bP14
2009 年
07月18日


『政治家は政権、選挙にうつつを抜かす
ことなく、雇用政策を打て !』

 有効求人倍率は過去最低を記録し、平成21年5月は0・44倍、また、総務省によると完全失業率(4月)は5・2%(0・2%悪化)と事態は一向に改善が見られず厳しさを増しており、契約の打ち切りなどによって仕事を失った非正規雇用の労働者(去年10月〜今年9月末)は、22万3243人(先月比6835人増)となっています。
 しかしながら、「今の失業率は実質9%に近くなっていて、雇用調整助成金が押さえ込んでいるので、企業内失業者が見えないようになっている。日本経済が今までに経験したことがない極めて深刻な事態です。」(早稲田大学大学院教授、野口悠紀雄さん)という指摘があるように、潜在的な失業率を換算してとらえていかないと、政策等を誤ることになりかねません。

 職を求める求職者が拠り所とするハローワークは、東京ハローワーク池袋の場合、去年と同じ時期に比べて45%多い、1日3000人が訪れており、訪れた人は「求人が去年に比べて少なくなっている」と言っています。
 埼玉ハローワーク所沢に、14時頃訪問してみましたがパソコンは直ぐ使えましたし、求職の申し込みは30分くらいの待ちで、それほど混んでいる印象はありません。地域によって状況は異なるでしょうが、月日を追う毎に求人数が減って来ているように思われます。中高年の来訪者は少ない感じでしたが、「実感として60歳以上のアルバイトが増えていて、介護とか外食などの今まで人気がなかった職種にどんどん人が集まってきている。」(ワタミ社長、渡邉美樹さん)そうです。

 「経済活動のレベルが非常に低いので企業は人手が余っている状態が続いている。落ち込みを取り戻すまでには来年半ばぐらいまでいかないとなかなか取り戻せないのではないか。」(法政大学大学院教授、小峰隆夫さん)と述べていますが、エコノミストや有識者の大方の見方はまだ大分先のようです。
 実際のところどうなるかは分りませんが、1年以上も雇用回復を待つわけには行きません。神奈川県は仕事・住まいを失った派遣労働者などに、去年12月から空き部屋を格安家賃で提供していましたが、入居していた90人の内60人が、退去期限(入居は1月〜6月まで)がきても退去できません。そのような後のない人が、どんどん増えてきているのですから。

労働と生活のセーフティネットの充実を
「派遣村」該当相談学習・交流会

 7月14日ラパスホールで開かれた表題の集会に仲間4名と参加しました。昨年末から年頭にかけて、話題になった日比谷公園での「年越し派遣村」は全国にひろがり、雇用やくらし、いのちの相談活動を前進させました。5月には池袋派遣村が取り組まれ、生活保護行政や労働行政の改善などの前進につながっています。東京社保協は、相談活動の経験を集約し「だれでもいつでもどこでも相談にのろう」と「暮らしと命と笑顔を守る・相談ハンドブック2009年版」を作成しました。その出版を記念しおおいに普及するため開催された学習交流会です。

 <「相談活動ハンドブック」は問答形式で、>
労働相談
 Q1 解雇・雇い止めを通告されたのですが? Q2 契約満了なのでしかたがないな、と思うのですが?等など。
生活保護制度
  Q1 生活保護はどんな場合に利用できますか? Q2 福祉事務所で保護を断れたらあきらめるしかありませんか?等など。に具体的に回答をして大変役に立ちます。そしてなによりも領価100円は大いなる普及を期待しての思いが伝わります。

 集会は特別報告として「就労支援の実態について」
 を全労働省労組の河村副委員長。「生活保護行政について」を東京自治労連の田川副委員長が行い、行政窓口側からの報告がありました。生活保護の窓口で働いていた田川さんは、生活保護制度が憲法の定める生活権の実践との認識をし権利として実施させる事に照らすと、餓死や自殺者を作り出す制度に変質させていることは、もってのほかだ。東京では国の水際作戦とたたかい頑張っている。生活保護の申請にも派遣村スタッフや労組、団体の担当者が付き添うだけで目的を達成する。とのノウハウも紹介。参加者の共感を集めました。

 閉会挨拶では、それぞれの専門家の報告や派遣村の経験から雇用・暮らし・いのちを守るネットワークを「相談活動ハンドブック」を活用し全国に広げようと結びました。  ネットから参加した仲間からは、パンフの内容が一般にひろがればいい!。  知らないと損をする!こんな成り立ちの国はないんじゃないか、馬鹿は死ねとうことだ。  などの感想が噴出しました。パンフレットも好評で、終了後には10冊、50冊と買い求める姿がありました。  主催は東京地評、東京自治労連、東京社保協、首都圏青年ユニオンです。    参加者 60名


◆「声」
<ネット>
 谷村新司といえば「昴」を歌って、世界に名をなす数少ない日本人歌手の一人である。彼の歌う歌は、その独特の節回しで記憶に残る名曲も多い▼先日久しぶりに手持ちのCDで、彼の歌声に耳を傾けていた時、ふと気になる歌詞に音楽を遮られた。それは「自分のために生き、好きな人のために生きたい」というものだった▼待てよ、それはちょっとひっかかるぞ。確かにそうであっても、他人がとやかく言える筋合いはないかもしれない。しかし、それではあまりに自己中心的過ぎないか▼自分と、自分の好きな人のための人生とは、せいぜいその身内と友人の範囲の幸せがあれば、充分満足ということだ。そこには、広く社会的関心が欠落している▼外はすべて赤の他人。世界は「二人のためにある」が、世界そのものには「そんなの関係ねえ」▼実は、平安以来の日本人のものの考え方には、自己愛に浸ることを良しとする事例に満ち満ちている。この偏狭な自己愛主義から抜け出さない限り、日本社会の未来は暗いのではないか▼昔、マッカーサーが日本人を称して「12歳の少年」と言ったらしいが、「ボクたちの幸せ」を歌うばかりでは、幼稚と見られても仕方ないのかもしれない。 【健】

懇談会を懇親会にかえて 6月26日
粗末にされてたまるか!

 懇談会の時刻、少したったところで谷さん。事務局会議残りの案件討議を終え、それでも参加者一人なら懇親会に切りかえようと外に出たところで、「もう終わりなんですか?」と息せき切って茂木さんが駆けつけ、労働会館正面玄関でバッタリ。事情を話したら「喉も渇いたし、話もしたいし」と結局、行きつけの「懇親会会場」で会費は自腹での近況報告を含めた懇親会。そこへ大竹さんが。山崎さんに場所を教えてもらったという。いやあ、こんなことならと佐々木さん、豊田さんの両役員反省しきり。
茂木さん 車両清掃の仕事に会社が募集をかけたら、5人のところへ40人。2、3年前は見向きもされなかったのに。相変わらず、転落事故が続き、それでも労働災害ゼロを掲げている手前、会社は余程ことがないと労災扱いしない。
大竹さん 野村をはじめ証券各社、金融危機で人員カット、ボーナスカットと従業員へのしわ寄せがすごい。
谷さん 年初の派遣村の影響で、仕事がなくなった。そういう人たちへ優先的に振り分けていくから。
茂木さん こんなひどい仕事、よく続けてこられたと思う。働く人がいつも粗末にされているけど、冗談じゃないという感じですよ。
佐々木さん 体調を崩している関係で、小一時間もかけず「懇親会」終了。
                           事務局員6人中2人参加で計5名。