少年倶楽部

動作改善に関する提案

目的と概要

少年時代を有効に過ごす。少年時代は、後の人生に与える影響は大きいので、この少年時代の不快要因を減らす。
・ 時間は長く感じられる。
・ 多くの人が周りに存在する。
・ 場所がある。
・ 金銭的な様々な要因が少ない。
以上のような条件が整う少年時代を少しでもよい状態にする。もしくは、本人がなんらかの達成感を得られやすい状態にする。

スポーツに限らず力みを抜くことは、リズムをとりやすくなり音楽にも有効である。さらに道具を使用する書道、絵画等にも必要である。末端つまり指先からの動き、意識が、身体全体の制御をしてはいけない。努力、向上心、費やす時間がより有効な結果をもたらすことを模索する。なるべく短時間で好きな競技、習い事などがある程度であってもうまくなることを目指す。そのような基礎的な運動能力の獲得を動作を改善することで得られるか。つまり、比較的簡単な動作の繰り返しにより、なるべく短時間で可能にできるかを考える。

初動負荷理論とゆる体操ほか

初動負荷理論の中で「力は質量(ある物体の重さ)と加速度を掛け合わせたもの」とある。(「奇跡」のトレーニング 小山裕史)イチローを始め、多くの有名人がトレーニングを受けている。 そして、高岡英男氏の「ゆる体操」。このようなHPを見ている人は、ご存じであろうが、鹿屋体育大学女子バスケットボール部がこの体操を取り入れることによってウェイトトレーニングを全く行わないで全国大会で優勝した。ゆる体操とは、簡単に言えば身体をくねくねと揺らす。一日30分程度、ゆる体操を続ければ2週間で多くの人が実感できる。いかに無意識の力みがあったかが理解できる。

ほか参考図書は、黒人リズム感の秘密 七瀬誠一郎  発剄(はっけい)の科学 吉丸慶雪  RENKIなど多数を参考にした。また、黒人アスリートは、なぜ強いのか?ジョン・エンタイン この中で、アメフトの有名コーチの「黒人の筋肉は、力を出す瞬間にあまり盛り上がらない」という意味の言葉。通常、二の腕に力を込めたりすると血液等が集まり、筋肉が大きく盛り上がる。力こぶである。このような当たり前とも思われる事柄が、黒人選手の場合、白人選手と比べ盛り上がり具合が低いという印象があったらしい。スクラムを組む練習などで力を出す瞬間に身体が力んで固まる。各筋肉が盛り上がるのがふつうと思っているが、それが黒人の場合違う印象を受けたということである。

古武術関係のバスケビデオ(桐朋学園 金田監督)、甲野善紀氏 「ふんばらない、けらない」等の言葉が強く印象に残っている。さらにエドガー・ケイシーのねじれ体操(腰から全身をねじるような動き)腰を右にねじり顔は右を向き右手は内旋して上を向く。左手は外旋して腰のあたりで外側にむく。カール・ルイスの走行連続写真でも上に曲げた手のひらは開いて、反対側の腕は伸びぎみで、手のひらは空気をかくような動きを見せる。さらに野茂選手。トルネード投法とボールをリリースした瞬間をとらえた写真が、腕がねじれていたことと岡嶋選手の投球後に顔が横を向くこと。このような事柄から、間接部は、力んで固めるのではなく強くねじりのばせばよいのではないかと考えた。これは、サッカーのキックのインサイド、インステップなどもそれぞれ強く内旋、外旋させながらのばせば、素早く振って固定できる。

また、やせ形の投手の存在。プロとして活躍できる人も結構いる。そして、小中学校の時、一学年に一人くらい存在したはずの、かなりの競技を結構うまくこなす人。初めての競技であるにもかかわらず短時間で上達する。足もおおむね速い。これらのことから体重のより多くの部分を、瞬時にトップスピードに乗せることができたなら速い球を投げたり、機敏な動きができたりするのではないかと考えた。必ずしも体格がよく、筋力があれば動きがよいのではなくウドの大木などと揶揄される場合もある。運動神経という言葉もあるが、脚とか腕を動かすことが神経の働きであり、統合能力が高いということか?脳の働きがよい可能性は考えられ、100ます計算で足は速くなるかもしれない。速筋、遅筋というのは筋肉の種類であろう。いずれにしても筋力を増やすことではスピードを必ずしも得られる訳ではないと考えた。また、筋肉がつきにくい体質もあるようだ。さらに成長に伴い身体がしっかりすればできるなどということは問題外である。

瞬時にトップスピードに乗って、より体重の多くの部分を利用することにはどのような方法があるか。参考にした器械の動きは、空母の蒸気カタパルトである。原子力エンジン等で作られた蒸気で重い戦闘機を打ち出す仕組みである。鉄砲でもよい。ここで重要と考えた部分は、一気に押しだし初速を得ることにある。ここでも筋力の増強は、あまり考えなかった。なぜなら、やせ形の投手は、実際に身体の筋肉量が、少ないのである。横から見ると扁平というか薄っぺらいという印象がある。筋肉と骨をつなぐ部分の丈夫さのようなものは必要かもしれない。筋肉以外では、ほかに利用できるものは重力しかないだろう。

体重のおおかたの部分が乗っている腰部が、鍵ではないかと考えた。これを傾け一気にひっくり返すことができたなら、素早く飛び出せる。バケツの水を傾け、浴びせるような形である。消火活動ほど遠くにとばすのではない。掃除などで汚れた水を捨てる動きである。そんなに力はいらない。ここで問題となるのは、残した足裏(母子球、足指)で地面を蹴って飛び出している状態では、不可能ということである。ため動作が生じる。図説

ため動作とは、アポロロケットのように地面から離れるのに時間が、かかりすぎることを指す。重いロケットを打ち上げるためには、出力の大きなエンジンを積み、多くの燃料が必要となる。丈夫な構造が必要となり、また重くなる。多段式に加速しなければならない。このようなことは人間には不可能である。腰から下をすぐに切り離し、胸、頭部と順番に飛ぶようなことである。また、170cmの日本人が、190cmの黒人になることはない。ちなみに黒人の歯の異様とも思える白さは、骨の質が違い骨格が丈夫なのかもしれない。筋力に頼るとは、このようなことを求めることとなる。

腿前緊張(腿の前側、足の甲、すねに力みが入る人)

腿前に力みが入る場合のスタートの瞬間を考えてみる。尻をつきあげればよいのか。腿の前に緊張がある場合、これを行うと地面を強く蹴っても反力が身体に効率よく伝わらない。第一、これでは太い腿、強い足首などが必要となる。初動負荷の尻を突き出し、背中にアーチを作るだけではだめである。腿前緊張の場合、打ち上げる力と胸を落とす力で前に飛び出すのであるから、重力に逆らう重量部分は増える。さらに腿前に緊張が走る場合、身体が外に開きやすくジグザグに足裏をおいていく傾向がある。頭も上下動を起こしやすい。同じ3歩でも進む距離に差が出る。図説

このような人は、普通の人である。ヒザをまっすぐに伸ばしてたつ。腹筋、背筋のバランスによってたっている感覚があるかもしれない。胸を張って背筋を伸ばして立つ人も肩をすぼめるように猫背になっている人も無意識の力みがある。倒れないようにつっかえ棒をしているような状態である。このような常に身体に緊張がある人を固まっている人と表記させてもらう。動物として考えるとおそわれた瞬間に固まっていては食われてしまう。強いストレスにさらされたとたん、筋肉に緊張が走るようではいけない。このような人の動きを次のページで図を用いて説明する。

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