少年倶楽部

手指、腕の硬化

鷹の爪

手のひらを大きく外側にそらせるように開く。手の甲に筋が浮くくらい強く開く。イメージとしては、この動画のように動かす。実際には、多くの場合、指全体が曲がるだろう。手指の第一関節から順番に曲げる。指を開かれる力に抵抗しながら折り曲げる。指を曲げるのであるが、手のひらは開き続ける。曲がることに抵抗するかのように開き続ける。ただし、できない人が多いようではある。

矛盾した力の使い方のように感じるはずだ。通常では、このようには使わない。前腕伸筋群、上腕三頭筋、僧坊筋などの身体の外側を使って指を固める練習である。腕がぶるぶると震えるくらいがよい。二の腕などにはあまり力が入らないように気をつける。手指第二関節まで曲げたら、拳を作るようにさらに折り曲げる。爪を指の付け根に食い込ませるような感覚となる。親指を上からかぶせると鶏卵の少し小さい空間ができる。これが卵を握る?拳の作り方となる。ブルースリーの拳である。般若のような顔でぶるぶる震える拳のことである。

くぼみができる肩

身体の前に腕で柔らかく輪を作る。肩の関節を使わないで、腕全体を下げる。沈めるというような言い方もあるようだ。肘を極力曲げない。これもイメージとしては、輪が下に徐々に沈むと想像しながら行う。肩の関節と腕を結ぶ関節が、ずれるようなこととなる。そのため、腕の付け根に段差のようなくぼみが作られる。

この輪にして沈める方法も名前が付いていたと思うが、忘れた。合気道系の方法だったと思う。確か、バスケットボール革命のビデオでのワンハンドのシュートの時の腕の使い方。それが、これではないかと思う。このやり方は、何かといえば、腕を固める方法である。通常、腕を半円のように固めるには、腕の内側が緊張する。前腕屈筋群、上腕二頭筋、三角筋、大胸筋に緊張が走る。この緊張があると腕自体が動かしにくくなる。

バスケットのワンハンドのスローィング、腕によるブロックなど、腕を硬化させて使いたいときがる。このようなときに有効となる。ふつうに力を入れると、つまり、いつものやり方。身体の内側の緊張状態。軸線がぶれるし、身体が固める傾向が強い。自由に動けなくなる。力みの実感での通常の動き方で、ダンベルを持ったときと同じである。つまり肘を曲げて持ち上げるやり方を指す。

全力でぶつかろうとした瞬間は、自分にとって重いダンベルを持ち上げたときと同じ反応になる。脇が締まり、軸線が傾きやすい。相手の動きにあわせ自由に動けない。身体全体に力が入りやすく、ぎくしゃくとした、ため動作を伴う動きとなりやすい。この肩のくぼみができるやり方であれば、相手をブロックしたい場合でも、体軸に崩れが生じないのでコントロールが容易になる。

たぶん、優秀なバッターは、ボールをとらえた瞬間にのみこのような形で打てる人もいるのだろう。通常の身体の内側を固めるときよりも、バットの速度は速い可能性があると思うが。内側を固める場合、腕を棒状に固めようとする瞬間、多少なりともブレーキがかかるような気もする。

パンチの力を相手に伝えるには有効である。鷹の爪のやり方で拳を作る。肩にくぼみができるように肘を沈める。この状態で相手に軽く打ち込むと棒で突かれたような感覚となる。ボクシングのパンチなどでも打ち込んだ瞬間に、体重の多くの部分の加速を伝えることもできるのではないかと考える。さらに踏み込んだ脚の方に重心が多く乗れば、ダメージを与えられるかもしれない。

捻って伸ばす

ボクシングのジャブ。腕を縮めた状態から伸ばす形。あごを引き相手から正中線を隠し、さらされる体面積を小さくするため半身になる。力んでこの形になるわけではない。自分のやり方で数度ジャブを打ってみる。次に、手のひらを顔に向ける。軽く開いた状態。そこから、腕を強く捻り伸ばしてジャブを打つ。右手であれば、内から外へ開くような動きとなる。小指から肘へのラインを意識すると良い。上腕二頭筋(力こぶ)鎖骨周辺、首筋の力み具合を比較する。

サッカーのロングスローも同じように投げる。首筋に力みが入ってはいけない。ボールを小刻みに回しながら、肘が張った形となる。身体は弓なりになるが、力んではいけない。両手の小指を意識して手のひらを一気に外にねじり伸ばす。力まないで、胸の筋肉が自然に伸ばされ一気に縮むようなイメージを持っても良いだろう。しかし、背中を一気に大きく開くという方がよい。左右の肩胛骨が大きく開くことである。尻を心持ち突き出し、膝をゆるめる。背中にはアーチができる。

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