bP08
2009年
01月19日
◆あけましておめでとう
国民の命や暮らし・雇用が、麻生自公政権のもとでメチャクチャにされて、今年もまた幕が上がりました。とりわけ雇用では、「派遣ギリ」「期間工ギリ」で労働者を虫けらのように路頭に放り出す大企業の無法が続いています。そのひどさは、日比谷公園の「派遣村」に救いを求めてきた労働者の「明日なき命」のすざまじい実態に象徴されています。決して許されるものではありません。
私たちは、この日比谷「派遣村」にボランティアとしてかかわり、その後の施設入居労働者の聞き取り調査に労働組合や民間団体と一緒に参加してきました。
あらためて失業の傷みの深刻さを社会に告発せずにはおられません。大企業の労働者大量解雇攻撃はただちにやめよ!派遣法の抜本改正、雇用保険や職業訓練など失業対策の充実・強化!政治のすべての力を発揮して、失業の回避を!今年も労働者が人間として安心して生きられる社会の実現のためにともに奮闘しあうことを表明し、新年のご挨拶とさせていただきます。
09年1月 働きたいみんなのネットワーク代表 佐々木浩
◆越年派遣村で元気をもらった!!
昨年暮、地評の役員からボランティアの要請があった。大晦日、旅先のTVニュースで「越年派遣村」の映像を見て興奮した。 東京のど真中、日比谷公園に難民村が現出した驚き。「ついに国を動かしたか!」。
5日の運転手ボランティアに参加した。大噴水を過ぎ野音に向かう。おびただしい三角テントと人がいっぱい。ブルーシートの上に回収された大きなゴミ袋が並ぶ。ところどころで、マイクに向かう村民にTVカメラ。出勤前のサラリーマンの見物人。集合時間の8時、野外大音楽堂出入り口の対角に、大きなテント二張が連結され、本部の看板が吊るされている。受付には次々にボランティアが訪れる、外国人もいる。その通路には5〜6台のTVカメラが三脚で据えられ、左右の道端に連合、派遣者ユニオン、全国一般、全国ユニオン、全労連、農民連、北区労連、東京管理ユニオン、全労協、青年ユニオンの幟旗が立ち並ぶ。
炊き出しが始まり、長い列が出来ている。片手にどんぶりにあふれんばかりの豚汁、残る手に紙コップのお茶と膨らんだビニール袋と持った人達が交錯する。 中身を覗かせてもらう。りんご、みかん、カップヌードル、ポテトチップス、スナック袋、カイロ、菓子パン、粉末スープ、おにぎり、他、と盛りだくさんだ。食器回収のボランティアが回ってくる。鳥のさえずり。明るい太陽、青い空。
時々立ち上がるマイクの声「食事のすんだ人は講堂に戻って、布団の片付けをしてください」。TVで見た、共産党の穀田、笠井議員がいる。9時過ぎ、「トラックで荷を運ぶ」のアナウンス。毛布、布団を運ぶ人海戦術。無理して持った荷によたるボランティア。その行進を追う報道陣。見上げる青空、日比谷の巨木郡の上からのしかかるような厚生労働省のビル。林立するテント郡、この新年、越年派遣村のドラマの舞台に象徴的な対象だ!
