bP09
2009 年
01月23日

政府・大企業は政治災害の犠牲者を救済せよ! 野宿生活者にするな!
 1月10日(土)、「練馬派遣村」で聞き取り調査が行われ、ネットから佐々木代表が参加しました。「練馬派遣村」は、日比谷公園で年越しをした元派遣労働者500名が6日から都内4箇所に分散移動したうちの一つで練馬区にある東京都の旧専門学校体育館です。聞き取り調査は、139名村民に直接悩みや要望を聞き取ることで今後の対策に生かしていこうとの趣旨です。

 <若い人でも生活保護を受けられるんだ!>
 練馬に移動した時点で10名が巣立っていき、残り129名になっているとの「派遣村実行委員」の説明。生活保護の申請、職探し、住居探しは東京都と練馬区の福祉関係、それに食事や銭湯は東京都が委託・指定した業者が対応するなど館内は慌しく動いていました。
 東京地評など労働団体、NPOや民間のボランティア団体から参集した10名ほどが手分けして聞き取り開始。昼間なので、職探し、住居の下見等でかなりの人たちが館外に。
 Oさん33歳は、12月24日に新潟の電気メーカーの子会社で派遣切りに遭い、寮も追い出され、少ない所持金をはたいて高速バスで池袋へ。30日までネットカフェで生活。残金17円。都内にある実家には事情があって帰れないし、もう死ぬしかないと思って携帯をいじっていたら日比谷の派遣村が出てきた。歩いてたどりつく。そこで知ったのが「若い人でも生活保護を受けられるんだ」ということ。 派遣村に入ってわかったことは「結局、派遣法で儲かるのは大企業。小泉(元総理)が悪いし、僕も犠牲者だったんだということ」とOさんは語ります。

 <「派遣村と国に感謝」>
 この半月死ぬことばかり考えていたので保護を受け、住居をしっかり確保し、そして仕事を見つけたい。もう派遣はこりごり、と一言ひとこと噛み締めるようにOさんは語ります。そして最後に、「派遣村」と「国」に感謝していますとにっこり笑いながら言うので、「えっ、国に?」と訝って聞きなおすとOさんは、「生活保護や宿泊所などこんなに素早く対応してくれるとは思っても居ませんでしたから」というので、「それはあなた方がいろいろな事情を抱えながら日比谷に集まったこと、それをサポートした「実行委員会」やそこに参加している労働組合はじめ多くの人たちの力があったから、国も重い腰を上げたんですよ。国はなるべく生活保護を受けさせないことばかり考えてきたんですから」と説明しても「私はこれで助かったんですから、国に感謝します」。
 私たちのチームは、Oさんに「あなたが派遣法の実態に気づかされたと同様、今、雇用や自分の生活がどこから悪くなっているのか、この機会にもっともっと勉強しましょうね。頑張って下さいと締めくくって、次の方へのヒヤリングに移りました。

 <5万円ではどうしようもない!>
 Tさんは45歳。建築関係の会社で12月26日、突然辞めてくれといわれ、横浜から、東京に来れば何とかなるだろうと思って仕事を探しながら来た。
 道に落ちていたスポーツ新聞で日比谷の派遣村を知った。南米で家族をもち、子供と4人で生活していたが、離婚して日本に戻って2年。5日に5万円派遣村からもらったが、これではやっていけない。もっと欲しい。
 生活保護も考えたが、もらえば何か自分がダメな人間に思えてしまうので、自力で頑張る。13日に面接を受けるところがあるので。みんなと寝床も一緒の集団生活は気を遣ってしまう。もう、早く抜けたい。もっと一時金を出してくれてもいいんじゃあないのと言う。

 私達は、自力で頑張る意気込みはわかるが、とりあえず生活保護を受給するよう手続きしてみたらと勧めてみましたが、「いい!」 とのことでした。
 約2時間じっくりと話を聞いて、そのあと聞き取りをした人たちが報告をしあいました。みなさん共通していたのは、派遣はこりごりということ。それと12日をもって派遣村は閉村。生活保護を申請していない人たちはその先どうなるんだろうという不安。5万円は東京都社会福祉協議会が生活保護を申請していない人たちへの緊急小口資金として貸付ける制度ですが、これをもっ て事足れりだとすれば生活できるはずはありません。

 村民に対して感じたのは、製造業まで派遣法を拡大した結果、大企業は派遣社員を儲けの道具として低賃金で使って史上最高の内部留保をため込み、儲からなくなるとポイ捨てという身勝手な派遣ギリで、その犠牲にあっている人たちを政治災害といわずして何というかとの強い憤りでした。
                          ……… 【佐々木】

