありがとうございました。今日は閑でした。ちょっと疲れてたので、不満はありません。阪神優勝、おめでとう。でも野球といえばイチローなのね、おれの場合。壊れちゃったのかねえ、こんなに打てないイチローなんて想像したこともなかったよ。なんとか復活してくれないとグレそうだよ。タイガースファンはいいよなあ。はいはい、もういちど言うね、おめでとう。
9月8日
いやあ、9月5日にビデオをセットしておいた人、わざわざその時間にTVの前に座ってくれた人、大変失礼しました。それにも懲りずに、どれくらいの人が観てくれたのかしらね。今日は無事に放送されましたよ。あっ、3分くらいだからね、見逃しちゃった人もいるかもね。小柴キャスターのキリリとした仕事ぶりもよかったね(ヨイショ)。たまみさん、早速のメール、ありがとう。たまみさんは先週、千葉から「こんにちわー」とやってきてくれたのね。初対面なんだけど、詩集を読ませてもらったり、掲示板やメールのやりとりをしてたので、ずっと前からの知り合いのような気分だったよ。土曜日には、詩誌「撃竹」の皆さんが寄ってくれた。村内の民宿「しおざわ」を紹介しておいたので、そちらにお泊まり。おれんちは、雑魚寝で5人までしか泊まれないからねえ。しおざわさん、またお願いしますね。さて、放送後、嵐のように電話が鳴り響き。いや、それはオーバーですが、いくつかの電話を受けて、とにかく今日こそ床屋さんに行かなきゃ。と、いうわけで、留守電にかけちゃった人の方が多かったかもね。仕入れに回って、夕方「まほろば」へ。詩集の礼状がどっさり。ううむ、嬉しいのと同時に反省したね。おれもちゃんと出さなくちゃね。さて、一家団らんの時間だ。
9月1日
薄っぺらな詩集を出した。予定では8月初旬にはできているはずだったんだけど、お盆が入ったりして、こちらもバタバタしてた。発行日は8月8日になってるけど、引き取ったのは8月26日なのね。で、まだ一冊も送ってない。この間の気分というのは複雑でね。分かるかしらね。ちょっと冷まさなくちゃね。「榛名まほろば」もいよいよ詩集出版を始めました。なんてね、大声で言うつもりはありません。でも、何点か続けて出せたらいいな、と思ってるのね。もう、常連さんを中心に8冊ほど買っていただきました。だけど、コーヒーやピザを売るのと同じ感覚になれねえのはどういうわけかしらね。「まるで猥画をとり出すときのようにして/ぼくはなぜぼくの思想をひろげてみせねばならないか」(「その秋のために」吉本隆明)なんて詩を思い出しちゃうんだよね。まあ、まだおれは詩を書く人のつもりでいるわけよ。詩集「大人の日」榛名まほろば刊、1500円です。よろしく。ついでに宣伝。9月5日、NHK総合TV「こんにちはいっと6けん」11:30分。9月9日、NHKFMラジオ「夕焼けほっと群馬」18:30分に出演予定です。観てね、聴いてね。今日は一日中バタバタ。ちょっと前までは、忙しければ忙しいほど冷静になれたもんだけど、このごろはそれなりなんだよね。いかん、また泣きが入っちゃった。
8月25日
先週は忙しかったぜ。どうしてもパーティーやら行事やらが集中する週があるんだよね。で、これを無理してでもこなさないと商売にならないわけさ。日曜日はひさしぶりに男らしい仕事をしちゃったよ。前日の「土曜会」は、井田秀樹、飯島章、野口直紀、井上敬二、遅れて中里諒子という顔ぶれ。翌日は5時半起きで山の下草刈りだった。後は勝手にやってね、と「まほろば」の管理権をお泊まり組に預けて帰宅。とにかく寝ておかなくちゃ。定刻、グースカ寝ているカミさんを尻目に、山支度(山鎌、鋸、鉈、長靴、麦藁帽子、軍手、弁当、水筒)を整える。役員だから一番乗りで出欠をとる。やがて、組合員40名余りが三々五々集結するという朝の風景。細々とした準備と打ち合わせをしながら3台のトラックに分乗して出発。ははは、まるで60年代の農村風景だぜ。作業は山道の両側5メートルの雑草、雑木の刈り取り。本当の山中に別地区とあわせて100名ほどが集結した様子は壮観だぜ。まあ、作業はきつかったけど、正味2時間で終わり。下山して質素な一席を設けて解散したのがお昼前。おかげで「まほろば」の営業には差し支えなかったけど、くたびれて早仕舞しちゃったよ。今日はカミさんと片品村へ。「花咲温泉」で夏休み気分を味わったよ。どうやら今日で夏も終わりという予報。帰り道で実に見事な夕立に見舞われたよ。夕立が通過した峠道から水蒸気が霧のように立ち上がるのね。ふむ、夏の日の思い出と書いておこう。
