PS/V Vision Power-up Guide

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【 名 称 】 VisionでできるFree PC-UNIX
【 効 能 】 UNIX OSが手軽に使用することができる
【 難易度 】 UNIXの初心者には難易度は高い。
【 ご予算 】 5,000円程度(導入用のCD-ROMと参考書)
【 本 文 】 PS/V Vision といろいろな基本的なUNIXの理解を元に以下を参照し ていただけると,あなたのVisionでもX-Windowが動作することが可 能。
PS/V VisionはいわゆるPC/AT互換機であるのでFreeBSDやLinuxなど のFree PC-UNIX(for PC/AT Clone)を搭載することが可能である。
「LINUX」
ただしPS/V VisionでFree PC-UNIXを行う時には通常のPC/AT互換機 と比べて以下に述べる2つの問題点がある。
 (1)Sound Blaster CD-ROMの認識
 (2)PS/V VisionでのX-Window,KON利用における解像度設定
この上記の問題以外はPC/AT互換機と同一に扱うことが出来る。
一般的なインストールやUNIXの使用法に関してはUNIX USER(SOFTBANK) やSuper ASCII(ASCII)等の雑誌やその増刊号および各種書籍を参考 にされたい。
なおFree PC-UNIX,特にX-Windowを使用する場合は8MB以上のメモリ を使用するのでメモリ拡張を,そして数値演算ライブラリを使用し ているので数値演算コプロセッサの装着を御勧めする。

今回はFree PC-UNIXの中でもLinuxを以下の環境の下でインストール した場合について説明する。
 PS/V Vision : Type 2408-WMC
        16MB RAM 80387SX
 Master Disk : 340MB-IDE
 Slave Disk : 540MB-IDE(Install disk)
 Linux : Slackware 2.2.0 (Linux kernel version 1.2.5)
 日本語化 : JE (version 0.9X.X)
 X-Window : XFree86 3.1.1

  1. IBM-BIOSが抱えるハードディスク認識
    IBM純正機が搭載するIBM-BIOSの場合にはハードディスクのシ リンダ,ヘッド,セクタを設定する必要がある。
    最初のインストールの時にboot sectionが表示されるので
    ===========================
    boot: ramdisk hd=1010,12,55 ※(540MBのIDE HDDを使用する場合の例)
    ===========================
    のようにインストールしたいハードディスクのシリンダ, ヘッド,セクタを記述する。
    ハードディスクのシリンダ,ヘッド,セクタはハードディスク の上部ラベル(Western Digitalなど多くの製品)やその取扱 説明書に示されている。
    そしてハードディスクへのインストールが終わったら /etc/lilo.confにappend sectionに関する記述があるので同様 に記述する。
    ======================================
    append = "hd=1010,12,55 hd=1048,16,63"
    ======================================
    この場合,スレーブディスク(hdb)にインストールを行って いるのでスレーブ,マスター(hda)の順に記述している。
    ※最近のSlackwareの版ではIBM BIOSの場合でもそのまま 認識してくるので,この項の作業は不要になると思われる。 筆者の現在のカーネル(Version 1.2.8)ではほとんど問題が 発生していない。

  2. Sound Blaster CD-ROMの認識
    執筆時点ではPS/V Visionが内蔵している松下製のSound Blaster CD-ROMに対して早々に正式対応しているFree PC-UNIX がLinuxである。Linuxではインストールのboot/root diskは 作る際にSound Blaster CD-ROMに対応したものを使用する。
    ※「sbpcd.gz」というDOSのファイルから gzip.exeと wawrite.exeのフリーウェアからブートディスクを生成。
    その他VGAカラー用に「color144.gz」も必要。
    そして最初のインストールの時boot sectionに
    ====================================================
    boot: ramdisk hd=1010,12,55 sbpcd=0x230,SoundBlaster
    ====================================================
    のようにSound Blaster CD-ROMを使用する記述を行う。
    インストールが終わったらmake configの際にSound Blaster CD-ROMを利用する設定を行う。そして/etc/lilo.confに append sectionに関する記述があるので同様に記述する。
    =====================================================
    append = "hd=1010,12,55 hd=1048,16,63 sbpcd=0x230,SoundBlaster"
    =====================================================


  3. PS/V VisionでのX-Window,KON利用における解像度設定
    PS/V VisionでX-Windowを利用する場合はMS-Windowsの時と 同じように (i)640x480 (ii)800x600 (iii)1024x768 の 三種類の解像度を選ぶことが出来る。
    またX-WindowはMS-Windowsと異なりWindow System使用中に "CTRL"+"ALT"+"+"及び"CTRL"+"ALT"+"-"で解像度を選択する ことが可能である。
    この解像度をPS/V Visionのディスプレィに知らせるため 設定を行う必要がある。PC-UNIXのX-WindowであるXFree86は 現在バージョンが3.1になっているが,旧来のバージョン2.1 と記述法が異なるのでバージョン2.1とバージョン3.1の解像 度設定ファイル Xconfig(2.1)及びXF86Config(3.1)を示す。
    またKON(Kanji ON console)を利用する時も解像度設定を行 う必要があるのでそのファイル/etc/kon.cfgを示す。
    == /usr/X386/lib/X11/Xconfig (Ver Xfree2.1.1) == top ==
      省 略
    == /usr/X386/lib/X11/Xconfig (Ver Xfree2.1) == bottom ==

