まほろば日誌9

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1月2日
あけましておめでとうございます。なにはともあれ、家族ともども無事の新年がなにより。らぶ2とリリーを連れて「まほろば」へ。その足で近くの聖宮神社へ初詣。丁度、元旦祭の真っ最中。家内安全、商売繁盛、ええーと、それから。まあ、あまり欲張らないことにしましょう。午後は地域の初会。それからカミさんの実家へご年始。元旦は家族の時間が大事です。1日遅れの更新。独身の浩司と睦士がばったり。今日は二人が帰ったら店仕舞いにしましょう。
12月25日
土曜日は「まほろば忘年会」。土曜会のメンバーや常連の奥様たち、田口三舩さん、志ん朝さんなど、総勢11名。ウチの客層はけっこう広い。なるべく顔見知りがいいかな、と見渡してお誘いしてる。もちろん、毎年参加してくれてる人は外しません。8回目の忘年会になりました。今年は、特に感慨深いものがありますね。結果的には盲腸の手術をしただけで済んだけど、肉体の老化は確実に進行してると思ったね。もう、いつ病に倒れても不思議じゃないというわけだよ。「けれども自分をつかいはたせるとき何がのこるのだろう」(堀川正美)。この8年間におれは何をしてきたのかと思うよ。思いつくことは何でもやってみたけど、全て上滑りしただけじゃないのかな、とかね。それに、既に自分をつかいはたしたとしたら、なんと貧しい自分であったかということだね。思い上がりと甘さばかりがこみ上げてきて、夜は起きていたいし、朝は寝ていたい。今朝もリリーとらぶが呼んでいるのに、不安な夢の方へと寝返りを打ってた。まあ、寝不足だったから定休日に朝寝をしただけです。午後は猛烈に「まほろば」の大掃除。堂々、開店以来連続赤字の営業店。それでもやってこれたのは、超低空飛行を支えてくれたお客さんがいたからです。また来年もよろしく。
12月18日
週末から3日連続で忘年会が入ってた。ちょっと営業店らしい忙しさだったよ。夕べはクラブ野球チームということで、ウチには珍しく若者が何人も。久しぶりに飲み過ぎてぶっ倒れるシーンを見たね。そうだよなあ、まだ自分の適量が分からない歳だよなあ。おれもこれくらいの歳には何度もゲロ吐いたもんだよ。サントリーレッド飲みながら葉巻吸って悪酔いしたときには、二度と酒なんか飲むまいと思ったもんね。週末からというのは、今日の詩作教室も忘年食事会ということだった。もう6年も続けてきたわけです。皆さん、ありがとうございました。先生面していい気になってるつもりはありません。おれは、なんとか詩というものが普通に暮らしている人たちと無縁じゃないことを分かってもらいたいと思ってる。こう言うと詩の本質を外れた大衆化論や啓蒙主義の網に絡み採られそうだけど、知的エリートたちの大衆蔑視よりはマシだと思ってる。こんな姿勢で詩を書いてると「現代詩」から外れるね。それと関連するかどうか分からないけど、団塊から全共闘世代が層として粛正されてるような気がするね。自分だけかと思っていたけど、身近な事例を見るにつけそう思うよ。定年間近ともなれば、退場せよ!と言われるのは当然だけど、どうもそれだけじゃない悪意を感じる今日このごろなんだよなあ。
12月11日
先週はとても閑な一週間。テレビでは犬や猫の救出劇を取り上げてるけど、こういうときは大事な報道を控えてるんだと思うね。新聞のコラムにまで犬の救出を喜ぶ記事が載ってるのには呆れたね。もうずいぶん前だけど、アメリカのテレビでこうした動物救出劇がよく放送されてた。暴力と差別の国での偽善の見本みたいな放送だと思ったよ。国境無き記者団(本部・パリ)というのが「06年報道の自由度ランキング」を公表した、という記事が毎日新聞(12月4日)に載ってた。韓国31位、日本51位、アメリカ53位だとさ。やっぱりなあ。自由度が低いってことは、統制度が高いってことでしょ。そこでだ、直ぐ下の記事の見出しが「日本社会で『沈黙の螺旋』が始まった」とある。少数派と認識した人がますます沈黙し、多数派はさらに勢いを増してゆくというもので、ドイツの社会心理学者、ノエル・ノイマンの理論と紹介されてる。これ、どんな場面にも当てはまりそうだよね。郵政民営化も郵便局員自ら「サービス低下は避けられません」と言うし、ワーキングプアの実情についてはNHKテレビがよく特番を流したもんだよ。もっとも政府の恫喝を受けて夕方7時のニュースでは必ず「拉致問題」を放送してるのは命令通りだけどね。沈黙の螺旋に落ちるか、ひたすら問題の中心から逃げるか。そうだ、温泉に行こう。
12月4日
「まほろば句会」報告から。出席は、れん、智水、浩司、睦士。「白鳥や壁に張られし日章旗」れん。これ、一等賞です。おれと浩司の特選が効きました。よく分かんないけど、白鳥と日章旗が鮮やかな印象を残しましたね。「隙間風カンバスいっぱいの青乾く」睦士。これも隙間風との関連が怪しいけど、下句のインパクトが強かったみたい。これは、旧家の冬の蚕室で従姉妹が絵を描いていたという記憶によるもの、という説明あり。おれと浩司は、それならこうだと勝手な連想に走り、睦士、憮然とする。「パソコンにクリスマスキャロル鳴り響き」智水。れん師匠の得点をいただけなかったのは残念。「冬晴れや図案科卒の鼻血美し」浩司。なんちゅうシュールな句じゃろ。おれは好きだね。土曜日の晩は2組30人という宴会を受けてた。早めに準備しないと間に合わない。昼飯をかっこんでると1台の車がやってきた。詩集の寄贈に来てくれた人だとは思わなかった。家族連れの奥さんで、早々にお帰りになったのだけど、お名前を聞き損じてしまった。失礼しました。よく詩集の束を確認すると、同世代でおそらくご自身でも書いていた方と推測されますね。ありがとうございました。その後、愛敬浩一さんが来て「そういう方は特に大事にしなきゃ」と言われちゃったよ。はい、その通りです。カミさんと二人で仕込み開始。30人の宴会というのは食器、仕事量とも限界の数字。でも、やるのです。地域の皆さんと常連のSさんのグループ。Sさん、後片付けを手伝ってくれてありがとさんでした。日曜日は急遽、親戚の病気見舞い。帰宅して「まほろば」は開けずに「群馬詩人クラブ」の総会へ。記念講演は北爪満喜さん。持参のDVDプレーヤーをプロジェクターに接続して、というハイテク講演。一枚の映像から詩が紡ぎ出される過程がよく分かった。微かなモノとコトだけが現代詩の拠り所なのではないかと思った。数えてみたわけではないけど、参加者も思ったより多く盛会だったね。こう見知った顔ぶればかりだと、ちょっとテンションが上がるね。パーティーに残ってもいいかと思ったけど、予定通り「まほろば」へ戻る。あれ、常連さんが待ってるじゃん。そのまま、丁度良いお客さんの流れで閉店まで。静かな定休日。あれこれ整理しなければならないものが溜まってる。もう日が暮れた。
11月27日
下水道工事がやっと終わった。久しぶりに広い駐車場を見渡すと、なんだか寂しいような気分になるね。土曜日は群馬詩人クラブの幹事会。基本的に車は一人一台だから10人来れば10台の車が並ぶ。やはりこれくらいの駐車場は必要なのだ。おれは幹事ではないので、例によって聞くともなく聞いてる。総会の集まり具合が悪そうだね。まあ、どんな会もそうだろうけど、会場の手配など幹事さんは大変だよ。夜は土曜会。井上敬二、飯島章、井田秀樹という、いつもの顔ぶれ。鍋を囲んで詩のことやそれ以外のことをぼそぼそと。井田ちゃんが早々に潰れ、敬ちゃんの奥さんがお迎えにやってきてお開き。日曜日は常連さんだけという閑な一日。夜になって雨。その雨が残った定休日。来客らしくリリーが吠えてる。農地の一部にちょっとした問題があって、その調整相談に来てくれた人だった。父はこういう問題にはファイトを燃やす。母もおれたちも、またかと思うのだが、父にしてみれば身辺整理の一環なのだろう。父の話は直接の問題に入る前に、そこに至る曰く因縁から話し始めるので長くなる。おまけに耳が遠いから相手にする方も大変だ。しょうがないので、中継に入って話をはしょることにする。どうやらこの件も長引きそうだ。定休日でも居場所なので「まほろば」に居ることがある。井川博年さんから電話。分かってるのに、女性の声に聞こえちゃったよ。こんな時はたいがいセールスの電話だからね。失礼しました。
11月20日
