PS2版「双恋」レビュー

メディアワークス発、アニメにもなった話題作。
アニメ、ゲームと相次いで展開したこの作品に触れてみた。
日記を交えつつ、進行順に従ってレビュー。

なお、ついでにまとめたアニメ感想編はこちら。

【961】2005/01/01(土)消耗戦

さて。



双 恋 開 封。

双恋初回限定版(缶ケース)

わざわざ太字にするようなことでもないが。
楽しみのために取っておいた(目をそらしていたとも言う)中身の確認。

初回限定版特典は以下の通り。
○双恋プレミアムDVD1枚 → 限定版らしい特典ですね
○スペシャルスタンプコレクション → いったい何に使えば良いのでしょうか
○コレクション缶ケース → 何故に缶? 無駄にデカくて置き場に困る。




スペシャルスタンプコレクション(6個組)


1.ゲーム「オジナル」ってなんだよ。
2.先生双子ならアニメにしっかり出てるし全然ゲームオリジナルじゃねー。
3.堀江由衣など12人の豪華声優が競演! →というか、ほちゃ以外(略)


うっかり撮影し忘れたが、プレミアムDVDはゲーム本体のケース(普通のPS2のケース)の中に
入ってて双子6組の「オリジナルミュージッククリップ」とミニドラマ収録。無駄に豪華。

とりあえずヤフオクあたりではそれなりの値はつくのではなかろうか

そしてプレイ開始。
まだ本編(各双子別シナリオ)まで進めていないのだが、ザっと感想。

一条姉妹→主人公をダーリンと呼ぶ。頭大丈夫か。
桜月姉妹→アニメ版のタルさが消えて無難キャラ化。
白鐘双樹→良い。
白鐘沙羅→すまん、ユーノ君にしか聞こえん。
教師姉妹→これはまた香ばしい教師ですね。
ガキ姉妹→ガキは黙れ。
眼鏡姉妹→アニメでもウザキャラだったが、輪を掛けてウザったくなったな!

システム上の不満はセーブ&ロードが自由に出来ない。
主人公のヘタレ属性はアニメ版ゆずり。まぁ、その点は百歩譲るとしてもテキストは問題あり。
これを作った奴の感性を疑う。

とりあえず、相当ダメゲーの気配が漂っていたのだが……続く(ぇ)



日付を見ていただきたいのですが、正月から何してるんでしょう自分
そして続き。

【963】2005/01/03(月)

えーっと、冒頭部とシステム面はゴミのようだ
率直に言ってイマイチ、というところまででしたっけ。
えーと、アニメと比較しつつザっと感想。

 ↓

1.双子塚の設定は何処にッ!?
2.ていうか、みやびさんがアニメと別人だし!
3.そしてヤギが居ねぇッ!!

こんなところか。
アニメと設定が違うところは多々あり。
決定的に違うのは、いきなり全双子に告白される点か。
野郎キャラも改変されてるのだが(というか変えたのはアニメ版?)
これがまたそろいも揃ってウザキャラ。
馬鹿路線を貫いてくれてたアニメ版の造形崩れ君の方がマシ。
変わってない点は主人公のヘタレ属性とか。
いかんですなぁ。

さて、沙羅双樹シナリオ本編に突入してみたわけだが、
これが意外と面白かった、というのが率直なところ。

両方の双子のご機嫌取りをしながら選択肢を選ぶ「ツインビュー」と
制限時間内に選択肢を決定する「バキューンシステム」の2つ。
この選択次第で双子のいわゆる好感度が左右されるのだが、
これが双子キャラという設定とマッチしててなかなか面白い。

根本的に双子のご機嫌取り自体がどうこうという点はこの際置いておく。
ただ、システムはいいんだが、それを活かすシナリオがねぇ。

そもそもKeyゲーのようなハイレベルは期待してはいなかったが、
分かりやすいところで、ゲーム版シスプリ程度のレベル
というか、シスプリもそうだけど着地点がどうしても分かってしまう。
少なくとも沙羅双樹に関しては、及第点くらいですか。