 <物品販売のお礼>

 いつも物品販売へのご協力ありがとうどざいます。
 高見沢電機と一緒してはや10年になろうとしています。両組織にとって貴重な活動資金だけでなく、全国ネットの物品販売にのせて、たたかいの局面での署名や関係機関に対する抗議や要請の呼びかけの場としても大きな力を発揮してきました。また、代金の振込み用紙に寄せられるメッセージ、カンパも、心のこもった激励となっています。
 ご紹介してお礼と、感謝のご挨拶と致します。

◆「声」
<振込み用紙の「一言欄」に寄せられた激励>

石岡市 小松美代子さん
高松市 赤十字病院労組さん
小平市 華表てるさん
 10年余に及ぶ長期争議で大変ですが厳しい闘いの中で勝利への転機が訪れると思います。
 皆様の健康に留意され、最後まで頑張ってください。
船橋市 野島春吉さん
・今村享子さん
  富士通を交渉に引っ張り出すあらゆる行動で成功する事を願っています。がんばって下さい。
・市川市 早川幸一さん
・がん本庄市 本庄北商分会さん
・川口市 桜井牧男さん
・文京区 保健医療研究所さん
 応援しています。頑張って下さい。職場ではチーズいかが好評でビールがほしくなって、
 仕事にならん。とのことです
足立区 足立第四中分会さん
 大企業の横暴への非難が強まっています。働く者の生活や暮らしを守って共に奮斗しましよう。
 争議解決に向け、日夜の奮斗ご苦労様です。金融危機に乗じて収益が悪いので非正規社員を首
 切りするという企業の論理は、リストラで多くの働く仲間が退職に追い込まれてきた歴史の繰
 り返しです。高見澤電機の仲間の斗いに勝利し、一矢報いたいものです。微力ながら支援を続
 けます。
池田市 和田修二さん
 先日はご丁寧にお電話ありがとうございました。美味しく、便利に頂いております。少しの協
 力ですがこれからも続けたいと思っております。少しでも来年は良い年になりますように!
中野区 光来出邦代さん
・葛飾区 杉村幹夫さん
・八代市 建設労組八代支部さん
 急に寒くなりふるえ上がっています。健康に気をつけて、休みも楽しみも取りながら斗って
 下さい。
・呉 市 玉谷光章さん
・鳩ヶ谷市 岡戸武貴さん
 新聞で大集会の報道ありました、勝利まで頑張って下さい。
名古屋市 名水労南分会さん
 親会社富士通を相手に斗争〜10年。本当に頭が下がります。米を中心としたカジノ経済の崩壊!
 そのあおりを即受けてヨタヨタする日本の経済界?働くものを大事にしない企業に先があるは
 ずがありません。非正規労働者の斗いと合わせて確実な勝利と言える迄斗い抜きましょう。
 微力ながら応援しています。
・印旛郡 宮内一徳さん
・福島市 加藤美沙子さん


◆第103回懇談会報告
 
<1月23日 オリンピックでなく失業者に金をまわせ>


 新年最初の「懇談会」。久しぶりに神田さんが参加。腰を傷めて仕事はドクターストップ。松葉杖での出席。しかも小型のハンドマイクとポータブルCDプレーヤーをカンパしてくれた。道のり大変だったろうに。感謝。さて話題はなんと言っても「年越し派遣村」。
 會澤さん「ついに国を動かしたね。なんといっても東京のド真ん中、日比谷公園に派遣村をつくったんだから。「派遣村実行委員会」関係の人たちの対処もグッドタイミングだった。労働組合が連日TV報道されていたのは初めてじゃないか。国民の中に、やっぱり頼りになるのは労働組合だという意識が出来たと思うよ」

 豊田さん「代表に声をかけれらて5日にボランティアで参加した。大変な事が起こったと実感した。あれだけの人と、物資とお金が全国から寄せられ、政府のお膝元での派遣村だから国の無策を目の当たりにした」
 佐々木さん「年末年始から実行委員会と連絡を取ったが、どこもいっぱい。5日に豊田さん。10日には私といううことで、派遣村と関わったが、本当に大企業の人を人として扱わないやり方」に怒りを覚える。「練馬派遣村」のヒヤリングでいっそう強く感じた。ネットの活動もいよいよ大事になる」
 神田さん「私もテレビみていたけど、本当にひどい。東京都もオリンピックに使う金があるんだったら、もっとっこっちで使えよと言いたい」
 吉瀬さん。「あのやりかたは人間ではない。日本もチェンジだ」
                                ……… 参加者 6名