ぐっと冷え込んできた。下水道工事は、南小学校のマラソンコースになっていたために急ピッチで進んだ。残業して舗装したおかげで、今年も元気に1年生からスタート。この中には時々ウチに水を飲みにやってくる子供たちも含まれているはず。でも、おじさんは一人一人しっかりと覚えてるわけじゃないんだよ。ごめんね。どんな理解に到達するのか、高学年になると自然に来なくなるね。もっと不思議なのは、何故低学年に引き継がれていくのかだよ。子供には子供のルールがあるのならいいこと。教えろったって絶対に大人になんか喋っちゃだめだよ。今日は定休日。午前中に買い物を済ませて、午後は詩作教室。昨日から冷たい雨が降り続いている。
11月13日
このところ連日「まほろば」の駐車場は満杯。ところがお店の中にはお客さんは誰もいません。下水道工事の関係で、ご近所の方々の臨時駐車場にお貸ししてるというわけです。混んでると思って帰っちゃわないで下さいね。井川博年さんの「歴程賞」授賞式に行ってきた。早めに着いたので神保町を散策。一人でぶらぶら歩くのはいいものです。そうだ、地方・小出版流通センターの直営店「書肆アクセス」はこの辺りだったな。古書店ですずらん通りだと教えてもらう。思った通りの狭さと品揃えだね。元気なお姉さんたちが楽しそうに働いてるじゃないか。まあ、地方色の強い品揃えは仕方ねえか。東京堂、三省堂と寄って飯田橋へ。ホテルのロビーに清水哲男さん発見。同席させていただいてビール。一緒に居られた紳士は、おお、長谷川龍生さんでした。どうも、初めまして。会場は満員の大盛会。余白句会の面々など、見知ったお顔がいくつも。入沢康夫さんの司会で開会です。八木忠栄さんが井川さんについて語り、やがてご本人の挨拶。哲男さんは素早くデジカメでウェブ週刊誌用の写真をパチリ。ホテルの予約時間が過ぎてお開き。えっ、余白のみんなは別のところで二次会だって?後ろ髪を引かれつつも、おれは井川さんの方へ。関富士子さん、渡辺めぐみさん、池井昌樹さんなど、40人予約という店へ。あれれ、後から来た野村喜和夫さんを入れても総勢11人というところ。まあ、いいや飲みましょう。例によって喋り続ける井川さんと最後まで。終電間際の新宿駅で別れて、おれも都市の雑踏の中へと消えていったのでした。
11月6日
文化の日のこと。前橋で「炎環」のイベントがあって「まほろば句会」にも投句してるあんこちゃんが横浜からやってきた。で、夜は「まほろば」に泊まるということになってた。それじゃ句会をするべえ。イベントの打ち上げでれん師匠は当夜は無理。睦士にあんこちゃんを連れてきてもらい、浩司と智水の4人で決行。あんこちゃんと睦士は生ビール。ふむ、智水を除く3人は独身。これは盛り上がりますね。「おまんじゅうさわらないでね十三夜」智水。これ、真面目な挨拶句です。おまんじゅうにはあんこが入ってるでしょ。睦っちゃん、そう騒がないでよ。ちゃんと、あんこちゃんも採ってるじゃん。「チェリストの腹式呼吸つぐみ来る」浩司。よく分かんないけどみんな採って一等賞。「湯気に色ありしと想う冬支度」睦士。おれは採らなかったけど、これも同点。「切れ切れにギターを弾き火の恋し」あんこ。睦士かと思い外しましたがいい句です。異常な盛り上がりで零時まで。睦ちゃん、帰るの?あっ、そう。翌朝、迎えに来たれん師匠の車であんこちゃんはお帰りになりました。またね。日曜日は「前橋文学館賞」の授賞式。「まほろば」のイベントなどで何度もお会いした渡辺めぐみさんが詩部門受賞。出席できなかったけど、よかったね、おめでとう。群馬県文学賞は神保武子さん。こちらも、おめでとう。それにしても、群馬は詩の賞が多いかも。この他に「萩原朔太郎賞」「上毛文学賞」があるからね。そうそう、朔太郎賞を受賞した松本圭二さんのコメントが上毛新聞の文化欄に載ってる。最初に感動して読んだのが清水哲男さんの詩だったとか。日曜日の晩は、地域の野球チームの慰労会で大忙し。有り難や。
10月30日
今週は忙しかった。分かってたことだけど、予約は集中するもの。先ず、地域のゴルフコンペがあった。パーティーの仕込みをしてからプレーして、戻ってきて料理を出すといういつもの手順。スコアは訊かないでね。もしやと思って眼鏡を外して打ってみたけどダメだったよ。日頃使わない筋肉なんだねえ。左手一本でフライパンが振れねえや。一日置いて籾摺り。これも玄米だけで1200Kを積み降ろしした計算。毎度書きますが、米ってずしりと重いんだよ。土曜日のこと。萩原朔太郎賞の授賞式があった。その後、入沢康夫さんが立ち寄るという予定になっていた。新井啓子さんの運転で5時前には到着。関口将夫さんも一緒。やがて、野口直紀、井田秀樹もやってきて、歓迎パーティー。「新潮」の選評を読ませてもらいながら料理を出す。ふうむ、清水哲男さん一人が反対だったんだな。あまりお酒が飲めないのに、入沢さんは笑顔でつきあってくれました。興味深いお話の数々は、もちろん書きません。やがて帰る人は帰り、入沢さんと野口直紀だけに。あれれ、いつもの土曜会と同じ時刻になっちゃった。翌朝、入沢さんは伊香保温泉号新宿行きでお帰り。では、また来年。はい、お待ちしています。爆睡していた野口直紀もようやくお目覚め。午後は詩人クラブの幹事会。関口さん、新井さん、連日ありがとうございます。そこへ常連さんたちも集結。この夜は食事会の予約も入ってた。段取りを考えながら仕込み。こういう日はさすがに疲れます。閑すぎても疲れるからね。まあ、正しい疲れではありますね。
10月23日
日本シリーズ第2戦。「まほろば」は地域の野球チームの皆さんで久々の大賑わいだった。Gファンの多い土地柄だからセリーグ中日の応援かと思ったよ。それが、日ハム応援モード。ふうむ、憎き中日を倒してくれよ、ということかしらね。まあ、パリーグファンのおれとしては気兼ね無く盛り上がれるというもの。10人位という予想で料理を始めたんだけど、なんだか時間差を置いて次々とやってくる。気が付けば完全貸し切り状態。フリーでこれだけ入ると食材が足りなくなる。おかげさまで見事に売り切れました。野球の方も熱戦で、セギノールの一発が出たときは最高潮。いゃあ、応援ありがとう。パリーグ会長に成り代わり御礼申し上げます。G人気が凋落しただけで、野球人気が落ちたわけじゃないと思うね。日ハムの北海道移転は1リーグ制への動きと連動してたらしいけど、結果的にフライチャイズ制の正しさを証明するこになった。これで、1勝1敗。面白くなったぞ。リリーの眼が変だ。お医者さんに連れてった。どうも何かで突いたらしい。猫か何か、ということだけど、お客さんの大半は猫が攻撃するなんてありえない、という意見。それじゃあ何じゃろ。そういえば夜中に格闘してる気配が何度かあったなあ。いや、案外、引き綱の針金とか、犬小屋の釘とかで突いたのかもね。薬をもらってきた。これで大丈夫。
10月16日
脱穀が済めば籾摺りと、年々せっかちになる父は前のめり状態。ところが老いには勝てない。修理したばかりの車を田んぼから出た拍子に塀に擦っちゃった。壊れたのが車のランプだけでよかったよ。前のめりになってるのは北朝鮮の脅威に怯える我が国も同じ。もはや攻撃されるのは既定の事実のような論調。なるほど、戦前もこんな風に悲惨な結末へと導かれていったんだろうな。インテリはこういうとき、圧倒的に沈黙するものだね。よく見ておくことにしよう。新聞もすっかり政府御用達になったらしく、戦後最長の景気が続いている、なんて信じられない記事を載っけてる。実感無き景気回復、と但し書きが付いてなければ、いよいよ狂ったかと思うほどだぜ。今日は定休日。ひさしぶりに床屋さんへ。ちょっと昼食を喰いそびれたので、そうだ、あそこに寄ってみよう。高速道路の測道に車を停めてサービスエリアの食堂に入る。なるほど、こうなってるのか。以前から聞いてはいたけど、従業員や業者用の入り口があって、そこからそのまま高速道路のサービスエリアに入れちゃうというわけだ。不思議だけど当たり前か。有料道路の食堂で、一般道のドライバーが一緒に食事しててもね。
10月9日