10時前、本部テント前にボランティアの輪ができる。そろそろ撤収が始まる。「ごみありませんか」の声と共に大きなビニール袋で集めて歩く。「本日入村手続きをされた方、厚生労働省講堂に案内します」のアナウンス。
夕闇が迫る頃には、きれいに清掃された地面に、ブルーシートが敷かれ物資の小山ができた。まだ梱包も解かれないままの寝具や、酒、食糧、衣料、米、生活雑貨類etc。それを目指して、お米を、衣類を、カンパを届ける人達。
日本人もまだまだ捨てたものじゃない。厚生労働省幹部から、撤収日を5日から7日まで延期してくれないかの要請に、話が逆だと怒る村役員。ルポライターの鎌田慧の言葉を借りれば、公害を垂れ流した企業が過去の話ではなく、今、命を奪う雇用切りを垂れ流している。
しかし、国民は数千万円のカンパと物資を寄せ、千人を越すボランティアが結集し、労働組合が活躍したた。無駄なダムや道路を作っている時か!を厳しく突きつけている。最後の荷物を片付けてレンタカーを返したら18時を回っていた。
◆「声」
<ネット>
昨年末の朝日新聞に「ディズニーランド」と「天皇」をあげて、今の日本人の「よりどころ」と論じた特集があった。この二つは日本人がこよなく愛し、生きるよすがとなっているという▼「ディズニーランド」は「安心、安全、質の良さ」で抜群の信頼を得、一方、「天皇」は混迷の時代にあって「国民を束ね」「お支え下さる」存在なのだという▼この二つ、かたや古式日本、こなた米国文明を代表し、お互い最も相容れない両極端にある。しかし、双方に共通しているのは、どちらも浮世離れした仮想世界ということだ▼実は、その非日常性、非現実性こそ、国民の信頼、というより憧れを勝ち得ている鍵かもしれない。しかし、それは見方を替えれば、現実逃避あるいは空想飛躍願望の現われではないか▼今の日本人にとって、現実がそこから逃げ出したくなるほど過酷なのか、あるいは仮想世界にしか心の隙間は埋められないのか。どちらにしても、仮想世界が「よりどころ」とはあまりにも危うい▼取り上げられた二つは、共に現実が事実上幻覚化している。人々はその幻覚に酔いしれる。それは一時狐に化かされているのと同じ。あるいは、あえて化かされたいのか。危うい、危うい。
【健】
<東京都の雇用創出のための緊急対策に「働きたいネット」も要望>
昨年の12月24四日、私たちは、東京地評が中心となって呼びかけた各団体と一緒に東京都に以下のような要請を行いました。
T、悪化する雇用環境への対応に対する要望
1、日野市をはじめ製造企業により大量解雇された労働者の住まいを確保するために、
対象となる自治体との連携を強めること。
今年8月よりスタートした東京都就職チャレンジ支援事業を拡充し、派遣や期間雇用
で解雇された労働者を対象に各自治体で特別な相談体制を立ち上げ、雇用と生活の
支援に活用すること。
U、は略、
V、失業者及び不安定就労者への実効ある雇用創出事業を
(@、Aは略。)
B、実施主体に掲げられているNPO法人・シルバー人材センター等においては「NPO
法人働きたいみんなのネットワーク」が実施予定している実務研修事業の活用や高齢
者雇用安定法5団体、40条団体の活用を促進する事。
カンパありがとうございます
・福岡市 木下 秀人さん
・呉 市 松浦 博さん
・佐倉市 相川 健さん
・都 庁 経済支部さん
・東証健保 熱海分会さん
・多摩市 上中美恵子さん
年賀状ありがとうございます
・新宿わく☆ワークさん
・中央税経センターさん
・古瀬 政勝さん
・保坂 正さん
・平山 基生さん
・古澤 幸子さん
年賀状ありがとうございます
・佐藤 和子さん
・竹永 雅寛さん
・森山 治さん
・中村 邦也さん
・高橋 美保さん
・建交労 佐藤 陵一さん
・日本橋第一経理さん
・NPO東京高齢者就労福祉事業団さん
・協働公認会計士共同さん
・国公労連さん
◆第102回懇談会報告
(12/26)
……… ありがとう、来年もよろしく! ………
今年最後の懇談会。事務局の馬渕さん、証券会社勤務の大竹さんなど久しぶりの顔がそろい、話も弾んだ。
佐々木代表から、雇用創出で失業を解消する「東京アシスト」の取り組みや50万人雇用の東京都の緊急対策など12月にはいっての活動が忙しさを増してきたことなどが報告され、特に東京都への申し入れ行動に、「失業とホームレス」を卒論のテーマにしようとネットに通いだした大学生や「派遣」はもういやだと相談にきた求職者が参加しだしたこと、また、金融危機が深まる中で一段と悪化し、働きたいネットの頑張りどころなど雇用をめぐる状況の報告がありました。
大竹さんから、株券の電子化でいっそう「合理化」が進んでいる職場の実態、茂木さんからは電車清掃の深夜労働が人員不足のなか命と引き換えになるほど危険さを増していること、馬渕さんからは、仕事場から外が見えるのだが、長椅子に結構若い人が何するわけでもない一日座っている光景が目立ってきているなど発言がありました。豊田事務局長がこの一年を振り返りつつ、来年もさらに頑張っていこうとの挨拶。
望年会で今年の幕としました。ありがとうございました。 ……… 参加者 9名