DC版Kanon。
NECインターチャネルより発売された、PC大人気ソフト「Kanon」(全年齢版)の移植です。
各キャラクターにボイスがついた以外は、ほぼ同一。
いろいろ言われたこの移植作品を評価してみましょう。
未プレイの人は参考にして下さい。
1.PC版との相違点
PC版との決定的な違いは「声」があること。
某「ONE」(敢えてこのタイトルで出しますが)と違ってフルボイスです。
主人公相沢祐一を除く全てのキャラクターが喋ります。動物も。
ちなみに、音声はオン/オフ機能がついています。
ベースになっているのは全年齢版です。
ということなので、18禁版にはない全年齢向け追加CGがあります。
また、おまけで見られるCGは全て見られるようになっています(デフォルメ絵とVFB絵含む)。
もう一つ。
ログ読み返し機能がついています。
PC版にはなかったので、これは便利です。
2.移植に当たってのポイント
このゲーム、移植にはそうとう苦心した跡が見られます。
NECインターチャネルと言えば、この系統のゲームの大メジャーな存在。
そのNECインターチャネルを持ってして、とにかく「忠実」に移植されています。
テキスト・CG・操作性、ほとんどPC版と同一。
オープニングのKeyロゴもそのまま。
必要最小限度(セーブ画面とか商標とか)の変更しかありません。
エンディングはフルコーラスになっています。
見事に歌詞に合わせて一番がPC版スタッフ、ニ番がDC版スタッフになっています。
ここでDC版スタッフに「音声収録指導」という肩書きの方がいらっしゃいます。
名前は出しませんが、Kanonの企画・あゆ/名雪/栞シナリオを担当された方です。
なんでもこの肩書きのスタッフがいるソフトは同メーカー初だそうです。
逆に言えば、それが必要であった、ということ。つまりはそういうことです。
ファンを少しでも納得させるための対処。
それでも納得しない方はいますが声優論争はこのテのゲームにはつきものですから仕方ないですね。
そういう方は逝って下さい。
※ 余談
某ONEが移植されたときは台詞が改竄される、不気味なムービーがつく(DQ7と張れます)、
エンディングスタッフロールに至ってはオリジナルメンバーの紹介が一切ないという惨澹たるものだったとか。
もっともそのころにはオリジナルメンバーはタ○ティ○スには居ませんでしたが…
少なからず、これの影響もあったのではないかと考えます。
でも、PS「輝く季節へ」とDC「Kanon」が同一スタッフによるものと知ってる非PCユーザーなんているのでしょうか?
共通の小ネタは結構あるんですが(笑)
3.私見
私見です。
キャラクターボイスに対する僕のイメージをまとめてみました。
あくまでも主観です。僕個人の意見です。皆さんと違うところもあると思います。
基本的に僕はDC版Kanonに満足しています。見たくない方は見なくて構いません。
と言うことで、私見。
水瀬名雪 (これが一発変換出来るようになっているのが恐い)
発売前後を問わず、もっとも話題の集まっていたキャラクター。
某所では少しでも褒めようものなら総攻撃を喰らうほど。
と、言う前評価だったのですが、実際にやってみると思ったほどではありませんでした。
いかにも眠くなりそうな喋り方をします。「うにゅ」だけでなく普段の台詞も。
いまさら他の声優さんにしろと言われてもこのイメージ以外もはや名雪にはなれないでしょう。
私的評価 ★★★★★★☆☆☆☆
美坂 栞
事前に声優さんのイメージが全く湧きませんでした。
しかし、声を聞くとこれがまたしっくり来る。
名ゼリフ「そういうこと言う人、嫌いです」も完璧。
エンディング付近の栞の語りもいいです(^^
私的評価 ★★★★★★★★★☆
沢渡真琴
声を聞いた瞬間、「やられた!」と感じました。
事前の真琴の声イメージはだよもんで固められていたのです。
たしかにその雰囲気がないではないですが……。