    == /usr/X386/lib/X11/XF86Config (Ver Xfree3.1.1) == top ==
      省 略
    == /usr/X386/lib/X11/XF86Config (Ver Xfree3.1.1) == bottom ==

    == /etc/kon.cfg == top ==
      省 略
    == /etc/kon.cfg == bottom ==

    == /etc/kon.cfg == top ==
    (JEから導入したオリジナルの以下の部分の解像度を変更する)
    VGA:Normal
    VGA
    640 664 760 800 480 491 493 525
    0
    79 29
    == /etc/kon.cfg == bottom ==


  4. 日本語106キーボードの対策
    日本で使われているPC/AT互換機の多くは日本語106キーボード が使われている。それに対してアメリカでは英語101キー ボードが標準である。大きな違いはキー配列が106キーボード の場合JIS配列なのに対して101キーボードの場合はASCII配列 である。
    (例:"@"記号はJISの場合"P"の右,ASCIIの場合"Shift"+"2")
    Free PC-UNIXは基本的にアメリカ育ちなのでASCII配列を基準 にしている。できうるならばFree PC-UNIXを使用する場合には 英語101キーボードを購入して利用するのが望ましい。
    ※ニフティサーブのFUNIX中のデータライブラリ13番(Linux)の
    「250 HGF03701 95/07/21 44143 T 106Keyboard-mini-HOWTO」
    を参考にキーマップを設定することでLinux上,X-Window上の マップを通常の通りに対応させることが容易にできる。 (Xfree3.1.1以降)
    konの設定が完了した時点で作業するといいでしょう。 エディタで例を元に設定をする。
    動作を確認後,kterm導入しキーマップが正しく認識されて いることを確認されたし。
    consoleではloadkeysコマンドを,X-Windowでは.Xmodmapで キー配列を変更することが出来る。日本語106キーボードに 対応したXmodmapを以下に示す。
    == ‾/.Xmodmap == top ==
      省 略
    == ‾/.Xmodmap == bottom ==
    ※ニフティサーブ上で参考になるのはFPCUPROの5番会議室 「ATでUNIX」会議室と旧会議室ログ
    FUNIXのXX番会議室 「XXXXXXX」会議室と旧会議室ログ NETNEWSのtnn.sys.ibm-pcfj.sys.ibmpcなど。

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【 名 称 】 PS/V VisionにPC-UNIXを導入する
【 効 能 】 32bitプリエンプティブマルチタスクOSを体験出来る
【 難易度 】 (^^;(^^;(^^;(^^;(^^;
Windows95のインストールよりは難しい。
はじめは数回はインストールし直すつもりで。
【 予 算 】 PC-UNIXの種類や入手経路により様々。3000円〜5000円ぐらい。
CD-ROMが付録についたインストール本を入手するのが最も手軽。
【 方 法 】

ここではFreeBSDやLinuxなどのAT互換機で動作するUNIX系のOSを総称してPC-UNIXと書いている。最も入手しやすいPC-UNIXとしてFreeBSDとLinuxがあり,LinuxでもディストリビューションによってRedHatやSlackware,TurboLinuxなどがある。PC-UNIXの長所はWin95よりも安定していることがあげられる。このため,イントラネットのサーバとして使われている例もある。Win95を満足に使えなくなったVisionにPC-UNIXをインストールしてUNIXの勉強に使ってみてはいかがでしょう。TeX,mule,awk,perlなどのツールが揃っていて,学生が卒論を書くのにも不自由はしないでしょう。

LinuxとFreeBSDのインストールの仕方やUNIXの使い方を知るために下記の本を参考にすると良いでしょう。

  • 「Linux入門」 トッパン ¥4369
  • 「FreeBSD徹底入門」 翔泳社 ¥3600

PS/V VisionにPC-UNIXをインストールするときに問題となるのはモニタの垂直周波数の設定でしょう。インストーラで日本語モードを選んでしまうと画面が乱れてしまうことがあるので,英語モードでインストールする方が良いでしょう。

X-Windowの設定を行った後/etc/XF86Configの下記の行を変更する。
/etc/XF86Config
(略)
Horizontal Sync.
20-35,40-50,40-50 <<ここを変更
(略)
Vertical Sync.
50-90 <<ここを変更

ここで書いた情報だけでは不十分ですが,本屋に行けばいろいろなインストール本が並んでいますので,インストール本を参考にしてインストールし,上記のようにXF86Configを修正すればX-Windowまでは使える最低限の環境は構築できるでしょう。

Windowsとは違った文化を持ったUNIXの世界に触れてみませんか?