8月18日
お盆だというのに冷たい雨が降ってたね。この間までの梅雨前線が秋雨前線に化けて居座ってるという不思議。こりゃあ良からぬことの前兆だぜ、などとデマを飛ばしたくなるね。厳かにご先祖様に線香をあげといたよ。送り盆の日、家族総勢8人でお墓参り。ううむ、これだけの人数でお参りするのは初めてじゃなかろうか。一族郎党の墓にも線香をあげてまわるんだけど、のんびりしてると線香が燃え尽きちゃう。これはこれで忙しい行いなのね。その夜は「まほろば」の常連さんとカラオケ。さっさと早仕舞しちゃったけど、今月はもう臨時休業が2日。もう1日休まなくちゃだからねえ、でえじょうぶかなあ。などと、チラっと思いつつカラオケボックスへ。ここは持ち込み自由だからね。手際よくオセンにキャラメル、ワインにビール。3夫婦+4人で2部屋という大パーティー。この日は阪神タイガース狂の井田秀樹が初参加。いくぞお、六甲おろし。なんと、井田ちゃん、タイガースの帽子持参なんだよね。Sさんのご主人は明らかにG党。しかし、Yさんのご主人はコテコテの関西人。よおし、フィナーレも六甲おろし、いっちゃおう。オウ、オウ、オウオウ。イラク戦争、異常気象、アメリカ大停電、タイガース優勝、火星大接近か。お次はミサイルが飛んでくる、なんてのは洒落にならねえなあ。
8月11日
親戚の葬儀で東京に行って来た。用がなくても乗っておきたいと思ってた「伊香保温泉号」で行くことになった。高速バスのチケットは広馬場バス停前の「とみつね」でも買える。ここは昔からの総合食料品店で、店の人とは親子二代の知り合いだよ。礼服のまま、朝一番6:30分のバスを待つ。自宅から2分のバス停から東京直行とは不思議な気分だぜ。お客さんは15人ほどだったね。関越道までいくつかの停留所があって、群馬町役場前で一人乗車。ふむ、この方も礼服をお召しになってる。トイレ付きの大型観光バスという感じだね。上里Pで10分休憩。愛煙家のおれは一服できるのが嬉しい。おれ、煙草吸いだけど、吸っちゃいけないところでは吸いませんよ。ただねえ、鬼の首とったみたいに愛煙家を迫害する人いるでしょ。そういうのはムカつくのね。練馬インターからの都内は新目白通りから明治通りという一般道。これは混みます。50分遅れの9:40分に新宿駅新南口着。なるほど、ここは全国に発着してるJRの高速バスターニナルだったか。なんだ、空席があれば当日ここでも買えるんじゃないの。葬儀は近親者のみの質素なもので、独身だったこともあって一層静かなものだった。落合斎場だったけど、ここは30年前におれが住んでた街なのね。こんなことで来るとは思わなかったなあ。待ち時間に煙草を買いに道路に出た。この道を少し行けば「千葉荘」があるはず。行きかけて止めた。まだそこにおれが居たら怖いじゃないか、そう思った。そこで、独りで生涯を閉じる可能性もあったということさね。
8月4日
ううむ、一挙に暑くなった。二匹の犬を車に乗せて人気無き山中に入る。ここで放してしまうのがお互い楽なのね。誰もいない貯水池があって、ここを一回りして散歩は終わり。今日は事件だったぜ。いきなりリリーとラブ2が敵を発見。黒い獣に激しく吠えたててる。一瞬何だか分からなかったけど、猫なのね。人家には遠いからねえ、捨て猫、もしくは迷い猫だろうね。これが、逃げねえんだよ。背中を大きくまるめてファイトむきだしなのね。リリーは弱虫のくせに、いや、だから吠えまくるんだけど、やがて睨み合い状態。なんとか引き離して歩き始めたんだけど、興奮しちゃったんだろうね、草むらにしゃがみこんでハアハアいってる。そのまま一回りして帰ってきたけど、あの猫はどうなるのかね。立派な野良猫になれればいいけど、もしかしたら、もう逃げる元気もなかったのかなあ。ちょっと心配しちゃうよ。森林組合の役員をしてる。下草刈りの通知を昼休みに配った。地域のご近所さんだけど、こんなことでもないと何年も行かない家ばかり。おれって、ほんとに地域の人なのかしらね。先週は「伊香保温泉号」で草野早苗さんが旦那さんと来てくれた。日曜日には詩誌「おりおん」ご一行様。みなさん、ありがとうございました。