北朝鮮が核実験をしたというお昼のニュース。春と秋の鎮守様のお祭りには、母が必ず赤飯を炊く。一悶着あったけど、今年もススキの穂をてっぺんに差した新調の幟が二本建ってる。今朝、氏子有志が集って建てたのを知ってるけど、おれは何年もサボってる。ごめんなさい。振り替え休日だけど定休日にしてカミさんと榛名湖までドライブ。秋晴れ。今日のおれは、ちょっと精神的につまずいてて、山の景色が有り難かった。山歩きをしてから湖畔亭で一服。カミさんがボートに乗りたいというので、よかろう。何十年ぶりかという水の上。紅葉には早いけど人出もあって湖上も賑やか。そういえば、ここも高崎市になったんだよなあ。おお、榛名富士の山頂ロープウェイも動いてる。巻雲がいくつか流れ、平和な眺めだよ。朝鮮半島はすぐそこ。日本海波高しか。嫌な感じだねえ。伊香保へと下る峠道を走る。ここは「イニシャルD」の舞台。えっ、知りません?秋名山のハチロクみたいには飛ばさずに、ゆっくりと温泉街に。ラジオでパリーグ・プレーオフ第一ステージを聴く。ここまではホークスを応援してる。伊香保の親戚の家に寄ってる間にホークス勝ち越し。Aコープで買い物を済ますとホークス勝利。水曜日は雨の予報。ううむ、明日は脱穀かな。「まほろば」は連休ということになるかも。
10月2日
「まほろば句会」報告。出席者6名、投句1名という久々の盛会。れん、睦士、房子、裕子、智水という、いつものメンバーに浩司さんを誘っておいた。この人、短歌結社に属していて、時々「海程」の句会にも顔を出してることをおれは知ってた。ヘンな句を作るんだよね。「芒原巨き嬰児の耳拾う」浩司。うーむ、なんだかいいなあ。シュールだと思いません?おれが採った他は点が入らなかったけど、また参加してね。「青檸檬風入れに行く生家かな」れん。これ、一等賞。爽やかな景があるね。「青き檸檬モデルルームの食卓に」あんこ。これが次点。涼やかで清潔な句だね。今回はあんこちゃん好調。投句2句で8点でした。「草の実やホームメイドの菓子屋知る」睦士。これを含めて4句入選、9点だからね。睦士恐るべし。「生業や米国ひとつレモン買う」智水。房子さんから1点頂戴したけど、ももちどり掲示板では「生業や米国レモンひとつ買う」となってて、なんと、あんこちゃんの特選。最初のじゃあ採らなかったでしょ、あんこちゃん。複雑だよなあ。おれ、下手は承知で遊んでる。そこんとこ、よろしくね、お師匠さん。「草むらに石叩く音秋の虫」房子。この虫なんじゃろ。「草の実や鬼女の踏みたる棘の跡」裕子。おどろおどろしそうなのがいいね。まあ、今回はおれと浩司のはバレバレだった。よし、次回は頑張るぞ。昨日は前橋文学館で、萩原朔太郎について愛敬浩一、金井裕美子、磯貝優子さんらと少し語ってきた。司会は田口三舩さん。冷や汗ものだったけど、これで予定の用事は無事に全て終了。ほっとしたよ。今週はその合間に稲刈りと脱穀。久しぶりに病院行きから解放された休日。おれはまだ元気なのだ、としみじみ思ってる。
9月25日
土曜日のこと。昼間は群馬詩人クラブの幹事会。代表幹事制で、今の代表は関口将夫さん。数年ごと(2年だっけ?)に先ず10名の幹事を選び、その人たちで代表を選ぶという方式。すっかり定着して機能してるけど、こうなるまでには大変だった。長老みたいなことは言いたくないけど、一時は消滅寸前だったんだよ。まあ、好き勝手を本性とする詩人たちが150名も組織化されてる方が異常だけど、それなりの経緯があったわけだよ。いや、何か問題提起したいわけではありません。ちょっと昔のことを思い出しちゃっただけです。夜は「土曜会」。野口直紀、井田秀樹、飯島章、井上敬二というメンバー。あっ、みんな名前を書いちゃったけど、不都合は無いよね。個人情報の取り扱いには注意しなきゃね。これを読んでる人、特にネットをやってない人に面白可笑しく伝えないで下さいね。うーん、でもなあ、公開してるわけだからなあ。しょうがないけどね。例によって4時まで。それにしても酒気帯び運転が集中的に報道されてる。二日酔いまで挙げられたら晩酌もやれないぜ。ん、今度は禁酒法ってことかね?益々息苦しい世の中になっちゃうなあ。「まほろば出版」の新刊が出来ました。あさひはつこさんの絵本「うふっ」。独特の味わいの猫本です。地方・小出版流通センター扱い全国書店、ネット書店でお買い求め下さい。県内は、ブックマンズ、煥乎堂、戸田書店に配本します。今日は詩作教室。見学者もいて盛り上がりました。皆さん、お疲れ様でした。
9月18日
「ポエトリーステージ」報告。秋の長雨の中休み。うむ、カミさんはこれで南小学校の運動会だな。前夜から準備万端整えておいて正解でした。おや、お客さんだ。7名様でコーヒー。何事も余裕が大事です。ありがとうございました。仕込みをしながら機材のセットを確認したり、飲み物テーブルをセットしたり。今回は「若い早稲田の詩人たちと吉増剛造」。その一人、中里勇太から電話。高崎駅からのバス乗場の確認。4人が別々に来る予定。吉増さんは電車。迎えの井田秀樹に確認の電話を入れる。おっ、早くも中澤睦士登場。今回も受付係をお願いしてた。Y子ちゃんが食事に寄った。あれ、志ん朝さんが来た。ついでに参加してよ。てなわけで、当日客1名ゲット。12時過ぎ、中里クンが「やすらぎの湯」に到着。睦ちゃんに迎えに行ってもらう。やがて、井田秀樹の4Wのエンジン音。吉増さん、到着。挨拶もそこそこに吉増さんは、会場に薄い銅板の巻物を広げ始めた。次いでその周囲に奇妙なグッズを並べて準備完了らしい。例によってキャンセルの電話、当日参加の電話、道を尋ねる電話など。続々と参加者もやってきて大忙し。永澤康太はタクシーで乗り付けた。開演時間が迫り、あれ、キキダダマママキキが来ないなあ。どうやら高速バスが渋滞に捕まっている様子。ちょっと遅らせようかと思っていると、吉増さんが銅板になにやら刻み始めた。もう、このまま始まったようなもの。永六輔さんが、開演前に勝手に客席に入って始めてしまうのを観たけど、吉増さんも見事に会場の空気を創り上げてしまった。これはもう進行役もおまかせで、おれはビデオ係。そこへキキダダ到着。そのままステージへ紛れこんでもらう。その間、電話が2本。通り過ぎてしまったという、島田千鶴さんを拾いに行く。睦ちゃん、ちょっとカメラお願い。永澤康太は、自筆の別々の詩篇?を50枚用意して会場に配り、他の二人も資料を用意。吉増さんも、珍獣カピバラの写真付き資料をお土産です、と。皆さん、安いギャラにも拘わらず恐縮です。キキダダマママキキの朗読は圧巻。なるほど、こうやるのか。若い3人のステージを支えるように、吉増さんは銅板を刻んだり、鈴を鳴らしたり、床をハンマーで叩いたり、紙に文字を書いて破ったりと、何かが乗り移ったかのようなパフォーマンスを繰り広げる。休憩を促す間もなく、瞬く間に濃密な時間が過ぎて行きます。多忙なキキダダが4時に帰路に着くという予定がなければ閉宴の合図が出せない雰囲気でした。懇親会は國峰照子さん、関口将夫さんに、今回もやってきてくれた村山精二さんなど10名ほど。ここには書けない興味深い話の数々で大盛り上がり。吉増さんもご機嫌に酔ってたね。井田ちゃんの運転で帰りは3人揃って高崎まで。実に楽しい一日でした。出演者、参加者の皆さん、ありがとうございました。何故かこの日はその後も一般客が入って大忙し。運動会の後から駆けつけたカミさんもお疲れ気味。もう帰って寝なさいよ。毎度苦労はするけど、いい会になると元気が出ちゃう。またやります。よろしく。
9月12日
ちょっと所用で1泊してきました。更新が遅れると何かあったかと思う人もいるかしら。土曜日は少年野球、日曜日はママさんバレーボールが2チーム。何故か忙しいときは集中しますね。後片づけを終えて帰宅したら1時だった。それからカミさんとしみじみとビール。こうして地域の皆さんに利用していただいているからこその8年間だね。今週末は「ポエトリーステージ」。吉増剛造さんの早稲田大学の講座を受講した3人の若手詩人たちが、吉増さんとどんなトークを繰り広げるか楽しみだよ。おれが学生だった頃、池袋の「ぽえむぱろうる」で、出たばかりの「黄金詩篇」を立ち読みしたときは感動したなあ。赤瀬川原平の黄金の指の表紙で、定価1200円。当時住んでいた板橋の3畳のアパート代が5100円だった。時給170円の皿洗いの身には手が出なかったものさ。この疾走する詩篇は、一時期「路上派」と呼ばれた詩人たちとも共振し、弘前の「スペース・デネガ」にも吉増さんは登場してたね。近くは(もう10年以上前か)高崎での「笑う猫の会」に登場したこともある。時代変わって、若い詩人たちが吉増さんの詩にどんな影響を受けているのか興味津々だね。例によって当日参加もOKです。おでかけ下さい。
9月4日