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【 名 称 】 Windows95
【 効 能 】 VisionへのWindows95の導入後の解像度・色数の変更と 3mode FDD driver導入の方法
【 難易度 】 (^^;
【 材 料 】 MS-Windows95(upgrade版)
【 方 法 】 PS/V VisionへのWindows95インストールは特に問題なくできます。 もともとPlug&Play機能等に対応していないため,BIOSの変更も 伴いません。 インストール後は必要に応じて以下の手順を施してください。
  1. 解像度・色数の変更
    1. FIBMJのLIB20にある下のファイルをダウンロードする。
       #46 95UTIL.EXE Cirrusチップ用周波数設定
    2. DOSプロンプトで,「95UTIL.EXE」を入れたディレクトリから
       95UTIL (ENTER)
      とタイプする。 (自己解凍して様々なファイルが作成される。)
    3. エクスプローラで,「95UTIL.EXE」を解凍したディレクトリ (フォルダ)を開き,その中の「ref_rate.inf」を右クリック して表示されるメニューの中の[インストール]をクリックす る。
    4. これで,「画面のプロパティ」に「Refresh」の項目が追加 されます。PS/V Visionの場合は, 640x480を60Hz,800x600を72Hz,1024x768を60Hz に各々設定する。

    注1)
    VisionのDisplayでは,800×600 HiColor(16bit)は,表示 できませんので,選択してはいけません。(^^;
    選択してしまった場合の復旧方法の一つは,一旦リセット した後,DOSモードで立ち上げ,Eエディタ等で, autoexec.batの "call clvmode" 行を一時的にremアウトして ください。
    注2)
    WIN95は,640×480×256色で立ち上がりますので,その後 希望する解像度に変更します。
    autoexec.batの "call clvmode" 行は,残しておいた方が良い ようです。(上に書いたように,無くしてしまうと電源投入 時に,640×480×256色で立ち上がってしまうようです。)

    [補足情報]
    • Packard BellのFTPに登録されている 95util.exe ならダブルクリック一発でインストールできます。
    • clvmode(clvmode.bat, clmode.exe, clmode.dat)がVision の HDD の dosディレクトリにない場合は, Visionに添付されていた「デバイスドライバー・ディスケットその1」もしくはバックアップ CD-ROM からインストールしましょう。 もし,何らかの理由で clvmode が手元にないという場合は, http://www.isdcorp.com/cloemdrvrs/ から CL-GD5422/5424/5426/5428 のドライバ k542x-d1.zip をダウンロードし,解凍後,vgautil¥zclmode.exe を実行すると, さらに clmode.exe などが解凍されます。 (Visionのものよりバージョン新しくなっています。)
      c:¥autoexec.bat に次の1行を加えてください。 (ここで,k542x-d1.zipを c:¥cirrus に解凍したものとする)
      c:¥cirrus¥vgautil¥clmode.exe + t6=0 t8=2 t1=1

  2. 1.2MB(98フォーマット)のFDの読み書きのための 3mode FDD driver導入
    1. FIBMFEELのLIB7から下のファイルをダウンロードする。
       #189 3MODEFD.LZH 3 Mode FD ドライバー(Win95)
    2. ダウンロードしたファイルをLHAで解凍して「3modefd.EXE」 を取り出す。
    3. フォーマット済みの2DDのフロッピー(1.44MB)をドライブに 入れて,DOSプロンプトで,「3modefd.EXE」を入れたディ レクトリから,
       3modefd A: (ENTER)
      とタイプする。(フロッピーに3つのファイルが作成される)
    4. DOSプロンプトを終了する。保存が必要な他のアプリケー ションも全て保存の上終了する。
    5. [マイコンピュータ]
      →[コントロールパネル]
      →[ハードウェア] (ダブルクリック)
      →[次へ](クリック)
    6. 「ハードウェアウィザード」で "いいえ" (クリック)
      →[次へ](クリック)
    7. 「ハードウェアの種類」の中から「フロッピーディスク コントローラ」を選択(クリックして反転表示)
      →[次へ](クリック)
    8. [ディスク使用]をクリック。
    9. 「配布ファイルのコピー元」を「A:¥」にして,
      →[OK](クリック)
    10. 「モデル」に[IBM 3-mode Floppy]が反転表示される。
      →[次へ](クリック)
    11. [完了](クリック)
    これで,IBM 3-mode Floppyドライブ用のドライバがインストール され,システムを再起動すれば,1.2MBのフロッピーの読み書きが 可能になります。ただし,1.2MBのディスクフォーマットは サポートされていません。
    [補足情報]
    • Windows95用の 3mode FDD driverは ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/aptiva/3mfdd11/3mfdd110.exe にもあります。 FIBMFEELに登録されているものとファイル名が異なりますが, 同じ物のようです。ダウンロードした 3mfdd110.exe を実行すると 3mfdd11.exe と 3mfdd11.doc が解凍されますので,ファイル名を読み替えて上記の方法でインストールできるはずです。
【 参 考 】 大容量HDD


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PS/V Vision Power-Up Guide Version 2.4
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