7月28日
「土曜会」はひさしぶりに井上敬二登場。これに飯島、井田、中里といういつものメンバー。呑みながらとりとめのない話をしているだけだけど、いつの間にか深夜になっちゃう。敬ちゃんの奥さんが一本下げて迎えにきた。何を言い出すかと思ったら「あたし、農業しょうかと思ってる」だって。えー、奥さんまで土に目覚めちゃったのお。農産物を作ること自体は難しいことじゃない。大根だって白菜だって種袋の裏に書いてある時期に播けば、それなりに出来ます。でもね、商品作物となると違うのね。姿、形の悪いものは売れません。曲がったキュウリや二股の大根だって野菜には違いなく、むしろ、自然に近いわけですから買いなのですが、絶対にそうならないのですね。ちょっとリキんじゃたけど、そんな消費者心理とは違うところで食料確保という思いが募っているのなら興味深いね。おれだって、農業で生計が立たないからといって、農地をさっさと売っ払おうとは思わない。お金の上には住めないし、札束を食って生きられるわけもないしね。「七人の侍」じゃないけど、百姓衆はしたたかなのさ。ふむ、黙っておれも準備しておこっと。長梅雨で日照不足。野菜が高くなりそうだが、このごろはなんでもありで、野菜泥棒の話も聞く。おいおい、そこはおれんちの畑だぜ。
7月21日
梅雨があるのを忘れてたよ。なんとなく7月になれば夏なんだと思いこんでいて、なんでギラギラの太陽がでないんだろうと思ってた。そうか、まだ梅雨なのね。こうなると、まだ思い違いをしてることがあるんじゃないかと心配になるね。そうだ、今日はなんで祭日なんだろうと思ってカレンダーを見た。「海の日」らしい。ううむ、いつからこんな日ができたんじゃろ。いや、ちゃんと祝日法やらで決まったことでしょうが、関心がないということは恐ろしいことですな。そう言えば、あの村山首相をだした社会党はすでに無く、その流れを汲む社民党も消滅寸前という事態。まことに時は移り人は変わるものです。高校野球の県予選を観ていたら学校名もずいぶん変わってるのね。正田投手を擁して群馬勢として初の全国制覇をなしとげた桐生第一高校も最初はそんな高校があったのを知らなかったもんね。おれたちの頃は女子校だったんだからピンとこなかったわけさ。「まほろば」のお客さんは同世代が多い。どうしても昔話に花が咲いちゃう。それはそれで楽しいんだけど、いかにそのときの基準が通用しなくなってるかが分かっちゃうのね。気がつけば世間は一変してたというわけ。気がつかないフリをして老いるのも手だけど、さて、どうすべえ。
7月14日
昨夜はアメリカで新生活を始めることになったライアン夫妻の送別会。3年間は子供をつくらず、それぞれ専門の勉強をするとか。ふうん、てえことは、相当貯め込んだな。宴たけなわのところに近所の酔っぱらいKちゃんが来た。ライアンがカウンターに一服しにやってきて、ろれつのまわらない酔っぱらいと完全じゃない日本語でおしゃべり。うーん、Kちゃんの日本語の方がわからねえよ。ところでライアン、テレビを観ててどれくらい解るの?ソウネ、ハンブンクライ。Kちゃんは「ローハイド」「ララミー牧場」でウケ狙いだけど、ライアンはロバート・フラーなんて知らないという。まあ、おっそろしく古いテレビドラマを当時のテレビ局は買ってたんだろうね。ルシール・ボールは知ってたね。日本では「ルーシー・ショー」というタイトルで放送されてたけど「アイラブ・ルーシー」でライアンは覚えてたね。英語にも訛りがあるよね。例えばどんなのがあるの?OH、シカゴハヒョウジュンゴネ、テキサスハヒドイ。ちょっと発音してもらったけど、これはうまく書けねえなあ。なんとなくテキサスは下品に聞こえるね。ブッシュの発音はやっぱり下品だと思ってたんだ。納得。今日も草刈り。ちょっと丁寧にやってたら日が暮れちゃったよ。
7月7日