このところ毎週病院通い。十年に一度の医者罹りが今年になるとは思わなかったぜ。総合病院は、当然、最新医療機器で検査する。それはいいけど、そのデータを取り違えられたらマズイよなあ。下肢静脈瘤。投薬が効いて腫れは引いた。患部以外に異常無し。ふむ、これはこれで無事放免。やれやれ。足が痛くてとりかかれなかった倉庫整理を始める気分になったよ。倉庫から倉庫へと本を移動しながら並べ替えていく。だんだん全体が見渡せるようになってきて、ほうらあった。頼まれて探していた詩集が見つかったよ。だけど、まだもう少しやらないと見つけにくいなあ。ちょっと草苅もやろうと思ってたけど、タイムアップ。詩集の整理をしてると、つい気になる詩集を眺めたり、あれこれ考えちゃう。本当は、何もしないで倉庫の中でこれらの詩集を読みふけっていたいけどね。いや、もう本当にそうしようかな。お客さんが来てもしらんぷりしてさ。ははは、冗談ですよ。皆さん、賑々しくお出かけ下さい。お待ちしています。
8月28日
「まほろば句会」報告。「笑い皺似合う人あり生姜擂る」睦士。まいったなあ。この句、当日の参加者と投句のみの参加者全員から高得点を獲得。「ポスターの顔の汚れや処暑の風」りょう。心地よくながれるような景があるよね。お会いしたことはないけどベテランの俳人とか。「人はみな淋しきものよ黄のカンナ」れん。おれの好みを狙い撃ちされました。「なんとなく独り暮らしや生姜焼き」智水。睦ちゃんを狙って見事に仕留めたぜ。それにしても、今回も3人じゃあ句会としては最小規模だなあ。よし、誰か見つけべえ。土曜日のこと。この日は前橋文学館で荒川洋治さんの「萩原朔太郎賞受賞記念展・講演会」があった。ちょっと顔を出すつもりでいたんだけど、あれ、堀江さんがやってきた。そうだ、今日は群馬詩人クラブの幹事会だった。というわけで、残念ながら荒川さんの話を聴きにいけませんでした。夕方、上品な母娘が迷いながらも寄ってくれた。荒川さんの講演会の帰りだという。最初から「まほろば」にも立ち寄るという計画だったとか。いいですねえ。正しいコースです。ほどなく、同じく前橋文学館から「土曜会」へとやってきた野口直紀が到着。この人たちによれば、講演会は大盛況で、入場できずに帰った人たちが沢山いたらしい。やがて、飯島、井田、遅くなって諒子ちゃん、という面々で「土曜会」。例によって午前3時まで。
8月21日
犬の散歩をカミさんと父にまかせて静養。そしたら一昨日は、父を引きずり倒したとか。カミさんも足首に見事な擦り傷。元気な体重30sが2頭で引っ張ると、老体と女性ではたまらない。どうも、飼い主に対する思いやりに欠けるようだ。フィラリヤの薬をやるのを忘れてた。こら、病気にしちゃうぞ。親戚のAちゃんが犬を連れてきた。ハンターでもあるので、セッターと、何故か柴犬。ううむ、この2頭でウチの1頭分の体重だな。この冬には一緒に猟に行くべえ、とAちゃん。銃には興味があるんだよなあ。よおし、身体を鍛えるぞお。まあ、しかし抜糸はしたけど、本調子じゃあねえよ。ちょっと「ポエトリーステージ」の準備も遅れ気味かな。もう受け付けてますから予約して下さいね。定休日の今日は、午前中に犬の薬をもらったり、仕入れしたり。午後は「詩作教室」。引き分け、再試合となった高校野球決勝戦は早稲田実業の勝ち。いい筋書きでした。早稲田の詩人たちも上機嫌でしょう。入院中に物置を増設した。古書サービスが好評で、一目で見渡せる書庫にしておきたかった。ブロックと長板材で壁面書棚を制作。対応の遅れている皆さん、もう少しお待ちを。突っ走ってきたけど、ちょっとスローダウンして、足下を固める時期のような気がするね。疲れたら休め。
8月14日
急性虫垂炎で6日間入院してた。こういうことは書かなくてもいいのかも知れないけど、まあ、これは日誌だからね。幸いなことにあまり迷惑のかからない時期だった。いや、何組かのお客さんには確実に迷惑をかけました。ごめんなさい。台風が近づくと、その気のある人は発病しやすいそうですよ。お気を付けを。おれを知ってる人は、とても健康そうに見えるから信じられないだろうけど、これで手術、入院は6回目かな。まあ、病院じゃあ、全く自慢にならない病名ばかりだけどね。まだ傷口が痛むけど、明日から何事もなかったかのように開けます。
8月7日
「落語会」は盛況だった。集まっていただいた皆様には感謝。「素人うなぎ」「お化け長屋」の二席。ちょっと料理が少なかったかなあ。遅れて来た人には申し訳ありませんでした。反省しています。人集めはいつも難しいね。どんなイベントも必ず反省点があります。深くこころに刻みつけてはいるんだけど、それを生かさなくちゃね。日曜日は「森林組合」の下草刈り。管理道路の両側5メートルの草というより、雑木を刈り払うのね。腰に鋸と鉈を差し、大鎌を振るうという男らしい作業。相馬が原演習場の真上。生い茂る草を分けて覗いて見たら、まだはるか山裾から演習場が広がるのだと分かった。榛名山系にも熊の出没情報があって、最近では猪豚やハクビシンの被害も聞く。用意周到なSさんは首に笛をぶらさげてたよ。事故もなく無事に下山。朝、早い分、昼までには終わる。日払いの日当目当てに父ちゃんの代わりに若者が出るのも微笑ましいね。さて、「まほろば」を開けるか。夕べの名残を全て元の状態に戻す。誰かがやってくれるわけではないので、この作業もイベントのうち。夏の高校野球開幕。年々興味が薄れてゆくのが寂しいね。夏本番だというのに蝉がいない。すべての夏が想い出になってしまった。
7月31日
「まほろば句会」報告。出席は、れん、睦士、智水の3人だけという淋しさ。投句が、あんこ、房子、初参加の良さん、というバランス。出席者に点が入らなかったらどうすべえ。「充たされぬ者ら集れり梅雨の月」良。ほうらね。でも、これ当日の気分を予知したかのような句だよね。「枇杷の皮くるりと乾く夜の微震」良。まいったなあ、良さんもう1つ入って、特選2つ、選2つという圧勝。「砂糖水もどかしき恋溶けきれず」睦士。これだけ句があるのに、おれが睦士のを3句採り、睦士がおれのを2句採るという情けなさ。「会合の流れに乗れず野くわんぞう」れん。これ、おれが特選。「ラムネ突く弾けてるじゃん十七歳」智水。あんこちゃんが作りそうな句で、睦士、見事に採りました。何故か出席者が互いに上手に採りあって、よかったよかった、という結果。途中、Kクンが現れたけど、おとなしくココアを飲んで帰りました。例によって「ももちどり」で、改めて選句してる。こちらは、おれにちっとも点が入らない。「辛党の水ようかん喰う木陰かな」智水。いいと思うけどなあ。次回は賑やかにやりたいなあ。みんな来てよね。ようやく梅雨明けらしい。お盆過ぎれば秋の気配だからねえ。今年の夏は半月ということか。土曜、日曜と思いがけず繁盛。今日は、ちょっとお疲れ。
7月24日
芹沢黙々、あるいは杜虫然、栄三とも呼ばれた男が亡くなった。書こうと思えばネタには事欠かないが、書かない。通夜には、結局、若いときからのケンカ友達が集った。何十年ぶりかで、その舞台のひとつでもあったスナックのママさんとも挨拶を交わした。直近の交流のひとたちと、はるか昔からの交流のひとたち。弁天通りの狭い店の2階で、一度に3人ずつという焼香。24日、大蓮寺にて告別式と記しておく。黙ちゃん、おれはまだ生きているよ。それを確かめるように、定休日の今日、絵本の打ち合わせを済ませた後、エンジン全開で草刈り。湿気の多い曇り日。全身に汗が吹き出す。なんだか、怒りたいような気分で草、なぎ払った。何故かエゴの木が枯れてる。気になっていたので、この機会に枯れた部分をノコギリで切り始めた。意外と重傷だった。8割ほどが枯死してる。切り取った部分にぽっかりと空が開いた。道路まで傾いて伸びたムクゲが真っ直ぐに立てば丁度よい。さあ、立ち上がれムクゲよ。NHK・FMラジオで、土屋文明記念館、群馬県立図書館館長の岡田芳保さんが、おれの文庫を紹介してくれた。約10分ほどの放送だったけど、丁寧で的確な紹介だった。ありがとうございました。
7月17日
なにから書こうかという一週間がある。土曜日の午前中のこと。この日は新聞の取材が入ってたんだけど、ちょっと用事が出来てカミさんに対応してもらう。昼には戻って交代。午後は群馬詩人クラブの幹事会。日曜日は臨時休業してカミさんの母方の法事。かの国定忠治が処刑された大戸から秘湯鳩ノ湯温泉へと向かう途中の菅尾というところ。まさに山懐に抱かれたという佇まいの地区だね。不便といえばそうだろうけど、自然と共生している暮らしが、ここには当たり前にある。兄弟も子供たちも都市部に移り住んで、故人のつれあいだけが一人暮らしということだけど、親戚の暖かさを感じた法事だったよ。帰りに一緒に行ったカミさんの実家の家族と忠治の供養地蔵を拝む。脳卒中に罹らないという御利益があるとか。ふうん。地蔵さんの顔面は削り取られてのっぺらぼう状態だったよ。定休日の今日は「詩作教室」で食事会。休日なので一般のお客さんもやってくる。そのまま営業日に切り替えちゃったよ。文庫、3冊売り上げ。ここでの売れ行きは好調なんだけど、県内書店の売れ行きが心配なんだよなあ。「ブックマンズ・アカデミー」「戸田書店」「煥乎堂」にあります。買ってくださいね。アマゾンネット、地方・小出版流通センターとも契約しました。全国の皆さん、よろしく。
