君が望む永遠 レビュー


うーん、「ソレ」系のゲームは鍵以外やらないと公言してはばからなかったんですが。
「AIR」に感動した人には絶対的お勧め、と言われて久しかったので、
精神的に不安定だったこともあって(ぉーぃ)やってみました。
ちなみに本ゲームは「18禁」なんで年齢制限の掛かる人はあまり見ないほうがいいかもです。
ソレを求めてプレイしたわけじゃないんでそんな記述は別にしませんけど…

と言うことで、ゲームの性質上レビューを別ページに分けて書きます。

1.ゲーム総論
2.各キャラエンディング(各論)



1.ゲーム総論

まずゲームの操作性とかに関して。
この手のゲームをほとんどやらないんで比較対象が鍵ゲーくらいしか無い自分が言うのもどうかと思いますが。

〇ゲーム操作性
いわゆる「ノベル」タイプ。メッセージスキップ機能も当然装備。
セーブはセーブ時の映像、メッセージごと保存される他、コメントを自分で変更可能。
画面エフェクトの使い方が上手い。
これは実際にみてもらうしかないような気がするが、演出の幅が広がっているのは間違いない。
音声、エフェクト、BGMは全てオンオフの選択が可能だが、
ゲーム起動時に表示されるように、全てオンでプレイしないことには話にならない。

操作性とは関係無いが、音声がある都合上1GBの空き容量を必要とする。
最近のPCでは全然問題ないが、少し古いPCだと油断出来ない容量を喰ってしまう。
また、音声のほか画面エフェクトが派手なためやや動作が厳しいこともあるかもしれない。
参考までに私のPC(win98 12GB/空き9GB弱 128MB)では問題なく動作できた。

〇フルボイス
完備。
つーかビビったかも。これはインパクトあるなぁ…と。
人間、視覚と聴覚に大半の情報を仕入れることが出来るもんです。
従来は画像(視覚)とBGM(聴覚)によるゲームが大半。
しかしBGMは言葉どおり「バックグラウンド」。
キャラクターボイスってのはキャラの個性を引き立たせるうえ、そのインパクトは圧倒的。
ちなみに、一部で有名声優が名前を変えて出てるとの説もちらほら…

〇映像&絵
問題無し。先述の画像エフェクトも効果的。
キャラ立ち絵も種類豊富で飽きがこないのもいい。
絵師さんはよく知らんですが、クセが強くないんでいい感じではないかと。

〇音楽
普通以上ではないかと。
比較対象が「音楽がいいと言われるKeyゲー」だけなんで…。
少なくとも、聴くに堪えないとかそーゆーことはないです。

続いてシナリオ。
エンディング的ネタバレはここではしないんで軽く。

〇第一部
ゲーム中に「第一部」という明確な表示があるので第一部、としたものの、
第一部中に今後の展開を左右するような選択肢は無く、ゲームとしてみれば導入部。
とは言えゲームの根幹に関わるシナリオが展開する上、
これだけでも下手なゲームより深い(かもしれない)内容。言ってみれば壮大な導入部、とか。
平均プレイタイムは3時間前後らしいです。

話の中身は、主人公(以下鳴海孝之)と友人の平慎二、速瀬水月の日常に始まり、
孝之に恋する少女、涼宮遙の登場。そして告白、それを取り巻く人間関係。
孝之と遙のラブラブイベント(本来のギャルゲの真髄)。
簡単に言ってしまえばこんな感じのイベントが凝縮されてるわけです。
ちなみに私は第一部の遙萌え(ぉぃ

ずっと続くかと思われた孝之と遙の幸せは、遙が巻き込まれた交通事故によって凍りつく…
そのままオープニングテーマ「Rumbling Hearts」が流れ、3年後…。
これで第一部終了。
らぶらぶ〜〜な展開から一気に奈落の底へ。
機械的な口調で警官が「スズミヤハルカ」の名前を読み上げ(メッセージは出ず音声のみ)
アニメーションとオープニングテーマが流れてきたときには震えが来ましたわ。
この演出だけでもこのゲームをやる価値があったかな、と。

なんか聞いた話では発売前の体験版ではここで終わっていたとか。
そりゃ…心臓に悪いというか、期待せずにいられないと言ったところでしょうか。

ぶっちゃけた話、「付き合ってた彼女が事故で入院しましたそれから三年後の話です」
で第2部からスタートしてもゲームとしては成立するわけで。
それは極端としても3時間も掛かるような壮大な作りにしなくとも、もっとコンパクトにも出来たわけで、
「じゃあこの第一部はなんなのよ?」
ということに。
いまさら語るまでも無いような気がするが、逆に言えばこの第一部があってこそ、
第二部でプレイヤーは頭を悩ますことが出来るのではないか。
第二部での主要テーマは「孝之・遙・水月の三角関係」。
遙と付き合っていた3年前(第一部)と水月と付き合っている現在(第二部)。
プレイヤーはこの事実をもとに主人公・孝之に投影して選択をしなければならない。
「遙との思い出」を実体験(もちろんゲームとして)することが出来るのが第一部なのだ、と個人的解釈。
ゲームとしてみた場合、重い話が連続する第2部より
「一夏の恋」的な話が展開する第1部のほうが万人向けではある…ような気もする。

いろいろ書いてみたが第1部は充分評価に値するし、
実際これなくして「君が望む永遠」は成立しえない、と言えるだろう。
もっとも第1部だけだったらこのゲームが評価されることはなかったと思うが…。


〇おまけ 遙伝説
ゲーム中、明らかに絵柄が違うCGが挿入される。
エンディングテロップによれば「遙伝説」として別の絵師さんが居るようだ。
基本的にギャグなんで普通に笑えればそれでいい。
ゲームシナリオが重い中で、こういった演出も入っているのは面白い。


2.各キャラエンディング(各論)に続く



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