■ワインの飲み方
ワインの味を深く楽しむために,フランス人は口に含んで舌でころがし空気と混ぜ合わせる.それは結構難しいが,日本人なら,お茶をすするように飲めばほぼ同じ効果を得ることができる.空気と混ぜ合わせておいしさを引き出すというまったく同じ目的のための異なる方法だからだ.フランス人には日本人がお茶をすするようなやりかたになじみがないからできないだけであって,日本人ならお茶流でいいのだ.
お茶流では品がないというひとがいるかもしれないが,フランス人のやり方だって決して上品とはいえない.
食事をするのは手で,その手や口を拭くためのナプキンとして作られたのが今のクレープだというし,ナイフとフォークを使うようになったのは17世紀のルイ14世の時代からだという.更には,トイレ設備が貧弱だった頃に女性が外で用を足すときに足が汚れないための工夫がハイヒールだという.日本はそれよりずっと前から結構清潔な生活をしていたのだから,もっと自信を持っていいと思う.自信を持ってお茶すすりでワインを楽しもう!?