7月10日
ふう、暑いね。このところ夕方になると雨が降って、日中は薄曇りで蒸し暑いという日が続いてる。おれの一日は犬の散歩から始まるんだけど、犬小屋のそばにできた水たまりが乾かない。で、散歩をせがむリリーちゃんは水たまりに跳び込んで泥まみれでおれを待ってる。嫌だよ、こんな泥んこ犬に抱きつかれるのは。仕方がないので汚れてもいい服装で近付きます。バシャバシャとジャンプ、ジャンプ、キック。うう、跳びつくなよな。らぶ2の方は水たまりはありませんが、こらこら自分のウンチを踏んだ足で跳びつくなあ。さあ「まほろば」まで歩こうぜ。営業日には、二頭を外に繋いで開店準備。一区切りついたところで、コーヒーを落として一人飲みます。今日一日の予定を考えながらパソコンで巡回コースを一回り。ふむ、昶さんの掲示板に荒らしが入ったな。「ももちどり」も同じような荒らしが入って引っ越したばかりだけど、こりゃあひでえなあ。どんな基準で奴らは攻め込んでくるのかねえ。パスワードをかけたらしいけど、暗号通りに打ち込んでも入れない。巡回コースが一つ減っちゃったかな。あ、休みなのに近くの小学校の生徒が水飲みにやってきた。どんな引き継ぎが行われているのか、彼らは毎年ちゃんと入れ替わりでやってくる。どうも、5年生になると卒業らしいのだが。
7月3日
「まほろば句会」報告。兼題は生き物でした。「かはほりや三本立ての映画館」あんこ。ん???かわほりって何のこと、と無知なおれ。蝙蝠のことですよ、とお師匠さん。あっ、そうですか。するてえと、これはいい句じゃないか。洋画なら「エデンの東」か「道」、邦画なら「七人の侍」か「キューポラのある町」といったイメージだね。これ、智水特選の他にも点を集めて一等賞。「案の定降り込められし竹煮草」れん。これも同点だけど、当日の天気にぴったり嵌ったせいだね。「蓮の花カブール川の夕陽かな」房子。これは、パキスタン旅行から帰ってきたばかりの小泉さんと分かる句で、お帰りなさい、という点かな。この時期にアフガン国境付近まで行ってきたというから驚いちゃったよ。「背泳ぎのしずかな胸の上に星」あんこ。水泳教師でもある裕子さんの句、とみんな思ったみたいだけど、裕子さん曰く、背泳ぎは静かな泳ぎじゃありません。あのお、蛙泳ぎの背泳ぎなら静かなんじゃあ・・・。それは古式泳法です。はあ、そうですか、そうですよね。「夏葱の波波波をバス往けり」睦士。もしやと思いながら採ったんだよなあ。「払えども小首かしげる蜥蜴かな」智水。睦ちゃん、採ってよ。これ、「ももちどり」で投句のみの参加だったあんこちゃんが特選に採ってくれました。当日はもう一つ裕子さんが採ってくれただけで低調だったおれとしては嬉しかったね。今日は定休日。やっと床屋さんに行く時間がとれた。晴れたり降ったりの一日。梅雨明け間近。
6月26日
土曜日は群馬詩人クラブの幹事会。おれは場所を提供してるだけだからお客さんたちの会話は聞いてない。いや聞くともなく聞いてるという感じだね。会報にうちのイベントも掲載してもらわなくちゃだから、発行予定日を確認。よろしくね、堀江さん。夜は土曜会。野口直紀がやってきて、次に中里諒子ちゃんが颯爽と自転車で。井田秀樹、井上敬二、飯島章に広橋喜久さんも加わって、久しぶりに盛会になったよ。飯島は、息子の池田瑞輝との親子詩集「もう少し遠くまで」(文芸社)の発売を控えて興奮気味。うん、よく分かるよ、その気持ち。で、カウンターには近所のTっちゃん。こちらのお相手もマスターの仕事。中庭の芝生では、諒子ちゃん、カミさん、井田が生ビール。夜も更けて、やっぱりKクンが覗きに寄ったけど、もう解散だよお。井川博年詩集「幸福」が届いた。なんと、つげ義春の帯文だぜ。おれ、大ファンだからねえ。装丁も、故・辻征夫さんの弟、辻憲さんの絵が雰囲気出してる。一気に読み切って、ひさしぶりに興奮して寝られなかったよ。文庫の礼状が舞い込み始めた。日頃、失礼ばかりしてるので恐縮です。県内の書店さんにも快く売り場を提供していただいた。感謝。定休日の今日は、新潟の田中武さんが立ち寄る予定。お昼になったけど、まだ来ないなあ。
6月19日
予定通り「まほろば文庫・あむんばぎりす」が印刷屋さんから届いた。さて、然るべき方面へと発送作業。これが一仕事なのね。自分の詩集がでると、ちょっと躁鬱状態になるね。こういうときは一日放っておいて、気を静めるに限る。「まほろば」は直販店ということになりますから、早速20冊ほどのお買いあげ。これが続けばいいけど、そうはいかないのよね。昨夜はサッカーWカップを聴きながら発送作業。実力的には参加国中、後ろから数えた方が早いという情報もある。まあ、そうでしょうよ。定休日の本日、大方の発送を済ませる。ヤマト便も今の値段を維持して、全国の貧乏詩人を応援してくださいね。ええ、こんな需要があるとは知らなかったですよ、と担当の運ちゃんは言ったぜ。午後は詩作教室。ちょっと体調を崩していたMさん復活。梅雨の晴れ間の蒸し暑い一日。もう夏がそこに来ている。
6月12日
梅雨真っ盛り。喫茶の蛍光灯が切れちゃった。ううむ、これは安定器だな。開館8年目ともなれば機械機器も故障するよね。早速電器屋さんに電話。定休日の今日はお客さんの家の葬儀。隣組のお手伝いで常連のSさんが受付にいる。お、早いね、と声をかけるのは長いつきあいの和尚さん。仏様は明治生まれの大往生だった。この葬儀場の社長もうちのお客さん。すっかり年季の入った読経に耳を傾ける。お互い歳とったねえ、和尚さん。この前の検診でタンパクが出たというのでオシッコの再検。異常無し。血圧118・78。問題無し。ついでにコンビニで電話代の支払い。電器屋さんの見立ては、やはり安定器。部品が揃うまでは仕方ないね。躊躇っていましたが、一部寄贈者の了解も得られたので重複詩集の公開販売を開始します。倉庫状況と入力手間不足から見切り発車ですが、お許し下さい。様々な意見があると思いますが、必要な人の手に渡る道筋をつけたものとご理解下さい。その一方で「榛名まほろば出版」から、新刊も出すというのですから気が引けます。どちらも真面目です。よろしく。今夜はワールドカップ・サッカーの初戦。あまり関心ないけど、野球もないから観ようかな。
6月5日
田植え終了。父が代掻きをしておれが植え、母が苗箱を洗うという作業分担。ここ数年、いつまでこうして田植えができるだろうかと考えちやう。田んぼの主力は70歳代以上で、若い人たちの姿は見えない。一方で、チームを組んで手不足の農家の分を仕事として請け負っている人たちがいる。大型の農機具を駆使して、あっという間にやってしまう。うーむ、彼らに頼むという手もあるけど、割り切れねえんだよなあ。村の集団検診があって、同級生のMクンが食事に寄った。会社を辞めて、いまは百姓だよ、という。なんだよ、おめえまで農業に目覚めたっていうわけかよ。日焼けした顔で彼はひとしきり野菜作りのうんちくを語っていった。そうか、彼の父が亡くなったのは3年前だったかな。翌日、おれも検診を受けた。勤め人はたいがい会社の健保組合で受けると思うけど、ここのところ働き盛りの男たちの姿が目につく。おれが辞めたころは女の人ばかりだったのにね。いまの景気はバブル期を抜いて戦後二番目だとか、群馬県の有効求人倍率は、愛知、東京、三重に次いで全国4番目だとか、新聞に書いてあった。わが目を疑ったぜ。どうもこの国はヘンになってる。いや、おれの方がヘンなのかしら。プロ野球交流戦は、パの負け越し10!辛い。
5月29日
