太子堂

新薬師堂内

新薬師堂

常行堂

三門

本堂

国宝 太子堂

 

今月の御寺(古寺古社巡礼)

 このページでは、毎月私が訪れた数百ヶ寺というお寺の中から素晴らしく私が感じた寺を、写真と供に一ヶ寺ずつ紹介していく予定です。日本の伝統文化であり、日本人の心を捉えて止まない神社仏閣、これを読んで頂いて、実際に足を運んでみたいなと思っていただければ幸いです。

鶴林寺


鶴林寺三重塔












                      

 


 
 


 































 西の法隆寺ともいわれる鶴林寺は兵庫県加古川駅近くにある素晴らしいお寺である。多くの伽藍が残っており、朱塗りの三重塔が望める仁王門をくぐるとその寺域には多くの伽藍が建ち並んでいる。中でも目を見張るのが国宝太子堂である。造られた当初は太子堂ではなかったというが、桧皮葺で、美しい姿である。中の仏像は宝物館に行けば、見ることができ、薄暗い太子堂の中では板に書かれた板絵を見ることができる。X線写真などでしか見ることはできないほど色あせ剥落も進んでいるけれども、辛うじて見るこのできる絵はとても素晴らしい。本堂の仏像は秘仏で見ることはできないが、薬師堂には大坂の医師が江戸時代に模して造ったという仏像が安置されており、こちらは多くの仏像が間近で拝観でき面白い。さらに、宝物館にはこの鶴林寺の古刹、名刹である証拠のように素晴らしい遺物が数多く収められている。ただ、中に収容されている文化財は京都などの観光地ならそれだけで拝観料が取れそうなものが多いのに、宝物館が少し古すぎる。文化庁の仕事が遅いのは知っているし、お役所仕事だから書類審査なのかもしれないが、文化財を守り、次の世代に残すには、莫大な予算と時間が大切である。鶴林寺を訪れ、その広い寺域を歩き、伽藍を一つ一つ見ていけば、このような寺院は少なく、宝物館の重要性も伝わるのではないかなと思います。神戸などにお出かけの際は一足足を伸ばしてみと欲しいお寺である。西の法隆寺の名に恥じない立派な伽藍と宝物を持つ鶴林寺です。


過去の御寺(古寺古社巡礼)

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