ただ、キャラ設定的に唯一許せる双子が沙羅双樹だったからなぁ。
残りはどうなりますか。
つづきは次の週末にでもぼちぼちと。



コレ以降の日記は「最後はもはやボタンを押すだけの作業と化していた。」(←要反転)とか
ロクなことを書いてないので、以下項目別(一部プレイ順)に通常スタイルのレビュー。

【オープニングムービー】
テーマソング「FUWARI告白」と劇中の一枚絵&コミックCGの組み合わせだが、これのデキがなかなか良い
テーマソング自体の評判も良いし、本編のいい加減なつくりとは別物のような気合の入り方。


【本編オープニング】
いきなり安っぽいつくりに愕然。
一条姉妹と花畑で遊んでいる「夢」からスタート。
臆面も無くネタバレをすると、このシーンはたいした重要性をもっているわけでもなく、
一条姉妹シナリオの中盤で使われるだけ。適当に話を作ってることが既にわかる。

教師、メガネ姉妹、一条姉妹、桜月姉妹が続々と登場。
画面上部に主人公のモノローグが出るが、このテキストを考えた奴の感性を疑う酷さ。
アニメ版主人公二見望も酷かったが、これもかなりの酷さ。
ちなみにデフォルトネーム設定がなかったのでアニメ版の名前を使い回すことにした。

主人公のおかれてる環境はアニメ版とは若干違うらしく、一条姉妹とは別の学校、
代わりに桜月姉妹が転校してくる。
いろいろと脇から野郎キャラが突っ込みを入れてくるのがまたウザったい。
「大坂」なるキャラが居るが、某あずまんがの天然ボケとはまるで違う単なるウザキャラ。
アニメで言えば顔の造形が崩れてた彼に近い。
いちいち主人公の恵まれた環境に突っ込みをいれてくるが、そんなことは承知のうえでやってるので
結局ウザさ以外のことを感じない。
「天道」なる自称美形キャラ。中身は3枚目という奴。
もちろんこのゲームでそんなキャラ設定が活かされるはずもなく、所詮は外野その2的ポジション。
かと思えば「男生徒A」なる名無し君も。なんだそれは。プレイヤー側に脚本見せるなよ。
製作陣は作ってて違和感を感じないのかね。

そして桜月姉妹からいきなりの告白。剣餅さんも居ないくせに、ずいぶん度胸ついたなお前ら!
アニメ版もかなりおかしな展開だったが、一目ぼれなんかで転校は出来ん。
その後、やはり剣餅は出てくるのだがアニメ版とは絵が違う。共通点はウザキャラである点。

アニメ版同様、雛菊家に居候する主人公。
ガキがウザいのも相変わらずだが、みやびさん(雛菊母)若ッッ!
え? なにこれ母萌えゲー?(違)
剣餅さんといい、みやびさんといい、アニメ版と全く連携が取れてないというか、
むしろアニメ版は正規の流れであるゲーム版にあわせようとした形跡さえ見られないわけだが…。
終わってから考えてみると、敢えてゲーム版設定を無視したのかもしれない。そう思った理由は伏せる。

ゲームにおける双子の違いについて。
立ち位置が左右固定されてるからわかりやすい。
分かりやすいといっても積極的に区別して覚えようとしたりするわけでもないが。

双子だからたしかに「かわいい子×双子=萌え2倍」という理論は間違ってないのだが、

ウザイ奴×双子=ウザさ2倍」でもあったわけで。


【システム面】
基本的にテキストのレベルが低い。文章表現もシナリオ展開も。
原作連載がどうなってるのかは知らないが、もう少し練りこむことは出来なかったのか・・・?