土曜日のこと。午前中、前橋の阿久津画廊へカミさんと「朝日初子展」を観に行く。なんとなんと、まほろばの風景がふんだんに使われていて嬉しかったよ。巨大なゴールドクレストとブリキのオブジェが幻想的に描かれ、そこになんともいえない表情の猫たちが遊んでる。描きたいものを描いてる初っちゃんのスタンスがいいんだよね。亭主の今井敬二クンもいて、しばし、ほのぼのとした時間を過ごしました。この日は3時から高崎で川島完さんの「日本詩人クラブ賞受賞祝賀会」。丁度やってきた井田秀樹の車に乗せてもらって「高崎アーバンホテル・ナポリ」へ。「ナポリ」かあ。今は改装して面影は無いけど、駅前の名物喫茶店だった。ちょっと大人の世界への入り口みたいな店だったんだよ。12階だったかしらね。おやまあ、いい眺めじゃないの。お馴染みの顔が並んでいて、いい雰囲気。田口三舩さんの挨拶が面白かったね。もともと場慣れしてるとはいえ、見事に盛り上げてくれました。原田道子さんや水島美津江さんなど、久しぶりにおしゃべり。あっ、日本未来派の御大、西岡光秋さんもお久しぶりです。おれ、夜は土曜会なんで4時35分発の「しんとう温泉行き」バスで退散。ビールを飲んだからねえ、途中からおしっこ我慢だよ。いゃあ辛かったぜ。バス停から5分で「まほろば」着。あれ、お客さんいるじゃん。野球チームの慰労会らしいけど、留守番のカミさんがパニック状態。まあ、いいところへ帰ってきたみたいで、よし、まかせなさい。土曜会は、祝賀会に回った人もいて飯島章、中里諒子に初参加の藤井さんだけ。野球チームも盛り上がってるし、厨房は大忙し。諒子ちゃんも快調に飲んでる。お泊まりは飯島一人。日曜日はとても閑でした。今日は定休日。田植えの準備の都合で1枚植えられそうだな。田植え足袋に麦藁帽子。おれ、お百姓スタイルも似合っちゃう。2時間半で植えきったけど、足に効いたぜ。もう1枚は明日だな。
5月22日
「まほろば句会」報告。出席者、智水、れん、伸一、裕子、睦士。あんこちゃんの投句あり。今回は見事に選が集中。選外が12句もあるという珍しさ。「芍薬や飽食もちょっと淋しい」伸一。これが一等賞だけど、おれは採らなかった。芍薬の花がピンとこなかったんだよね。おれと睦士の特選が効いて同点だったのがこれ。「廃校の花壇まっ赤なダリア咲く」裕子。俳人に言わせると、くどいんだってさ。ふうん、そう言われればそうかも。「脱力のポーズいっせい杜若」れん。これは分かる。「青時雨トランペットの紛れをり」あんこ。兼題が花だったので、トランペットをエンゼルトランペットと取るかどうかという声あり。ここは青時雨が季語だろうということでケリ。「配達の少女朝顔褒めてゆき」睦士。これ、よく考えてみると、少女が配達にくるのって何だろう?まあ、雰囲気で採っちゃったのはおれだけど。「是非もなし遠花火聞く身投げかな」智水。バレバレでお情けの1点。今回は睦っちゃん、おれのを採らない。配達の少女を採ってやったのに。ちょっと今回は詩人二人は不調でした。日曜日は群馬詩人クラブの幹事会。その後、珍しく昼食のお客さんが立て込んで大忙し。こういう日がもう少しあるといいんだけどね。今日は定休日。井田秀樹の義父の葬儀に三枝治さんと行ってきた。あれ、堤美代さんがいる。遠い親戚だというから世間は狭い。
5月15日
プロ野球は交流戦。ここまでパリーグの2つ負け越しとは面白くないね。まあ、しかし、Gの主力に小坂、李、小久保というパリーグ出身者がいるせいか、なんとなく気合いが入らないよ。メジャーリーグもイチローに爆発的な力がなくなっきたようでつまらないね。松井のケガ?おれ、彼のファンじゃないからなあ。ようやく「共謀罪法案」の問題点をマスコミが報道するようになった。2人以上で謀議しただけで、準備も実行もしないのに犯罪が成立するという無茶苦茶な考え方なのに、大方の無関心をいいことに明日にも強行採決されそうな情勢だぜ。時代閉塞の状況から暗黒の監視社会へと向かっているような気がするね。ほら、付和雷同型の国民性だからね。あの桜井よしこさんだって、その危険性を指摘してるくらいなのに。世には陰謀論って言われる極端な世界認識があるけど、薄気味悪いほど現実と符号してる部分がある。表があれば裏もあるということだけど、何か裏の世界が溢れ始めたような嫌な予感がするんだよ。バブルが崩壊した後に、いや、その人は占い師でも何でもなかったけど、妙にカンの鋭い人がいて、こう言ったもんだよ。これからは暴力の時代ですよ。生々しかったなあ。事実、それまではあまり考えられなかった事件が続発するようになって、いまやそのことにも麻痺しちゃってるもんなあ。はいはい、取り越し苦労だって言うんでしょ。確かにおれには何の力もありゃあしません。それより、草退治でもした方がマシだってね。
5月8日
ああ、びっくりした。これを書いてたら突然パソコン画面が消えちゃったよ。電源を切って再起動したら平然と立ち上がったけど、作業中の文書は吹っ飛んだままだよ。長文だったんだぜ。泣けてくるよ。しょうがねえ、気を取り直して書くか。3日のこと。ももちどり句会に出席するために横浜からあんこちゃんこと、柏柳明子さんが「まほろば」にやってきた。連休中の交通渋滞に巻き込まれて、わが伊香保温泉号は2時間遅れ。その夜は迎えの真中さんも「まほろば」泊まり。そうだ、中澤睦士を呼んで句会をやろう。「メーデーや扉に風の渦巻きし」あんこ。いいねえ。一等賞でした。「紋白蝶はなしかけたくなりし雲」れん。「因みと告ぐ心へと吹き流し」睦士。「出立せよ新緑の山に因む名で」智水。因みに席題は「因」でした。独身で酒豪のあんこちゃんのお相手とあって睦士、ハッスル。マチガイがあってはいけない、睦ちゃん、代行車で帰りなさい。6日は「ポエトリーステージ」。おれは前夜から着々と会場準備。さて、当日。迎えにいってもらった田口三舩さん、井田秀樹から予定通り合流したという連絡が入る。やはり電車が正確でいいね。30分後に無事到着。同行は、新延拳、春木節子、福田(大木)潤子、渡辺めぐみさん。よく集まって遊ぶ仲間だってさ。野村喜和夫さんとは、詩集を交換したりというつきあいは古いけど、何かのパーティーでちょっと挨拶した程度で、ちゃんと向き合って話すの初めてだね。どうもどうも。群馬詩人クラブの仲間達や常連のお客さん、新聞で知って参加してくれた人達など37名。そろそろ開演だな。野村さんは「私とは詩の身体が幾重にもよぎってゆく」という自らのキーワードに沿って静かに話し始めた。重層的に発生する「詩の現在」を床屋の看板(あの回るやつね)に例えてくれたのは分かりやすかったね。署名された作品への問いかけから、この日だけのペンネームで書いた詩を朗読してみせてくれた。脇ハル氏は生活詩の書き手、亜久女有正氏は伝統的な抒情詩の書き手らしい。著書によれば、下ネタも得意らしいけど、アクメアリマスから弾けていかなかったね。やはり、紳士ですよ。懇親会は15名が参加。店主としては、初めての人や要注意の人の間近に座らなきゃという判断が先立ちます。伊香保温泉に移動予定の野村さんと新延さんから遠かったのは残念。愛敬浩一さんの話もじっくりしたかったけどねえ。田口さんに伊香保温泉まで送ってもらうことになりました。田口さん、ありがとう。女性たちは21時過ぎの電車でお帰り予定。こちらは井田ちゃん、ありがとう。懇親会になったら現れた飯島章も快調に酔ってる。あっ、村山精二さん。いつも最後までおつきあいありがとうございます。塚越祐佳ちゃんに同乗して井上敬二もお帰り。睦ちゃん、今日もお世話様でした。お泊まりは飯島一人。じゃ、おれも帰るからね。皆さん、ありがとうございました。この日、ものものしい警備の中、地元の陸自12旅団でイラク派遣隊旗授与式。昨日は関口将夫さんの母堂葬儀。定休日の今日、自衛隊正門前はひっそりと何事もなかったかのよう。
5月1日
ついに地元の陸上自衛隊第12旅団にもイラク派遣命令が出た。関係者には早くから箝口令がしかれていたらしく、地元紙で報道されるまでは、どこからも情報は漏れてこなかったね。ただ、例年だと必ず何人かの隊員の子供たちが転校生としてやってくるのに、今年は一人も来なかったらしいよ。まさか、ここのヘリコプター旅団で撤収するつもりじゃねえだろうな。昨日は、派遣に抗議する集会が自宅のそばの公園で開かれたらしい。たまたま伊香保の親戚の家に用事があって通りがかったんだけど、時間前だったせいか数台の車があっただけ。伊香保から戻ってくるときに警察車両と擦れ違ったけどね。「まほろば」もそれほど離れた距離じゃないけど、なんの騒ぎも聞こえなかったし、お客さんも何も言わない。オマエ、ちょっと見ておいで。買い物のついでにカミさんを偵察に行かせたけど、昨日だったんじやないの?という静けさ。今朝になって母から聞いたところでは、百人弱のデモ隊が粛々と通ったとか。もちろん、新聞報道は一切なし。現代版治安維持法と言われる「共謀罪」が連休明けにも強行採決されるかもしれないという。いまならネット上でどんなものか知ることができるけど、成立したらどうなるかしらね。監視社会、警察国家をみんなが望んでるとは思えなけどねえ。今週は「ポエトリーステージ」。例によって当日参加もOKです。お待ちしています。