ただ、この声は嫌な人は嫌かもしれません。僕はかなりヒットです。
「あぅーっ」はお見事。
私的評価 ★★★★★★★★☆☆
川澄 舞
「私は、魔物を討つものだから」
舞初登場シーンはたったの一言。
しかし舞は意外と声を聞く機会が多いです。声は可愛い系。
舞もそうですが、特に圧巻だったのは「まい」とモノローグ。
まさかあのモノローグを全て舞が読み上げるとは思いませんでした。
「まい」の「うさぎさん、うさぎさん…」も良いです。
私的評価 ★★★★★★★★★★
月宮あゆ
あゆと言えば「うぐぅ」
全部で300通りあると本人(声優さん)は言ったとか言わないとか。
僕は数えた訳ではないですが、初登場シーンだけで20近くあるのでそれくらいあるでしょう。
映画館のシーンの「うぐぅ〜〜〜」が良いです(笑)
あゆは舞同様に「あゆあゆ」とモノローグがあります。
さらに、元気一杯なあゆ、寂しそうなあゆ、絶望するあゆ…。
どれも良いです。
「ボクのこと、忘れてください」「うん、約束だよ…」は声に出されると反則ナリ…。
泣きじゃくるシーンなんて声があるとさらに大変なことになってきます。
私的評価 ★★★★★★★★★☆
水瀬秋子
秋子さんについてはもう初めから安心しきっていました。
声のイメージもわかっていたし、問題ないと。
かくしてイメージはピッタリ。
「了承」や「おはようございます、祐一さん」
なんて、これ以外に秋子さんはありえません。
「その女の子の名前が、たしか…」
淡々と語る秋子さん。お見事。
そしてなにより、PC版ではほとんどクローズアップされなかった真琴シナリオの台詞。
「いってらっしゃい」
完璧です。
私的評価 ★★★★★★★★★★
美坂香里
香里のイメージも早くから出来ていました。
しかし、それは大きく予想を上回るものでした。
名雪や祐一をからかうシーン、なにげないひとコマ、そして…。
全年齢版追加のCGが出てくるあのシーンは素晴らしいです。
いかにも香里らしい台詞の数々、全部良いです(笑)
ところで、なんでデフォルメCGの香里はメリケンサックなんてしてるんですか?
私的評価 ★★★★★★★★★★
天野美汐
美汐ってこういう声なんだ…。
という印象。
人を寄せ付けない、そういう雰囲気です。
ということはファンも寄せ付けないワケで(笑)
いかにも美汐らしい声です。声優さんの演技も上手いです。
私的評価 ★★★★★★★☆☆☆
倉田佐佑理
舞シナリオで欠かせない役どころである佐佑理さん。
のみならず、隠しシナリオもある上それがモノローグであるが故、
非常に台詞数が多いです。
そして、あのとっつきやすいイメージと第三者の視点でしか見れない自分を
ほぼ完璧に演じていると言ってよいでしょう。
「あははーっ」
はイメージが違う方も少なからずいるでしょうが、僕は好きです。
私的評価 ★★★★★★★★★☆
北川 潤
メインどころで唯一の男性キャラクター。
某ONE(もはや某じゃない)と違ってちゃんと声があてられています。
印象。
実は、発表前の事前予想で声優さんを当ててしまいました(笑)
実際に聞いてみると若干思ってたよりもカルい系でした。
まあ、北川らしいと言えばらしいです。
あと、これは演技ではないのですが、他のキャラクターに比べて音声が小さいのが気になりました。
私的評価 ★★★★★★★☆☆☆
4.参考
DC版Kanon メインキャスト
| 水瀬 名雪 | 国府田マリ子 | | 水瀬 秋子 | 皆口 裕子 |
| 美坂 栞 | 小西 寛子 | | 美坂 香里 | 川澄 綾子 |
| 沢渡 真琴 | 飯塚 雅弓 | | 天野 美汐 | 坂本 真綾 |
| 川澄 舞 | 田村ゆかり | | 倉田佐佑理 | 川上とも子 |
| 月宮 あゆ | 堀江 由衣 | | 北川 潤 | 関 智一 |
(以上敬称略)
※CDドラマ版も同一(美坂 栞除く)。相沢祐一役は私市淳氏。
戻ります。