テキスト凡ミスの一例。

沙羅「でも例え5分でも双樹を待たせるなんて……」

この場合の「例え」は平仮名であるべき。

さらに、どちらかというと構成面の問題かもしれないが、直前まで会っていたのに
画面が切り替わっただけで「こんにちは」と挨拶されるシーンも多すぎ。
やってて萎える。
そもそも日常会話で「こんにちは」なんてどれだけ使うんだか。

その他操作体系を含めて、お世辞にも誉められたものじゃない。
まず致命傷なのがセーブ制限。
1日の終わりしかセーブができない、ゴミのような仕様。
ついでに、セーブ画面を開くとデフォルトで「データ01」にカーソルが置かれてるのも問題。
誤セーブの元になることくらい想像つくだろうに。

文章スキップモードはついてるが、いわゆる「あらすじモード」は無し。
スキップ時にはL1ボタンを押しっぱなしにせねばならない。
しかも、効果音はスキップ不可(○ボタンで飛ばせる)。
かと思えば、未読文章もスキップ可だったりする妙な仕様。
かゆい所に手が届かない、そんな微妙なつくり。

ただ、ツインビューモードで出てくるコミックCGは良い。


【ツインビュー】
主人公と双子とのやりとり。
双子のご機嫌によって、両者の表示領域が変わる。
つまり片方の機嫌がよければ広くなるが、相対的にもう一方が狭くなる。
要するに両方の双子のご機嫌取りのバランスが重要なのだが、
(そもそも両方のご機嫌取り自体がどうかと思うが――それはこのゲームの根幹の問題なので)
ツインビューモード時の選択が重要となる。
文章で説明するのは難しいのだが、これが意外と面白い。

ただ、選択肢が難しいというか、テキストには問題あり。
微妙な選択肢を並べておいて、制限時間のある「バキューンシステム」で即断してね、という
趣旨なのかもしれないが、それ以外の場面でもどう転ぶかまるで分からない選択肢が多い。

→るる、可愛いね
→らら、可愛いね

どうしろっての。
結局、最終的に両方ご機嫌バランスがよければいいので必ずしも双子を喜ばせる必要はなく、
極端な話、両方を同程度凹ませてもおっけーというシステム。

さらに、選択時には双子の心情?をあらわすコミックCGが出現。
これもCGモードにカウントされ、1度では収集できないほどの膨大な量があるらしい。
う〜む。変なところで気合が入ってるな。

※ちなみに白鐘、ガキ、一条、桜月の4週終わったらコミックCG100%になっていた。
  どのタイミングで極まったかは不明。


【バキューンTIME】
3つある選択肢の中から制限時間内に選択しなければならない。
しかも選択肢の位置は毎回入れ代わるので、選択肢に瞬時に目を通して判断しなくてはならない。
というか、やや大げさだがまさかこの手のゲームで動態視力が問われるとは。

で、この2つの選択肢によって「ラブバランス」ポイントと「バキューン」ポイントが加算、
要するに普通のギャルゲでいうところの好感度に反映される、という仕組み。
シナリオ及び双子設定の問題はおいておくとして、これを考えた奴は凄い。

肝心の選択肢の判定基準はさっぱりわからないのだが…。
というか、両方の双子のさじ加減が難しすぎる。


【ジャンクション】
上の2つと毛色が違うのがコレ。
冒頭部でどの双子シナリオに入るか、決定しなくてはならないので、
双子を乗り換える場合に(例.一条姉妹第3話→桜月姉妹第4話)
該当双子に好かれるような選択肢を選べば乗換ができる。

しかし……そもそもターゲット定めてシナリオを進めてるのに、
そこに誘惑に来る双子とそれにホイホイくっついてく主人公は、どうか。
アニメ同様の優柔不断、妄想癖、ヘタレ属性つき。
しかもこのあたりにコミックCGの出現要件が入ってるようで厄介。
どうせやるんなら、ジャンクションをしないとトゥルーエンドに入れないような設定にすべきだった。
要は中途半端。

以下シナリオ編。目立ったネタバレはしないつもりだが、
「まだ未プレイなので一切のシナリオネタバレ禁止!」な方は見ぬが吉。

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