4月24日
「まほろば句会」再開。兼題「春田」は出題したときは簡単だろうと思ったけど、けっこう難題だったね。一等賞はこれ。「春の田はボーっとしててよく喋る」伸一。他の3句は全く選外なのに、これ一句で圧倒しちゃうからねえ。「裏口へつづく春田や病みし母」れん。これを含む3句入選とは流石でした。「嫁入りの列まぼろしに消ゆる春田」睦士。これ嘘だろ。でも、まあいただくか。睦士も3句入選と好調ながら四つ季重なりという問題句あり。一応季語は厳密に、ということにしようよ。「梨の花書道塾への小径かな」裕子。いかにも真面目そうな子供なので、おれは採れなかった。ごめんね。「わが胸の蕾愛でしや春の宵」智水。バレバレだったようで、睦士が特選にした他は寂たるもの。もう一句も睦士選だからねえ。素直に喜べないなあ。あっ、睦っちゃん、次回も休まないでね。と、いう5人での再開となりました。どなたも参加自由です。おでかけ下さいな。「土曜会」は野口直紀と飯島章だけ。諒子ちゃんは?電話したら来週と勘違いしてる。近いんだから直ぐおいで。介護師のお友達を連れてやってきた。井上敬二も来週と勘違いしてるな、きっと。例によって明け方まで。翌朝は道普請だった。眠いけど行かねば。今回も新住民が5軒紹介された。てんでに浅鍬や鎌を持って200人も集まると村一揆みたいだぜ。今日は詩作教室。外は青嵐。
4月17日
なかなか暖かくならないね。それでも「まほろば」の周りは花盛り。広橋喜久さんが盆栽仕立てのケヤキの鉢を持ってきた。館内は頂き物の観葉植物であふれてる。これを見ると、いかにもおれの趣味だと思うよね。実はカミさんの趣味で、おれは仕方なく、増え続けるこれらに水をやってるだけなのね。今数えたら館内だけで40鉢もあるぜ。その他に屋外にもあるからねえ。水をやるのも一仕事なんだよね。まあ、残念ながらそれくらいの時間はたっぷりあるんだけどさ。ところで、これ、どこに置くべえか。喫茶の真ん中のテーブルはダメだよ。そこ、いつも空いてるように見えるけど、突然、グループに占領されることがあるんだよ。そういえば、広橋さんの来る時って、いつも閑だよなあ。広橋さんの本職は植木屋さん。ついでに「まほろば」の植木全般を診断してもらう。田んぼの真ん中にポツンと建てて、小さな植木を配しただけだったのに、8年目のそれらは見上げる高さに生長してる。それどころか、今や互いの枝葉をふれあわせてる。こりゃあ、もう一杯だあ。広橋さんはつぶやいたね。ところが、さらにあちこちに苗木が植えてあるんだよね。もちろん、カミさんの仕業だよ。果樹は消毒しないとねえ、あっ、もう虫が付いてる。プロに指摘されると辛いね。そう、虫は付くし、病気も入るのです。いっせいに若芽が吹き出そうとする眺めは悪くないけど、そうか、そのうち草退治もあるなあ。圧倒的な植物の息吹に、ちょっとこの時期は負けちゃうんだよね。
4月10日
「お花見ライヴ」は大盛況。この日は川島完さんの「日本詩人クラブ賞」の受賞式だった。詩人関係でそちらに回られた人もいて、ちょっと入りが心配だったけど、当日参加の人たちが多かったので救われたよ。用意した軽食もあっという間に無くなり、追加、追加。休憩時間に自宅の母から電話。父が夕方散歩に出たきり戻って来ないという。ええ、もう8時過ぎだぜ。カミさんに耳打ちして帰宅してもらう。父は耳が遠いだけで健康だけど、何が起こっても不思議じゃないからなあ。あれこれ可能性を考えながら、とにかくコンサートを無事に終わらせてからだな。終演間際にカミさんが戻ってきた。近所の家で話し込んでいただけと分かってホッとしたよ。懇親会も10人以上の参加があって大盛り上がり。よしこさんは翌日には山口県ということで、11時頃には帰っていった。よしこさん、皆さん、ありがとうございました。日曜日は「まほろば」を休んで「第5回あすなろ忌」へ。会場は「高崎哲学堂」。高崎の白衣大観音を建造した井上工業の社長で、多くの芸術家を育てた、故井上房一郎邸をそのまま利用した施設だね。おれは初めてだったけど、あっ、前を歩いてるのは伊藤信一さんだな。ふうん、高崎駅前とは思えない佇まいだなあ。高い塀を巡らせた内部は、樹木が生い茂り、質素な木造母屋と茶室は昭和初期にタイムスリップしたみたい。講師は荒川洋治さんとあって、70名以上の予約が入ってるらしい。受付にポエトリーステージのチラシを置かせてもらう。ちゃっかり営業させてもらいました。顔見知りばかりなので嬉しい。故崔華國さんの奥さん、金善慶さんは、毎年、この会のためにアメリカからやってくる。あっ、奥さん、お久しぶりです。荒川さんは、前橋文学館の担当者と「萩原朔太郎賞受賞記念展」の打ち合わせ中だった。それじゃ、のちほど。一服しながら邸内を散策。大橋政人さんは顔面麻痺の奇病とかで冴えない顔つき。もともと病弱の小山和郎さんの方が元気そうに見える。荒川さんも原因不明の精神疲労とかで、ちょっと辛そうだったけど、喋りだすと一気に予定時間を上回る熱演だった。二次会は近くの古い駅前旅館、豊田屋。一部の司会は関口将夫さんだったけど、二部の司会は田口三舩さん。荒川さんと隣合わせで、前に小山和郎、大橋政人、曽根ヨシさん。総勢25名ほど。荒川さんは、これから福井の実家に帰る予定とか。じゃ、また。三次会は、関口将夫、小山和郎、大橋政人、若宮ひとみ、新井美利、泉澤守、本多寿、外村京子という顔ぶれ。おれ、ひさしぶりのおでかけ酒だったことや大橋、小山という喧嘩酒呑み相手だからねえ。燃えちゃったよ。大橋が顔面麻痺を忘れて怒り始めたぜ。うん、これぞ同じく喧嘩酒だった崔さんへの供養というもの。紳士の本多寿さんはカウンターへ退散。外村さんは、呆れて煙草を吹かしてる。あっ、気を悪くしたらごめんね。まあ、これもひさしぶりに会ったからだよ。若宮クンの運転で帰宅。車中でも同志のはずの小山、大橋はエキサイト。おれはさっさと降りちゃったけど、若宮クン、ご苦労様でした。帰宅した途端、はしゃぎすぎた反動でしょんぼりしちゃったよ。お酒も食事も入らない。もぞもぞと寝ました。
4月3日
春休み中のカミさんと朝からお出かけ。といっても、定休日の仕入れやら買い物。先ず、壊れた蛇口の部品を注文するために金物専門店へ。職人さん御用達の店なので、実に細々とした部品が揃ってる。カミさんは、プロ仕様の頑丈な小物入れをゲット。実用的で安いんだよね。いつもの仕入れのついでに鮮魚店でお寿司を買って敷島公園へ。七分咲きの桜を眺めながら、さあ食べようか。そこへ突風が来ました。芝やら砂やら、あっという間にふりかけ状態になっちゃったよ。ちょっとジャリジャリするなあ。まあ、それでもお花見気分は味わえたね。いったん帰宅して、カミさんの実家方面へ。丁度、義父が温泉に行く時間帯。途中で拾って一緒に小野上温泉に行くことに。小野上村、子持村、赤城村、北橘村、伊香保町は、今月から合併して渋川市になった。新市長選の真っ最中だけど、合併町村からの候補は出なかったね。義父とつるつるの温泉に浸かる。ここ何度も書くけどお勧めです。草津温泉の強烈な硫黄泉の肌休めには最適ですよ。「まほろば」に戻ると、烈風のために加藤アキラさんのブリキのオブジェが移動してる。敷地内なので事なきを得たけど、凄い風でしょ。これぞ、上州名物からっ風というやつさ。土曜日は、よしだよしこさんの「お花見ライヴ」。みんな来てね。
3月27日
一週間の間にはいろいろあるね。WBC野球の世界一には感動したぜ。ある野球関係のブログを覗いてみたら、だーっと書き込みが続いてて、かなり本音が並んでた。日本代表の主力はパリーグだったこと、中でも8人の選手を出したロッテ、ボビーバレンタインを讃える書き込みがあったのは嬉しかったよ。巨人からは上原一人だったけど、じゃあ他に誰を出して欲しかったかとなると、故障の高橋由伸くらいというのもあったね。まあ、福留、多村がいなかったらこの結果もなかったと思うからセリーグにも感謝してます。おかげで気分良くセンバツ高校野球開幕。いまや隣町になった高崎からは高崎商業高校。関東大会準優勝の成績で乗り込んだのに、あっけなく初戦敗退。なんだよお、このところセンバツの群馬勢はこういうのばっかだよ。土曜日は群馬詩人クラブの幹事会。夜には地域のパーティーと土曜会。喫茶と資料室に分けて準備。早めに野口直紀がやってきた。ちょっと待っててね、こっちから先に出すから。井田秀樹、飯島章とやってきて、地域のパーティーも20人が大盛り上がり。そこへ中里諒子も自転車でやってきた。こっち、ちょっと明るすぎるう。はいはい、照明落とそうね。地域の皆さんが引けて、諒子ちゃんも帰った午前一時。あれ、Kクンだな。例によって大声でまくしたてて帰って行った。ナオちゃん、もう寝ようよ、三時だぜ。日曜日は少年野球のお父さんたち。忙しいのはいいこと。疲れました。