送られてくる詩誌、詩集とも宅配メール便が増えた。詩集などは、あきらかに郵便局の書籍小包より安いだろうね。注意していると、このごろ、それほどかわらないんじゃないかなあ、と思う軽い雑誌もメール便で来るのね。久しぶりに「水の呪文」を発送することになった。しょっちゅう来る運ちゃんに訊いてみた。あのさあ、これっていくら?50g以下だから、80円ですね。えええー、やっ安い。そりゃあ郵便局にはお世話になってる。別に恨みもありません。でも、おれは貧乏なのね。運ちゃん、あんたんとこにするよ。さあ、持ってってよ。その前に契約書が必要で、これが処理に1週間かかるという。ううむ、雑誌は生ものだけど、それくらいは仕方ないか。てなわけで、第一便がでました。あのう、住所録の整理が完璧じゃないので、まだ届かない人もいます。悪く思わないでね。今日は朝から雨。2匹の犬は散歩を諦めてふて寝してる。うん、なかなか聞き分けがよろしいじゃないか。メジャーリーグ中継をちょっと観る。野茂登板のドジャース戦。パリーグファンのおれは、野茂と一緒にメジャーリーグファンに移行したみたいなんだよね。祝イチロー、3年連続全米オールスター1位選出。国内では、伊良部、片岡、アリアス、下柳の阪神タイガースを応援してる。コーヒー落としながら「六甲おろし」を歌っちゃう。オウ、オウ、オウオウ。
6月30日
朝寝をきめこんでいたらカミさんから電話。友達が食事に行きたいって言ってるから「まほろば」を開けてよ。うう、安眠を破るなよな。オーナー命令とあっては仕方ない。それにしても、人の住んでいる家というのは朝からやかましいね。2匹の犬は散歩をせがんで吠えるし電話は鳴るしね。さて、営業モードに切り替えて「まほろば」へ。カミさんの同僚の英語派遣教師のライアンが友達を二人連れてきたのだった。あれえ、ライアン、お仕事中じゃないの?oh、ゴゴカラ、キュウカ、トッタネ。キョウトサン、オコッテタミタイ。まあ、いいでしょう。残り少ない日本の生活を楽しんでよ。ありがとうね。本来は定休日なので、さて閉めようかと思ったらエアコンが停止してる。ええー、こっ壊れたのかも。あちこち点検しながら考えたね。この時期にエアコン無しじゃ商売できねえよ。屋外機のヒューズを調べたら見事に切れてる。しめた、ヒューズなら予備がある。そこへお客さん。あっ、ちょっと待ってね、直ぐ終わるから。昭和の男は、機械は修理しながら使うものと思ってる。それが最近の機械にはさっぱり通用しないのね。でも、こういうのは分かる。ほら、電源を入れたらバッチリだぜ。ちょっとお客さんに自慢しちゃったけど、いやいや、関係ないことでした。今日は近所の子どもたちが何組も冷たい水をもらいに来る。明日もこいつら来るのかなあ。うまく断れねえんだよね、おれ。
6月23日
この時期は草退治が一仕事。ちょっと放っておくと「まほろば」の周囲は草だらけになっちゃう。他にもやらなきゃならないことがあるんだけど、先ずは草刈りだな。まあ、手をかければきりがないので適当に刈り払っておくだけだけどね。庭いじりとか家庭菜園とか好きな人いるよね。そういう人からみれば、おれは怠け者だと思うね。考えてみれば、いや、考えるまでもなく、おれは百姓なんだけど、一番自信がないのが百姓なんだよなあ。歳とれば少しは土に親しみが湧くのかしらと思ってたけど、ダメだね。この間、県庁勤めの同級生と犬の散歩をしてたら行き会った。トラックに耕耘機なんか積んでるんだよね。畑を借りて野菜を作ってるって言うのね。そういえば、絵描きの今井クンまでが真面目に野菜なんか作って持ってくるんだよね。みんなどうしちゃったんだよお。そんなに良い大人ぶるなよな。と、まあ、なんだかいつまでも自分が青二才のようで嫌になるね。二十代の頃、夏の桑畑で草退治をしながら、このままでいいのかと思ったものさ。試しに播いた西瓜が熟すのを眺めるのは楽しみだったけど、それは感動的というほどのもんじゃなかったな。桑の匂いと汗の匂い、草や昆虫の匂い、なにかの腐った匂い、農薬の匂い。ちぇ、あの日を思い出しちゃったよ。

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