少年倶楽部

振り子動作

肘の障害

成長期の肘の内側が強い圧迫で(投げる瞬間の自らの筋肉)輪状になった靱帯が、損傷。または、肘外側の側副靱帯損傷。これを関節鼠という。1993年、夏の甲子園登録投手の130名の17.7%にあたる23名に障害の後が認められた。

甲子園出場投手といえば、少年野球のエリートである。17歳か18歳。一方、40過ぎの大リーガーが存在する。野茂投手は、 1968年8月31日生まれ。現在の選手年数 15年 (日本5年、MLB10年)。工藤 公康投手は、42歳(いずれも2006年)。もって生まれ、鍛えた身体のつくりの差が、あるのだろうか。同じように使っているのか疑問ではある。

腕の動かし方

自らの関節に影響を与えるのは、正しいのだろうか。チーターなどは足が速いことで有名であるが、身体の構造が走るのに適しているから,障害は起こりえないのか。人間は考えることと向上心があるから、無理な動きを行うのかもしれない。しかし、動かし方自体には、差はないのであろうか。チーターでいえば、何頭かを比べた場合、体格差、筋力差でスピードの差が出ても人間ほどではないような気もする。これは、どのチーターも4足で生活するからではないかと思う。

人間の場合、直立したことにより、バランスの取り方に差があるのではないかと考えた。力むことによる立ち方とゆるむ立ち方である。腕を力まずに動かすには、むちを扱うかのようにぶん回せばよい。ただし、そのためには、腕を使って何かを行おうとした瞬間の力みが入る癖を抜くと同時に、動かし方を身体に教え込む必要があると感じた。まずは、一番使用頻度の高い腕をそのような筋肉の緊張を伴わない動かし方にすることが重要であると考えた。

まずは、手首である。その部分への認識が重要である。ゆる体操の手をこするという方法は有効である。そして、電動バイブレーターを手の甲と手のひら、手首周辺に、まんべんなく、かゆみがでるくらい当てる。補助者が手首の少し上を持って、縦、横にゆらし、次に円を描くように振り回す。手首、肘に対しても、同じように行う。お辞儀をするように腰を曲げ、肩胛骨、鎖骨周辺に電動バイブを当て補助者は、肩を持ちゆらしたり、回したりする。最初は、自らはいっさい動かさないで、補助者の動きに任す。

糸に重りをつけたものを指でつまんでくるくると回す。補助者はそのような感覚で、手首の少し上、肘の上を軽くつかんで回す。プランプランの状態で力を抜く。2,3日繰り返し、よけいな力みが抜けてきたら、自分一人で行ってみる。ゆる体操のDVDなどが手に入れば誘導する言葉があるので、それに従って行う。二週間続けると多少理解できるだろう。一ヶ月、行えば、たいていの人が少しは力みが抜ける。

ただし、この時点で動きが良くはならない。上の動画で赤い線画をみてほしい。途中で青い線が、追加表示される。この部分が、肩胛骨である。腕だけを動かすのであれば、この青い線をつかんで動かす。つまり、肩胛骨周りの筋肉で腕を振り回す。身体全体を使えるようであれば、腰を動かす。まずは、腕を単独で動かせるようになる必要がある。抜けてきた時点で肩のストレッチは効果的である。柔らかいと力みがないことは違う。

ボールを投げる。右腕だけが動いて投げることができるかどうか。左肩が下がったり、身体が捻られることなく右腕のみで投げる。これができると腰の上に乗った胴体の重さを利用できる。ひとまとめで、つまり連動しなければ動かないようではいけない。あくまでもばらけて動かすことができて、それを統合することにより速度が得られる。これが、肩を分離するということである。これができると目線がぶれない。

重力

木でできたボールと鉄でできたボールを転がしたり、高いところから落とす。この二つのボールは同時に着地する。つまり、空気抵抗がなければ、重さに関係なく地球中心に向かい同じ速度で引っ張られる。鉄のボールと羽毛も空気抵抗の差がなければ同じ速度で引っ張られるということである。体格差は、地面方向では通用しない。

問題は、振り回しても重力が発生することである。重りを革ひもで結び、振り回す。革ひもが長くなるほど強い引力が発生する。また、回転が速いと同じく強い引力が発生する。腕にたとえるならば、革ひもの部分が肩胛骨から先ということになる。腕の力(無意識の緊張)を抜く必要があり、腕のみを動かすことができなければならない。回転の速さによるが、体軸線は、安定している。目線のぶれがない。

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