白き夢 〜 第1話 〜
王都に住まう者なら誰しも自慢する美しい街並み。
美しく敷かれた石畳の上を、一人の少女が歩いている。
少女は、綺麗に並んだ建物の中でもひときわ目立つ教会に足を運んでいく。
「こんにちは」
教会の中は広く、少女の声が響く。
中に人は居ない。
やがて、奥から初老の男性が顔を出す。
「こんにちは、神父さま」
「おや、シフォン。お久しぶりです」
神父と、シフォンと呼ばれた少女は既知らしく、気軽に挨拶をする。
「今日はお祈りに来たんです。今、いいでしょうか?」
「もちろんです。ユリウスの神はいつでもアテノポルの民を見守っています」
「はい・・・」
* * *
「ありがとうございました。神父さま」
「また、いつでもお越しなさい」
「ハイ。ありがとうございます」
シフォンと呼ばれた少女は教会をあとにする。
少女の頭上を無数の影が走り去った。
数秒後、アテノポルシティに警報音と無数の爆撃が襲った。
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