3月20日
WBC野球は、韓国と三度戦うというヘンな組み合わせだったね。ネットを覗くと種々の解説があって面白いよ。主流は開催国、アメリカが勝ち上がりやすいように仕組んだというものだけど、中国市場を見込んでアジアのチームに華を持たせるつもり、という説もあったぜ。そんな奥ゆかしい国とは思えないから、大方は前者だろうけど、あの誤審に対する朝鮮日報の書きっぷりが面白くて、日本語版のネット配信記事を読んでた。昨日の敗戦で、さぞや刺激的な書き方をしているかと思いきや、意外と冷静なのね。兵役免除の決定が早すぎたとか、4勝しかしない日本が6勝した韓国より上位なのはおかしいとかあるけど、選手の健闘を讃え、日本の層の厚さを解説してみせるという、大人の論調だったね。アメリカは大きな子供みたいに例えられるけど、日本も似てきたんじゃないかな。そのうちアジア諸国に哀れまれるようになっちゃったりして。キューバか日本が世界一ということか。こういうシナリオはなかったろうなあ。「日本ヴィジュアル・ポエトリー展」が高崎の「YOUHALL」で開催されてる。土曜日は、白石かずこさんの朗読会も予定されてた。その時間には行けないので、午前中に行ってみた。みんな、きちんとした仕事を出品してる。今日は「詩作教室」。またも強風。だが確実に春の気配。「まほろば句会」も再開します。春だもの。
3月13日
詩人ばかりやってくる日というのもある。土曜日のこと。先ず飯島章が、できあがった「銀猫」を持ってやってきた。この日は資料整理のお手伝いで須田芳枝さんと関根由美子さんが来ることになってる。おれと須田さんとは同じ高校だったのね。で、その先生も当然知ってる。あれ、見覚えのある先生を連れて来たぞ。うーむ、40年ぶりですね。昔話をしているところへ愛敬浩一さんがやってきた。カウンターには飯島と入れ替わりに井田秀樹が座ってる。愛敬さんは詩集のコピーをとって、これから勤め先の慰労会で伊香保温泉とか。井田ちゃんと3人でひとしきり詩のお話。夜にパーティーを受けてた。その仕込みをしながらだから気もそぞろ。どんな仕事もポイントを押さえておかないと失敗するね。8年目にして後味の悪い仕事になっちゃったよ。予算と料理の手違いだけど、確認を怠ったということだね。カミさんと二人で、思い切り落ち込んだよ。今週はこの辺りを重点的に歩いてセールスしてるらしい女の子が毎日食事に寄ってくれた。この仕事も大変だろうなあ。でも、やらなきゃだもんね。WBC野球は残念。あのタッチアップの判定はひどいね。ベースボールにもダブルスタンダードかよ。こちらも後味の悪いゲームだったね。昨夜から春の嵐。陽は延びたけど寒風強し。
3月6日
確定申告に行ってきた。わずか10分で終了。数字さえ出しておけば簡単なんだよね。詩の雑誌「midnight press」に休刊のお知らせが入ってた。よんどころない事情とあるけど、どうしたのかしらね。季刊だし、堅実にやってるという印象だっただけに残念。川島完さんが「日本詩人クラブ賞」を受賞した。清水哲男さんは「三好達治賞」受賞。おめでとうございます。この時期は「日本詩人クラブ」「日本現代詩人会」とも各賞の発表が行われる。両団体ともHPを開設しているので各候補詩人を知ることができる。知り合いが何人かいた。皆さん、残念でしたね。WBC野球、日本代表が韓国に負けた。気合いを入れて観てたんだけど、そこへ常連の奥様二人。このお二人は、野球なんて全く興味がありません。そうなんだよねえ、たかが野球で意気消沈するなんてバカみたい。まあ仲良く二次予選で頑張ってくださいよ。このところ重複詩集の問い合わせが多い。ただいま一目で見渡せる状態にするべく作業中。少々お待ち下さい。
2月27日
土曜日のこと。関根由美子さんが先ずやってきた。資料整理のボランティア。午後からの群馬詩人クラブの幹事会にあわせて、堀江泰壽さん、柄沢絢子さんが食事。そこへ、飯島章が「銀猫」の製本作業にやってきた。喫茶では会議。資料室では飯島が一人黙々と手作業。カウンターではK君が大声で話しかけてくる。そこへ3人連れの一見さん。うーむ、座席がねえなあ。ぐるりと見学して帰っちゃった。いつもは閑ですからね。またおいで下さいな。会議が終わる頃、中里諒子が製本作業の手伝いに加わる。今夜は「土曜会」なので自転車に乗ってやってきた。幹事会は9人。会報編集が主な議題。料理の準備をしていたらお客さん。まとまったオーダーで一気に忙しくなった。井田秀樹、井上敬二登場。しばし製本作業を手伝うという展開で、厨房の手順が助かった。諒子ちゃんが居ると盛り上がる。午前1時過ぎには順次ゲストルームへ。井田ちゃん、何かひらめいたか原稿書き。翌日は、前橋朗読研究会主催の「日韓友情年・詩・のシンポジウム」。昨夜から八木幹夫夫妻が出演のために前橋に来ている。「榛名まほろば」も後援ということになってる。午前10時。開演前に顔を出す。打ち合わせ済みの新井啓子さんと楽屋へ。紹介された韓国の詩人、チョンホスンさんは、売れっ子詩人とはいえ、その詩集の初版は5万部。たちまち、15万部を売ったというから信じられない。外の雨が気に掛かり、ブラインド越しに覗いたら、貸し切りバスが到着。これは盛況間違いなし。じゃ、これで。と、仕入れに回った。「余白句会」の白川宗道さんが亡くなった。八木さんから聞き、清水昶さんの掲示板にもあり、今日は中上さんからFAXが入っていた。そういう歳周りになったか。朝寝をして床屋。トリノ・オリンピック、荒川静香の金1個で閉幕。
2月20日
トリノ・オリンピックはこのままだと30年ぶりに獲得メダル0ということになりそうだね。国威発揚のために国を挙げて強化する必要はないけど、いまの自然な雰囲気でこうなったとすれば、確かに国力が落ちたんだろうね。市場原理やら成果主義やらで、企業が利益一辺倒になってるからね。直接利益を生み出さない部門はどんどん切り捨てないと、ほら、株主に怒られちゃう。みんな必死に利益追求してるというのに、スケートやホッケーしてる輩に給料を出すとは何事だ!というわけさ。そんなわけで、我が国はオリンピックに選手を派遣するなどという余裕はありません、と正直に言ってくれれば分かりやすいんだよ。おれ、たまたま開会前の外国スポーツメディアの予想を読んでた。日本は好くて銅2個というものだったからね。期待する方が可笑しかったわけさ。つまり、選手は精一杯やってるということですよ。一方で、制御不能のナショナリズムがあちこちで鎌首をもたげ始めた。なんでも落ち目になると虚勢を張りだすからねえ。不気味な未解決事件が多いのに、さして驚かなくなったのも問題だよなあ。それでもまだ、アメリカ人で村の嘱託講師のマット君によれば、日本は超安全な国だそうだよ。「漠然とした不安」と言ったのは芥川龍之介だったかしら。皆さん、気をしっかり持って生きましょうね。
2月13日
金曜日は地域のママさんバレーチームに使ってもらった。県大会2位という強豪のクラブチームらしい。まあ、食事中心かなという心づもりで準備してた。おっと、皆さん若いね。どうやら30代中心の若妻チーム。ソフトドリンクにビールを数本置いてみた。やがて、体育会系のノリで次々と奥様たちが集まって乾杯。これでもか、と食べきれないほど料理を出すのがまほろば流。しょうちゅうありますかあ!もちろん、あります。こりゃあ様子が違うなあ。飲むこと飲むこと。15人で深夜0時までに、ビール30本、しょうちゅう3本とは恐れ入りました。おかげさまで、苦しい2月を乗りきれそうです。ありがとうございました。うってかわって土、日は閑。こういうもんです。トリノオリンピックを観ながら疲れを癒しましょう。今日は定休日。やはり疲れが溜まっていたのか昼近くまで寝過ごす。自営業の自堕落さに落ち込んでるだけかもしれないけどね。穏やかな陽気に、意を決して倉庫整理。故・伊藤信吉さんと一度だけ電話でお話した折り、そのうち詩集、山の如き有様になりますぞ、とおっしゃられた。見ようによってはそれに近いがまだまだ。きっちり積めばなんとかなりそうだ。支払いと仕入れに回って日が暮れた。

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